劇場版ラジエーションハウスのレビュー・感想・評価
全117件中、41~60件目を表示
こんな酷い脚本見たことない
TVドラマシリーズ未視聴、劇場版の宣伝用と思われるTVドラマ特番を途中から見て気になって、原作途中まで、という履修状況です。
原作との設定差異は気になったものの、原作へのリスペクトの無さ、医療現場、保健衛生、災害、警察、自衛隊、行政、全てにおける解像度の低さ、というよりやはりリスペクト不足。
こんなクソ脚本で演技させられる俳優陣が可哀想とすら思う。
たぶん脚本と監督さえ別なら……
「ラジエーションハウス」のデコボコなメンバー。
テレビドラマの「ラジエーションハウス」は大好きである。唯織と杏の片思い的な関係性が面白い。大好きな杏を支えるために世界レベルの技術を持った唯織と、子供の頃の事はすっかり忘れた杏とは想いがすれ違ってきた。杏が唯織を意識してアメリカ留学に行く直前から物語は始まる。杏を想う健気な唯織の奮闘にはいつも応援したくなる。今回の劇場版は、そんな微妙な二人の関係をベースにしながら、医療の問題をも魅力的に、ダイナミックに描いてくれた。構成としては、事故にあった妊婦の胎児をいかに助けるかという前半と、離島で発生した(感染症)との戦いの後半に分かれる。
前半では、治療に納得ができず妻の悲しい現実を受け入れられずに院内でテロ行為まで犯してしまう夫をいかに説得するかがテーマである。放射線の技術で、妻の心の動きを見えるようにすることで唯織は夫の心を動かすことに成功する。唯織の活躍が目立つがそれだけではない。広瀬の技師としてのステップアップだったり、軒下と田中の微笑ましいライバル関係、鏑木の名誉欲と医師の良心のバランス、大森の心配りなど甘春病院の内幕が楽しめる作りになっている。
後半で、いよいよ唯織と杏のおかしなヒーロー・ヒロインの活躍かと思いきや、やはり主役は「ラジエーションハウス」のメンバー全員である。唯織のスーパーな活躍が中心にあるが、ラジエーションハウスのチーム力が重要なんだと気付かせてくれる。デコボコだけど個性的な一人一人がこのドラマの魅力である。テレビドラマの良さはそのままに、劇場版らしいちょっと大きなテーマや舞台を用意したとても面白い作品になりました。
劇場版がこれ程まとまっているTVシリーズは凄い
テレビドラマの枠が越えられていない
原作コミックは未読だが、ドラマはシーズン1、2とも鑑賞済みである。完結編とのことだったので見たのだが、抵抗勢力としての院長と、辞職を覚悟してもそれに立ち向かう主人公という話の流れはこれまでのシーズンの焼き直しであり、非常に既視感があった。また、前半と後半が全く関連のない話であり、ドラマ2本分をまとめただけのような作りもドラマの枠から抜け出せないという印象を受けた。
前半の交通事故に始まる一連の話は、トリアージと関連付けた構成になっていて、助かりそうな患者から救うというある意味冷徹な判断が描かれていた。飲酒運転の未熟な馬鹿者に自分の家族を窮地に陥れられる被害者の気持ちは痛いほど察せられたが、暴力行為にまで及んで無理難題を強要するという行動には違和感を覚えた。起こってしまったことを元に戻せとか、加害者に対して復讐など始める前に、この状況で最も重要な判断は何かということを冷静に考えるべきである。この前半部で最も不可解だったのは、妊婦がどうなったのかが完全にスルーされていたことである。どういう意図だったのかは分からないが、脚本の責任放棄にしか感じられなかった。
後半の集団感染の話もまたやや違和感があった。カンピロバクター腸炎は主に動物の排泄物等に含まれる細菌に起因する感染症であり、土砂災害で地下水が汚染されるというのは考えにくいと思う。また、原因物質の摂取をやめれば、特に積極的な治療を行わなくても、1週間程度で治癒して予後も良好である。検査技師が原因特定に懸命になるのは分かるが、判明した後で多くの医師を派遣してもほとんどやることはないはずである。
登場人物についての説明などは一切ないので、ドラマを見ていないと人物関係を深く楽しむことは難しいと思う。特に、窪田と本田の沸切らない関係は、このドラマのお約束のようなものなので、どうせまたお茶を濁して終わるんだろうと思ったが、劇場版「HERO」をパクったようなシーンには面食らった。私なら躊躇うことなく広瀬を選ぶ。
音楽は服部隆久であるが、「HERO」ほどには耳に残る曲を書いていない。演出もテレビドラマそのもので、映画らしさが薄かったのが残念だった。
(映像4+脚本3+役者3+音楽4+演出3)×4= 68 点
盛り沢山
原作漫画は少々、ドラマは全部観てます。
いよいよ映画化ということで、観ておこうかと。
TVドラマの映画化なので、正直あまり期待はしてなかったんですが、思いのほか面白かったです!
甘春総合病院でも離島でも、最初から盛り沢山のエピソードがあって、飽きることなく鑑賞出来ました。
特に山崎育三郎さんのエピソードでは思わず泣いちゃいました。
彼の迫真の演技にやられましたね(笑)
離島での謎の感染症のエピソードは、ちょっと薄っぺらい気もしましたが、わかりやすくて良かったのかも。。
そして、この映画の見どころとも言えるラジハチームのチームワークの良さは、完璧でした(笑)
わちゃわちゃ感も良かったです。
見ててスッキリしました。
全体的にわかりやすくて、楽しめる作品でした。
観て良かったです。
ドラマシリーズは両方視聴済み(主演:窪田正孝に惹かれて 笑)、それ...
