グリッドマン ユニバースのレビュー・感想・評価
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表情筋が硬化した
エヴァとグレンラガンに水をかけてふにゃふにゃにふやかしたところに特撮の退屈なところ(動きがもっさりとしてカッコいい構図や動きよりを追求せずにダサさをそのままにする、カタカナ言葉を足していけば良いとかいう頭のよろしくない不良的ネーミングセンス、戦闘シーンで車や建物はセットですから、オモチャですから、と壊れない。また破壊描写やダメージ描写も無いorネゲントロピーの如く画一的で迫力がわざとかというほど抑えられている。子どもがそのフィギュアをもってごっこ遊びをしているそのままかのような映像の戦闘シーン←のダサさを開き直ってこれが良いんだろ?と提供してくる感じがした。)
シーンの全てが既視感あるいは想像してきた範囲内でしかない。
またかけ合う言葉と出来事が生温すぎる青春、その青春の舞台として描かれる記号的な背景描写(セミの鳴き声とか下校する生徒たちとか立花と世界が終わったら困るとか話している夜のシーンとか)
一言でまとめてみる。被造物の世界だからといって既視感や平易な表現方法や記号的に描きすぎているため登場人物が生き生きと浮かび上がってこない。そのためそれに感情移入して熱くなることもできない。
みんなに言いたいことがあるならちゃんと言わせてね。言いたいこと、やっぱ無いみたいなのが多すぎた。多分エモいやり取りが思いつかなかっただけだろうけど。 言わない方がいいとか濁した方がいいとか、そんな事もあるにはあるけど、そういう場面ではなかったと思うんだよな。ずっと会えなくて悲しいとか、言いたいことがあるけど言えないみたいな感じで来といて、いざ再会したら次に会えるのがいつになるのかも分からないというのに、やっぱ言わないみたいな。いやそうはならんやろ。言っとけよ、言いそびれて悔しかったりモヤモヤしてたんだからさ。
裕太くん…主人公っぽい言動だけど肩透かしし続けてずっと影薄いのね…余談だけど主人公キャラは影薄くなりがちだけど、そこを平均すると中の上〜上の下ぐらいの存在感で揺らぎながら居させられる作品は信頼度高いんだよね(H×H、デスノート、黒バス、Shirobako、アクアトープ、ブルアカ等)
このような評価になってしまい、好きな人にはごめんなさい。
SSSS.パリッとマンは大好き
虚構を信じて楽しめる力
語彙力をぶっ壊す映画でした。
私は原典の『電光超人グリッドマン』を視聴している世代でもあり、
アニメ版の『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON』も鑑賞済み。
加えて特撮ヲタク...つまり100点満点の映画です。
正に「よくできました」と讃えたい作品です。
こんなにも「こまけぇこたぁいいんだよ!!」を体現したジェットコースタームービーは久々だったので鑑賞後に嬉しい溜息。
レビューは毎回、良かった点と悪かった点を挙げるのですが、今回は良かった点しか書きません。
と言うよりも良かった点しか書きようがないです。
○会話劇
『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON』同様に自然体な会話が最高でした。
日本のアニメは文学的表現との親和性が高いので日常では使われない言葉回しもすんなりと受け容れてしまう。
しかし『GRIDMAN UNIVERSE』は、現実同様に他愛もない会話をする。
今作も現代の学生が使いそうな言葉や口調で会話をするので全編通じて登場人物達に共感ばかり。
○登場人物の心理描写
世界の危機を前にしても期末テストやら学園祭やら告白で頭いっぱいな裕太達。
名誉ある映画賞を受賞するような重苦しい人間ドラマは、そこには微塵もない。
しかし我々だってそんなに大層な人間ドラマなんてない。
学生らしく今ある学校生活を基とする悩みだからこそ現実味のある人間ドラマが生まれる。
○再会
当然ながら『GRIDMAN UNIVERSE』は『SSSS.GRIDMAN』と『SSSS.DYNAZENON』の後日談。
またグリッドマン達に会えただけで感動。
特にガウマと蓬の関係性が好きなのでガウマ隊再会は、ちょっと泣いてしまいました。
真夜中のガウマと蓬の会話も最高でした。
多くを語らず涙する蓬の頭に手を置くガウマ...
