配信開始日 2022年1月7日

僕を育ててくれたテンダー・バーのレビュー・感想・評価

全29件中、1~20件目を表示

5.0カッコいい叔父

2022年1月31日
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鑑賞方法:VOD

大学に行けなかったが、文学に精通しているバーテンダーの叔父と、主人公の疑似親子関係を情感豊かに描いた作品だ。駄目な夫から逃げて貧しい地域の実家に戻った母親に連れられ、祖父や叔父と暮らす主人公が、やがて文学の道に進んでいく過程を描く青春映画でもある。叔父のバーはチャールズ・ディケンズからとった「ディケンズバー」という名前。小さい頃からバーに通い、文学に慣れ親しみ、やがてイェールに通うことになる主人公。バーに子どもが遊びに行くのは不道徳なことなんだろうが、それを許容する懐の深さが町にある。
こういうコミュニケーションは、少し前の日本にもあったのではないかと思う。子ども心に大人の溜まり場を覗くのは楽しかった。不道徳な輩もいっぱいいるだろうが、そんな社会の学びを小さい頃から得られる体験は、結構大事なことではないだろうか。
叔父役のベン・アフレックが本当に素晴らしい。個人的にはジョージ・クルーニー監督のベスト作品だ。

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杉本穂高

3.5見逃すのは勿体無いAmazon発少年の成長期

2022年1月12日
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泣ける

笑える

ピューリッツァー賞受賞のジャーナリストで作家でもあるJ.R.モーリンガーの回顧録は、父親がいない代わりに、故郷のロングアイランドでバーを経営する叔父の愛に支えられ、作家としての道を切り開いていく少年の成長期として心温まるものがある。何かと道に迷った時、冷静で的確な判断を下す叔父と、バーの常連客たちに見守られ、不遇にもめげない主人公の姿は見ていて心地いい。

やや感傷的過ぎるという批評もある。しかし、監督のジョージ・クルーニーは全編に上質なユーモアを散りばめつつ、家を捨ててあちこちをさすらい、時々思い出したように電話をかけてくる無責任な父親と訣別する息子の、真の意味での自立もしっかり描いて、緩急をつけた演出で楽しませる。魅力的な叔父を演じるベン・アフレックは儲け役だが、今、俳優としていい季節にいることが分かる。

現在、Amazonプライムで配信中の本作は、ニコール・キッドマン主演の『愛すべき夫婦の秘密』と共にうっかりすると見逃しがちだと思うので、ここに上げてみた。

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清藤秀人

4.0最高の伯父さん

2025年11月7日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

本を読み接客業のオーナーは
最高の教育者かもね

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いのしし

4.5グッドウィル・ハンティングの、アナザーサイド風。

2025年11月4日
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子供を育てるのは、親だけじゃない。
周囲の人や地域の人も関わることが、大事なのでしょう。

たくさん本を読んでいて、いろんな知識がある、伯父さん。
聞けばなんでも知ってる。
バーに通う「小父さん」たちも、クダを巻きながらも、主人公を見守っている。

学ぶべき場所は、学校だけじゃない。

バーのマスターらしい「スコッチの安物は飲むな、破滅の一歩だ」も。
ちゃんとその答えが出ているのが、伯父さんすごい。

ラストの旅立ちのシーン。
「グッドウィル・ハンティグ」のラストを彷彿させて。
泣けました。伯父さんと小父さんたち、かっこ良すぎ。

⭐️今日のマーカーワード
「自由の国だ好きに選べ」

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ゆき@おうちの中の人

3.5【”実父と別れた幼い僕に、男の生き方を教えてくれたバーを営む叔父や常連客たち。”】

2025年10月15日
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鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

癒される

■家にほとんどいないラジオDJの父(マックス・マティーニ)と離婚した母(リリー・レーブ)に連れられ、祖父母や伯父のチャーリー(ベン・アフレック)が暮らす母の実家に帰ってきた幼いJR(長じてからはタイ・シェリダン)。
 彼はチャーリーが経営するバーで、チャーリーや常連客から大人になることの意味を学び、やがてイェール大学に入り作家になるという夢を抱き始める。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・今作では、幼いJRにチャーリーは、【男の在り方】について、数々を教える。
 その中でも
 1.”何があっても、女を殴るな” は、当たり前であるが【男の在り方】の在り方としては基本中の基本である。
   個人的な意見であるが、女を殴る奴は、どんなに見栄が良くても、頭が良くても駄目だと思う。

 2.”隠し金は酒に使うな” も良いな。

 3.長じたJRに言う”安いスコッチを飲むな。”も良いな。

 基本的に、バーテンダーは客を見ないふりをしながら、実によく見ている。これは推測であるが、チャーリーはバーテンダーをしながら数々の客を見て来たから、上記のような【男の在り方】についての、語れるのであろう。

