劇場公開日 2022年8月19日

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「吹替版で観るのがいいかも」ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0吹替版で観るのがいいかも

2024年12月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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実写映画「ソニック・ザ・ムービー」のシリーズ第2作。1作目は鑑賞済みなのですが、2作目は未鑑賞だったため、明日の第3作公開の前に予習鑑賞しました。

ストーリーは、前作でキノコ惑星に飛ばされ、地球帰還を画策するドクター・ロボトニックが、そこで出会ったナックルズとともに、絶大なパワーを持つといわれるマスターエメラルドを求めて地球にやってくるが、その動きを察知して警告に来たテイルスとともに、ソニックはロボトニックの野望を阻止するというもの。

前作の内容をほとんど忘れていましたが、冒頭で描かれるキノコ惑星のロボトニック、そこへ現れるナックルズ、地球で奮闘するソニック、一緒に暮らすトムとマディ等、主要キャラを登場させ、会話からその関係を類推させ、物語の基礎情報をさらっと描いているのはありがたいです。原作ゲームを知らないので、ナックルズやテイルスも知らないのですが、おかげでさほど置いていかれることなく、すんなりと作品世界に入っていくことができます。

メインストーリーはマスターエメラルドをめぐるソニックとロボトニックの攻防ではありますが、細かいことは気にせず、目の前のアクションをひたすら堪能すればいいと思います。あわせて、登場人物が繰り広げる軽妙なトークも楽しめます。今回は吹替版で鑑賞したのですが、ロボトニック役の山寺宏一さんが抜群の演技を披露してくれます。この魅力的な敵役のおかげ、作品が一段とおもしろくなっているのを感じます。

映像的には、ソニックのハイスピードアクションは言わずもがなですが、前作にも増して違和感のない、ソニックたちCGキャラと人間たちとの共演もすばらしいです。終盤で、戦車やヘリや列車が分解されながら巨大ロボへと変貌していく過程もなかなか見応えがあります。

終わってみれば、新たな仲間が増えて大団円となった本作。ナックルズもテイルスも、独りぼっちの寂しさを抱え、心温まる居場所が欲しかったのでしょう。ラストシーンにほのぼのとします。

ミッドクレジットでは、次作への橋渡しとなる、新たなキャラがちらっと登場します。今度は、ソニック、ナックルズ、テイルスが共闘してこれを迎え撃つのでしょうか。明日からの第3作が楽しみです。

キャストは、ベン・シュワルツ、コリーン・オショーネシー、イドリス・エルバ、ジム・キャリー、ジェームズ・マースデン、チカ・サンプター、ナターシャ・ロスウェルら。日本語吹替キャストは、中川大志さん、山寺宏一さんら。

おじゃる