これだけでも観に来て良かった!
内海とボラーの再会も嬉しかったです。
相変わらずの足蹴りが見れた。
再会と言えば本編では叶わなかったガウマと姫。
他の作品なら感動的な演出をするのにそこはGRIDMAN作品。
北海道物産展で出会うと言うシュールな再会。
短いながらもお互いの関係性がよく分かるシーンでした。
○カメラアングル
カメラアングル・カメラワークが秀逸!
やはり円谷プロも携わっているだけあって通常のアニメにはない構図ばかりで新鮮!
今尚もウルトラシリーズで「まだこんな特撮手法があるのか!」と驚く事もありますが、『GRIDMAN UNIVERSE』でも斬新なアングルばかりで終始飽きません。
○物語
登場人物達が「サッパリ分からん」と言うように理解出来そうで出来ない今作の世界重複現象とその真相。
しかしそこは、何となくで充分。
この難しいロジックは、怒濤の戦闘ラッシュ&サプライズの前では添え物。
○戦闘
圧巻の一言ですよね。
もう喧しい位に合体したり、技を撃ったりするので画面がカオスな状態。
しかも全員で喋るし、SEもデカいし、オーイシマサヨシも歌う...全員、自己主張が強すぎ!
スタッフの「とにかくやりたい事、見せたいものを全部やってやるぜ!」と言う想いが伝わって来ました。
前述のカメラアングル・カメラワークの件同様に特撮作品の見せ方をするので視覚的に飽きないし、とにかく「スゲー!スゲー!」の連続。
語彙力が低下してしまう怒濤の戦闘に大満足。
○神様参戦
アカネちゃん&アレクシス・ケリヴ参戦もグッと来ました。
ラスボスコンビだっただけにあの余裕綽々な言動が良かった。
アレクシス・ケリヴ消滅時、アカネちゃんの無言で寂しげに見つめる姿も良かったですが、
「消滅なんて嘘だろ」「また見つけて封印してやる」と口を揃えて言う新世紀中学生の関係性もグッと来た。
アカネちゃんとアンチ君もようやくお互いの気持ちを伝えられてホッコリ。
○告白
実写・アニメで恋愛描写に心揺れ動かなくなって久しい私ですが、裕太×六花のもどかしさにニヤニヤしっぱなし。
蓬×夢芽もすっかり恋愛の先輩...と思いきや、ラストにニヤニヤ。
あの告白後のもどかしい2人からのエンドロールはズルイ!
○Cパート
このありきたりな日常会話で終わるのがGRIDMANらしいです。
笑いながら劇場を後に出来ました。
○再会を信じて
「また会おう」
「ありがとう、私の友たち」
そうそう、ヒーローの別れはコレでいいんですよ!
もう最高のユニバース映画でした!
劇中の台詞と同じく、虚構(フィクション)を信じて楽しめる人間って素晴らしい。
この映画を楽しめた私達は、人生を誇って良い!
GRIDMANシリーズは、まだまだ終わらないで欲しい。
退屈から救いに来て!グリッドマン!
合体、新形態、熱すぎる挿入歌、そして大団円
最近見たヒーロー映画の中でぶっちぎりで面白かった
今回は特にGRIDMAN側、本編では終始グリッドマンに憑依された状態で実質出番のなかった響裕太が裕太本来の人格で主人公を務めることになる。
正直、予告を見た時点では不安だった。ああこれ無力さに悩んだり戦うことにウダウダ迷ったりするんだろうなぁ…という予想をいい意味で裏切ってくれた。
怪獣が現れれば真っ先に駆け出し、迷うことなく変身する
ともすればグリッドマン以上にヒーローとして覚悟がキマっているくらいだ
六花との恋愛模様がムズムズするくらいじれったいがそれはご愛敬。最後はちゃんと告白してグリッドマン史上一番可愛い六花が見られる。
そして何より終盤の畳み掛けがすごい。
中盤から加入するダイナゼノン組。ジャンクショップに集まりユルーいクロスオーバーの日常が始まる…と思いきや、徐々に不穏さを帯びていき、世界の根幹が揺らいでいく。つくりもののような日常のベールが一気に剥がされ、真実が明かされる流れはSSSS.GRIDMANを彷彿とさせる。
そこからはもう激熱展開の目白押し。
フルパワーグリッドマンとカイゼルグリッドナイトの同時合体に武器交換に合体技。
満を持して誕生するユニバースファイター
アカネ参戦、そしてまさかのアレクシスとの共闘
主題歌とともに復活するダイナゼノンからのバトルゴー!
