スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバースのレビュー・感想・評価
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マイルスが次元を超えて辿り着いた場所
劇場10作目 / 120
IMAX with Laser 【字幕】
あれだけ壮大なスケール、濃厚なストーリーだった前作を更に超えてきた感じです。
結末が次作までお預けなのは予想外でした
めちゃくちゃいい所で終わってんじゃないよ 笑
まあ僕は楽しみが増えるのでいいのですが…
「映画好きなら必ず見ろ!!」という禁句が出てしまう作品
非常に体調が悪い時に我慢できず見に行って後悔し、普段は殆どやらない公開中に複数回鑑賞することになってしまいました。
で、二回目は体調を万全にして臨みましたが、まあ溜まっているポイントでの鑑賞だったし、本作の場合は映像情報が多過ぎるので映像重視の鑑賞のために吹替版を選択したので、二回目は大満足して見終えました。
10日後の鑑賞でしたが一回目はストーリーだけ追えただけだったようで、二回目でやっと本作の魅力を享受できた気がします。
しかしまあ、エンタメとしてもアートとしても本当に凄い作品だと思います。
最近アニメと言えば日本が世界中を席巻しているし、個人的にもアメリカのアニメ自体が低迷している様に感じていたし、特に老舗のディズニーアニメ作品は低迷というより体たらくと言った方が似合っている様な状態なので、余計に日本のアニメの勢いを感じていたのですが、本作の様な作品を見せつけられると、やはりアメリカ映画業界のプライドというのか意地というのか底力を感じずにはおれませんでした。
本当に凄いよな、アメリカのアニメクリエーター達は…まあ、第一作目を見た時も非常に驚かされたのですが、二作目も全くクオリティーが落ちないし、むしろ上がっていましたからね。本作の何が凄いかって、まずはアニメ自体の未来を示していました。
ここ何十年かの全世界のアニメ業界って、平面から立体、セル画からCGへとどんどん技術改革を進め、“技術”ばかりを先行させ“表現”そのものがかなり疎かになり、その中で日本のアニメは多様性を持たせ“表現”を重視していたからこそ世界的な評価が高まったのだと思っています。で、昨年の『犬王』とか『THE FIRST SLAM DUNK』などを見ると完全に日本のアニメが世界の最先端だと私も思っていましたが、表現として更に先を行く様な本作を見せられると、中々敵いませんよ。
更に今やありふれたマルチバースという設定を使いながらも、マルチバース(多元宇宙)そのものを多様性という(エンタメ的)物語テーマにも(アート的)表現手段にも重ね合わせるという多層構造であり、娯楽性と芸術性と表現スタイルの融合でもあるという、今回のレビュータイトルにした「映画好きなら必ず見ろ!!」という、映画ファンが聞いて最も嫌がるであろう台詞をつい言いたくなってしまうほどの作品だったと思います。どんなに私が好きな作品でも、他人に見ろって偉そうに言って嫌われたくありませんが、嫌われても良いと思えるくらいの作品だったという事です。(ちなみに、私がその台詞を言いたくなる作品って今までに『七人の侍』しかありません)
あと、私は絵画が昔から好きなのですが、モダンアートの場合は好きでも意味が分からない作家も多くいます。ロイ・リキテンスタインという画家もその内の一人でした。
要するにその表現スタイルの成り立ちや発生の歴史的条件などが作品から想像できるか否かという意味でよく分からなかった画家の一人だったのですが、前作の『スパイダーバース』を見た時に、何故かふと目から鱗が落ちたようにリキテンスタインという作家の作品の発想原理が理解できたような気がしたのです。
創作物とは“真似”という堆積物(技術)からどんどん蓄積した土台の頂上(最新技術)であり、その土台の上で今(頂上)の自分の表現方法(スタイル)を見つけ出すことがアートなんだということに思い至ったのですが、本シリーズもエンタメの世界でアートしているのが私にはハッキリと見えたのです。
スパイダーマン最高!
