「主人公や家族の人となり&クライマックスの捌き方がリメイクごとに変えられててイイ」ハード・ヒット 発信制限 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公や家族の人となり&クライマックスの捌き方がリメイクごとに変えられててイイ
『暴走車 ランナウェイ・カー(2015')』の韓国版リメイク。リメイク3本とも観れるのに何故かオリジナル版だけ配信しないAmazonプライム😂。権利関係かしら。
あらすじは同じなまま、主人公や家族の人となり&クライマックスの捌き方がリメイクごとに変えられててイイ。各国のお国事情が垣間見えてとても興味深い観賞体験でした。
主人公の変化成長ドラマは本作が最も壮絶で、過去の告解と復活を経てつぐないに生きる道を選ぶStoryはドイツ版よりもアメリカ版よりもキリスト教的。
頑迷な功利主義者の銀行支店長が、内面をズタズタに壊されてゆくサマが迫真で見入ってしまう。俳優さん巧い。
車中でケガしちゃう弟くんが泣くのって韓国版だけ?私にはとても自然な心情に思えたけどアジアンな感覚なのかしら。お姉ちゃんが車外を回って...じゃなく車内をすり抜けて助手席に、はドイツ人じゃ無理かな😂。這い寄って距離をツメる描写にアレンジされてて巧い。あそこでちゃんとパパとの会話するのウルウル🥹。
お姉ちゃんは面立ち的に芦田愛菜っぽかったけど、ちょっと演技濃くなりすぎちゃうかな・・・キャラ的にはぶみさんも提唱される杉咲花がうってつけ。犯人はキンコン西野に似てた🤭。もうちょっと壊れてて「あんたも家族を奪われる苦しみを味わえ」な胸糞展開でも良かった(良くない)。
71/2025
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