ガンパウダー・ミルクシェイクのレビュー・感想・評価
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今週、迷ったらほぼ本命枠。「アメリカ版ベイビーわるきゅーれ」な映画。
今年80本目(合計353本目/今月(2022年3月度)22本目)。
他の方やここの特集でも書かれていますが、去年(2021年)ミニシアターでスマッシュヒットした「ベイビーわるきゅーれ」に似た部分がかなりあります。「ファーム」=「会社」=「殺し屋」ということや、ときどき、とぼけた発言をする(「そんなこと、どこで習ってきたの?」に対して「ヒストリーチャンネル」と答えたりする等)など、似た部分が結構多いです。
とはいっても、「ベイビーわるきゅーれ」や「プリテンダーズ」などの「シスターフッド系の映画」と解するのが妥当かなと思います(プリテンダーズは別にアクションものではないですが…)。
なお、「ベイビーわるきゅーれ」と比較すると、「ストーリーにもう1アクションシーンくらいある」くらいです(なので、多少長くなっているが、放映時間もかなり似る)。
作内でも述べられている「フェミニスト」思想についても正しい理解(男女同権思想)があり、ここも前に参考にした作品と同じです(あえて間違って使っている人もいます。ここはネタバレになるので回避。ラストあたりです)。
ストーリーとしてはどうしてもそのような関係から単調にならざるを得ず(多少ひねりは入っています)、「今どういうシーン?」ということも起きづらいです。今週はわかりにくい作品が多く、今週迷ったら推せるところだと思います(PG12扱いに過ぎませんし)。
採点にあたっては、下記のみ気になったのですが、特に問題なしとしてフルスコアにしています。
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(減点0.1) 字幕の一部がわかりにくいところがあります(チェック漏れ?)。
途中でとあるビルでバトルするシーン。このビルにはどうも料理屋があるようで、その厨房を通っていくシーンがありますが、登場人物の一人が「ほら、厨房ってこんなに寒いの?認可できないわ」と言いながら走り去るシーンがあります(聞こえてくるのは can't be accepted )。
「認可する」という字幕もまぁギリギリかなぁ(この人、どこかのお役所さんっていう設定ありましたっけ…)というところです。普通は「受け入れられない」とか「我慢できない」くらいにはなりますが「認可する」という語をここで使うことはないので(飲食物などの監督を行っている市役所の職員なら、まだ理解できるが…)、ここだけ妙に変な日本語がでます(多分、チェック漏れ?)。
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終始ぶっ飛んだ展開でストレス発散に最適な作品(笑)
加えて自分好みの映像美も良かった!
殺し屋のサムと同じく殺し屋の母。
3人の女性図書館員。
8才9ヶ月の女の子のエミリー。
これらの登場人物が殺し屋軍団と戦うストーリー。
ほぼ殺しのシーンでかなりグロい。
だけど何故か目を覆う様な事は無くてじっくりと鑑賞出来た感じ。
カーアクションも新鮮(笑)
謎の図書館での戦いはもはや戦争。
エミリーに雨の様に降り注ぐ薬莢が何故か美しい(笑)
後半のダイナーでの戦いのシーン。
ワンカットでのスローの映像に引き込まれる。
女性図書館員がカッコ良い!
本作は是非シリーズ化して欲しい!
笑気ガスのシーンは文字通り笑えました( ´∀`)
いいとこ取りの切り貼り映画だがそれだけではない面白さがたくさん
いつの時代の何処の街のお話かわからんが、ダイナーのお客さん含め登場人物のほとんどが殺し屋関係の人物達というアクションに徹した設定が、既視感はあるものの飽きさせずに観せるポイントなのかなと感じている。
主演のカレン・ギランはモデル並みの身長とスタイルで殺陣でもグッと目を惹くのだが、これで日本刀を持ったら完全に「キルビル」のユマ・サーマンだったw。
遠心力で腕を上げるというぶっ飛んだシーンは吹き出さずにはいられなかったが、彼女の長い手脚が活かされた見どころのあるシーンだと思った。(引き金は引けるんかい!)
脇を固めるいぶし銀のお姉様俳優たちは皆ウエスタンの衣装に身を包み、銃だけではなくナイフ付きの銃、チェーン、ハンマーでのバトルをみせるが全て完成度が高く、特にミシェル・ヨーのアクションは監督の「よくわかってる感」や「リスペクト感」がヒシヒシと伝わり、つい前のめりになって観てしまったほどだ。(世界観重視で敢えてワイヤーアクションを使ってないのも良かった)
ネオンサインやアジアンテイストのかわいい小物がバイオレンスな内容とのギャップ萌え効果をみせるが、特にサムがミルクシェイクを飲んだり、アニメを観たり、日本語のかわいいキャラクターTシャツを好んで着たりするのは、大柄な凄腕の殺し屋ではあるがメンタルは母親と別れた時のままであるという事の象徴として使われているのだと思うが、そのインパクトは実に強大だった。(日本語のかわいいピンクのマシュマロTシャツ欲しい)
オマージュたっぷりのタランティーノもオマージュされる時代が来たのかと思うとまさに隔世の感。
ナヴォット・パプシャド監督の次の映画に期待したいと思う。
骨折した?出血は?内出血してる?