満漢全席
前作で衝撃を受け過ぎたので耐性がついていた為か案外冷静に楽しむ事が出来ました。前作が「動くアメコミ万歳!」だとしたら、今回は「グラフィックノベルテイストで攻めちゃうよ?」なアーティスティックな雰囲気が強目ですかね。そしてマルチバース。みんなお腹いっぱいマルチバース。それも存外スッキリしていて個人的には入り込みやすかったし、だからこそのグウェン&マイルスの其々抱える葛藤と結び付きにグッとくるわけで。後編ありきのストーリーなので、「なにぬッ!?」っとなった所でお開きになってしまいますが、「帝国の逆襲」ポジションな雰囲気だったので、私は美味しく頂けました。「ザ・フラッシュ」はああいう風に決着を付けましたが、コチラはどうするんですかねぇ。楽しみです。
僕の運命は、僕が決める
この手のモノはわりと好きなのかもしれない…。
実の処,始まりを完全にはちゃんと覚えていなかったのか?もしれないが、深い処まで掘り下げて語れないのが辛い処だが…🥵。
実写版でのピーター•パーカーが3人が出揃っちゃった時に、コレは最初のピーター•パーカー版のモノと,また次のピーター•パーカー版を観て居ない人には、訳分からずに置いてけぼり状態で詰まらんとちゃうの?何て思った時も有ったが…(イヤイヤ私には,非常に楽しめた覚えが有った事を言いたかった事と、何処の何が良いの?と言う人も居たから面白い!) 今作はソレとは全く別物での作品で有り,コレまた私には異常に楽しまさせて貰えた事は、声を大にして言いたい処。 アニメだから何が悪い⁈何て事は決して無い!
グウェンなんて非常に可愛らしくて,惹かれるキャラクターじゃんかよ!
映画化されるまでは、一番好きなアメコミヒーローはスパイダーマンだっ...
やっべーぞおい!
…語彙力!
前作「スパイダーバース」も充分面白かったが今作はそれを軽く超えて来た。
スパイダーマンでまだこんなに面白い新作が出て来るのか。
スパイダーマンでまだこんなに面白い映画が作れるのか。
やっぱハリウッドって凄えな~。(語彙力ってば!)
最近のハイクオリティなアニメ全般に云える事かと思うが映像を観ているだけで気持ちいい。
今作は背景の奥行も増して映像に深みが有る上にアクションシーンのカメラワークもより大胆になっていてこの映像世界に居ることが実に気持ちいい。(やはりアニメは動いてナンボだ)
ストーリーが進むに連れてまだこの世界に居たい、時間が経つのが惜しい。そんなふうに感じた映画はいつ以来だろうか。
敢えてて難点を挙げるならカメラワークが大胆過ぎて追いきれない部分が有る事だろうか。そこは何度も観りゃいいじゃんって事なのかな。
「ノーウェイホーム」も素晴らしい最高のスパイダーマン映画だったが、しっかりと楽しむにはソニー・ピクチャーズのスパイダーマンシリーズを全部観て「アベンジャーズ」の「イ」と「エ」を観ている必要が有り、その点かなり敷居の高い作品だったと思う。だからこそ最高だったとも言えるが。
その点この映画は前作1本観ておけば問題なく楽しめるので、
"アニメのスパイダーマンか~"
とか
"絵柄がどうもな〜"
と
食わず嫌いしてしまう気持ちも充分判るのだが、観て損は絶対に無い。
これ1本では完結しておらず、続きがどうなるのか全く予想出来ない映画をオススメするのもどうかと思うが、是非劇場へ足を運んで下さい。
自分が観た時ガラガラだったんだよなー。
すごいけど面白くはない
コミックの中を歩くような映画
大量のご馳走
スパイダーマン史上最高傑作という謳い文句に偽りなしの超傑作。冒頭のバルチャーとの戦闘により異なる世界の住人が本作でどう描かれるかが示され、その後もレゴや実写に漫画風と、多くの作風が現れる。(メインにはならなかったが…)その混ざり合いが見ているだけでも楽しかった。まさに動く芸術。
そして、スパイダーマン映画としても今までにない傑作であった。
スパイダーマンといえば、犠牲。そして犠牲を避けられない運命と「大いなる力には大いなる責任が伴う」使命感。本作では、大事な人の犠牲を受け入れて大いなる責任を果たさなければならないと描写された。
