ガンパウダー・ミルクシェイクのレビュー・感想・評価
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必殺仕事人のようなバリエーション
監督が日本の作品がお好きとのことで、見ていてもなんだか馴染みある感覚で人が殺されていきます。さながら必殺仕事人のような感じでした。駐車場カーチェイスや、母の仕事仲間との共闘シーン等、見所はたくさんです。ヒロインがボウリング場に置いてあった服に着替えろと言われて着るスカジャンや、日本語が書かれてある服が着用されたりと、日本人には「おっ」と思える要素が仕込まれた作品でした。次作にも期待しています。
わかり易く面白い、今年イチ
舞台は少なめでアクション自体はウィックさんのようにはいかずゴチャっと泥くさい気がするけど、M16やミニガン、トマホーク、チェーン、ポリスバトン、ハンマーなど獲物を記号的に使ってメリハリがついてた。二丁拳銃✕2とか燃え要素もあるし、ラストは断わればスイカ割りになるのが想像できる。(コンサルタントにそういうのありました。)
ゲームのアイテムのように色々出てくる本も面白い。近接狙撃も難なくこなすサムちゃん最高!
爽快ガン・アクション! ジョン・ウーmeetsフェミニズム
両手拳銃(リアリズムとしてはあり得ない)のスローモーション。
これはジョン・ウーへのオマージュである。
ジョン・ウーはじめ、従来のアクション映画は男性主体だった。
いや、「チャーリーズ・エンジェル」や「ワンダー・ウーマン」があるじゃないか、という主張は部分的には認める。「部分的には」というのは、それらの映画の主人公のヒロインたちは、必要以上に「女性らしさ」を“盛って”いるからだ。「ワンダー・ウーマン」のコスチュームがセクシー過ぎるという批判がなされたのは記憶に新しい。つまり、これらは、あくまでも男たちに見せるためのヒロインなのである。その点では、こうした映画もまた、男性支配の延長線上にあると言っていいだろう。
だが、本作に登場する女性たちを見よ。
カレン・ギラン演じる主人公サムこそ若いが、ほかのキャラクターは、みな若くはない。
たが、アクション映画としては一級のクオリティを保っている。
これまでのアクション映画は、男性のものか、または、過剰にセクシーに仕立てた女性のものだった。
本作は、こうしたこれまでの“お約束”に対し、異議を唱えているのである(若い女性のサムですら、身体のラインが出ない、だぼっとしたスタジャン姿)。
男性目線の「女性性」を排除しながら、それでも本作は、素晴らしいアクション映画として成立している。
この点こそが本作のメッセージだろう。
ストーリーはまったく飽きさせない。
アクションシーンはよく練られていて、特にサムの手が使えないシチュエーションでのカーアクション、そして3バカとの狭い室内での戦闘シーンが素晴らしい。
後半はサムの母親スカーレット、そしてスカーレットのかつての仲間との再開。
父と息子じゃなくても、男たちの絆じゃなくても、グッとさせる(一方、敵は父と息子であったり、ファームという組織がザ・男社会で対比がわかりやすくなっている)。
そして、この戦いに巻き込まれた少女エミリーも加わって、これまた女性たちの物語として幕を閉じる徹底ぶり。
全編、ユーモアある演出も悪くない。
後半の図書館でのアクションシーンが、前半より見劣りするのがやや残念。図書館の仲間たちのキャラが、いまひとつ立っていないのが惜しい。
アクション映画として面白いと思います
前知識なしで岡田斗司夫がオススメしていた、というだけで観に行きました。。。
これは、一人で観に行くのをオススメします。ひたすらガンアクションと近接戦闘で、バッたバッたと敵を倒していく、色恋沙汰はないアクション映画です。
小物や舞台となるお店の作りがキャラクターっぽくて、バイオレンスなので、タランティーノの映画っぽいですね。
タイトルを変えてうまく宣伝すればもう少し評判になったような気がします
私にはですが、
1.このタイトルをつけた意味がよくわかりません
2.味方は、全員女性のチームなのだから、それを示唆する題名もつけることができたのでは!?(EX::ハーレイ・クインの華麗なる覚醒)
ただ、映画そのものとしてみれば、大作ではないですが、良作だと思いました。
個人的には、女性が頑張って戦って勝つ物語は好きなので、(ゲームで言えばバイオハザード系)
自分的には楽しめました。ただ、残念なマーケティングだったような。。。。
ベタでも全然構わない
最高に楽しい映画。のっけから音楽やスローモーションの使い方で、ベタにやるからよろしくな!って言われているようで、肩の力を抜いて楽しめる。実際に名作映画のパロディっぽいところも多々ありつつ、アクションは見たことがない動きや展開も発明されていて素敵。地味に気に入っているのが、急な銃声など音で観客をびっくりさせるシーンが一つもなかったこと。体にぴったり張りつく動きにくそうな革のスーツなんかを誰も着せられなかったことも。快適な見心地だった。