・更に、チャーリーはJRに”お前はスポーツは駄目だ。”と告げ、”本を読め”と言い、山の様な書庫を開いて見せるのである。
 チャーリーが無茶苦茶博学な事が良く分かるシーンである。

・その後、成長したJRは、念願のイェール大学に入学する。この入学できるかどうか、悶々としているJRにチャーリーが、隠し持っていた合格通知書の文言もシーンも良かったな。

■少し、残念だったのはその後のJRが、イェール大学に入学し、シドニーと言い中になるも進展しなかったり、ニューヨークタイムスに記事を褒められながらも、採用されないシーンをもう少し膨らませてくれると、良かったかな。
 でもまあ、今作はJ・R・モーリンガーの自伝の実写化だから、仕方がないか・・。

<今作は、実父と別れた幼いJRに、男の生き方を教えてくれたバーを営む叔父や常連客たちの姿を通して、一人の少年が成長する様を描いた作品なのである。>

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NOBU

3.5育ててくれなかった父

2025年4月21日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

ドキドキ

主人公(タイ・シェリダン)は幼い頃、父に棄てられた母と実家にやって来る。
一風変わった祖父(クリストファー・ロイド)や、父のように優しくせってくれる伯父(ベン・アフレック)との生活は楽しかった。
伯父が経営するテンダー・バーで人生を学んでいった。
大きくなってイェール大学に進学・・・。
声しか知らない実父のゲス度はマックス。

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いやよセブン

3.5同じ名前は嫌だ

2025年3月4日
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父親以外は大体いい人達に囲まれて成長する。叔父さんは特に少年に対していつでも対等に接し人としての在り方を教えていく。確かにありきたり、そんなに大変な事も起きないまぁそんなもんかなぁ。何であの女性に惹かれるのかはよく分からないし、何だか作家になっていく過程もうーんなんだなぁ。子役とベンアフレックで持ってる感じ。

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GAB I

4.0暖かい気持ちにされてくれました

2024年10月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

お母さん、伯父さん、祖父母、伯父さんの友達達、大学の友達、JRの周りのみんなが優しい
特にベン・アフレック演じる伯父さんがとっても魅力的な人です
学校では習わない人生において大切な事をいろいろ教えてくれて、そういう存在の人が近くにいるってとってもラッキーな事と思います
大きな盛り上がりはなかったけど、ずっと穏やかな気持ちで観ていられる作品でした
JRと伯父さんと愉快な仲間たちのエンドロールも幸せな気持ちにさせてくれました
唯一お父さんが本当にクズ男
でもそのクズ男がワイルドなイケオジのマックス・マティーニ、そこは嬉しかったです
ホント声もステキでラジオのDJにピッタリです

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小町

3.5ずっと平坦、つまらない

2024年3月21日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

恵まれない家庭環境に抗いながら成長していく物語
子供の成長系の話好きなんだけど、あんまり入って来なかった
父親サイテーなやつ、そんな父親がいながらも叔父のカッコいい生き様を守ってる
ただのヤリマン、両親も嫌味なやつ

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くっきー

4.0題名の通り

2023年12月31日
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鑑賞方法:VOD

イントロからワクワクさせられた。
主人公と父親の関係、叔父さんとテンダーバー、関係がわかりやすくとても納得感のある良い映画でした。

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ワクワク

3.5男方の親族愛がみどころ

2023年10月18日
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鑑賞方法:VOD

ジョージ・クルーニー監督、ベン・アフレック主演ということで、良い意味で力まず観ただけに、期待以上でじゅうぶん楽しめた。
祖父伯父の愛情が、とても自然でほどよい。
そして軽快な音楽とスカイブルーのキャディラックが、優しいストーリーを盛り立てていた。

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いけい

3.5ジョージ・クルーニー監督の腕

2023年10月10日
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鑑賞方法:VOD

ジョージ・クルーニー監督の作品です。
主人公の自叙伝を映画にしたものですが
何と言っても伯父役のベン・アフレックが良かったです。
主人公を見守り、男として育て上げ、本当にカッコ良かった。
バーの常連もいい人ばかりで観ていて心地よかった。
淡々と流れるストーリーですが
全く飽きることなく見せてくれたのは
ジョージ・クルーニー監督の腕なんでしょうか・・・

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tom

3.0子役

2023年6月1日
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「ロケットマン」の子役、今回の子役
子役って重要
どっから連れて来たの?と思うくらい印象的
叔父さんという存在はやはり血縁関係たる所以の無償の愛があって
最後に愛車をプレゼントするのはサイコーにカッコいい
子供の時から数々の男の生き方を身につけて
父親を反面教師として見るのも辛いけど
決して愛されなかったとは思わず
生きていけるだろう