そこまでならばいつものスパイダーマンと変わらないが、そもそもマイレルのスパイダーマンは生まれる運命になかったと言われれば話は別だ。これまでさんざん描写されてきた、スパイダーマンと運命というお約束を更に一つ上の次元に押し上げた。
ただ、何を言いたいかは中々筆舌に尽くしがたい。「スパイダーマンは必ず犠牲を経験する」というメタ観点をテーマに描き始めたと思ったら、更にメタ的な「スパイダーマンになるべきでなかった人間」をテーマにし始めて…といったところか。
しかし量が多い。動く芸術にも次第に疲れてくるし、運命や責任もキャラクターごとに描かれるからやたら長い。人によっては食傷かもしれない。
1作でまとまってればもっと良かったです。
スパイダーマンCGアニメ版作品「スパイダーバース」の続編。
ストーリー的にも前作の続きとなるが、まずはグェンパートから始まるオープニング。
マイルズよりよっぽど魅力的なキャラに描かれていて、グェンが主人公でもよかったかと思うくらい。
アニメーションとしては、今作も素晴らしく、ただのCGアニメではなくカートゥーン調であったり、水彩画調であったり、スケッチ調であったりと、様々な表現方法が入り混じり、芸術的で面白い!
今作も様々なスパイダーマンが登場するが、メインヴィランがスポットというのは何とも意外。
何となく2流ヴィランのイメージがあったのだけど、あれほど厄介な相手になるとは・・・
ストーリー的にもマイルズの存在自体がキーポイントとなり、思わぬ展開に息を呑み、さあいよいよ盛り上がってきた!ってところでまさかの
つづく
作品としては良かったものの、正直二部構成(二部作で終わるのかも知らないけど・・・)にする程のストーリーとは思えない。
この後、どんな展開に持っていくのか分らないが、できれば1作でキレイにまとめてほしかったというのが正直なところでした。
やっぱり最高!
満点です。
このスパイダーマンに関してはもうあまり言葉が出てこないかな。
むちゃくちゃ期待度上げて行ったら
やっぱり期待どおり。
前回はIMAX 3D(だったかな)で観たけど
あまりの素晴らしさに感動した記憶がいまだ残ったままでの今回。
ストーリーはちょっと難しいところはあったけど
映像•表現•見せ方•音楽 どれも素晴らしい。
3Dやアニメの中で断トツだと思います。
感覚は前回と同じで、アニメなのに気付いたらリアルなものを観てるような錯覚におちいるようです。
またマルチバースか…とそれだけで評価下げる人は
いるかもしれないが、
それが嫌なら今後観ないほうがいいでしょう。
時間長いけど、緩急ではなく徐々にテンション上げていくパターンなので、この先も楽しめそうです。
※エンドロール後のおまけはありませんが
よくあるやつです。
エンディング曲(日本人)だけはなんかちょっと違うかな…って気がしました
事象
スパイダーバースの衝撃からはや5年…。
まちに、まちに、待ちわびたスパイダーバースシリーズの最新作!!
前作はまさしくアメコミとMovieの融合させた新たなカタチの作品に興奮が冷めやらなかったのを今でも鮮明に思い出す。そのあと食べた焼肉屋すら思い出せる。
ヒーローになる"運命"を受け入れて、前へ進む姿を描いた前作は多くの人を魅了し、アカデミー賞に輝きました。
そんな素晴らしい作品をどうやって続編を作るのかと思っておりましたが…これはまたとてもメタ要素に溢れた鋭い切り口で描かれた新しいヒーロー映画になっておりました。
こいつはすげーぜ!!!
スパイダーマンシリーズには、免れぬ宿命が待ち受けている。
大いなる力には、大いなる責任が伴う。
力を正しく行使すればヒーローになれる。けれど、その力で全てを解決出来るとは限らない…。それが運命なのか。何かを得るためには、何かを失わなければならないのか。
そんな定石をぶち壊す為、次世代の主人公マイルスはスパイダーマン達へ立ち向かうことになる!!