と、ママ=スカーレットから聞かれていたからサムもエミリーに尋ねた。「内出血なんて見えないからわかんない」エミリー、確かに!ママ、娘、仲間、弟子みんなで協力しあう。ぐちゃぐちゃ話さなくてもわかる。「自分のミスは自分で片付ける」と言って敵に乗り込むサム。任侠映画!仲間はクールダウンしてから次のフェーズへ。なんて頭がいいんだ!サムは全身黒からボウリング場以降はオレンジの虎ちゃんスカジャン。靴は勿論動きやすいやつ!ダイナーでは仲間がローズの格好!可愛い=かっこいい💞
ふんわりパステルでなく、強くて主張するヴィヴィッド・カラーのネオンやインテリアや小道具が効いていた:I ❤️KITTENS の黄バッグ、クラシカルな図書館に美しい背表紙の本の数々、(疑似)日本loveのシリアル箱にTシャツにTVアニメに🐼の携帯に松の盆栽、そしてオートマの真っ赤な車(地下パーキングでのカーアクション、エミリーよくやった!)。
一方、娘は可愛いが理解できない、理解し合えるのは息子とだけ、息子が居なくなったら家庭に居場所がなくなったと言うお父さん。男たちの「会社」の尻拭いをするのは女の子サム。実世界ではそうでないことを望む・・・
音楽もよくて沢山笑えて興奮して涙まで出てしまった。いい映画でした。
思わぬ拾いもの
2022年劇場鑑賞66本目。
どうせ女の人が撃ちまくってお茶濁す感じでしょ?と思っていたら結構アクション映画を観ている自分にも見たことないアクション満載で楽しめました。
惜しむらくは前半はそうだったのですが、後半はやっぱり撃ちまくってお茶濁す感じに近くなっちゃったかなあ、というところ。集団戦はあんまり一人に時間かけられないから仕方ないっちゃ仕方ないのですが、前半の面白バトル展開を後半に持ってこれていたら満点でした。でも十分良かったです。
とてもスカッとした
アクションが完璧でないところが、逆にリアリティがあっていい。男たちは力任せだが、女たちはタイミングと切れ味で勝負する。タイミングがずれたら手痛い反撃を食らう。しかし打たれ強さでは負けていない。身体の柔らかさで打撃を弱めてもいるし、痛みを無視しなければ生き残れない経験も生きている。
出てくる武器のバリエーションが面白い。リボルバーに自動拳銃にアサルトライフルにガトリングガン、レミントンと思しきサプレッサ付きの狙撃銃、それにグレネードやスモークグレネードなど、兵士が手で扱う武器のオンパレードだ。
近接格闘では黒いトンファーバトンが登場する。ナイフ付きの自動拳銃は悪い冗談だが、トンファーは素手に比べて防御力も攻撃力も格段に優れている。トンファーのパンチが自分の眼窩にめり込むことを想像すると、げに恐ろしい。
判官贔屓というのは日本人だけではないのかもしれない。柔道の試合で小柄な人が大男を投げ飛ばしたり、女性が男を近接格闘でノシたりするのがとても痛快だ。アメリカ人もそうなのだろうか。本作品を不愉快に思う人は少ないと思う。
ミシェル・ヨーが健在なのは嬉しい限りだ。アクション映画ばかりが目立つが、映画「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」では政敵に苦しめられながらも怯まずに進み続けた強い女性を演じてみせている。
クロエ・コールマンという黒人の子役は初めて見た。視線が力強くて凄くいい。演じたエミリーは、あまり帰ってこない父親に期待しないで独りで生きてきたことを窺わせる。大した演技力である。これからも活躍が期待できそうだ。
ストーリーはサクサク進み、ところどころに見せ場がある。アクションの王道みたいな作品で、緩急の付け方も素晴らしい。とてもスカッとした。
『フェイス/オフ』、『シューテム・アップ』、『ザ・レイド』、『ジョン・ウィック』、『悪女』・・・古今東西のアクションへのリスペクトに鼻の奥がツーンとするバカ映画
バカじゃないのか?と首を傾げるくらい延々と繰り返される笑気ガスネタは『リーサル・ウェポン4』(笑気ガスが笑いが止まらなくなるガスじゃないことは知ってて敢えてやってるんだと思います)、ヘッドホンで音楽を聴いている少女の頭上から薬莢が雨霰のように降り注ぐのは『フェイス/オフ』、その手があったか!と思わず膝を打つアイデアに満ち溢れた煌びやかなアクションは『シューテム・アップ』・・・ポール・ジアマッティが出てるのも『シューテム・アップ』リスペクトでしょう。お話自体はどうでもよくてやりたいことをとにかく詰め込んだ感じがとにかく清々しい。
目に映るもの、耳に残るもの全てが素晴らしいですが、特に主人公サムが着ているTシャツチョイスに目を奪われます。エンドロールにTシャツデザインのクレジットまで入っていてバカ映画なのに気配りがハンパなくてビックリしました。凄惨な殺し合いにもしっかりエスプリが効いているのはスタジオカナルの製作だからですかね。
ハイハイ。
タランティーノ直系といいますか。
タランティーノをただ擦ってるといいますか。
やはり映画オタクが映画つくるとこうなるってゆー。
あ、あのシーンはあれからであのシーンはあそこからみたいなのが沢山あるのでしょう。
でも、そこがイイんじゃない👍
楽しめました!
