この子は邪悪のレビュー・感想・評価
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悪くは無いけど~中途半端な映画
ブレットトレインのついでに鑑賞。
予備知識なしで全く期待していなかったので そこそこ楽しめました。
最初の雰囲気とかはとても良くて
いったい何が起こるんだろう??とワクワクしながら鑑賞しました。
ただ、この手の犯人捜し、原因捜しの映画って 「あーなるほどー 騙されたー」
っていうのが映画の評価に直結すると思うけど これはちょっと力業が過ぎません??って感じました。 中途半端にリアル設定にしようとして 全てが中途半端になった印象
感想は あーこれ中途半端なゲットアウトだなと思ったら
皆もそう書いてたww
江戸川乱歩&スケキヨ
うーん、そうきたか。この展開は全く予想外。「あの子は邪悪」というタイトルが気になって、まんまと罠にハマってしまったが、これは落ちてうれしい落とし穴。
のっけから、やばそうな人たちの異常行動を見せられて、不穏な雰囲気がプンプン漂ってくる。街並みや家の中の様子は昭和の匂いがするんだけど、インターネットが使えているから最近の時代設定。
大西流星の棒演技(演技プラン?)と玉木宏の芝居がかった声が、なぜかマッチしていて、江戸川乱歩の世界に迷い込んだ無垢な青年と目羅博士といった世界観を感じさせながら物語は進んでいく。
植物状態のお母さんが、いきなりピンピンした状態で帰ってきて、どうして受け入れちゃうの。っていう疑問をかき消すくらいのインパクトある内容で、ミステリー、ホラー、オカルト要素たっぷりの作品でございました。
厳しくて申し訳ない。
「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」受賞作品、『哀愁しんでれら(21)』『先生、私の隣に座っていただけませんか?(21)』など続々と公開が続いており、流石の「後ろ盾」でキャスティングも豪華です。今作品も前評判「よさ気」だし、南沙良さんが主演と言うことで鑑賞しました。
公開初日の夜回、客入りは「まあまあ」と言ったところ。ただどうやら、出演者の一人である男性アイドル目的っぽい方が多めだった感じもします。
さて作品の評価ですが、、、
相変わらずの「良い声」で熱演の玉木宏さん、頑張ってます。桜井ユキさんもいい表情で「謎めいて」います。そして南沙良さん、いちいち的確なリアクション演技、お上手です。
ただ、設定の曖昧さを引きずってイマイチ押しの弱い脚本。ホラーとしてはかなり物足りない不気味さ。そしてCGや編集では誤魔化しきれないアクション表現の甘さは、如何にしても力量不足を否定できません。何なら、南沙良さんでは勿体ない。役不足かなと思います。
期待したこともありやや残念でした。厳しくて申し訳ない。
歪な愛情
まずタイトルからして謎めいてるので期待して初日にはいりました、最初から不協和音のような不気味なノイズが恐怖を煽る
背景はノスタルジーな感じ南さんと大西さんの落ち着いた演技素晴らしかったし、玉木さんも流石でした、ラストトリハダで動けなくなりました
小説も読んだ上でもう1度観てみようと思います
玉木宏がすごい
大西流星くんのファンで観にいきましたが、玉木さんの怪演が素晴らしかったです。家族愛とは何か考えされられる作品でした。沙良ちゃんの瑞々しい演技もとても良かったし、流星くんはいつも目がこれでもかってほどキラキラしたアイドルなのですが、目の輝きを消していて純くんそのものでした。終盤玉木さんとのシーンでは二人の迫力に圧倒されました。登場人物の心情が分かりづらい所があったので小説版を読むとまた映画もますます楽しめると思います!
結果オーライってことで...
もっとホラー色を強くするとか、ミステリー色を強くすることはできたと思うのですが、淡々と最後まで行ってしまいました。主人公の視線で物語が進行するなら、あれ以上にはできませんね。たとえば姉はすべてを知っていて、犠牲者の家族が調査をする話だともっと緊迫感のあるドラマになったかもしれません。でも南沙良さんが主演の映画を見たかっただけなので、一応のハッピーエンドなので満足です
わざわざ他の映画でなく選んできたので失望大きい。アイデアは悪くない...
