サバカン SABAKANのレビュー・感想・評価
全270件中、241~260件目を表示
リアルぼくなつ。
本作は売れない小説家がふと目に入ったサバ缶から子供の頃の夏休みを思い出すというお話。
基本的には「ぼくのなつやすみ」のように昭和の夏休み思い出して、あの頃はよかったーと懐古する系の映画。
私自身は平成を生きた人間なので、この時代の色々な意味で寛容な世の中は正直嫌悪感を感じてしまう部分もあった。ストーリーもありがち。あと常に誰かしらが叫んでいるので耳が痛い…実際に昭和の夏休みを経験した人はまた別の感想を持つのだろうか。
主人公たちは島まで海を泳いで渡ったりとゲームの中だけと思うような無茶を結構する。その度に怒られて引っ叩かれる。でもその後は後を引きずらずみんな仲直り。
今の世の中、間違ったことをするとすぐに炎上して失敗すること自体が許されない。みな余裕がなく他人の過失に敏感。人と人が交わることで生まれる温かさを思い出させてくれる映画。
あゝ、少年時代 -キャスト達の良き化学反応-
1986年の長崎、斉藤由貴とキン肉マン消しゴムを愛する久田とクラスメイトから距離を置かれている竹本。少年2人の一夏の冒険と友情に、スッと心が洗われるような青春ドラマ。昭和の古き良き時代と人々の温かさにほろりと涙する。
スマホもパソコンも携帯電話も無い、今のようにSNSもない昭和時代にタイムスリップしたかのような感覚に。
不便な時代ではあるものの、時にはその不便さが羨ましくもなる。
「サバカン」を通して描かれるどうにもならない悲しみと別れ、永遠の友情、絆、二度と戻ることのない夏の思い出が紡がれている。
なんと言っても久田の少年時代を演じた番家一路君がいい味を出している。声もキャラも最高。竹原ピストルと小野真千子の絶妙なコンビネーションも爆笑必至。貫地谷しほりの演技にも感情を揺さぶられた。そして、草彅剛の一際輝く存在感には目を見張るものがある。
今作、大島ミチルが手がけた音楽が素晴らしい。そして、所々映し出される海、駅、空といった絵画を思わせるような描写にも息を呑む。
エンドロール後の映像はアドリブかな?想像していた以上に素晴らしい作品だった。
サバカン 意外と泣きます
初日さっそく観てきました 誰もが懐かしい気持ちになって優しい気持ちになります
俳優陣が素晴らしい その為いい意味で子どもたちが浮き出てる
友だちにいい映画だよーってススメたくなる映画
僕にはサバ缶を見ると思い出す映画がある
昭和の日本の夏を感じることの出来る作品
いまこのデジタルな日本にはない
アナログな日本を描いた作品
1986年 長崎
貧乏な少年と
声の小さい少し内気な少年
ふたりはひとつの冒険を共にし
やがて"友達"になる。
小5の男の子を経験した男性なら
「わかるわぁ」
と共感することまちがいなし笑
ストーリーも素晴らしく
少し転機の部分の不幸さ加減が大雑把だが
丁寧につくられてる。
草彅剛さんのナレーション
これがほんとにマッチしていてずるい。
そして りりあ。さんがうたう
ORANGERANGE キズナ のカバー
この曲がほんとにこの映画に書き下ろした?
ってくらいマッチしており
当時、この曲が好きでよく聞いていたので
ほんと不思議な感覚になった。
(20年くらい前か……)
友の声が胸に響いた
涙が滲んじゃ道がみえない
同じ空、決して孤独じゃねぇんだ。
良い作品だった。
過去に戻れたような感覚
これだから映画はやめられない
子供の頃、夏が好きだった事を思い出しました。
大人になると、秋や春が好きになりますが
子供の頃は本当に夏が大好きだったのを
思い出しました。
多少、無理のある所はありますが
多めに見てあげましょう
配役演技も、素晴らしい。
ただ、パンフ買おうと思ったら
スシローで買うって?どういう事
益々スシローが
嫌いになった。
夏に見るべき映画
あらすじを読んで想像していたよりも淡々とサクサク進む。でも、それがいい。
こどもにとっての世界は、歩きと自転車で行ける範囲。そこからちょっと飛び出すだけでワクワクする大冒険だったことを思い出した。
主役の少年たちが、まだ何者でもない原石の輝きで魅せる中、脇を固める大人たちも良い。最後に持ってく竹原ピストルの父ちゃんと、口うるさいけど愛情深い尾野真千子の母ちゃんは絶品。
出番は少ないながら、深くあたたかな声音で物語に伴走する草彅剛の存在感はいわずもがな。
とにかく、夏が終わらないうちに見てください。
麻宮サキはマッポの手先…
竹原ピストルが抜群にいい!
尾野真知子との夫婦役がこれ以上無いくらい昭和の良き夫婦臭を醸し出しすぎています(笑)
少年期の2人の関係がとても良くて泣けます。
ちょっと斜に構えた逸れ者と夏休みをキッカケに仲良くなる。
あの頃の子供だからこそ損得勘定抜きで踏み込みる。
情報量が少ないってある意味幸せなんだ…って。
離婚後娘と定期的に会うことの出来る剛のポジションを描く必要性はそんなに感じない。
自分の子供時代と重ねるわけでも無いし。
その分の尺をもう少したけちゃんの家庭環境にでも充ててほしかった。
散り散りになる時の失望感がより深くなるしね。
ただ語り部としての『草彅剛』はやっぱり魅力的だ。
いい友だち!