更に更にグリッドマンとダイナゼノンが合体して新形態に!
なんかもうすごすぎて感動してしまった
ヒーローショーを見て泣いている内海と同じ状態になれる
ストレートに見たいものすべてが見れる映画ってのはいいものだなぁ…
丁寧な伏線回収が光る良作。最低でもTVシリーズ予習は欲しい
特撮版未視聴です
TVアニメシリーズからですが、TVアニメ版から既にかなり特撮版をリスペクトしてるのは調査済み
当時から伏線というか世界観回収は相当丁寧なものがあったが、今回の映画もそれの集大成といったもの
内容的には高校生の学校祭・恋愛あたりがバトル以外の中心的な話題だったが、ベッタベタな両想い構造だったので個人的には蛇足にしか感じなかった
まあどちらかというとTVアニメ版からその要素を強く押し出してきていたので、あくまでTVアニメ版のファンムービー的要素、いわゆるお祭りコンテンツというやつなんだろう
ちなみにTV版もダイナゼノンの恋愛要素もだるいなーと思って見ていたので、根本的にある程度趣向がずれていたという前提でレビュー書いてると理解してほしい
しかしながら、原作リスペクトと特撮が好きなのが良く分かる全体的なクオリティの高さが光る
本作中「本当に伝えたいのは新条アカネなんだよ」という趣旨のセリフがあったが、これがダブルミーニング的な、メタ発言的な意味があるように思えて、グリッドマンってこういう作品だったなーと思い出させてくれる
新条アカネが映画のHPに乗っていなかったので、グリッドマンって新条アカネ居なかったら語れなくない?と思っていたところで、アカネの登場
この辺り、期待を裏切らない
特撮版武史のリスペクトから、アニメーター見本市の武史のジャンクに入る演出があって、そして映画版での新条アカネの変身までつながるのは、本当に壮大な伏線回収でまさに集大成
約8年だろうか。よくぞここまで作ったと素直に感心する
個人的にあまり響かなかったのは、ラストの盛り上がりの主題歌ラッシュの部分で、盛り上がる動機付けが弱かったかなと思う
また序盤の展開が退屈すぎて眠くなってしまった…(あまりこういうことは無いんだけど)
作画も素晴らしかったし、トータルで良作だとは思う
良かった点と悪かった点が両方ある感じ
次回作があればまた良作を作ってくれるのだろうとは思うが、もう一歩何か超えてきて欲しいと無茶な要望だけは挙げておこうかと思う
この映画ずるい
あくまで個人の感想、見解なので悪しからず。ということを念頭においていただけると幸いです。
映画を見始めて最初の方、なんだこの展開は、、、って正直なってました。まあ2作品出すし登場人物多いし、ある程度仕方ないのかなぁとは思いつつ無理矢理感あるなぁと。
そこまで含めてそこまで含めてこの映画のテーマだったのかと気づいた時、本当にびっくりしました。全部含めてこの作品のテーマだったのかと。本当にずるいですよね。
自分がそれに気づいたのはラスボス戦の前、グリッドマンに付け込んだのが誰だったのかということが明らかになった時でした。
ラスボスの根拠と解説はあっても、ラスボス自体の説明はされないなぁと思っていたのですが、そのことを考えてるうちに
「つまりこのラスボスって自分らやん」
とわかった瞬間本当に驚きました。
グリッドマンの続きが見たかったんでしょ?
