「スカジャンがハリウッド進出?」ガンパウダー・ミルクシェイク bionさんの映画レビュー(感想・評価)
スカジャンがハリウッド進出?
世界観がいい。拳銃を預けないと食事ができないダイナー。ウエイトレスが当然のように腰の物を預かって、専用の箱に入れる。こんなヤバイ店に平気で勤務しているお姉さんは、どんな神経してるの。
図書館が武器密売店という設定も面白い。司書としての専門知識も持ち合わせていて、見た目も気品ある女性3人だから、裏家業があるようには見えない。司書のお姉さまは、拳銃を嵌め込んだ分厚い文学書を何冊もサムに渡す。その文学書のタイトルは、読破するには相当の試練が必要な高尚なもの。
アクションもいい。最初は銃撃戦、弾が尽きればいろんな道具を使った肉弾戦。斧を使った戦いはジョンウィックやイコライザーにもなく、トドメをさすアイテムとしては、なかなか強烈。
サムの愛車はポルシェ944。アクション映画なのにオートマ? オートマだったのは、シナリオ上の必要があったんだけど、地下駐車場での爆走カーチェイスは見応えがあった。コメディタッチとはいえ、敵の仕留め方は強烈。
お色気で男を油断させるなんて、古いテンプレなしで暴れまくるシスターフッドアクションでございました。サムのTシャツのカタカナが読み取れなかった。気になる〜。
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