サバカン SABAKANのレビュー・感想・評価
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最後まで席を立たずに観てください
主演は演技をするのは初めての番家一路くんと原田琥之佑くん、この2人めちゃくちゃ良かったです。ほんとにあの頃の長崎のあの町にいた子どもにしか見えなかった。2人の「またね」にこんなに泣かされるとは思いませんでした。
子どもが子どもらしく、子ども時代を過ごすためには周りの大人の存在も大きいのだなと改めて感じました。
リアルぼくなつ。
本作は売れない小説家がふと目に入ったサバ缶から子供の頃の夏休みを思い出すというお話。
基本的には「ぼくのなつやすみ」のように昭和の夏休み思い出して、あの頃はよかったーと懐古する系の映画。
私自身は平成を生きた人間なので、この時代の色々な意味で寛容な世の中は正直嫌悪感を感じてしまう部分もあった。ストーリーもありがち。あと常に誰かしらが叫んでいるので耳が痛い…実際に昭和の夏休みを経験した人はまた別の感想を持つのだろうか。
主人公たちは島まで海を泳いで渡ったりとゲームの中だけと思うような無茶を結構する。その度に怒られて引っ叩かれる。でもその後は後を引きずらずみんな仲直り。
今の世の中、間違ったことをするとすぐに炎上して失敗すること自体が許されない。みな余裕がなく他人の過失に敏感。人と人が交わることで生まれる温かさを思い出させてくれる映画。
あゝ、少年時代 -キャスト達の良き化学反応-
1986年の長崎、斉藤由貴とキン肉マン消しゴムを愛する久田とクラスメイトから距離を置かれている竹本。少年2人の一夏の冒険と友情に、スッと心が洗われるような青春ドラマ。昭和の古き良き時代と人々の温かさにほろりと涙する。
スマホもパソコンも携帯電話も無い、今のようにSNSもない昭和時代にタイムスリップしたかのような感覚に。
不便な時代ではあるものの、時にはその不便さが羨ましくもなる。
「サバカン」を通して描かれるどうにもならない悲しみと別れ、永遠の友情、絆、二度と戻ることのない夏の思い出が紡がれている。
なんと言っても久田の少年時代を演じた番家一路君がいい味を出している。声もキャラも最高。竹原ピストルと小野真千子の絶妙なコンビネーションも爆笑必至。貫地谷しほりの演技にも感情を揺さぶられた。そして、草彅剛の一際輝く存在感には目を見張るものがある。
今作、大島ミチルが手がけた音楽が素晴らしい。そして、所々映し出される海、駅、空といった絵画を思わせるような描写にも息を呑む。
エンドロール後の映像はアドリブかな?想像していた以上に素晴らしい作品だった。
僕にはサバ缶を見ると思い出す映画がある
昭和の日本の夏を感じることの出来る作品
いまこのデジタルな日本にはない
アナログな日本を描いた作品
1986年 長崎
貧乏な少年と
声の小さい少し内気な少年
ふたりはひとつの冒険を共にし
やがて"友達"になる。
小5の男の子を経験した男性なら
「わかるわぁ」
と共感することまちがいなし笑
ストーリーも素晴らしく
少し転機の部分の不幸さ加減が大雑把だが
丁寧につくられてる。
草彅剛さんのナレーション
これがほんとにマッチしていてずるい。
そして りりあ。さんがうたう
ORANGERANGE キズナ のカバー
この曲がほんとにこの映画に書き下ろした?
ってくらいマッチしており
当時、この曲が好きでよく聞いていたので
ほんと不思議な感覚になった。
(20年くらい前か……)
友の声が胸に響いた
涙が滲んじゃ道がみえない
同じ空、決して孤独じゃねぇんだ。
良い作品だった。
過去に戻れたような感覚
これだから映画はやめられない
子供の頃、夏が好きだった事を思い出しました。
夏に見るべき映画
麻宮サキはマッポの手先…
いい友だち!
サバカンは、いつ出てくるのか待っていたら「サバカン寿司」でした。
ブーメラン島でのイルカは、会えなくて残念でした。いいお兄さんとお姉さんに手助けされました。ラストのイルカと遊んでいる絵は素敵です。
健二が、寿司屋 になって「サバカン寿司」出してるのは面白かったです。
夏の思い出に。そしてあの頃の大切なものを思い出す
ジブリ映画のような作品
予告だけでは
みて欲しい。
またねー!
#金沢監督天才
1986年夏の長崎で、父の影響からか斉藤由貴が大好きな小学5年生の久田は、カカア天下だが子に愛情を注ぐ両親と弟の4人で暮らしていた。ある日久田は、家が貧しく同級生から避けられている竹本に誘われ、イルカを見るため山を越えて海へ行き、そこでヤンキーに絡まれ好青年に助けられ、そして泳いで島を目指した。久田が泳いでてもう少しで島に着きそうな時に、足がつって溺れそうになったところを美少女に助けられたりと、トラブルに遭遇しながらも2人は友情を育んでいった。しかし、突然竹本のお母さんが交通事故で・・・てな話。
完成披露舞台挨拶の回を観賞した。
草彅剛はトーク上手い。監督をイジってるのも面白かった。#金子監督天才、って言ってたが、脚本が良くて入り込めたから、その通りだと思った。
久田の両親と弟の掛け合いが面白い。久田役の番家一路もよかったが、竹本役の原田琥之佑が最高に良かった。
漁師だった父を亡くし、母1人で5人兄弟を育ててたからか、貧乏でボロ屋だった竹本を同級生が馬鹿にして笑うが、唯一笑わなかった久田を冒険に誘い、友達居なくて、いじめられても強くて妹や弟の面倒をみてて健気で最高だった。調べたら原田芳雄の孫なんだね。イケメンだし今後に期待。
尾野真知子の強くて愛のある母ちゃん最高!竹原ピストルとの夫婦ケンカシーンなど、はたき合いながらも夫婦仲いいんだな、って思える。
子供時代の夏休みを振り返る大きくなった久田役の草彅剛も良かった。
溺れた久田を助けた由香役の茅島みずきも可愛くてカッコ良かった。
綺麗な漁村風景も良かったし、長崎にまた行ってみたくなった。
なんとも言えない観賞後の余韻が残る良い作品です。
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