ダイナゼノンの続きが見たかったんでしょ?
こういうの妄想してたんでしょ?
という自分たちのイメージをそのままラスボスにするって本当にずるい。
作中劇の脚本について、最初はこう書きたいと思っていたものや拘りがあったはずなのに、要素を増やすに連れて薄れていくというのも、ギミックとして強いなと思いました。
この映画自体もそうで、世界の危機が迫ってるからまた戦い始めたはずなのに気がついたらキャラクターどうしの和気藹々がメインにすり替わっていきました。
これって、中学高校の時になんとなーく頭の中で考えていた「俺が考えるこの作品の続編!こうだったら楽しそうだなぁ」のままなんですよね。その稚拙さや無理矢理感、カオス感がそのまま世界の危機に繋がっていく。
でも登場人物達はそう進んでいく世界に対して、自分たちで考え、行動し、乗り越えていく。
製作陣はやりたいことを好きなだけやりまくっているくせに、悪いところは全部こっちのせいにしてさらにやりたい放題して、全部パワーで薙ぎ払って圧倒してくる。
本当にずるい。
最後の一分で見方が変わる劇と同じように、この映画も最初と最後で全然違うことをしていましたね。
そのくせ最終的な自分たちの感想は「普通」って。
どれだけずるいんですかと、、、
アニメ版グリッドマンは作られた世界だったりアニメの外の世界だったり、そもそものメタ要素が強い作品だったのだと思います。
それを最大限に利用してここまでのストーリーを作るということは、他の作品ではなかなかできない芸等だと思います。
思ったよりも長文になってしまいましたが、自分からのこの映画に対する評価は総じて「ずるい」です。本当にいい作品に出会えました。ありがとうございました。
特撮からアニメを見続けた人達へのご褒美映画。
特撮の電光超人グリッドマンが好きでアニメ全部見た上で初日に鑑賞。特撮の要素が散りばめられて(なんでも特撮話数に合わせて39個あるとか)アニメでは未消化だった部分もきっちり解消されてバトルも劇場版ならではのド派手で新合体も有りと見ててとにかく楽しかった。シリーズ見ないと楽しめない部分が多いから見る前にしっかり予習するのがベスト。
色々突然登場するw
アクションシーンはチープだが躍動感があり面白いが、ラストの脈絡もなくとにかく全部突っ込むみたいなところが見ていて恥ずかしくなった。
評価が高かったので観てみたが、尺が短すぎたのが残念。もう少しつながりをしっかり作っていればもっと良い作品になったと思うのに。ラスト直前までは普通に楽しめた。
お祭り映画
仮面ライダーとゴレンジャーシリーズの世界が繋がった様なもんかな。
細かい事を言うと、設定が分かりにくい部分は有るんだけど、なんかそう言うのはどうでも良いって思える。まぁ、エヴァみたいに何十年も掛かって、新劇で「エンタメを作る」と言った結果がアレかよ!ってのと違って、この数年の二作を合体させたものだから気軽に見られるってのが大きいか。それと、話しがスピード感が有るからかな。
まぁ、まさか実写の入れ方(入れるとは思ったけど)や、アカネが魔法少女的なコスで参戦したりとかは想定外だったけど。
アンチや二代目が新旧の姿で出たり、お前生きとったんかい!みたいな、もうお祭り映画だよね。こうなると、基本的に細かい部分が気になるんだけど、「細かい事はどーでも良いんだよ」ってなる。
蓬と夢芽の方はもっとバカップルぶりを見せるかと思ったら、そうでも無かったな。
最初のシーンの内海じゃないけど、裕太遅いよ!まだだったんかい!
しかし、スタッフロールの後の一番最後の台詞がアレかよw
アカネ君!
