劇場公開日 2022年3月18日

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「おバカな失笑暴力映画」ガンパウダー・ミルクシェイク 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0おバカな失笑暴力映画

2022年3月22日
PCから投稿

朝日の映画評に出てたので期待していったら、バイオレンスギャグ映画でした。
確かにキルビルやデスプルと同様の「鼻血ブー」的な大げさ失笑バイオレンスがてんこ盛り。
結構好きな人も多いようですね。
全般的にいえば、お姉さんグループが悪い奴らをやっつけるってだけの話で、よく言えばクライマックスだらけ、裏返せばメリハリなくサスペンスもスリラーもゼロです。アクションも二番煎じで安っぽい。この手で成功したのは「キングスマン」だけ。
TV版の「チャーリーズ・エンジェル」や昭和の名番組「プレイガール」みたようなあっけらかんとした明るさがあれば救いようもありますが、こちらはユーモアもなく変にシリアスで場面のつながりも下手でB級です。
朝日にはフェミニスト云々って難しいこと書いてたけど、そんなに大したもんじゃない。
まあ、お姉さんたちを白人、ラテン、アジア、黒人とバランスよく配置したところは今大ハヤリの多様性ってヤツですかね?文部省が喜びそう。
でもなぜかラストだけは妙によかった。泣きそうになりました。

越後屋