シャドウ・イン・クラウドのレビュー・感想・評価
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汝、B級テイストを侮るなかれ。
公開前からで公式の宣伝で「クロエがモンスターを素手でボコる!」が流されまくっていて、確かにアレは最高の見せ場だし、劇中のクロエならずとも「マジ??」ってなるしかないトンチキな展開が目白押しなんだけど、正直、これほど無駄なく出来ている映画も珍しいと思っている(3回観に行って確信した)。個人的には、娯楽としての映画に見せてほしいものが、この80数分間にだいたい詰まっている気すらしている。
とはいえ母性神話みたいなものには鼻白む部分もなくはないのだが、むしろ本作で打ち出されているのは男性優位社会クソ!という女性全般からの主張だし、あのキャラクターに関しては母親であることの重要さはわかるというか、キャラとして成立しているとは思っている。しかしむしろ痛快なのは、「ここはいいとこ!」と勘違いした役に立たないハンサムがひざまずいてプロポーズするような瞬間で、男が主体という幻想を気持ちよく打ち砕いてくれる最高のプロポーズシーンだった。
話がザルのバカ映画として半笑いで観る向きもあるように思うが、細かいところまで気を使った上で堂々と大嘘を付いてくれる、映画の鑑だと思っている。もちろんカーペンター風のシンセ音楽も、突然シフトチェンジする爆撃機内での躁ミュージックも最高。世評以上に噛みごたえのある映画だと思いますよ、マジで。
お笑い路線を徹底できなかった中途半端なBC級映画
うーん、こういうBC級ジャンルを否定はしないけど、これはちょっとな~w
何というか、ありえなさすぎて痛快、爽快な感じがまるでわかないのが致命的だろう。
「ミステリーゾーン」の旅客機の翼を壊すバケモノが登場するわ、ゼロ戦が登場するわ、軍人同士の不倫とその結果生まれた赤ちゃんが登場するわ、女は強い、いや母は強い、バケモノを殴り倒すくらい強い…まあ、いいけどね。それにどう反応しろっていうのか? 小生はため息をつくしかないのであるw
きちんと論評するなら、これはギャグ映画である。ならばその路線を徹底して、お笑いの要素をふんだんに盛り込んでいたなら、いいパロディ映画になっていたのではなかろうか? ついでにサン・テグジュペリ、星の王子さま、リンドバーグ、「エイリアン2」のシガニー・ウイーバーとか、あれやこれやネタを紛れ込ませていたら、結構面白かったかもしれない。
な、な、何を見せられたんだ?
箱の中に固定もせずにあんなブンブン振り回されたら赤子死ぬだろ。つうか何だったんだ?この映画?まず開始早々銃座に閉じ込められて、声だけ出演の皆様、ぼんわりとイメージ映像での自己紹介、吹き出しちゃうような演出だけどあぁコロナまっただ中の撮影で工夫をこらしたのね、吹き出してすいませんと思ったら、その後は結構ちゃんと接触してますね、ってことはその演出サイコー!と思って撮ってたんですね(絶望...)いろんな方面にいろんな敵がいてクロエさん大変でしたね。この女優さんはもうちょっと大物になるのかと思ったけど、三流ドタバタ専用のかわい子ちゃん女優に落ち着きましたね。年取ったらどうすんだろ?最後の文句はアメリカ映画にありがちな憎たらしいヤツ全員都合よく死んで、メデタシメデタシな結末。こういうの危険思想だと思うんですけど。何にしてもこれちゃんとコメディとして宣伝してあげれば良かったのに。サスペンスみたいなポスターいかんよ。
あり得ないの連続
物語前半は密室劇のようで予算が少ないなりの演出かと思いきやそうでも無さそう、とにかく男がクソ、全くもって役に立たない、禿げのおっさんは最後に漢気を、クロエの痛々しい前半が嘘のように元気はつらつ母乳シーン、あり得ない展開や描写に違和感よりも呆気に取られて楽しくなる感覚、これくらいシンプルに潔くハラハラさせられてスカッとする映画も珍しい!?