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mamagamasako2

3.5僕を育ててくれたテンダー・バーはバーテンダーのチャーリー伯父さんの事。

2022年8月19日
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鑑賞方法:VOD

2021年。監督:ジョージ・クルーニー。
主演:ベン・アフレックとタイ・シェリダン。
原作はピュリッツア賞受賞ジャーナリストで作家のJ・R・モーリンガーの
自伝小説です。
生まれて直ぐ父親に捨てられたJRは、
母方の祖父母のロングアイランドの家に母と厄介になる。
そこには「ザ・ディケンズ」という名のバーを経営する
伯父のチャーリー(ベン・アフレック)がいた。

伯父の博識と思いやり、格好良さが全てと言っても良い。

それに較べて実の父親は、本当にどうしようもないクズ男。
それでもJRはラジオのパーソナリティの父親の番組を
聞かずにはいられない。
どこかで愛してるし、父親らしい姿を期待している。

13年後。
勉強家のJRはイェール大学に受かる。
それも奨学金付きだ。
弁護士にさせたいのが母親の夢。
母親は未だに男に捨てられた傷を引き摺っている。

大学では上流の下の金持ち(なんだ、それ?)の女子シドニーと付き合うが、
本命にはほど遠く都合9回振られたことになる。
シドニーの親の面接でも体よく断られる。

JR役のタイ・シェリダン。
え〜まだ25歳なの?
キャリアが長いからもっと年上かと思っていた。
(素直な役が珍しいが好演)
父親に捨てられても、
祖父(クリストファー・ロイド)もばあちゃんも母さんも
大家族が愛してくれた。
そして格好良い上に物知りチャーリー伯父さんがいる。
性格が曲がる訳がない。

卒業。
タイム誌のアルバイトで時に誌面を飾るけれど、
しかし記者には採用されなかった。
そして南部に今は住む父親を、遂に訪ねるJR。

ラストは穏やかなこの映画や物分かりのいいJRからは
想像のつかない展開。

同居している女性を殴った父親を通報して、
パトカーが来る。
連行される父親。
訣別だ。
それがJRが出した答え。

ニューヨークに発つJRにチャーリー伯父さんのくれたプレゼント?!

心の暖かくなるラスト。
80年代のヒット曲も明るい曲調で心地良い。

ちょっと古めかしいが心暖まる佳作。

(Amazon primeの配信で観ました)

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琥珀糖

3.5アメリカらしい生活環境

2022年8月17日
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あくまでも自伝
カッコイイ叔父さんとバーの常連!金持ち娘、ダメ親父との話

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シゲゾ〜

3.0アホっぽくも愛らしい寄り添い方

2022年5月6日
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鑑賞方法:VOD

単純

幸せ

たまにズームアップする技法は違和感ありましたし、話そのものが単調なんですが、子どもの成長物語としては説教臭くなく、「こういう育ち方もアリか」と、不幸を見せられてる割にほのぼのと観ることができます。
子どもに説教はしてるんですが、アホっぽくも愛らしい寄り添い方なのがいいですね。

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ジンクス

3.5流行りに乗る

2022年4月14日
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子供は親を選べない…
子供のことを1番に考えてくれる母親、生き方を教えてくれる叔父、温かく見守ってくれる祖父母に囲まれた彼は貧しくも幸せな環境で大人になっていったのではないだろうか。
擦れることなく夢を追いかけ、自らの力で成し遂げられたのは勿論彼の努力の賜だが、彼を見守る全ての人たちのお陰ではなかろうか。

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84

4.0叔父さんと母

2022年2月11日
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口は悪く、
器用でもないが、とても愛情溢れる叔父さん。
叔父さんと母に感謝が溢れた作品。

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上みちる

4.5心の充実。

2022年2月11日
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監督がジョージ・クルーニー、主演がベンアフ。
これだけ周りに良い大人の見本が揃っていたら、子どもも天真爛漫に成長するんだろうな。
安心する誰かが側に居てくれるだけで心が充実するもんね。
特に幼い子にはね!。
ベンアフもステキ、音楽もステキ、良い作品だったな。

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miharyi

4.5ベンアフのヒューマンドラマに外れ無し!

2022年1月30日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

監督、主演共にバットマン俳優という素晴らしい組み合わせ…!

去年予告編を見てからずっと楽しみに待ってた✨
期待通り面白かった!!

古き良きアメリカを舞台に、作家を目指す主人公が伯父(ベンアフ)が経営するバーに通い、大人になっていくヒューマンドラマ

その物語はゆったりと丁寧に描写されていて、成就しない恋や夢を追い求める中、
多くの経験と伯父の助言によって、少年時代空っぽだったアイデンティティを確率していく…

ぶっちゃけ、今の自分にわりと響いた作品でした
ここ5年くらい、自分の意思がわからないときが多かったので、
この映画を見て、少し自分を取り戻した気がします

それはそうとベンアフ伯父さんのスコッチ入りマティーニ飲みたい…🤤

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棒パンおじさん
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