グリッドマンとダイナゼノンも1度見ただけで、内容をほとんど覚えてなかったのでところどころよくわからなかったですが、というか今回の映画自体設定が複雑なのであまりよくわからなかったですが、出ると思っていなかったアカネ君とアレクシスがここぞという場面出てきたので良かったです。
アカネ君の謎魔法少女風コスチュームやまさかのアレクシスのヒーロー化など、アカネ君アレクシス好きには嬉しい劇場版でした。
ファンとして楽しい
特撮版は未見。両アニメは視聴済みで好きな作品になったので楽しみだった。
登場人物たちにまた会えたのは嬉しく、画のクオリティも期待を超える素晴らしい出来。
だが両世界の人物たちが会うことの説得力が弱い気がして、ストーリーに入り込めなかった。理由には、タイトルにも表れている、グリッドマンのユニバースが重ね合わされているということの意味が十分理解できていないことがある。(マルチバースものやコミックヒーローものの米映画を全く見ていないので、その文法が分からないこととも関係する?)
ドラマとしての情緒はある。ユウタとリッカの関係、ガウマと姫の再会、アカネの復活!など。後日談含め、ファンムービーとして楽しめた。
追記:「人間だけが虚構に心を通わせられる存在」(正確ではない)旨の台詞にグッときた。自分がいま映画の登場人物に共感していることもそうなんだな、と不思議な気分になる。
グリッドマン・ダイナゼノンの集大成
最高でした。
アニメ2作で、もどかしく思ったとこをしっかりと回収していくスタイル。
バトルシーンや映像の綺麗さは相変わらず良くて、久々にみんなと会えて嬉しい!!!
言いたいことがありすぎて言いきれない!
ダイナ勢の2人の絡みは最高!よもぎいなくて心配するとことか、合流するとこ、蟹、、、良き!
真礼さんもいいね!ダイナの時に出来なかったとこを見せてくれるの最高かよ、、、
そして、新たなバトルスタイル、、、かっけぇ!!!
難しくて疑問も僅かにあるが、そんなの気にしないくらいに完成されていたと思う。続編期待してた人はみんな喜ぶんじゃないかな?
あかねもね、、、良かったよ、、、
ゆうたとりっかは言うまでもないね!尊い。
自分の中で、2作品がようやく完結を迎えた。清々しい気持ちでいっぱいです。 とても良きでした!
タイトルなし(ネタバレ)
アオハルパートと戦闘パートの全力戦,見せ方,よかったです。
最近の傾向で話の単調さやけむに巻くのを動きでごまかす
(よく動くようになってきたけど話が普通,入ってこない)というのが
あるかなとも思いますが,トリガーの作品が動かないとそれはそれで
問題なのでしょう。初見の人もあんまりいないと思うので,ある程度
テレビシリーズを知らないとわからない話も問題ないと思います。
2代目のいっている解説理論も訳わからないですが,不思議理論を
早口で並べたてるのも思い出すとラジオドラマでその傾向はあったので
そこも味があってよかったのかもしれません。
残念だなと思ったのはアレクシスが味方で出てくるなら
怪獣優性思想の面々も止め絵だけでなくて出番があればなお嬉しかったです。
ひとことReview!
内容と作画がグチャグチャのごった煮アニメーション。作りが派手で中身が滅茶苦茶なTRIGGERの体質は、創設した時から変わっていない。ヒロインの太ももをぶっ太くして、どうするんだよぉ...