ストレス発散したい人には◎
私は怒ってます‼️
あ、すみません、この映画に対してではありません。
あるお客様宛ての資料なんですけど、新年度向けなので、もうこの時期(3月18日)にはできてなきゃいけないわけです。で、本来は隣の部署の範疇なんですが、うちの部署にも関係が無くはない。気になって進捗を確認したら、担当同士でそちらでやるんでしょ!と押し付け合いみたいなことになってて、何も着手できてないことが分かりました。
お客様のことを考えたら、そんなこと言ってる場合じゃないだろ‼️と私が取り上げて資料を作り、さあ、後は社内稟議の決裁だけ、となりました。
そうしたら、急に本来の部署から横やりが入って、ここはああしたほうが、とか、これも加えないと、とか言ってくるわけですよ。後で責任部署として、関与してないことが分かったらまずい、と思ったんでしょうね。
ま、分かりやすいっちゃあ分かりやすいんだけど😅
だったら、もうお前んところでやってよ😠
突貫工事で仕上げたこっちの労力と時間を返せよ❗️
というわけで、ぷんぷんしてたのです。
そんな日にこの映画を見たわけです❗️
いやあー、スッキリ‼️
体感的には、170まで上がった血圧が一気に120まで下がった、そんな感じです。
(うん?むしろアドレナリン分泌が活発化して、更に上がったかも❗️)
というわけで、今ムシャクシャしてる人には、最高の薬になると思います。
殺し屋×IQ30000くらいある女児×二丁拳銃オカン×図書館司書(=武器庫管理者)による脳筋アクション映画
この1ヶ月間、昼飯抜き昼休憩抜き残業祭りの休日対応で疲弊していた社畜の私の疲れを一瞬で吹き飛ばしてくれた素晴らしい映画。
待ってた。こういう何も考えずに楽しめるライトB級王道アクション映画。
笑気ガスってまだあったんですね。8歳9ヶ月のドライビングテクニック凄すぎないですか。全員ガラケー大好き過ぎますよね。てかその眼帯、絶対あの映画のあのキャラのオマージュですよね。
レイトショーで観たので売店が閉まっててパンフが買えなかった。
悔しい。また行く。
バイオレンスなのにポップ。
いやー、面白かった。バイオレンス満載なのに期待通りのポップ感と明るさ。落ち込んじゃうキャラが皆無でよし。笑いも随所にありよし。子供に運転させちゃうカーアクションもよし。ミシェルヨーの姉御感もたまらん。満足満足。
「本当は強い女」が「悪い男」やっつけるアクションは面白い。ただ複雑な悪役の背景とかカタルシスがイマイチ。
アクションの連続。
カーアクション、ガンアクション、肉弾アクション
「恋愛」には生きていない「女」が「見ただけでいかにもワルな男」
を次々倒していくアクションは痛快。
でも、それでは足りないと思ったのか、「父を主人公にヤられた、でも救われた主人公」
「最後の最後は 寸止め で始末つけない分別」条理を加えている+母娘の絆。
出てくる男が「見た瞬間にワル」の人相なのだ。
逆に違和感。イヤ、悪い人相でも、イイ人いるよねぇ。
そもそも、いくら救われたとは言え、唯一の肉親ヤられた娘がその犯行者に
反発抱かないのは不自然すぎる。
でも5人の女、+娘 のたくましさ、強さを讃えるべきだろう。
イヤー今の時代、女性は強いねぇ、良いことだ。元々、「お母さん」
は父親より強いし、有能。それが今の時代カミングアウトしただけ・・・
アクションに次ぐアクション、子供に車運転させるわ、図書館の本棚だかカウンターは木製だから
というのが通じない破天荒なアクションの連続、機関銃みたいのが気持ち良い。
俺、オマージュって言葉嫌いな訳。おま・・・・ってなんか下品な想像湧くから
まあ、この監督の過去の名作へのリスペクトとのこと。
図書館が第一の舞台なのは良いが、イマイチ活かしきれていない。
でも「恋愛」から独立した女の持つ強さ、弾丸に次ぐ弾丸、アクションに次ぐアクション
それはそれでか何にも考えなければ=良い映画
