劇場公開日 2022年12月16日

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ケイコ 目を澄ませてのレビュー・感想・評価

全268件中、21~40件目を表示

3.0頑なな気持ちがほどけてく

2024年3月7日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

結局人はひとり
なんてことはない
それを静かに、だけど確かに伝えてくれる映画だった

弟の彼女、ジムの先輩、そして対戦相手とも
ケイコの頑なな気持ちがほどけていく描写にグッときた

友達とのやり取りに字幕がない軽やかさも、そこに日常がある気がして良かった

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赤の他人

4.0この時代ならではの展開にグッときた

2024年2月25日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

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まんさつ

5.0フィクションという形をとったノンフィクション

2024年2月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

現実の世界では、理由とか目的とかは、だいたい後付け。私たちは何となく何かを決め、日々の流れの中で何かが始まり何かが終わっていく。自分の気持ちをなぞってみると、理由らしきものを見つけ出すことはできるのだけれど、ぼんやりとした曖昧なものだったりする。普通の人の日常って、そんなもんでしょう、きっと。

岸井ゆきの演ずるケイコがボクシングを始めた理由も、またしかり。説明されるのだけど説得力はない。そして、やめる決意は中途半端で、ジムの人間関係の中で迷い、ダラダラと続けていく。ケイコの表情はいつも複雑で、見るものに明確な答えを与えてくれない。言葉にしない分、多くの思いが積み重なって、笑いながら泣いているような、泣きながら笑っているような。

リアリズムを追求すると、こういう映像表現になるのかもしれない。ボクシング映画といえばドラマチックな展開とカタルシスを求めてしまうけれど、現実のボクシング、そしてボクサーの日常には映画音楽なんて流れてこないわけだし。
だから、ケイコのリアリズムが強い説得力をもつ。ケイコが、迷いながら同時にひたむきに日々を積み重ねる姿に、心を動かされる。強さと弱さをあわせもつ彼女が身近にいるような感覚になる。
多くを語らない。そのことが、こんなパワーを生むとは。ちょっと、驚き。

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マツドン

4.0独特な

2024年2月6日
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鑑賞方法:VOD
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ハンバーグ

4.0BGM

2024年2月6日
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鑑賞方法:VOD

あらゆる音が聞こえる
流れる水、近づく自転車、縄跳び、足音
心地良いミット打ちのリズム

彼女は「音」を知らずに生まれ生きている
大きな問題かもしれないが小さくすることはできそうだ
彼女を見ていると大きな問題じゃないのかと思ってしまう
バイブが鳴る、扇風機がタイマーで動き出す
風がカーテンを揺らすとそろそろ起きる時間だ

どこの誰でも物語がある
会長には会長の、奥さんには奥さんの
2人のコーチ、弟、その彼女、母親、病院の老婆
この作品からはそんな人々の心が見えてくる
もっと知りたくなる、
会長の栄光
奥さんの苦悩
両コーチの私生活
弟の作品
彼女のダンス
母親の生活
老婆の生きがい

全てが主役になる

また縄跳びの音が聞こえてきた

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カルヴェロ

3.5練習そのものが画

2024年2月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

 両耳とも聞こえないケイコは、ホテルの客室清掃の仕事をしながら、プロデビューしたボクサーとして古いジムで練習に励んでいた。しかし、このまま続けるかどうか悩んでいる時に、会長の体調不良のためジムが閉鎖されることを知る。
 耳が聞こえない女子プロボクサーの実話を原案にした物語。熱いドラマや、試合そのものの劇的な展開はありません。淡々としていながら、練習そのものが画になり、見入ってしまいました。俳優陣の演技のたまものです。
 岸井ゆきのは「神は見返りを求める」で見ました。全く違った役を演じ、見事だと思います。これから楽しみな人です。

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sironabe

4.5この映画の紹介文が全て。

2024年1月27日
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鑑賞方法:VOD

知的

難しい

幸せ

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うつつのつづき

2.0悪いとは思わないが過大評価?

2024年1月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

岸井さんをはじめボクシングジムのキャストの演技は上手いと思う。画も雰囲気が合って良いと思う。岸井さんの演技を観たのは99.9とCMくらいだったが、これはとてもハマっているとは思う。岸井さんの努力も感じる。が、映画として魅力がない。勿論、格闘技に全く興味がないのを差し引いてもだ。
ジムの会長の妻がケイコに話した後のシーンと後半の弟の彼女とのシーン、ラストの仕事場のシーンは良かったが、そのくらい。
ダメな所というほどの所もない為この評価。何がテーマかよくわからないがケイコの心の成長がテーマだったのだろうか?