服装のことでいうと、ポスターとかで見るサムは虎が刺繍されたピンクのスカジャンみたいなのを着ているので、普段からあれが彼女の仕事着なんだと思っていたらそうじゃなかった。黒ずくめの服装からあれに着替えて、同時に男たちの会社(ファーム)の管理から放たれて自分の考えで行動していく。これまたベタだけど好きな見せ方。
図書館の設定も楽しい。ヴァージニア・ウルフとかの本のチョイスもいいし、武器を渡しているときにマデリンがアガサ・クリスティーの本をぽんと乗せて「これは読書用よ」って言うのもいい。マデリンとフローレンスは恋人同士なのかな。特にセリフで設定を紹介することなく、そう見せているのだと思った。それもまた好きなやり方だ。
最後、爽快に悪者たちを始末するために、どうしても味方に犠牲を出さないといけなくて、そういう物語の都合によってマデリンが死ぬことになるのは残念だった。でも、その描かれ方は美しかったし、仲間たちが彼女を弔うところの描写も心に残る。
これ、かなり時代が古っぽく描かれているので、今度は8歳9カ月だったあの子が20代になった頃の話をやってほしい。何作でも飽きずに楽しめそう。
面白過ぎず、ツマら無くもない、丁度良い塩梅
昔から有る、殺し屋が殺した相手の組織に追われ、所属する組織にも裏切られる話(ついでに子連れになるという定番展開も有り)なのだが、そこに『ジョン・ウィック』はコンチネンタル・ホテルだの何だののディティールを加味する事で成功した。今作もそのフォロワーでは有る。
整理してみよう。
1,後始末を依頼された一件(情報が間違っていて重武装した軍団と戦う羽目に。その中で組織のボスの息子を殺す。)
2,殺し屋達のオアシスのダイナー(拳銃の持ち込み不可)
3,15年前の母親の失踪(夫を殺した相手を殺して姿を隠さなければいけなく成った)
4,殺し屋組織?ファーム
5,ファームの金を持ち逃げした会計士(実は娘が誘拐されていた&主人公が殺してしまう)
6,娘を誘拐した謎の4人組(仲間割れで全滅)
7,ファームが勝手に手打ちにしたので送り込まれて来る三馬鹿トリオ
8,殺し屋達御用達のクリニック
9,武器調達用の図書館と素敵なマダム司書三人組(女性専用なのかな?主人公も初めて来たみたいだったし色々と謎)
10,息子を殺されたので送り込まれてきた軍団(大型バスで移動)
11,助けに来る母親(実は元司書?)
詰め込みすぎで有る…。
しかも誘拐犯達などは何者なのか全く分からないし、三馬鹿とも二回戦わなくても良い気がする(どっちもサムの勝利なんだし)。もうちょっとお話を整理したらもうちょっと化けた気がする。
まぁ普通に面白かったけど。
カレン・ギラン奮闘☆と少女のお言葉☆
まさにタイトル通りこの二人に観いりました。キルビル、キックアス連想。タランティーノ監督や日本のグッズ小物から、この監督のリスペクトされてるのはわかるのですが、私的にはふりきれてなく、ナボット・パプシャド監督なる個性、作品が見えてこなく、何を表現したかったのかがわからない。単なるリスペクトで良かったのか?俳優もそれなりに揃っていてカレン・ギラン、カーラ・グギーノ、アンジェラ・バセット(カリフォルニア・ダウン)(ミッションインポシェブル)、ミッシェル・ヨー(スタートレックディスカバリー)など。
カレン・ギランのアクションとクロエ・コールマンのお言葉は光ってました。
監督独自の独創性ある、次なる作品に期待したい。
★Digital5.1ch観賞
★重低音△
★音圧△
★分離度△
★移動音△
★サイド、後(活躍度)△
★サラウンド△
100回殺せる(全部違う殺し方で)
瞬くネオンがチープで儚くて、素敵でした。サービス心がいっぱいの秀作だったと思います。
◉この世に武器は溢れている
銃撃戦も否応なしの迫力はあったけれど、それより素手の格闘技と、様々な得物を使った生々しい肉弾戦が、この映画の売りでしたね。快感が止まらなかったです。
得物はバール、斧、鎖、ナイフや手鉤に加えて分厚い本からボーリングのボール、陶製の物入れまで。何でも人は殺せて、世界は危険がいっぱい。図書館にも足を運べない。
◉死ぬと思ったが死なない、生き残ると思ったのに死ぬ
ロングトールで硬派のカレン・ギランが話を引っ張っていたうちは、笑いも生まれていた。ところが母親に再会してからは、凄味たっぷりのストーリーに変調していった。最後、母親は娘を守るため図らずも死んでしまうと見えたのですが、ぶっとい腕で男どもを薙ぎ倒して生き残った。
一方、三馬鹿なんて親しげに呼ばれ、顔の形が変わっても病室でケラケラ笑っていた3人の刺客は、もしかしたら後半、サムのバディになって戦う気配も漂ったのに、病院の廊下でサムにグシャグシャにセン滅されるとは!