これはもはや現代アートなのでは無いかと思いました。映像表現の美しさ、面白さ、複雑さ。それでいて、これまでのスパイダーマンの築いてきた世界に立ち向かうパンクさ…。
またここからの後編次第でとんでもない作品になって行くかもしれませんが、期待通りのぶっ飛んだ素晴らしい作品になっておりました。
ここから後編がどんな物語を奏でてくれるのか。期待せずにはいられないのは、言うまでもありません。
『見ないという選択肢は無い』
ライムスター宇多丸さんがあそこまで激賞していた前作。
確かに映像は凄い。
が、ストーリーは普通。
そのため、映画リテラシーがゼロの私としては、まぁ、面白かったです、くらい。
そして、同じく宇多丸さん曰く『見ないという選択肢は無い』という今作。
信じて跳んだ結果、メチャクチャ面白かった。
映像は更にパワーアップ、ストーリーもちゃんとヒネッてる。
クリフハンガーのイイやつ。
昔、深夜番組で井筒監督が自腹で映画を鑑賞し好き勝手に批評するというコーナーがあったが、そこで奇しくもスパイダーマンを扱ったとき、半ば呆れながら『コイツら、ドコに金つこてんねん』と笑いながら言ってましたが、正にそんな感想。
普通にCG映画として相当ハイクオリティなのに加えて、全然違う表現の映像を大量にガッチャンコするという無謀。
そこまでするかとばかりに、微妙な目や口の動きで、キャラクターの感情を表現して見せる執念。
ホンマ、コイツらドコまで手間・暇・カネかけとんねん!
しかし、ストーリーの点で言うと、あのラストは明らかにミスリードではないかと。
今回、3部作の2作目を見た日本の配給会社は「やっちまった」と思ったのでは。
と言うのも1作目の原題は『Into the Spider-Verse』のところ邦題は『スパイダーバース』。
1作目で完結してればそれで良かったのだが、2作目が出ておかしくなってしまった。
つまり、1作目「into」でスパイダーバースに「入り」、2作目「across」でスパイダーバースを「横断」するという、タイトル通りのストーリー展開。
1作目のタイトルにちゃんと『イントゥー・ザ』を入れなければいけなかったのだ。
そう考えると、問題は3作目の『Beyond the Spider-Verse』。
スパイダーバースを超えちゃうって、どういうこと?
普通に考えれば、更にMCUとのガッチャンコか、となりそうですが、wikipediaの記事では制作側で否定してました。
とすると、全てのスパイダーバースが融合しちゃうとか?
何はともあれ、次回作は今回のラストの敵を倒してからが本番なのでは?
見ないという選択肢が無くなった!
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wikipediaを見てて個人的に一番驚いたのは、昔、TVで見てた日本版特撮スパイダーマンが今作に出るかも知れなかったこと(出なかったけど)。
コミックス版のスパイダーバースではすでに出てるそうなので、おかしくはないけどその発想は無かった。
もし、次回作で巨大ロボ「レオパルドン」とか出て来たら、興奮してもらしちゃうかも!
日本人では創れそうにないセンスあるグラフィック映像と音楽が融合したアート作品
ものすごい映像だった。
バースごとにタッチを変えるアイデアや過去実写映像やレゴでの表現など、さながらアート作品を観ているかのようだった。
CG技術の進化によりリアルなタッチに真っ直ぐ進んで行くと思っていたアニメ作品だが、そこに人のセンスやアイデアをしっかりと練り込むことでこんな方向にも進んでいくのかと前作以上に驚かされた。
2時間半という尺でも長さを感じさせないほどのスピード感だったが、途中でトイレに席を立つ人たちも多く、またアニメだからと思い子連れで来たお客さんも多かったが、中学生辺りでも内容を理解することは難しいと思われ、小さい子達には少しかわいそうな気がした。
自分はマーベル作品について思い入れも基礎知識もないが、結局本作や「スパイダーマン・ノーウェイホーム」、(DCだけど)「フラッシュ」などを観る限り、マルチバースを創ってしまう能力はスーパーヒーローしか持ちえない訳で、マルチバースに寄って引き起こされた様々なトラブルや悲劇は未熟なスーパーヒーローに原因があるという事に決まりでいいですかね。
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