すずめの戸締まりのレビュー・感想・評価
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3.11使うなら100年後で
すずめの一目惚れの話なら震災をテーマにする必要があったのだろうか。 少なくとも被災者やその家族などがまだまだたくさん苦労や無念を背負いながら生きている2022年。 こんなにファンタジーな内容にしちゃって何がしたいのか… 過去にこんな事あったし、今後はこんなふうに考えたいよねって伝えたいのなら、100年後にこれ作って公開すればよかったのでは…っていう感想。 映像は綺麗でよかったけども、どうも過去作のようにスッキリしない。 新海なんだから深海からミミズが出てくるのを防ぐとかでよかったんじゃないのかね。
右大臣?
左大臣がいるなら右大臣がいそうだが、ただのダイジンなのはなぜなんだろう。 地震の発生をあんな風に表現するとは、発想がユニークでおもしろい。日本は地震が多いが、地球が生き物である以上、避けられない。扉を閉じても、エネルギーが他に流れたり、地中にたまるわけだから、どこかで放出しないといけないかもしれない。生きるか死ぬか、災害時は自分で選べないので、運を天に任せるしかない。 大きな出来事を、新海監督が咀嚼して、こんな形に吐き出したんだな、と感動した。 日テレ金曜ロードショーを視聴。
新海誠監督は戦略家
日本のアニメは世界で人気。この作品は日本を巡るロードムービーになっていて、完全に世界のマーケットを意識した作りになっていますね。 主題歌は若者を意識しているが、カーステレオで流れるミュージックは80年代のヒット曲で50代以上にも刺さる。 綺新海誠監督はビジネス的に戦略家だなぁ。
100点
映画評価:100点 新海誠作品で間違いなくベスト1 そして、この作品を世に放ってくれて感謝します。 正直舐めていました。 冒頭の雰囲気や設定、展開を見て魔女の宅急便のオマージュくらいにしか思っていなかったです。 要石を再び封印するまでのスズメの成長秘話くらいにしか思ってなくて、まさかファンタジーじゃなくリアリティーショーだったとは… ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3・11を題材にしたお話しは多くあります。 そのどれも、中途半端に記憶を逆撫でする程度の腹立つ作品ばかりでした。 わざわざ現実に起きた悲しい出来事を思い出させ、辛かったね分かるよ~みたいな顔をして近づいてきて、そのくせ大した中身(内容)もなく、こちらの心を適当に傷つけるだけの………そういう作品ばかりでした。 でも、この作品は違いますっ! 私は違うと感じました。 【震災】という人ではどうにも出来ない存在を神と称し、その出来事によって埋もれてしまった人々の思いを【浄化】させていく クライマックスに常世で垣間見た風景は、 そこに人が住んでいて、そこに様々な未来や思いがあって、そのかけがえのない一瞬を閉じ込めていました。 その当たり前だった日常が たった数時間で壊される 当日の記憶と共に、そこに生きていた人たちの思いが私の心に入り込み涙が出ました。 スズメが忘れよう、諦めようとしていた 置いてきた(封印した)悲しい記憶。 そのせいで漠然と生きてきてしまった… 「死ぬのは怖くない」 そう自分の心に蓋(黒塗り)をして、 まるで死に場所を探しているかの様に儚い。 でも、鎮魂の儀式(戸締まり)を通して 今度はちゃんと理解し、お別れし、自らの意思で戸締まりをし、 「いってきます」 と進み出す。 そこに置いてある思いを胸に、 あった出来事を無理に忘れず、しっかりと振り返りながら明日の歩いていこうとしている。 そんなスズメの姿を見て、 私も1日1日を、もっと意識して生きたいと思えました。 《無念》という言葉で済ますのは簡単ですが、 人の心はそんなに単純ではないです。 複雑に絡み合う感情と念と共に 一歩ずつ地に足つけて 自分らしく生きていきましょ! この作品を作ってくれて、本当にありがとうございました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー という訳で内容は割愛します。 実際に見て、それぞれが感じとって下さい。 参考にならないかもしれないですが、 私の場合はこんな感じでした(笑) ps.芹澤推しです 【2024.4.10観賞】
すずめさん、何故標準語?