サバカンは、いつ出てくるのか待っていたら「サバカン寿司」でした。
ブーメラン島でのイルカは、会えなくて残念でした。いいお兄さんとお姉さんに手助けされました。ラストのイルカと遊んでいる絵は素敵です。
健二が、寿司屋 になって「サバカン寿司」出してるのは面白かったです。
夏の思い出に。そしてあの頃の大切なものを思い出す
男の子の大冒険、一緒に体験してるみたいにドキドキ!あの時代のあの頃の私にも、小さいけれど貴重な、私なりの大冒険をした経験あったよな…っといろいろ懐かしく思い出しました。
あと、久ちゃんが食べてたサバ缶のお寿司がめちゃくちゃ美味しそうでした!
気持ちのいい涙でした
いつの間にか涙が出てました、
懐かしさと歯痒さと甘酸っぱい感じが
胸いっぱいに広がって
何気ない日常の大切さを思い出しました
主演の二人サイコ~です
久ちゃんのお母さんとお父さんと弟さんもサイコ~
ジブリ映画のような作品
ジブリ映画のように、純粋でワクワクドキドキ、映像も美しく、音楽も心に残る、そしてクスクスと面白くもあり、そして感動涙ありでした。
子役、映画初デビュー作品の主役番家くん兄弟、お友達の原田くん、とっても素晴らしかったです。竹原さん、真千子さんのお父ちゃんお母ちゃん、ブラボー!!!でした。そして、出番は少ないですが、剛くんの存在感、癒されるナレーションに温かく包み込まれました。
大人はもちろん、お子さんにも見やすく分かりやすく、夏休みの思い出に是非ともお勧めしたいです。
和製版スタンドバイミー、世界にも自信持って披露できるのではないでしょうか。
予告だけでは
完成披露試写で鑑賞
大抵の大人なら誰もが通ってきた懐かしい時代の夏休みのストーリー。
前半は長崎ののどかな自然を楽しめるが段々と心の奥にあった久しぶりの感情を思い出し予定外の涙を流した。
主人公の大人役の草彅剛が最後に出てくるがあのシーンがあって主人公と友達の関係にホッとした、と思うほど最後はこの物語に入り込んでしまっていた。
脚本は少々ベタな部分もあったがキャストが絶妙で本当に居そうな家族が観れる。
派手なエンタメ感はないが大人も子どもも楽しめるいい映画。
予告だけではわからない感情ばかり。
ミッドナイトスワンのスタッフが手がけている
ということだけででもとりあえず一度観に行った方が説得力があると思う。
みて欲しい。
オカリナ。
正直期待していなかった。
舞台挨拶での草彅さんの監督推し、監督のワードセンスであれ?、と。
普通の、どこにでもありそうなお話。
けれど監督の演出、脚本のセンスで抜群に面白くなっていた。
笑えて、涙も。
尾野さんピストルさんサイコー。
どうしようもない悲しさもあるけれど、最後はハッピーで終わってくれる核心が持てる監督さん。
そして監督はなんと。。。!まさかの。
世代の人は色んな意味で懐かしく楽しくみれると思う。
癒されるので沢山の人にみて欲しい作品。
そして金沢監督の作品、またみたい。
またねー!
とてもあたたかくキラキラとしたひと夏の思い出。夏休みにいっぱい遊んで「またねー!」って言える友達っていいな。何度も涙が溢れました。小さな冒険を経験したことがある男子はさらにハマるんじゃないかな。
主役のふたり、番家くんも原田くんも演技が初めてとは思えず、ヒサちゃんタケちゃんとして存在していました。思いがけず岩松了さんにも泣かされました(笑)
80年代に子供だった人はもちろん、今の子供たちにも、どの世代にもきっと響く作品です。
長崎の風景が美しく大きなスクリーンに映えます。ぜひ映画館で観てほしいです。
#金沢監督天才
1986年夏の長崎で、父の影響からか斉藤由貴が大好きな小学5年生の久田は、カカア天下だが子に愛情を注ぐ両親と弟の4人で暮らしていた。ある日久田は、家が貧しく同級生から避けられている竹本に誘われ、イルカを見るため山を越えて海へ行き、そこでヤンキーに絡まれ好青年に助けられ、そして泳いで島を目指した。久田が泳いでてもう少しで島に着きそうな時に、足がつって溺れそうになったところを美少女に助けられたりと、トラブルに遭遇しながらも2人は友情を育んでいった。しかし、突然竹本のお母さんが交通事故で・・・てな話。
完成披露舞台挨拶の回を観賞した。
草彅剛はトーク上手い。監督をイジってるのも面白かった。#金子監督天才、って言ってたが、脚本が良くて入り込めたから、その通りだと思った。
久田の両親と弟の掛け合いが面白い。久田役の番家一路もよかったが、竹本役の原田琥之佑が最高に良かった。
漁師だった父を亡くし、母1人で5人兄弟を育ててたからか、貧乏でボロ屋だった竹本を同級生が馬鹿にして笑うが、唯一笑わなかった久田を冒険に誘い、友達居なくて、いじめられても強くて妹や弟の面倒をみてて健気で最高だった。調べたら原田芳雄の孫なんだね。イケメンだし今後に期待。
尾野真知子の強くて愛のある母ちゃん最高!竹原ピストルとの夫婦ケンカシーンなど、はたき合いながらも夫婦仲いいんだな、って思える。
子供時代の夏休みを振り返る大きくなった久田役の草彅剛も良かった。
溺れた久田を助けた由香役の茅島みずきも可愛くてカッコ良かった。
綺麗な漁村風景も良かったし、長崎にまた行ってみたくなった。
なんとも言えない観賞後の余韻が残る良い作品です。
全270件中、241~260件目を表示