腕が効かなくなり、ナイフと銃を手に固定したサムのお陰で、用心棒のネロが墓地で戦うシーンを思い出しました。歳月を感じました 笑
舞台の一つとなったダイナーは、武器を預けるルールがあって、つまりならず者御用達のレストランと言う設定で、これもコメディ風味があって楽しかったです。
お洒落で格好いい
映画はこうお洒落で格好良くなくっちゃ。
カレン・ギランのアクションがキレッキレでないところがかえって良かった。新鮮。
レナ・ヘディの二丁拳銃の格好いいこと!
カーチェイスも、最近はなんでもありだからあんまりハラハラしなくなってた。(バットマンの派手なシーンでさえ興奮しなかったな、最近は韓国映画のカーチェイスくらいかな)
今作では手が使えない主人公がアクセルとブレーキ、上に座らせた女の子にハンドルとギア操作を指示しながら走る、という新手を出してきたから、すごくハラハラドキドキさせられた。
ダイナーでのスローモーションの銃撃・格闘シーンなんてもうワイルド・バンチ。
子供に銃撃を見せないところや、子供の前では撃たれたところをさりげなくカーディガンで隠すところなど、彼女たちみんな格好良いなぁ。
ストーリーの突っ込みどころを振り切ってしまう勢いと格好良さがある。ユーモアも色彩もお洒落。
文学作品と銃器にもそれぞれこだわりがあるんだろうな。
超大作でなくてもいいから、こういった作品がコンスタントに作られるといいなぁ。
とてもよかった
画面がきれいにデザインされていて、蜷川実花みたいな雰囲気で不安になるのだけどすごく面白い。気楽なドンパチ映画かと思うと深刻なテーマが扱われていてずっしりした気分になり、見終わったらぐったりした。アクションがかっこよくてスリルがあるのを両立させている。里親映画的な展開がある。妙齢の女性たちが人生の重みを感じさせる。
主人公チームvsマフィアの対決シーンが見どころ
カレン・ギラン演じる主人公の殺し屋が、仕事中に誤ってマフィアのボスの息子を射殺し大問題に。
以降、所属する組織とマフィアに追われ、襲ってくるマフィアや組織の殺し屋と対決し、格闘シーンや銃撃戦を繰り広げます。
一人ではヤバくなった主人公は、同じく殺し屋である母親の昔の仲間を頼りなんとか生き延びます。後半は母親と再開し共闘。母親と殺し屋仲間達と共に最後はマフィアを全滅させるという内容でした。
見どころは、図書館という秘密基地のような武器庫でマフィアとの対決シーンです。
機関銃乱射、ハンマーで近接戦闘、チェーンで絞殺、ナイフと格闘、銃撃戦など母親の殺し屋仲間達の得意な武器もそれぞれで面白かったです。
ダイナーでのアンジェラ・バセットの“あの”表情は、『ティナ』でシャウトして以来だったので懐かしくて嬉しくて笑ってしまった。
①前知識全く無しだったけれど、アンジェラ・バセットとミッシェル・ヨーが出ているんなら観に行かなくちゃ、と。映画は女優で観に行くものだもんね。②犯罪者専用のダイナー(でしょ?)だけど、入店するときに銃を預けないといけない(あと、犯罪者専用のクリニックも)のが先ずふざけていて面白い。③本の中に銃や武器を隠すというのはもう使い古されている手だが、蔵書全ての中に何かを隠してある図書館というアイデアは初めてではないか。古いクリシェを使いながらそれを図書館まるごとにするというスケールアップがナイス。④最新式銃等が入っている本がシャーロット・ブロンテだったりヴァージニア・ウルフだったりジェーン・オースティンだったりと女流作家の本ばかりなのも「女の映画」というノリをいやが上にも盛り上げる。逆に「犯罪の女王」アガサ・クリスティの本は読書用というオチも楽しい。⑤サムがタダでは起きないタフな殺し屋役だが昔なら完全に男の役だよね。でもそれを女性がやっても全然おかしくない時代になったんだねぇ。絶対に死なないだろうなァ(ダイ・ハードだね)という安定感を漂わしながらも、窮地に陥るとエミリーに手伝わせて乗り切るという捻りも利かせて一本調子のアクションにしていないところも良い。