わざわざ他の映画でなく選んできたので失望大きい。アイデアは悪くないけど、つまらない、ひどい映画。
玉木くんは優しさと不気味さを兼ね備えたキャラクターとして設定はよかった。謎を引っ張る前半もいい。
ただ、おばあちゃんが殺しに来たあとの展開はグダグダ。
最後の仕掛けも悪くはないけど、何が撮りたい人なのかわからない。
すごく不快な感じ。
そこまで怖くも意外でもない&警察に行け!
全然意外ではなかった。
サスペンスとしてズルはしたくないのか、序盤で謎解きのための要素は教えて貰えるから、結構早めにどういうことか分かっちゃいました。
その上で分からなかった人のために2回くらい説明してくれるからダレてて疲れた……
実はゴア表現もっとやりたかったんちゃうん?監督。
あそこは良かった……
ただ、あのオチ。
あのオチを持ってすごいって思う人多そうだけど、玉木宏が邪悪って言い切っちゃっていいの……?
そこが不確かなとこに不気味さとか、不条理さがあるんじゃないの……?
仕組み優先でキャラクターが陳腐になっちゃってる……
いくつか突っ込むとしたら
「家に帰る前に警察に行け!」
「家に別の子供がいるってわかった時点で警察に行け!」
「あのおばあちゃんはどうやってうさぎとの関連性に気づいたんや!まさかずっと聞いとったんか!?」
「全てが終わったあとにも警察に行け!」
「誕生日会でマスクお洒落しとったの笑ってもうたわ!」
「あれはウサギというよりはカエルだろ!」
「ウサギにどうやって催眠術(?)かけた!まさかウサギ≒胎児ってこと?」
くらい
あとこの作品のことをジョーダンピールの「us」の下位互換って言ってる人いたけど、実は似て非なるものですよ!
usは「見た目が同じことの恐怖」だけどこの子は邪悪は「中身が同じことの恐怖」。
翻って「見た目が同じなのに何が違うんや!」と「中身が同じなのに何が違うんや!」になる全然違う!
どっちかって言うとゲットアウト!
ジョーダンピール アスですね〜
????が多く、
(ネタバレになるから避けます)
一旦回想シーンがあったけど、あれまっったく要らないですね。。別に新たな発見とかネタバラシ的な要素も無かったし。せめて半分にはできたかなぁと、
だったら、他のそれぞれの家庭の背景とか、
なんでそんな思想になっちゃったのか、
経緯が欲しかった、、
メリーゴーランドの映像だけで
『本当の家族愛』??伝わらん、、
自分自身過去のトラウマがあったとか。
救われない話だったけど、バッドエンド?ハッピーなのか??
終わり方は好き。
玉木くんが
悪い意味でイケメンすぎて、
キャラクター合ってなかったです。。。
ごめんなさい。。。
R指定するほどのものではなかった、
もっと血みどろ期待してた。。。
トラックの運転手には何もしてないのかな?
個人的には、そもそもホクロで驚くどころじゃないし、
玉木くんはあの足じゃ運転ダメだし、
病院のベッドに無駄に置いてある注入ボトル、
置いてある位置変だし
ベッドギャッチアップしてないし、
人工呼吸器外してもすぐモニターなるし
ステーションで管理してるからサチュレーションですぐ看護師来ますよ〜〜医者の話なのにチグハグ
コレが好きな人は是非、
ネットフリックスのドラマ
『瞳の奥に』をオススメ致します✨✨
「哀愁しんでれら」枠と身構えていたら、アリ・アスター、ジョーダン・ピール枠だった!!
この映画むっちゃ面白いです!!!ただ敬意と絶賛の意を込めてあえて言わせて頂くと大嫌いです!!!!(笑)
「あのこは貴族」「わたしは最悪。」に名前が似てるなーと思って知った作品。とはいえ公開の経緯と予告の雰囲気から「哀愁しんでれら」級の作品が来るか…と身構えていったら、ネタバレではないと思うのですが、これ「ヘレディタリー/継承」「ミッドサマー」のアリ・アスター監督がやってきたことにかなり近いなあと思って、とにかく身震いしましたよ。
ファーストカットからずっと不穏なんですけど。音楽のメリハリがしっかり効いているし、演出の引きと寄りも洗練されている。ええここでピアノ…ここでクラシック…ここで重ねてくる!?!?っていう驚きを楽しめます。ずっと不穏。
小道具も自分が気付いてないところがたくさんあるんだろうなーと思わされる仕掛けがたくさん。たとえば、妹のお面に何故か一つうさぎの形をしたものがある…これそういうことですよね…不穏!!