ただ、悪には悪なりの理由、動機、条理、父親ヤられた娘には娘の葛藤
汗臭さというか人間くささ描写がイマイチ
なんか次々ヤラれていく男ども、悪役の「死」が軽すぎる気が・・・
ダイバーシティだけれども、カタルシスがイマイチ。
気楽にゲーム感覚で見る分には星⭐️⭐️⭐️⭐️4以上は確実
「スマッシュヒット」という表現がふさわしい。気楽に見るアクション映画。
まあ 女=善 男=粗暴な悪 という構図は好きだなぁ、俺。
お姉さんに守られたい願望だね。所詮ジジイでも男はこんなもの。
主人公役、身長180センチにビックリ‼️
超装甲944
所属する殺し屋組織から追われることになった殺し屋の女性の話。
15年前12歳の頃、同じく殺し屋だった母親と離れ離れになった主人公が、所属するファームの金を持ち逃げした会計士を追いながらトラブルに巻き込まれて行くストーリー。
部屋着にカタカナの表記がある何かのキャラがあしらわれていたり、縫い物をしながらアニメを観ていたり、殺し屋だけれどどこかポップな主人公。
舞台のネオン管が賑々しくはあるし、作風にちょっとズレたスタイリッシュさとかコミカルさとかはあるけれど、他の登場人物にまで賑やか過ぎる格好をさせていないので、主人公のキャラが際立ってますね。
サイケさとか作風とか舞台の一つでもあるダイナーとか、それこそそんなタイトルの邦画の某写真家でもある監督さんが撮られた作品が頭に過ったけれど…。
殺し屋だけど、サイコじゃないし情も有り、巻き込まれて露払いをする殺し屋とその仲間たち+8歳児を派手にファニーにみせてくれて、ストーリーに面白味は余りないけれど、なかなか愉しかった。
楽しく皆殺し
CGを多用せずに、本人&スタントマンとワイヤーで作り出した肉体アクションが素晴らしい。
薬で両腕を封じられたピンチを体術のみで切り抜けるなど、見どころの作り方に一工夫。
女性の体重と筋力だから、蹴りが軽くて致命傷にならないのを補う技がまたよかった。
先月観た『355』みたいに、無闇やたらな「男vs女」の対立構図にはせず、組織(「会社」も、マフィアも)が数と力任せな男しかいないあたりで、適度にフェミニンな仕上がりにしているバランスもよかった。
ど直球、ひねりなし、よくあるお話なんですけどね。
タランティーノにテイストが似ていて、あちこちの映画からパク……
もとい。
黒澤明やヒッチコックあたりをリスペクトしてオマージュを捧げてました。
つぎはぎ感なく、一直線に「家族や子どもを守る」をやりきっていて、実に楽しい。
クールでクレイジーな西洋スケバン刑事ムービー
ハードボイルドな女たちが暴れまくり、男たちをボッコボコにする気持ちいい映画。
ストーリーや構成はシンプル。分かりやすい展開で(バイオレンス系が苦手でなければ)誰でも観やすく、感情移入するとかではなくとにかく女たちの生き様とアクションに集中するのみ。
なんでそうなるとか、なんでそうしないとか、主役たち強すぎとかツッコミたくなるが、腕が使えないバトルやあんなに武器があるのに使わないなど敢えての制約で見せ場を作り出していく。
なによりCG抜きの生身のアクションへのこだわりと撮影に唸る。クライマックスのスローモーションシーンは最高にかっこいい。
(未鑑賞だが)前作をクエンティン・タランティーノが絶賛したのも納得の作風だ。
ビビットカラーで鮮やかに輝く映像も特徴的。ネオンと相まって目に焼き付く。
テーマやメッセージは度外視で良いが、女性主役のフェミニズムや、殺し屋と無垢な少女が心を通わせていくレオン的な要素や、幼少期の親との関係が人格を作り次の代に受け継がれていく絆が描かれている。
「マシュマロ」とカタカナで書かれたTシャツを着ていて日本が好きなのかなとちょっと嬉しかった。
女性たちがそれぞれ特徴的な武器を持って戦うスケバン刑事にインスパイアはされてないかな…
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