特典のボイスドラマについて
タイトル通りのレビューです。一言で言えば超面白かったです笑 さくっとあらすじだけ紹介すると、映画本編の後の話と言うことで晴れて恋人通しになってデートに行くも喧嘩してしまった裕太が蓬と夢芽に相談するという話でした。蓬と夢芽の掛け合いがホントリアルで面白く、聞いてて「これアドリブでは?」と思うようなシーンが多かったです。夢芽の「うるせぇよw」には思わず笑ってしまいました。
しかし、視聴には円谷アカウントとdアカウントに登録しなくてはならないことが少し面倒だったので少し評価を下げました。
裕太六花ファンはもちろん蓬夢芽ファンの方もニヤニヤできる内容となっていたので是非早めに聞いて貰いたいですね
目を覚ませ、忖度した評価は作品の質を下げるぞ
特撮を含むグリッドマンシリーズを好きな人の意見を聴かないと何とも評価が分かれる作品だと思います。
★3.5は『SSSS.GRIDMAN』『SSSS.DYNAZENON』
の集大成、アニメ作品としての忖度なしの総合評価です。
同シリーズのコアなファン限定で評価するなら★5.0でしょう。
<加点理由>
二つの作品の登場人物たちが諸事情があって一斉に登場さてわちゃわちゃする展開は胸アツですし、二作品の劇中からも伏線は十分に描かれた上であの人の登場や2号さんの正体が明らかになった…。
「さぁ皆さんご一緒に」の掛け声(サービスシーン)、これだけで★3.0です。
残り★2.0は蓬と夢芽の関係がぐっと近づいた、高校生らしい微笑ましい距離感のイチャ2が見れた事やその仲が順調そうな点、裕太が六花との関係に踏み出そうとした点は「あれでまだ付き合ってない…」と蓬たちが呆れるのに同意。
特に六花が照れるシーンとか、夢芽が意味が分かって照れるシーンは最高でした。かわいすぎます♡
<減点理由>
一方でこの作品は裕太・六花たちの青春群像劇であり、アカネに創られ、アカネが去った後の世界の物語という最初からメタな設定である点から「ユニバース」(一つの宇宙)と「メタバース」(多層世界)の融合で、劇場作品タイトル『グリッドマン・ユニバース』は六花と内海の書いた脚本であるというメタにメタを重ねる事を作品の多層性と重ねるというハンバーグ定食にフライドチキンと天ぷら・唐揚げ、ついでにピザを添え物にするようなメタメタ感はなんというかチグハグ感というか後付け感なのか、流行りなのかマルチバースものは正直、異世界転生並みに食傷気味で目新しさが何もなく特撮の巨大ロボ勢揃いみたいなシーンは各ロボの彩色で目がチカチカ。これを言ってしまうとアニメ作品としてのグリッドマンという作品やシリーズそのものの批判になってしまうのですが、合体×合体×合体+合体×合体…幼稚園か小学生の玩具遊びの最終決戦のようなしっちゃかめっちゃかさが脚本として大雑把すぎ。
戦闘シーンこそ単調で退屈で眠くなり、途中で退場をしようか割と本気で考えました。
アニメとしての表現力が稚拙。戦闘シーンに迫力がない訳ではなくヌルヌル動くが、よく言えばテンプレートで目新しさもない。
主題歌連発してオーイシマサヨシの歌唱力と声優陣の技巧と物語の展開による勢いで誤魔化された感が強い印象。
また惜しむべきは内海というグリッドマンになれず、傍らで見守り応援する仲間に対する掘り下げがやはり単なる特撮オタクのいい奴として描かれ、ちせがゴルドバーンと共に闘うのと異なりほぼ終始蚊帳の外。(六花はヒロインなので兎も角)
ラスボスにカタルシスもなければ、観ている側に何の思い入れもなく、宇宙が終わる話も何処か現実感のない話。
特撮をやりたかったのか、青春ドラマをやりたかったのか、2作品またはグリッドマンシリーズを通じての集大成を作りたかったのだと思うけど、やりたい事を詰め込みすぎて一番やりたかった事は何なのかがボヤけてしまう特盛トルコライス現象が起きているのではないでしょうか。
EDロール後の蓬の家で蟹を食べるシーンの母親の一言に製作陣の感想が集約されているのではないでしょうか。あそこで「旨いね」くらい言わせられないならそれが全てでしょう。
またこの作品を前作2作品いずれも観ずに観にくる人は皆無と思いますが、では作品を見返してみようと思うだろうかと考えるとよほどコアなファン以外は満足して見返すこともないでしょう。
これらが総じて★2.0減の理由です。
折角、アニメでグリッドマンシリーズを2作品も扱ったのに最後の最後で易きに流された感があります。個人的にはどうせなら六花の恋人疑惑は兄でしたではなく、ボヤボヤしているから内海が六花の恋人になっちゃった(というフリをして裕太を焦らせる)とか、ラスボスは内海が闇堕ちして六花と夢芽を巻き込んで共に怪獣に取り込まれるくらいあって欲しかった。もっと言えば六花が裕太を好きになる動機の描写がシリーズを通して弱い。
(こんなに話したの初めてなくらい、が真である場合)
みんな幸せめでたしめでたしは平和ボケすぎで皆殺しの◯野の容赦なさがあるから◯ンダムは長く続く名作である所以を思い知らされ、同じ円谷作品で言えばウルトラ◯ンにもなれない中途半端さを痛感しました。
内海は本当にただの良い人(どうでも良い人)、冒頭の「フィクションです」が監督らがこの作品へ匙を投げた言い訳のようにさえ思えてきます。
よぉ、会いたかっただろ?