ホラーシーンは分かりやすくベロベロバーしてくれたので、耐性のない自分でも身構えることができました。
南沙良ちゃんは、やっぱこういうどこかしら影がある儚げな役が非常に合っている。大西流星さんもよく頑張ってましたよ。初単独映画出演とは思えません。
とはいえ、この映画のMVPは玉木宏の胡散臭さになるわけなんですが…(笑)
まだサブスク配信されてないのでしっかりと聴き直すことができないのですが、主題歌のゲスの極み乙女「悪夢のおまけ」の歌詞を否応なしに反芻したくなる。しびれる余韻を残すラストカットと主題歌。
とにもかくにもネタバレをできるだけ踏まず観に行ってほしいタイプの映画ですね!!
ネタバレというかちょっと踏み込んだことを書くと、これ「疑似家族」ものと分かった時の恐ろしさなんですよね。何が正義なのかわからなくなる。
ここまで胡散臭い退行催眠ってあるのかなあと思ったりもするのですが、児童虐待や家族を守るという本人の中では善が先行しているキャラクターを上手く玉木宏は演じきってると思います。催眠ってある意味では洗脳だけど、そこで救われている人も実際にいるもので。宗教もそうですけど。
気になるところは、オープニングカットになぜプールを選んだのかとか、玉木宏演じる父親はあの足の状態で車を運転して大丈夫なのかとか、お友達になる関係の南沙良側の動機づけが弱いかなとか、妊娠したタイミング(最終的に父親が入り込んだのだろうという解釈は済んでいる)的には前の旦那との子なのか?とか。占いで男って分かってるところから考えると…とか思ったり。伏線のための伏線になってない。
ウサギの使い方は、ある意味ジョーダン・ピールの「アス」に近かったですね。
いやーあの家族で幸せになれるわけないだろーと思いながら…見せるところは見せて見せすぎない塩梅もこの監督はよく分かってるなと思いました。
賛否両論間違いなし、強烈すぎる歪な家族愛の行方
完成披露試写会にて。凄い気持ち悪い…これは褒め言葉。監督が言っていた「家族愛を気持ち悪く」が濃縮還元。散らかってしまった感じはあるものの、ジャンルのボーダーを持たない意欲作でゾクッとしたし、何よりビビる。
南沙良さん、大西流星さん、桜井ユキさん、玉木宏さん、片岡翔監督の登壇もある激レアイベント。そこで聴いた言葉が作品のリードになったのは間違いない。R-15にしてもいいと思うくらい心理的にダメージの来る作品で、ある程度のイメージを抱いてないと痛い目を見るかも。それほど表現し難い醜悪さが宿っている。しかも、それを家族の名の下で片付けるのだから恐ろしい。
そんなストーリーはというと、5年前の事故でそれぞれ傷を負った家族の物語。主人公の花は心に傷を負い、父は足にダメージを、次女の月は顔に火傷を負って仮面を被る。母は意識を取り戻していないが、戻ってくることで再び家族の時間が動き出す。不自然に…。その謎は迷路のようで先行きが読めない。一つひとつが解いていくの衝撃は大きく、作品のカラーも相まって不気味さを加速させていく。Jホラーみたいな要素もあれば、サスペンスの空気もスラッとまとう。エネルギー消費の映画体験になること間違いなし。
その一方、秘密の解き方は少々複雑。意外とあっさりに感じた他、盛り上がりに欠ける場面も少なくなかった。個々の場面で衝撃を与えてくるので、インパクトが大きいだけに勿体ない。しかしながら、TSUTAYAクリエイターズプログラム2017で準グランプリに選ばれただけあり、プロットは厚く複合的。観たあとの疲労感が凄い。笑
主演は邦画好きなら言わずとしれた新進気鋭の注目株、南沙良さん。濃淡はそこまで強くないが、作品が非常に濃いので上手く調和されている。リードと転換にも柔軟に上手く応えていた。共演にはなにわ男子の大西流星さん。「夢中さ、きみに」から気になっていた彼も俳優としてより魅力的に。家族を描くからこそ必要な、俯瞰する外の目を体現。意外な姿にも驚く。そして、桜井ユキさんと玉木宏さん。両者ともに変化が凄い俳優だけあり、作品の歪さを引き立てる。改めて驚かされる。
公開されれば賛否分かれること間違いなし。あなたにこの醜悪な家族愛はどう写るか。賛否渦巻く感想が楽しみだ。
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