ドラマシリーズは両方視聴済み(主演:窪田正孝に惹かれて 笑)、それなりに楽しんで見ていました。
そしてまさかの映画化!!遂に題材は感染症問題について。
ドラマ本編ではコロナ禍のことにはあえて触れず、以前の医療風景を重点に描かれていたのでどのようなストーリーになるか楽しみでした。
全体的にはドラマの雰囲気を残しつつの、甘春総合病院と杏の父が勤務する離島に舞台を移しての平行ストーリーで、唯織と杏の関係に一応の決着が着く結末になったのは良かったなと感じました。何せドラマ2シーズン通しても殆ど進展しなかったので 笑
ただストーリーとしては前半と後半でテーマが違いすぎて、今回テーマの感染症をベースに広げた方が良かったのでは?と感じました。個人的には前半の自動車事故のシーンの方が強く印象に残ってしまい肝心の後半部分が薄くなってしまったのが残念です。それだけ前半の密度が濃かったです。
またラジハメンバーで一番の新人、広瀬の重要な成長シーンもどうせならその自動車事故の部分にもっと絡めた方が良かったのでは?とも感じました。正直男の子の手術シーンは蛇足かな、と。
またキーワードであろう”壁”や”水”の演出やセリフが過度でクドく感じてしまいました。大事な部分であるのは分かるのですが。
それでも重苦しいテーマや雰囲気の中でのラジハメンバーのギャグシーンはホッとしながら観ることが出来て息抜きしながら楽しめました。
最後に映画本編には登場しませんでしたが、ドラマ本編で活躍された上島竜兵さんの突然の訃報、ご冥福をお祈りいたします。
ドラマ見たことありませんが
詰め込み過ぎの2時間ドラマ…⭐︎
良くも悪くもいつものラジハ
コロナ禍になってから初めての、久しぶりの映画館。貯めたポイントもすっかりなくなってしまい生活も変わって地元の映画館のポイントカードを作った記念すべき第1作はラジハの劇場版。原作コミックは未見ですが、ドラマの方はシーズン1、2共に視聴しました。シーズン1はちょうど休職して以前なら見ることができなかったドラマが生視聴できるようになった時、シーズン2はコロナ禍でリモートワーク中、そして今度の劇場版と、なぜか節目に巡り合う不思議な縁の作品です。
あらすじやネタバレは書きませんが、まあ、いつものラジハで十分満足しましたが、映画らしさというのはちょっと少なかったでしょうか。テレビで2時間スペシャルとして放送しても納得してしまう作品で、大スクリーンで映画館ならではという部分はあまり感じませんでした。島でロケしたり、ヘリ飛ばしたりと、それなりに予算はかけているのだろうとは思いますが…。設定上は伊豆諸島の島のはずなのに、エンディングロールを見るまでもなく瀬戸内の島だろうなとわかる島なのはご愛嬌。いや、台風が来る島であの作りで、しかも豪風雨の中雨戸も閉めないとか、ちょっと気抜きすぎじゃないでしょうか。
そんな小さなところはおいておいて、ゲストキャスト陣も違和感なく溶け込んで、豪華なラジハを楽しめました。ただ、せっかくの映画なのでもうちょっと一つのエピソードをじっくり掘り下げて欲しかった気もします。群像劇をやりたいのはわかるし、それはそれで面白いのですが、映画なんですから、ねぇ。
途中、何箇所か笑いをこぼしてしまう場面もあり、平日昼間で少ない観客でしたが、漏れ出る笑いが聞こえてきました。実にラジハらしい出来でしたので、ラジハ好きな方はおすすめです。ただ、大スクリーンならではという部分はあまり感じないので、今すぐ見たいか待てるかで決めるとよろしいかと思います。
テレビの二シリーズとも観てました。
見応え有り
ココ最近、鑑賞後に「満足した」と思うことが少なかったのでラジエーションハウスを見た時は驚きました。
私はドラマを見ていたのですが、ドラマをみなくても映画だけでも十分わかります。「映画を見て気になったからドラマを見る」という流れでも全然大丈夫だと思います。
登場人物全員にほぼ同じくらいスポットライトを当てていたし、いい意味ですごくバランスのとれた映画でした。
それぞれのキャラクターもみせつつ、シリアスなシーンや涙してしまうようなシーン、そして笑いも混ぜてきていたのでさすがとしか言えませんでした。
その上、仲間の絆のようなものをいれたり、とてもてんこ盛りな内容ですが見にくい・疲れると思うことはありませんでした。すごく進め方や映像の撮り方が上手く、久しぶりにドラマの続編の映画などでこんなに楽しめました。
逆に「もう少しみたい!」とも思いました。
内容に関しては本当にてんこ盛りなので少しごちゃごちゃしてしまう可能性もありますが、そんなに心配はしなくても大丈夫だと思います。
演技に関しては、広瀬アリスさん・山崎育三郎さんの演技が個人的にはずば抜けていたなと感じました。
ぜひ、鑑賞してみてください。
この映画、好きです
ラジエーションハウスのとってもなが〜い1日の様なもの
ドラマの映画化として正常
全117件中、41~60件目を表示