つい先ほど5日に渡ってぶつ切りで観終わりました。 オープニングの魅せかたは『もののけ姫』がオーバーラップし、一気に引き込まれました。確かに皆さんが仰っておられる通り、鈴芽の不可解な行動に「!?!?」になりましたが、120分超えには少ない、中弛みを感じず集中して観られました。日常の表現の美しさやリアリティは、「さすが新海監督!」と唸りました。 ダイジンを追って遠方を旅するモンタージュや、大学生の車に乗って東北地方へ行くモンタージュは、昭和歌謡を交え、この辺りでも新海監督らしい表現に釘付けになりました。 そしてクライマックスの“戸締まり”の場面、実際に起きた様々な災害や震災が脳裏に浮かび、同時にポジティヴな思いに共感し、涙腺が緩んでしまいました。イケメンとヒロインのロマンスは見たくありませんでした。世間様はああいうシーンがないと納得しないのでしょうか。 いわゆる“悪者”がいない作品ですが、スリリングで大迫力で感動的な作品です。是非ご覧下さい‼️
地上波で流れた意味がわからない
あまりにも無神経なストーリーや描写が多く、結論も彼氏できてハッピーで腹立たしい 夏に火垂るの墓を流すのと同じ気持ちで、金ローは上映したのか? 逆に震災に対して被災してない側がどれだけ無神経か気付ける映画。 金儲けにしていい、ファンタジーにしていい内容じゃない。
シナリオ構成が…
映像も美しく、声優も問題なく、ストーリーの着眼点も非常に面白いのだが、ストーリー展開が甘く一つ一つのエピソードに深みが無い。 描いて欲しい部分はあっという間に描かれて、観ていればわかることをセリフで説明されるので、非常にもったいない。 公開日に間に合わせるために、手を抜いたのかな、と思ってしまう。もっと監督やスタッフに時間をかけさせてあげて欲しい気がする。 中学生の子供は楽しかったと言っていたので、若い子はそれほど気にならないのか?
びっくりするほど心が動かない…。
画面の中のすずめは、あんなに激しく泣いているのに、観ているこちらは「すずめの涙」程も心が動かなかった…。 エンドロールのプロデューサーのクレジットを見て、「ああ、最近この人とは、相性が悪いなぁ」と納得した。 絵はきれい。特に、光の表現はホントに上手い。 助けてくれる人々の温かさや、環さんとの本音のぶつけ合いと和解の表現は、好感を持った。
きれいなだけじゃなく、脚本も良い
画が丁寧できれいなだけじゃなく、いちいち構図がうまい。ロードムービーのように主人公たちが移動していくけど、それぞれの場所の名所を緻密に描いていて美しい。障害物を飛び越える時のキャラクターの動きなど、演技指導も完璧。ミミズは「もののけ姫」のシシガミを連想するが、大きさが迫力あり、ラスボスとしての緊迫感があった。 行った先々で、親切な良い人に出会うストーリーもあたたかくて、良い気持ちになった。芹沢君など、ちょっと良い人すぎる気もするけど。それから、肝心なことだけど、鈴芽が聡太を気に入って世話をやく理由が説明不足と思う。イケメンに一目ぼれ? ダイジンという白いネコを追いかけていくことに、ある意味が隠されていて、うまい脚本だと思った。「生きること」と「みんなのために犠牲になること」を考えさせられるクライマックスや、鈴芽の幼い頃の記憶を最後に回収するところも感動的。 「君の名は」「天気の子」と比べるとこの作品が一番だと思う。
モチーフはいつも同じ
新海誠作品 正直個人的には絵の美しさ以外、世間的に騒ぐほどの作品と思っていない 他の人も言ってるが女子高生がその危機を救う、みたいなものばかり 新しい発想が無い 焼き直しばかり続く 災害三部目作って言われても仕方がない おまけにもののけ姫的に見えてくるし あー こう書いてると⭐️3.5にしてたけど変更しよう ただ 声優陣(俳優が本業)は声優本業の人たちに引けを取らないと思える仕事をしてるなと。 原菜乃華さん見事でした
男の子と女の子と不思議な力と
といういつものパターン。流石にちょっと驚きや感動は薄れてきたか。質としては全然落ちてるとも思えないけど。 ナウシカ、ラピュタ以降のジブリのバリエーションは当時は微妙で、もっと冒険活劇を続けて欲しいと思ったけど、今では魔女も豚もトトロも、どれも良いと思う。 懐メロはおっちゃん的には嬉しい選曲ばかりでした。
すずめの戸締まり
ドキドキハラハラで怖いシーンもあったけど、さすが新海誠監督の作品だなと感じた。原菜乃華ちゃんと松村北斗くんの声の演技が本当にすばらしかった!もう一回見たくなるようなそんな作品だった!