「SSSS.GRIDMAN」「SSSS.DYNAZENON」共にリアルタイムでは視聴できず、配信サービスで観たのちに、総集編を観て衝撃を味わった人間です。公開日が近づくたびにソワソワしていました。特典はサイン入り色紙でシークレットのやつでした。いい組み合わせ〜。
ファン冥利に尽きる…!ファン向けムービーの中の最高到達点を記録してくれました。カッコよくて爽やかで、マルチバースがしっかり活きていて、キャラクターも楽しそうで素晴らしかったです。
メインは裕太が六花に告白するまでの流れを描きつつ、別宇宙と世界が入り混じったことによって、再び怪獣が現れ、また違う世界の住人たちもやってくる…といったものになっています。
マルチバースと銘打っていながらも、壮大な合流の仕方ではなく、DYNAZENONのメンバーのガウマさん以外は割とヌルっと登場してくるのがなんだか面白かったです。(カフェでまた喧嘩をしちゃってる蓬と夢芽、総集編のラストのタイミングでなんだかワープしてたなと思ったら、裕太の家の風呂場にワープしてた暦、バッティングセンターにてにゅっと参戦したちせ)
蓬と夢芽がささっと付き合ってる宣言をしたのもこいつめぇ…!と可愛く思えました。
ガウマさんが名前を変えながらも復活してくれたのが本当によかったです。ダイナゼノンでは不完全燃焼な別れ方だったので、蓬と再び会話をしてくれて本当に良かったです。蓬と同じタイミングで涙がポロポロ。
キャラクターが魅力的なのもこの2つの作品の素晴らしいところで、いくら脚本が素晴らしかろうとキャラが好きになれないと凡作に思えてしまうんですが、この作品はそこに隙がありません。裕太のウブな感じ、内海の自信なさげな感じ、六花の飄々とした感じ、蓬と夢芽のバカップル手前な感じ、暦が自信を手に入れた感じ、ちせちゃんのハツラツな感じ、ガウマさんの最強兄さんっぷり、新世紀中学生たちの掛け合いの面白さ、ナイト&2代目の息ぴったりのコンビ。やはり楽しいとしか言いようのないキャラクターたちに魅了されました。
グリッドマンシリーズの日常描写がとても好きなので、新世紀中学生の5人が六花家に居候してたり(マックスの風呂上がりに困り顔になってた六花が可愛すぎた)、ダイナゼノンメンバーを含めて焼肉したり、学園祭の演劇でグリッドマン物語をする際の試行錯誤の様子とかアイスの買い出しとか、非日常と日常が入り混じる作品ならではの緩急の付け方がとても良かったです。
テレビシリーズでも素晴らしかったバトルシーンはしっかりと劇場版仕様にグレードアップしていました。序盤、中盤、終盤にしっかりとどデカいアクションが待ち構えていて、ヌルヌル動くアクションに魅了されっぱなしです。特に終盤、ピンチの連続の最中、全員集結での超合体最終フォームでの全勢力突撃には痺れました。アカネにアレクシスまでも復活して見参してくれるんですから、グリッドマンからの時間が一気に報われた気がしました。プリキュアみたいな変身シーンは彼女らしいなと思いつつ笑
これでもかというくらいの熱量がふんだんに盛り込まれていて、ダイナゼノン全員での合体、ナイトと2代目が元の姿に戻り、それぞれ戦闘フォルムに変化し、新世紀中学生とナイトが合体、ゴルドバーンとグリッドマンとダイナゼノンでの最終形態、ノンストップで続くこの展開にオーイシマサヨシさんの主題歌たちまでも総集結してるもんですから否が応でも手に汗握っていました。
最後も裕太が六花に告白をして、無事に、無事に成就してくれて良かったです。2人とも恥ずかしがって目も合わせられない状況なの可愛すぎるよ…!と。学園祭で呼び出して告白、くぅ〜青春だなぁ。
エンドロール後の映像も蓬家でのカニパーティーでうまいじゃないんかい!というほのぼのっとした終わり方なのもグッドでした。
ファンとして観たかったものが全て観れました。ファン向けムービーである事には違いないですし、グリッドマン&ダイナゼノンを観てないと分からない展開や感動できるものも感動できないかもしれません。でも、それ前提で熱さに極振りした今作に自分は泣き笑いしました。とにかく前へ前へ進む少年少女たちの物語は美しいですね。現時点今年No.1の大傑作でした。
さぁ、皆さんご一緒に!