また、エミリーも8歳と9カ月ながらメソメソしないでサムを助けるところが頼もしい。いずれは立派な殺し屋になりそう。⑥サムの母親役の女優さん、どこかで見たなと思ったら『ファイティング・ファミリー』のお母さんじゃない。強いわけだ。⑦しかし母娘の殺し屋で且つクライマックスでバディとして大暴れするという設定もこれまた初めてではないだろうか。⑧アクション一辺倒かと思えば母娘の確執とその和解があり、サムとエミリーとの交流あり、友情の復活ありと緩急つけた物語展開も宜し。アンジェラ・ミッシェル両姉御の貫禄と助っ人としての安定感は言うまでもなし。⑨図書館での死闘がクライマックスかと思いきや、マデリンが命を落とし(味方で犠牲者が出たことで女殺し屋側も不死身でないという弱味を見せて物語の単調さを廃すると共に、敵討ちの悲壮感をいやが上にも盛り上げる)エミリーを拐われ最後の一押しがあるというサービスぶり。⑩エミリーを救うためにサムが死地に乗り込むところなんて丸々健さんじゃない。最後はサムとエミリーとを逃した後、姉御達に華を譲っての大立回り、これまたヤクザ映画か時代劇(刀を銃に変えただけで)そのものだね。既視感があるのもそのせいかな。⑪逆に男たちはバカ丸出しだったり数にものを言わせているだけ(まあ時代劇やヤクザ映画の切られ役・やられ役に当たる役どころだから仕方ないか)だったりでいささか頼りない。でもここで灰汁の強いラスボスなんか出てきたら全体のバランスが崩れるのでこれはこれで良かったでしょう。⑫ラスト、「ファーム」もぶっ潰すのかと思ったらここは頭脳戦で手打ち。「ファーム」vs
女殺し屋集団という図柄は、対「男社会」とのメタファーに取れないこともない、と思うがここはあまり難しいことを考えずに素直に楽しめば良いでしょう。前知識全く無しで観ましたが、適度な緊張感と胸のスカッとするアクションとで結構楽しめました。
女性版のジョンウィック
これは、女性版のジョンウィックだね!
弾丸は雨あられとぶちまけられ、血糊はしぶきのレベルで飛びまくる。アクションは非現実的でめっちゃ楽しい!
カレン・ギラン主演のアクションスリラー、PG12指定だけど間違いなく地上波では流せないレベルの血生臭さだ。
しかし、「f*ckYou!」なんて言おうものなら「子供の前よ」とたしなめるくだりが面白い。
さて、ノーマークで公開されたので事前の情報は全くなく、出演者も監督もはて?しかしなにか臭う。
冒頭から不穏な空気が漂う。どこともしれない街、ホテルではなくダイナー。利用する時は銃を預ける約束。武器の補充は図書館。ビジネスとしての殺し。まんまジョンウィックだね。
しかし、毎週のように映画館に足を運ぶが、予告編すら見た事がなかった。カレン・ギラン、アンジェラ・バセット、レナ・ヘディ、ミシェル・ヨー、カーラ・グギーノいずれも印象的な役者で素晴らしいが、客を呼べるのか疑問。355は未見だけど割と早く終わってしまって入らなかったんだなと思う。ウケるためには印象的な悪役が必要と思うが、この映画では「自分以外全部敵」か「男はみんな敵」みたいな感じだから、ポイントが分かりづらい。その他大勢がたくさん死んでもマトリックスの兵隊みたいなもので、なんということも無い。息子を殺されたボスも家族が女ばっかりだから孤独だ。だから息子を殺した主人公が許せない!地獄の苦しみを味あわせてやるっていうけど、具体的には分からない。悪役になりきれてない。だからあっという間に殺される。せめて、キングスマンくらいの悪役であって欲しい。あ、キングスマンにも似てるなあ。
カレン・ギランは童顔の割に背も高く足が長くてアクションが素晴らしい。しかし、特筆すべきはアンジェラ・バセットだ。貫禄の御歳64歳のアクション。( ´ཫ`)尊い..............。カーラ・グギーノは盲撃ちに当たってしまって命を落とすが、重火器担当なのに呆気ない。ミシェル・ヨーは、スタートレックディスカバリーのジョウジャウ船長だ!