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モンブラン

3.0高い読解力が求められる

2024年1月12日
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 とにかく情報が少なく静かな映画なので、些細なしぐさや繊細な心情の移ろいをとらえきれないと意味不明な映画

 だから、自分にとっては意味不明でした

 どの辺が世界中の映画祭で絶賛されるポイントなのか教えてほしいです

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大学生1

3.5鑑賞動機:岸井ゆきの10割

2024年1月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

『愛がなんだ』や『前田建設ファンタジー営業部』でのコミカルでちょっとダメな人イメージが強かったけど、ここではガラリと違う硬質の人物像で、こんな顔をするのか、と新しい発見だった。
最後はちょっと成長したってことかな。

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なお

3.5渋い

2023年12月29日
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主人公のセリフがない(文字では表現している)ので。
見ている側の集中力が想像力を掻き立てている。
シンプルだからこそ、心に染みるのでしょう。

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ゆき@おうちの中の人

3.5聴覚障害のある女性ボクサーの日常。 障害をほとんど苦にせずに生きて...

2023年12月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

聴覚障害のある女性ボクサーの日常。
障害をほとんど苦にせずに生きている姿は下手にお涙頂戴モノにすることなくよかったと思う。
所属ジムの閉鎖に加えて不運な敗北を喫してやる気をなくしそうになりながらも、再び前を向くラストも勇気づけられた。

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省二

4.0賛否あるのはよく分かる

2023年12月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ボクシング映画ではなくてケイコの努力の積み重ねと挫折を描く作品。
なのに後味がいい。(否の人は後味が悪かったのだろう)

岸井ゆきのはプロボクサーを演じるにあたりコロナ禍でのトレーニングのためマスクをしながら挑んだそう。「トレーニングをマスクでして、撮影は外して行ったので、撮影の時の方が楽に感じました」との事。
撮影後もボクシングの練習は続けてるらしく、「今もまだボクシングは続けているけれど、あの日よりも体重が落ちて、パンチが軽くなってしまったことが悔しい。でも、軽い分早いパンチが打てるかもしれないので、なんとかケイコに勝てないかな」とインタビューで笑顔で話してたらしい。

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ナイン・わんわん

4.0間違いなく岸井ゆきのはケイコでした

2023年12月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

岸井ゆきのの演技力に脱帽!
生まれつきの聴覚障がい者でありながら
ボクサーとして力を注ぐ。
原作者の自叙伝的なストーリーですが
間違いなく岸井ゆきのはケイコでした。
声を発しない演技を違和感なく見せてくれて
抑揚のないストーリーでありながら
ずっと作品に引き込まれてしまいました。

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tom

4.0荒川のボクシングジム

2023年12月16日
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鑑賞方法:DVD/BD

とても静かな映画だ

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karasu

4.0音のない世界に生きること

2023年12月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

ちょっとした普通だったら見逃してしまうような些細な演出でケイコの音のない世界とはどういうところなのかを見させてくれた。岸井ゆきのさんの演技は素晴らしかった

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ポプコーン

5.0実在する本人が演じているのかと勘違い

2023年12月3日
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鑑賞方法:VOD

単純

興奮

知的

してしまう程の演技力と佇まいでした。
ボクシングのことはまったく分からないので、ボクシング技術や業界から見たらなんやコレとなるかも知れませんが、素人が見たら感銘を受けてしまいます。

主人公が言葉を発することはほぼ無いので、必然的に画面を注視してしまいます。
その注視に耐えうる主人公の空気感というか佇まい、表情や仕草、凄いです。

主演を支える他のキャスト陣も素晴らしく、会長の枯れ感、トレーナーさんのホンモノ感、家族との関係も描かれて、それが気持ちよく描かれています。

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コブラちゃん

5.0たんたんとしたドラマ

2023年11月27日
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知的

難しい

主人公がロウということもあり、静かな映画で盛り上がりは試合。その中でタンタンとした日常が描かれるが、なぜか惹かれる。岸井雪乃を見直した。

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コアラ

3.5殻を破る主人公なのか

2023年11月19日
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どことなくATG映画と寺山修司さんの時代の映画のように感じながら観てました。見事な映画だと思いますが、好きな映画ではなかったです。

画面から、なんと言う表現がいいのかわかりませんが、生々しさ、しずる感、身近さ、ジメジメ感、痛さ、暗さ、人間の汗臭さ、いろいろなものを感じました。最近の作品にはないものでした。

ただ、舞台がわたしが24歳まで住んでいた実家の周辺だったので、それらが既視感ありと言うか、どーも余り気分の良いものではありませんでした。

岸井さんは見たことないような主人公を見事に演じていたと思います。仙道敦子とか久しぶりでした。

聴覚障害のある方、今回、その苦労を身にしみて感じました。対面したり、通り過ぎるだけでは、認識できないことに気づきました(コンビニのシーンとか)。

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ウルスアベイユ

4.5感想と考えたこと

2023年11月16日
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ティム2