「泡沫は流れゆく。(Netflixにて鑑賞)」バブル イーグルさんの映画レビュー(感想・評価)
泡沫は流れゆく。(Netflixにて鑑賞)
劇場でも観るけどNetflixにて先行鑑賞した。
WITスタジオ×澤野弘之×虚淵玄と豪華クリエイター達によるオリジナル作品は期待以上でした。
WITによる「進撃」のノウハウを活かしたパルクールアクションや、「カバネリ」で培った美麗な作画は見応え抜群です。
澤野弘之の壮大な楽曲もヘッドホン推奨です。もちろん劇場の音響でも腹の底まで響く音で間違いなしです。
そして虚淵玄は「ワルプルギスの夜」に還りなさい。でも最高でした。
気になった事がいくつか。
メインキャラのヒビキとウタの心情が分かりにくいと感じました。
そもそもヒビキが口下手で無口なせいか、中盤の電車内で過去を語るまで、彼がどんな人物かを読み解くのが大変
に思う人もいるかも。
本人も説明台詞があまり無かったせいか、雰囲気で展開を察する場面がチラホラあったので、ストーリー重視で鑑賞する人は頑張ってください。
ウタも冒頭で泡から誕生して目につく物に飛びかかるのは無邪気で可愛いらしかった。
表情変化も1番よかった。
だけど"手を触れたら消えてしまう"という虚淵展開を「人魚姫」の本で予想させるのが駆け足気味だったかもしれません。
日常パートもヒビキとの交流ばかりで短かったせいか、ヒビキとマコト以外のチームメンバーのカタルシスが薄味だった印象です。それを追加したら120分映画になってしまうかも。
でも早くから"ウタとの別れ"を視聴者の頭の中に連想させるのは、クライマックスのスリルを増幅させるアクセントにもなるかもしれません。
個人的に澤野弘之の楽曲が大好きなので、ストリーミングのヘッドホンで聴くのも良いですが、劇場の大音量を早く全身で感じたいと思うばかりです。
以外鑑賞ポイント↓
・EveによるオサレOP
・スポンジをクンカクンカ
・サブキャラの声優陣が歴代WIT作品のメインキャラを演じた方々
・野良泡を踏む度に「ハァー…」
・どちゃくそうまい棒
・マコトさんエッチぃ。乗せ乳エッチぃ。
・ウタのモデルは電車の広告
・寝巻きのマコトさん
・卵の黄身をグルグルとバックのジャンケンうるさい
・エビスビール
・貝殻を噛むウタ
・ララーララーを歌いながらパルクール
・蟻地獄を飛び越える劇中歌が最高。
・葬儀屋を踏み台にしたぁ!?
・6Pチーズ食べるヒビキ
・告白の背景の幻想的な泡達
・泡の一つ一つが生命体ってことかな?
・シンさんの義足パルクール
・ウタの思い出をもっと見たかった
・EDの絵の人々がマスクしてる
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