「ジャニス・ジョプリン♪」ガンパウダー・ミルクシェイク kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャニス・ジョプリン♪
何かね、全体的にカメラアングルが中毒性を帯びているような気がしたんです。遠近法やシンメトリーな構図。人物は必ず中心に・・・といった手法が8割方占めていました。それにキラキラしたネオンや甘ったるいミルクシェイクを配して過激なガンアクション。おまけに図書館を守っている元凄腕殺し屋の女性陣。おバカな殺し屋たち(bonehead)。
父親を殺されてしまったエミリーはどことなく『キル・ビル』に出ていた殺し屋の娘ニッキーに似ていた。車の運転(アクセル、ブレーキはサム)までさせられたけど、なんだか楽しそうだったなぁ。会計士の娘だけあって、アニメも見てたけどディスカバリーチャンネルやヒストリーチャンネルばかりを見てるのがユニーク。8歳9ヶ月は“eight and 3 quarters”って言うんですね。
カレン・ギランは魅力的でした。長身でユマ・サーマンをも思い出す容姿でしたが、ちょっと猫背感がありました。“I ♡ kittens”というバッグを持ち歩いていたのもそのためか?図書館にはライオン♀の絵、gutterbowlのスタジャンにはトラのマーク。マシュマロや北海道もネコ科なのかもしれません・・・
最近の女性アクション映画はダイバーシティ化が顕著でとても嬉しいことです。エンドロールもじっくり見てみたのですが、スタントウーマンたちがそれぞれのキャストに併記されていたことに驚き。昨年の『スタントウーマン』の影響でしょうか、彼女たちも日の目を見ることが出来たんですね。
ボウリング場、ダイナー、病院とタランティーノっぽいシーンは多いし、血の量もかなり多め。ストーリーは単調ながらも映像は目に焼き付けられました。そして15年前に頬をナイフで傷つけられたサム。しっかり痕が残ってましたね。時代は現代なんだろうけど、みんなガラケーだったのも気になる。
kossyさん
6月から入会しまして、いつも拙いレビューに共感ありがとうございます。
kossyさんの博識と優しさにお世話になりました。
良いお年をお迎えください。
コメントありがとうございます。
そうですね。でも、ご指摘されるまで、はっきりとは気づかなかったです。ヤングジャンプに連載されていた「ダイナー」(平山夢明さん原作)のことはチラッと頭に浮かびました。
おっしゃられるように、ストーリーは単調。それは、アクションの血しぶきに自信があったからでしょうか。