「PTSD完治に向けた8年の闘病ストーリー」夏へのトンネル、さよならの出口 伊助さんの映画レビュー(感想・評価)
PTSD完治に向けた8年の闘病ストーリー
ってこのなんやね、あの帰結はとてもよかった
最愛の妹を喪失してずっとPTSDに苦しんできたカオルがあんずとの出会いを起点にしつつ
あんずへの恋心をトリガーとしながら、
8年の歳月をかけてやっと妹の死を受け入れて解放される物語
捜索と抱擁とキスのムーブでさらに5年くらい加算されて経過するのはもう瑣末なことなんだろう
欲を言えばトンネルの中で妹との再会を果たしたシーンで、
もっとあんずとの交流の回想を差し込みながらカレンとあんずを対比されるカットを5分くらい追加してくれたらカレンの死の受容と未来への希望がもっと際立ったと思うし
Boy meets girlフィルムとしてもっと盛り上がったはず
あの短い描写だとアッサリし過ぎていて物足りなさが残る感じ
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