TVの深夜放送にピッタリなB級娯楽作品として面白さはそれ以上、監督の次作が気になる。
中途半端なバカ映画だが嫌いじゃない
太平洋戦争下、機密任務を帯びた女性兵士の乗るB-17爆撃機が日本軍の戦闘機やグレムリンに襲われて大騒ぎ。
筋書きは悪くないし、銃座に閉じ込められた女性兵士視点中心で進む前半は面白いが、後半の物理法則ガン無視なアクションとか危険度が普通の野生動物レベルなグレムリンとかイマイチ。
もっとデタラメ感が欲しかった。
あと機密の正体は最後に明かした方が良かったと思う。
母は強し…どころの騒ぎではない(笑)
雰囲気的に明らかにB級感強め作品だったのであまり期待せずに観始めたが、オープニングがほんのりタランティーノ的だったので、これはっ!と思ったのも束の間、やはりそんなメチャクチャなっ…て感じの内容。
前半は寝落ちしそうなほどまったりしているのだが、中盤からいきなりゴッチャゴチャの乱痴気騒ぎだ。
とにかくメチャクチャなストーリー展開なのだが、何だろう観終えた後のこの満足感。わかっちゃいるけどハラハラしたし、笑ってはいけない場面なのかも知れないが所々で思わず吹き出していた。ある意味ものすごく面白い。ニューヒロイン誕生!?
こういう作品ってどういう趣旨で創るのだろうと思うところはあるものの、この絶妙な「狙い」は芸術的と言っても過言ではないほど。これってやはりタランティーノ的ってこと?
思ったんと違う。けどサイコー。
ホラーかスリラー作品観ようかな、と思って選んでみたらとんでもない事になった。
サムネイルの印象から、エイリアンの一作目みたいな密室ホラーかな?ぐらいの気持ちだったが、完全に裏切られる。密室は密室でも、銃座に随分長い事入ってて、エイリアンというより、むしろthe guilty。
え?このまま行くの?と思ってたら、これまた裏切られる。
でもだんだん見えてきたぞ、これは予算配分だ!きっとどこかで取り返すはず。だって、音楽が良すぎる映画に悪い映画はないはずだ。
この予想だけは当たった。爆発からの格闘。ここのCGに割り振られた予算と比例して気持ちは爆あがり。
ホラーでもスリラーでもなく、無双アクションだった❤️
本作はテンポ感や話の流れ、音楽まで80年代の映画作品の雰囲気をしっかり出していて、日曜日の午後にテレビ東京でやりそうな、でも最後まで観ちゃって、「意外と面白かったよね。」なんて思ってしまえる感じが、サイコーに良い。低予算感はあるけれど、だからこそ味わいがあって、しっかり記憶に残る作品。
まぁ、B級苦手な人だと、なんじゃこりゃ?って言われそうだけど、わたしは好き。
クロエ・グレース・モレッツが、本当に貫禄出てきた。今こんな体は張れるとなると、今後も楽しみ。
蝙蝠怪獣ホラー
シリアスな戦争映画かと思ったら、冒頭からグレムリンのパロディ・アニメ、何だこりゃと思ったら不安的中。 何が極秘任務だ、中身は赤ん坊を出汁にした下劣極まる、とんだ珍獣ホラー映画でした。
設定、ストーリーとも荒唐無稽、こんなお遊びに突き合わされて怒り心頭。
怖がらせるのに女子供を使うのはホラーの常道だが赤ん坊とはやりすぎでしょう。
終始、下品なセリフの乱発と意味不明の展開、、第2次世界大戦で極秘任務に挑む女性パイロットの活躍とか従軍した女性兵士たちへのリスペクトを込めながら描き出す秀作のような映画.comの解説もいい加減で詐欺同然でしょう。
クロエが良かった
夜のB17に乗り込むクロエ、何かしら重厚な感じで始まり、さぞ特殊な任務があるのだろうと思いきや、単に個人的な理由だったとは。
展開はスリリングで良かったですね。突っ込み所は満載ですが、それを踏まえて楽しめる映画でした。
最後のグレムリン登場は余計な気もしましたが、まあおまけみたいなものですね。
身体もボロボロだろうになぜそこまで赤ん坊に固執する?グレムリン。何か別の理由が?