鑑賞日 3/25
鑑賞時間 13:50〜15:55
座席 I-9
需要に応える形で押し切った作品
全部盛り込んだだけあって、
拾われなかった伏線や期待されていたものは全て抜かりなく用意されており、様々な客層に向けて満足感を得られるよう提供している。
ただ、一つの作品としてまとまっているというより、一つ一つの感情・ジャンルごとにまとまっているだけのような気もして、どことなく間延びしている。(ずっと座って見てるのが辛かった)
TVアニメ版グリッドマンはミステリアスな空気を独特なテンポ感をはじめとした(GAINAX系統の独自)演出で視聴者の気を上手くノらせていた。
例えば、尺調整をして10分強短くする。
新条アカネ登場シーンはあそこまで出さずとも、口カットのみに抑え、実写シーンも大幅カット、戦闘シーンも省略できるところはカット。
キャラに説明させるシーンも多かったため、そこをもっと自然にする。
そして、優先順位を明確にする。
(ホラーシーンを減らすなど)
(観客の欲しいものが全部同じくらい散りばめられていて、単調になってしまっている)
これらをするだけでもよりすっきりした映画になってたと思う。
プロットには改善の余地があるものの、
特撮TVドラマを原作に持つ、TVアニメシリーズの延長上のクロスオーバーのエンタメ映画としては、良かったのではと思う。特典で釣らなくても実際盛り上がりは凄いので、大成功だと思います。
グリッドマン ユニバース(物理)
監督が上司の元同級生という贔屓目を抜きにしても、名作です。
TVシリーズと描写を重ねて、深掘りして、先を描いて、謎や伏線を回収する完璧な続編。
ボイスドラマ要素も拾ってくれてましたね。
キャラクターの変化や成長、苦悩も自然で違和感がありません。
『ひめ』の声が満を持しての“あの方”だったのも、嬉しい要素でした。
日常描写は相変わらず素晴らしく、会話だけでなく背景も抜群。
特に六花は、女子同士の時の座り方や、あの“待ってる”感じの空気感が本当にリアルですね。
戦闘は、一戦目のローアングルが非常に好みだった反面、後半にいくと誰がどの状態か分からなくなった。
ここはちょっと盛り込みすぎた印象。
キャラが多いぶん物足りなさはあるものの、裕太と六花の関係を軸にしてるのでゴチャゴチャはしません。
出ないと思っていたアカネ(総集編入場特典でのポーズも伏線とは)や、一コマだけど怪獣優生思想も見られた。
アンチと2代目も上手く両バージョン出してきて、このへんのバランス感覚は本当に見事です。
個人的にはラストバトルをもう少し控えめにして、人間ドラマがもっと見たかったとは思います。
台詞も聞き取れない箇所がいくつもありました。
でも、終始色んな意味でニヤニヤしましたし、声の演技も相まってキャラが本当に魅力的な作品です。
バトル無しで、ボイスドラマのような日常コメディも見てみたい!
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