「俳優 岸優太」Gメン ケイトリンさんの映画レビュー(感想・評価)
俳優 岸優太
今月末でジャニーズ事務所を退所するとのこと、たぶん昨年撮影していた時は多くの問題を抱えて演じていたと思われる。公開前の他のキャストとのインタビューで、岸くんだけ泊まらずにサウナ行ったとのエピソードを語られていたが、ツアーの最中、レギュラー番組の多忙なスケジュールを抱えても、自分のできる120%を発揮しようと自己管理に徹底していたストイックさを感じた。
映画は真っ直ぐに、彼のエネルギーと繊細さ、ブレない信条と仲間を大事に思い捨身の覚悟を持つ勇気が感じられて、この映画主演に辿り着いたのは運命なのかと一ファンは感慨深い…
1回目は業界人夫婦と一緒に視聴。原作漫画全巻渡して予習もしてもらった。試写会が普通な彼らにチケット買わせて貢献しました。総じて高評価。岸くんを控えめに推して中川家のお兄ちゃん味あると伝えていたら、妙に納得していて誤算だったが、ある意味Jアイドルではない、いい意味で岸くん株爆上がりです!2時間あっという間!
2回目は結婚出産以降何年ぶりという娘を誘い、始まる前に食べたポテトのせいで途中席外すアクシデントで、瞳先生の酔っ払いシーンを見逃して残念な子でしたが、すごく楽しんでくれた。ちょっと男子学生の青髭ヤバい、キンプリの曲じゃないんだ、アクションかっこいい、大好きなクローズ思い出す、などなど高評価だった。
キャスト最高です。特に高良健吾さんが素敵。原作だとLGBTやお金の苦労とかトラブルなど現実にある問題視点も取り入れられてて、流石にこの枠には納めきれないけれど、勝太と伊達さんの関係性を短い時間の中で説得力のあるものにする二人の演技力、人間力?に胸が打たれた。
アクションも本当にいい。特に勝太の防御に徹するところが、勝太そのものを表現していて、アクションシーンでその人なりを表現するという感動をもらった。
音楽もいい!公園でのクロマニヨンズ!そして終盤の戦いのシーンのHide。
ここはキンプリじゃないんだ、ジャニーズじゃない!それがいい!
実はジャニーズ映画観たのも生まれて初めて…半世紀過ぎて生きてて、洋画しか観てこなかった人生です。
退所報道で好きになった岸優太、私は退所する覚悟を決めた彼が行く道を心底応援したい。
明日、法事の後3回目観に行きます。ご先祖さまも「今を生きろ」と応援してくれるでしょう。