とにかく全般にクロエが強くてたくましくてとても良かったです。そこが見所の映画ですね。
ヒットガールがグレムリンと素手で戦う!
前半は銃座に閉じ込められ、乗組員のセクハラ発言と、「影」、「任務」のプレッシャーに押し潰される、という心理サスペンスかと思ったが、
後半は(荒唐無稽な)アクションになる。
そして、モレッツが素手で殴り合うシーンは、「キック・アス」を彷彿とさせる美しいファイトシーン。
低予算ながら楽しめる作品。
クロエちゃんやから観たんやけど
**坊を運ぶのにこんだけ手間かけなアカン?
空飛んでいる時は会話だけの繋がりとか
敵の襲来とか未確認生物の攻撃とかなかなかサスペンスフル。
やけど墜落してピンピンはないやろうし
こいつの存在意義がよくわからんかった。
全体としてまとまりのない内容。
40点
1
イオンシネマ草津 20220407
クロエちゃんファン必見、ファンじゃない人は…
シネマンションで取り上げた作品
クロエちゃん作品なので
マイリストに入れて
埋もれてました
監督さん、クロエちゃん大好き
なんですね、クロエちゃん以外のシーン
全員モブキャラ扱い
ラストは…
ヒットガール復活します
まぁ、全編クロエちゃんのPVだね。
クロエちゃんファンはマスト映画
クロエちゃんファン以外の人は
あまりオススメ出来ないかなぁ
時間あるならどうぞ
あらゆる点で期待以上
エイリアンの元ネタということを聞いて鑑賞。
予告映像はさんざん観せていただき、B級の予感しかしなかったんですが、予想を上回る出来栄えに笑いが途絶えることもなく満足しました。
クロエ・モレッツがひたすらに可愛くて強過ぎるのを楽しむ。それだけの作品です。
短めの作品で命拾いしました。
最初から最後までクロエ・グレース・モレッツしか出ていないと言っても過言ではないような映画だった。
クロエ・グレース・モレッツが見たくて見に行った。
内容的に正にそういう人向けに作っているような映画で、最初から最後までクロエしか出ていないと言っても過言ではないような映画で、前半部分が特にすごかった。
最初のシーンからすごい違和感があって、クロエが出撃直前の爆撃機に乗り込むんだけど、そんなことある?という感じしかしなかった。
ソ連軍には女性兵士がたくさんいたらしいけど、アメリカ軍でしかも空軍、上官としてクロエが乗ってくるとかいくらなんでもありえない。
自分が乗組員だったら頭がおかしくなって夢を見ているのか?となると思う。
普段なら目の保養で大喜びするかもしれないけど、戦争だし、そのまま出撃したらたぶん全員死ぬだろうという未来しか見えない。
その辺の謎は、後半で回収されるんだけど、あまり納得はできなかった。
とにかくあまりにも怪し過ぎるから、クロエは爆撃機の下についている銃座に閉じ込められてしまうんだけど、その後もまたすごかった。
それから映画の半分くらいまで銃座に座ったクロエのアップの顔しか出てこない。
特に動きもなくて、ひたすら上の乗組員とセクハラまがいの会話をしているだけ。
クロエだからいいけど、もしブサイクな人だったらとてもじゃないけど見ていられない感じだった。
でもつまらないかというとそうでもなくて、どちらかと言えば面白かった。
もしそのまま最後までいってしまったら、逆に映画史に残るすごい映画になったかもしれない。
後半部分は一転して戦争映画だかSF映画だかよくわからなくなって、『エイリアン』みたいな感じになった。
それなりに面白かったけど、前半のまま最後までいった方が面白かったかもしれないし、うまくやればできたんじゃないかな?と思った。
後半最初の方で、なぜか仮面ライダーのコウモリ男みたいな、怪人だか怪獣だかよくわからないものが出てきた。
「グレムリン」と言われてたけど、どう見ても妖精というより「怪奇コウモリ男」で、「エイリアン」という感じでもなかった。
乗組員たちは最初コウモリ男に気づかないで、クロエが一人で戦っている間に日本軍の零戦も襲ってきて、その途中でクロエがこの爆撃機に乗ってきた理由も明らかになるという怒涛の展開になった。
飛行機の中やら外やらで怪人と戦って、日本軍の零戦とも戦っていくというところは面白かった。
でも、それを言ったらおしまいだけど、空を飛んで爆撃機にくっついて、鉄板を壊して中に入ってきて、銃で撃たれても平気そうな怪物が、クロエみたいな女の子にやられるかな?という感じもしなくもなかった。
あの「グレムリン」と呼ばれてた怪物はなんだったんだろう?
