劇場公開日 2022年4月22日

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「クレしん映画の中でも屈指の名作!」映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝 梅★さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5クレしん映画の中でも屈指の名作!

2022年4月22日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

正直、観る前は橋本監督の前作の新婚旅行ハリケーンはあまりハマれなかったし、あきらかな感動系のお話はもうお腹っいっぱいと、あまり期待していなかった。

冒頭のしんのすけ誕生シーンは異様に目をキラキラさせる作画で、感動の過剰演出か?と嫌な予感が走ったが、これがまさか中盤のあのシーンへ繋がっていたなんて…!うがった見方をして申し訳ありませんでした!

本作、全体を通して全く無駄がない。

最初はゲストキャラ視点から始まり、ひろしみさえ、しんのすけら子供達に視点が移り変わっていく。大人視点が長く、クスッと笑えるようなパロディが随所に織り込まれているので、大人の観客をかなり意識しているように感じた(逆に子供はどう感じるのだろうとも思った)。

また、ちょっとした何気ないシーンも伏線となっており、後々忘れた頃に戻ってくる。

世界観の作り込みも良くできている。忍者とカラクリの組み合わで独特の世界観を構築しており、ちょっとしたもののデザインも凝っている。個人的に土に埋まっているキャラがお気に入りだ。

かすかべ防衛隊も大活躍。
終盤の盛り上がりは、まるで元から忍者アニメだったのかのようなワクワク感。

本作は実に色々な要素があったが、100分間きっちりあますことなく駆け抜けてくれた。

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梅★