「ディスカバリーチャンネルの教え」ガンパウダー・ミルクシェイク サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
ディスカバリーチャンネルの教え
ネオンと暴力。そしてサブタイトルは「甘さ控えめ」。あら、ラストナイト・イン・ソーホーみたいじゃない。昨年ベスト2入りしたので、これは期待せざるを得ない。結構楽しみにしていたのですが、期待以上とはいかなかったもののかなりテンションがぶち上がりました。
系統としては女性版「Mr.ノーバディ」って感じ。
予想だにしない斜め上行くようなサスペンスとド派手な銃撃戦というのを予告から読み取ってしまったため、正直ちょっと肩透かし。おろ、別に捻ったストーリーでは無いのねと。でも、シンプルなストーリーの上に色んな要素が乗っかっていて、これはこれで面白かった。ほんと、Mr.ノーバディと瓜二つ。たまにはこういうのもいいもんですなぁ〜。
ダイナーは「ベイビードライバー」のお店に似ている。監督は意識的に作ったのかな?映画好きによる映画好きのための映画だな〜と思いました。そういう、ちょっとしたところにこだわりが感じられる作品で、思わずニヤニヤしてしまう。殺し方なんかクスッと笑えてしまう。しかも興奮するし。拳が多かったのは残念だったけど、ボーリング場のシーンはめちゃくちゃ良かった。
主人公と女の子のキャラクターがカッコよくて、アクション以上に2人の会話だとか行動だとかが面白くて楽しかった。あのシーンはよく考えたなぁ、いい発想。シンプルな面白さと意外な面白さ。ミルクシェイクが美味いのは分かってるんだけど、上に乗ってるさくらんぼが超甘くて美味しい!みたいな、、、伝わらないな、これ笑笑
2人のキャラクター以外は全然印象に残らず、特に悪役なんてなんかそれっぽいことやってるだけで終始微妙。人物に引きがないのはすごく勿体ないけれど、色々と楽しめる場面があって割と面白かったです。重い映画見たあとの息抜きにピッタリだ!バットマン見た後に、とかね。