最後まで正体の説明はなかったけど、たぶん日本人の象徴かもしれない。
なんとなくアメリカ人がそんなことを言っていたというのをのを聞いたことがある。
結局、世界征服をたくらむ悪の秘密結社「日本」が、改造人間コウモリ男と零戦で襲ってきたんだけど、クロエにやられてしまったということかもしれない。
クロエの独り舞台
『キックアス』で、チャーミングで、強い女の子を演じたクロエ・グレース・モレッツが主演で、第2次世界大戦下で極秘任務を描いたサスペンス・アクション。そこに、魔物のような生き物も登場させることで、ファンタジー・ホラー的な要素も絡めている。『世にも不思議な物語』で、スピルバーグが描いた『ミッション』と『トワイライト・ゾーン』の『2万フィートの戦慄』を合わせたような内容だ。
作品に映し出されるシーンの殆どが、クロエの一人芝居。機密物資を運ぶ極秘任務に就いたギャレット演じるクロエが、爆撃機のボールターレットにハッチの故障で閉じ込められ、飛行機内の乗組員との無線会話で物語は進む。女ということだけで、乗組員から罵声や卑猥な言葉を投げつけられる中でも、毅然とした態度で任務遂行するギャレットが描かれていく。
しかし、そのボールターレットの窓から、伝説の魔物・グレムリンを発見し、迫りくる魔物と対峙していくギャレット。また、敵国・日本のゼロ戦も雲の合間から現れ、機銃掃射を浴びる。魔物とゼロ戦の2つの危機が刻一刻と迫る中で、勇敢に立ち向かうギャレット。それは、極秘任務で運搬する荷物の中身に由来するものであり、あまりに意外なその中身が露になる事で、ギャレットに隠された秘密も明らかになっていく。
童顔な少女だったクロエが、女性として、母として、逞しく、強くなって成長した姿を映し出されている。クロエ・ファンには、堪らない作品となるだろうが、ちょっとそれは無理だろうというシーンや、ラスト・シーンの後の方が心配になり、辻褄やリアルさには欠けていた。
この作品の真意は、本作のエンドロールで流されたシーンから、第2次世界大戦の従事した女性兵士への追悼の意味も込められていることがわかる。
久しぶりに映画オタク心をくすぐる、
最高に面白い映画でした!
もうしょっぱなの水たまりを踏みつけるシーンからダリオ・アルジェントばりの極彩色に、
ジョン・カーペンターばりのチープなシンセミュージックが流れて、
タイトル「Shadow in the Cloud!」ってセンスよすぎてそれだけで大興奮。
あとはひたすらクロエ・グレース・モレッツが強く逞しくて素敵でした。
楽しむのが正解
まじで?の連続で引き込むモンスター・パニック。
密室劇のような前半から、不自然なほどノリノリの後半へ。
M.I.みたいなアクションを契機に、勢いつけて転がる展開が痛快。
ラストのシークエンスも最高で、男どもの間の悪さといったら…笑
細かいことを考えずに、ただ楽しむのが正解だと思う。
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