ワールド・ウォー20XX 世界最終戦争
2021年製作/88分/アメリカ
原題または英題:Robot Apocalypse
スタッフ・キャスト
- 製作
- デビッド・マイケル・ラット
- 製作総指揮
- デビッド・リマゥイー
- 脚本
- ジョー・ロッシュ
- ローレン・プリチャード
- 撮影
- リチャード・チャペル
- 音楽
- エリザ・スウェンソン
- ミケル・シェーン・プラザー
2021年製作/88分/アメリカ
原題または英題:Robot Apocalypse
超最先端最新鋭量子AIメデューサが暴走。独自にプログラムを書き換え始め世界中の軍隊を掌握。地球上の全生命を滅ぼそうと動き始めた... 唯一暴走を止められるメデューサの生みの親であるとある博士は暴走開始早々死亡。しかし博士には世界的に名高いハッカーの娘がおり、全ての希望は彼女に託された。娘は命がけでガンバルンバ!! あ、あれ?? 基本お部屋の中で何もしていない何も起きていないにも関わらずだらだらダラダラそれらしい用語を並べ立ててすごいだのまずいだのや~ば~ばばいだの事実確認が一切行われないまま台詞でほぼほぼ全ての状況をカタチ作っていく誇大妄想被害妄想甚だしいスタンスはいつも通り。 ちょっとお外に出たかと思えば、街では世界が危機的状況だって~!?ナニソレオイシイノ状態なのほほんとした日常が流れておりニッコリドライブ日和。あとは基本森の中、マイナスイオン感じちゃううううう。 お部屋の中で駄弁って平和な街中ドライブしてあとは森林浴。昨今のアサイラム産勝手に「アルマゲドン」「デイ・アフター・トゥモロー」「宇宙戦争」「インデペンデンス・デイ」と何ら変わり映えのしない作品で、ちょっと映像イジくるだけで隕石もの氷河期もの侵略ものとそれらのどの作品にもなり得てしまう変幻自在仕様には参ってしまう。 どの勝手にシリーズでも通用してしまうどのジャンルでもイケますぜな作りはきっと大変だろう現場における工夫なんだろうけど、それぞれの作品に全く違いを見出せない現状は、この作品ならではをこの作品である意味を自身の手によって否定しかねない事態であると思うのだがどうなのだろうか・・・ 「ターミネーター」シリーズ...「ダイバージェント」(2014)...「アップグレード」(2018)...「タイタンフォール 巨神降臨」(2020)...
森に囲まれた秘密研究所、災害救助ロボット支援用に開発中のAI(人工知能)が突然、意思を持ち自分でプログラムを改ざん、軍事ネットワークをハッキング、ドローンやロボット兵が人々を襲い始めたと言って大騒ぎ。
世界最終戦争なんて大風呂敷を広げたが、殆ど研究所周辺でのドタバタ劇。CGはほんのおまけ程度、軍の演習の資料映像を適当に切り張り、主に襲ってくるのは花火で墜落する市販のドローン、予算が無いのは百も承知ですがこうまでチープだと涙が出ます。
AIの名はメドューサ、見たものを石に変える魔女ですね、そりゃー悪さをしても仕方ないでしょう。
生みの親のロペス博士も殺され、暴走を止められるのは量子コンピュータプログラミングが出来る博士の娘タラだけらしい、どうやってやっつけるのか、さんざん無駄話で尺延ばしのあげくラスト数分で主人公が戦死なんて突飛な展開。もうだめかとあきらめたがハッカーや研究所の仲間の頑張りでなんとか応戦。
製作アライサム、配給プライムウェーブと聞いただけでB級SFマニアなら中身は想像が出来ますね。