薄っぺらい。あまりに薄っぺらい
よくもまぁ「みみず」なんてものを発想するなぁと驚いたというのが、まず最初の感想でした。 ただこの世に厄災をもたらすだけの存在として描かれていますが、この世にあるものすべて、両面性があります。 「それがあるからこそ、この世がまわっている」という面もどこかにあるはずで、「ただ封じ込めれば良い」という発想は、あまりにも古すぎる。 平安時代でさえ、人に取り憑いて病にさせる怨霊は、よりましに取りつかせて気持ちを聞きだし、解消させようという発想があるのに、現代の人間が「ただ封じ込めれば良い」なんて、あまりにも安直な……。 何より、これは多分多くの人が思っていることでしょうけれど、そのためにダイジンやサダイジンという「犠牲者」を出して、「めでたしめでたし」で終わらせていることに強い不快感がありました。 ダイジンやサダイジンだって、本意でやってるわけじゃないのに。 「そういう役目なんだから、役目を果たせ」とはあんまりな。 「昔から米軍基地は沖縄に集中してるんだから、沖縄が我慢すべし」 「福島のがれきはなんとかすべきだが、うちの近所で処理するのは困る」 なんて考えはおかしい。 私は大阪の人間ですが、橋下さんが知事時代、「大阪にも米軍基地を作るべき」と発言したとき、「この知事についていこう」と思いました。 松井知事が福島のがれきを処理することについて、説明会を開いたとき、最初から説明会を妨害するために集まった市民団体に本当に腹が立ちました。 新海監督は、「いやなことは、誰かにやってもらおう」と考えている人なのでしょう。 「天気の子」を見たとき、「私達の平穏を守るためには、誰かが犠牲になるべき」という発想が根底にあるのだなと思いましたが、遠い昔、縄文海進の際には人々が高所に移動して自然と折り合いをつけたように、映画も「大変だが、なんとか自然(あるいは神)と折り合いをつけよう」とするところで終わったように見えましたので、まだ理解できました。 でも、なんて貧困な世界観なんでしょう。この監督の世界は。 久々に、最悪な気分になった映画でした。
現実に起こった出来事とファンタジーを見事に融合させたストーリー。 ...
現実に起こった出来事とファンタジーを見事に融合させたストーリー。 映像の美しさが見どころなのと劇中の音楽が印象的。 クライマックスからエンディングにかけての流れもすごく良かった。
合成した方言が気になる
すずめちゃんが住んでいるあたりの地方出身者なので、合成したような方言が気持ち悪くて、集中してみられませんでした。どうせなら大分弁とか宮崎弁とか愛媛弁とか、どこでもいいけど、ちゃんとしたどこかの言葉にしてほしかった。地元じゃなければ、気にせず楽しめたのかなあ。
今までの新海作品からしたら、まずまずか
絵は相変わらず美麗。ストーリーも今までよりも追いやすく飽きが来なかったように思います。震災が題材は賛否はあると思いますが、生き残った人、生き残った人を見守っている人、亡くなってしまった人、それぞれの思いが絡み合った複雑な感じがうまく表現されていると感じました。ラストで幼いすずめの気持ちを考えたら、震災当時もこんな子がいたのかもしれないなと、ふと、思いました。
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