エンドシーンは死んだ図書館員を引き継ぐような様式美があっても良かった。ただの逃亡劇になってしまって、ひねりが足りない。
もうひとつ、中盤にファームのネイサンの背景に下弦の月が東に傾いて(丸い方を下に)見える。真夜中に下弦の月は出ない。時間的には明け方でなくてはならない。その後時間が経っても同じ場所に見える。(笑)細かいようですが、そんなところにリアルを失うんですよ。
全体的にはアクション好きには満足できる楽しい映画でした!
スイートな女性たちの奮闘劇
好みは分かれるだろうけど私は好きです。
どぎついシーンもあるけど、タイトルの一部にもなってる「ミルクシェイク」がこの物語の対比となっており、甘くない人生だけどこれを飲むときだけは幸せを感じられる瞬間であることが心に沁みる。
母親が居なくなって15年殺し屋稼業をしてる女性が自分の幼い頃を投影する少女に出会い、その少女を守ることの選択を迫られる。
誰しも自身のしたことを取り消せないけど、そのしたことに向き合い責任を担うことの大切さを考えさせられる。
って書いたけど重くはなくスピーディに敵対する男たちをバッタバッタと撃ち倒す痛快さがこの物語のキモかな。
そして誰しもスッキリして映画館を出て来れる様に感じた。
とても良い映画
初っ端から、主演女優の"梶芽衣子「さそり」"な衣装に、この作品の向かうところが分かって、うれしくなります(笑)
ガンアクションにカーアクション…色々計算されていて飽きませんね…見所満載でした。
ただ、スタイリッシュな撮り方?をしているせいか、思っていたほどにはハラハラドキドキ感を感じなかったと言えば、贅沢過ぎるでしょうか?(笑)
ストーリーがもっと面白ければ、タランティーノやロバート・ロドリゲス、エドガー・ライトの作品のように忘れられない作品となったかも知れません。
この監督さんの今後の作品も要チェックとなりました!
*ロッテントマトの評価はかなり低いですが、アクション映画好きは見逃せない作品だと思います。
オススメです!笑
知性と母性と友情でホモソーシャルを打ちのめす
派手派手で頭使わないアクションかと思いきや(頭使わずに観ることもできるけど)奥深い。
原色バリバリのネオンカラー。
スカジャンに着替えての近接戦闘に、お互いハンデを抱えての反則アクションと閉鎖空間でのカーアクション。
辿り着いた先にはギミック満載の武器図書館。と外連味たっぷりと言うか外連味しか無い。
女性陣が個性たっぷりなのに対して、まあまあ印象の薄い男性陣。
殆どが命令されて動くしか脳のないキャラばかり。ラスボスも中身の無い似非フェミニストだったりで、とにかく女性がかっこいい映画でした。
I`ve gotta Mam. 唐揚げ弁当的な・・・
「唐揚げ弁当」って何処で買っても大きく当たることもなければ大きく外れることもないので、平均的な映画だったなぁって時に例えで使ったりしてます。というわけで「ガンパウダー・ミルクシェイク」は見事に唐揚げ弁当的でした。
・女性がやたら強くて活躍する
・アクションをカッコよくテンポよく見せる
・昔の曲をファッショナブルに劇中で使う
等々、言うなれば近年の流行りをこれでもかっと詰め込んだ感じでしょうか?大きく外す事はないですけど、正直作品自体のインパクトは薄めでした。
ま、今回は正直言うとカレン・ギランを観に行ったようなもんなんですけどね。カレン・ギランって名前が覚えやすくて好きなんですよね。「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」や「ジュマンジ」等キャラクター物が多い印象だったのですが、なかなか殺し屋もハマってたと思います。ちょっと癖のある英語だなぁっと思ったらスコティッシュなんですね。納得。両手が麻痺してる状態で戦ってるシーンは面白かったです。
母親役のレナ・ヘディ。個人的にはやっぱり海外ドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」の印象が強いので、ドラマ終わった後も映画とかに出ててくれると何だか安心します。いつも強くたくましい女性って感じですよね✨
ちょっと女尊男卑過ぎな気もするのですが、まとまったアクションを楽しめるので、ここは小難しい事言わずに軽く観るのが吉だと思いました。
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