「【”リアルワールドで、愛するチームメンバーと共に限界を超えて車をぶっ飛ばせ!”邦画では本格的カー・レーシング映画は無理かと思っていたが、この手が有ったか!。今作は、孤独だった青年の成長物語でもある。】」ALIVEHOON アライブフーン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”リアルワールドで、愛するチームメンバーと共に限界を超えて車をぶっ飛ばせ!”邦画では本格的カー・レーシング映画は無理かと思っていたが、この手が有ったか!。今作は、孤独だった青年の成長物語でもある。】
ー 邦画では洋画のような、F1グランプリを題材にした「ラッシュ プライドと友情」や近年で言えば「フォードVSフェラーリ」などの様な本格的なカー・レーシング映画は難しいかな・・、と思っていた。
だが、日本にはD1JP(ドリフト・レースの最高峰:全日本ドリフト選手権)を筆頭としたドリフト・レーシングがあったのだ!
更に、屈託した想いを抱える、内向的な主人公で、e-スポーツのカー・レーシング界のチャンピオンをリアルワールドで走らせるという設定が良い。-
◆感想
・冒頭の、主人公大羽を演じた野村周平が、町の整備工場で働くも、周囲に溶け込めずe-スポーツのカー・レーシングにのめり込んでいる孤独な姿から物語は始まる。
ー けれど、脳内では”e-スポーツをやっているからと言って、内気っていうのは、類型的じゃない?”などと突っ込みながら鑑賞。-
・そんなある日、大羽の元を訪れた傾きかけたドリフトレースに長年取りくんできたドリフトチームの若き女性、夏美(吉川愛)がやってきて、”リアルドリフトをやってみない”?”と誘う。
ー ”映画的には、そこは一度断ってからの方が・・、”などと考えつつも、久方振りに観たドリフト・シーンに魅せられていく。-
・特に、大羽が、リアルドリフトを恐るべきスピードで習得して行き、それまで、”ゲーム野郎に何が出来る!”と息巻いていた夏美の父(陣内孝則)や、老メカニック(本田博太郎:とても好きである。)達を瞠目させていくシーンの面白さといったら。
ー 特に、今や希少となったリア・ウイングで、置かれた4本のペットボトルをドリフト走行の回転で何度も何度もチャレンジし、最後は見事に吹き飛ばすシーンは圧巻である。-
・テストコースを何度も走る大羽。そんな彼の元をチャンピオン小林総一郎(青柳翔)を訪れ、両者のドリフト対決シーン。
で、小林は大羽のリアルドリフトの実力を目の当たりにし、去る。
・初めての本レースでも、その実力でリアルドリフトの実力者たちに後塵を拝させる大羽。だが、高飛車なレーサー柴咲快(福山翔大)は、大羽に対し、ドリフト走行中、彼の車の前でブレーキランプを一瞬灯すという違反スレスレの行為をして、大羽をコースアウトさせる。初めて大羽が知るドリフトレースの怖さ。
ー ここら辺の、”追走”ドリフトレースで競る2台の車の撮影方法が良い。
車外からは、地面から迫力溢れるシーンを撮り、車内では運転手のギア、ブレーキ、アクセルのスピード感溢れる操作を的確に撮影している事、そして多分ドローンを使用した2台の車が競るシーンを俯瞰した位置から撮影している。
この3つの撮影方法をミックスさせた”追走”ドリフトレースの映し方が、この映画の大きな魅力である事は、間違いない。-
・大羽の元に届いた海外からのe-スポーツのチームへ招聘するメール。リアルレースで生きるか、e-スポーツのカー・レーシング界で生きるか煩悶する大羽。それを知ってしまった夏美。
ー ここで、大羽が自らが破り、失意に暮れる柴咲快に”頼みがあるんだけど・・”と話しかけるシーンも、その後の予想は付くが良い。ー
<ヒューマンドラマとしては、やや浅い部分もあるが、それを吹き飛ばす”追走”ドリフトレースの数々のシーンが面白き作品。
それにしても、実際に運転したドライバーの方々のテクニックには驚嘆する。
接触スレスレで”追走”ドリフトを行う数々のシーンには、アドレナリンが出まくります。>
うぷぷぷぷ♪
はーい、聞きませ〜ん。
(うぷぷぷぷ)
「順平、考え直せ」「WALKING MAN」ですね。
いずれ視聴してみます〜。
ご紹介ありがとうございます。
(そして、もっかいオマケにうぷぷぷぷ♪)
さすがに土屋アンナはやりすぎですよね。トレンディドラマの時代にタイムスリップしたのかと思いました。
僕は、しげの秀一の『バリバリ伝説』に感化されて二輪を転がしていたのですが、こういう作品を見ると、あの頃の感覚が戻ってきてたまらないです。