ロスバンドのレビュー・感想・評価
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ちょっとどこを切ってもかわいすぎる。反則。そして降参。
ノルウェーの田舎の村で、唯一のロックバンドを結成した子どもたちが、ロックコンテストに出場するためにドライブ旅行に出る。ベーシストは唯一オーディションに来てくれた9歳のチェロ奏者。ワゴンの運転手は村の子どもたちが恐れる無愛想なあんちゃん。北欧の美しい景色の中で、4人の微笑ましい旅路が描かれるのだが、正直、子供向けだと腹をくくったかのごとく、脚本は強引だし、ムリがある。でもそれでも構わない。たった数日間の冒険が、反則レベルで微笑ましくて、もう4人を応援せずにいられない。誰がなんと言おうが、穴だらけだけど100点!みたいな作品で、各映画祭で子ども審査員賞という受賞歴も、この映画の微笑ましさに拍車をかけている。思いもよらぬ拾い物。ロスバンドイモターレ最高!
🇸🇪の若者が🇳🇴の大会に参加する迄の映画じゃないの?
子供向けの映画じゃないね。
多くの鑑賞者は『夢を掴み取る青春の素晴らしさ』と言った様に表現するだろうが、それは一部の事だけ掴み取らただけで、完全に問題が解決されたとは言っていない。「問題が解決されそうだ」と匂わせているにすぎない。
しかし、ポジティブに明るい。
同じ北欧のアストリッド・リンドグレーンさんの『長くつ下のピッピ』見たいな感じなのかなぁ?
歌もハードロック一辺倒ではない。流石『ABBA』を輩出した地域だ。チェロをベースに置き換えるなんて凄いよ。
社会と言う周囲を巻き込み、自分の我を通していく。要するに、実存主義社会&個人主義の北欧社会のアイデンティティだと思う。日本人と対局。
実にすがすがしい。
傑作だと思う。
子供向けなんかじゃない。
スウェーデン🇸🇪の若者がノルウェーのロックの大会に参加するロードムービーでしょ?
国境越えたじゃない?
結婚式でスウェーデンなのか?
まぁ、トーベ・ヤンソンさんがスウェーデン系フィンランド人ってのと同じか。
タブーにあえて挑戦する姿に見える。勿論、到達出来る訳では無いが、スプラスティクに平穏な社会がその渦に巻き込まれて行く。その姿をアイロニーとして描いている。
"Feel"
計画的な旅が無謀にも無計画に様変わり、が、起きるトラブルも難なく単純明快に、そんな単純さが潔くて清々しい、何となくボーカルは予想できながらも父親が待ち伏せの口論にはイライラさせられる。
四人それぞれのキャラも際立ち、特にティルダの可愛さには癒されながらみんなの事が好きになり、気掛かりなのはティルダの現状維持、あれだけ騒がれて親は姿を現さず、彼女だけ解決されない描かれない問題を残しながら、でもバンドが希望にアカルイミライ、最後まで優しい気持ちで和みながらの鑑賞が心地良い。
が、コレ系は『ROCKER 40歳のロック☆デビュー』や大傑作『ウィ・アー・ザ・ベスト!』に『ハウス・オブ・トゥモロー』で『スクール・オブ・ロック』はベタ過ぎて、やっぱ『シング・ストリート 未来へのうた』には敵わないのは仕方が無い!?
2本立て1本目。重厚さはないが素直に楽しめる青春ロードムービー。 ...
2本立て1本目。重厚さはないが素直に楽しめる青春ロードムービー。
バンドメンバーがそれぞれ面白い。中でもティルダの存在が本作を押し上げました。ノルウェーの景色も北欧と馴染みのない我々には魅力的。
万人が楽しめる良い作品だと思います。
青春万歳!爽やか過ぎる幸せありがとう!
2022年『観逃さずに良かった!』作品No.1!
レビュー平均が4.2!?
皆様の絶大な支持にこれは観ねば!と劇場へ
青春音楽ロードムービーは数あれど
「爽やか」と言う表現がこれほどピッタリな作品にはそうそう出会えない
わちゃわちゃ感やドタバタ感をあまり感じなかったのは北欧の澄んだ風景とがむしゃら過ぎない少年達のウブな品の良さ…のせいかな?
グリムの両親や憧れのドラマー
マッティンの父親…大人達が子供達から大切な
「気づき」を教えてもらえた事が本当に素敵!
ステージの彼らを見て素直に泣いてる自分にも感動しちゃった
アクセルもキチンとした恋を見つけた様だし
(リンダと音痴は…諦めなさい💦)ですね
もう少し大人になって4人の夢が叶った頃
グリムとティルダが恋人同士になってたら
いいなぁ
この作品を見逃した方々…気の毒に
【”夢を諦めるな!自分の道は自分で切り開け!”ノルウェー発青春ロックンロールロードムービー。クスリと笑えて、少し沁みるシーン多数。今作は、少年少女の心の成長物語でもあるのである。】
<Caution! 内容に思いっきり、触れています。>
■少年少女がノルウェーロック大会に出場するまでの、各メンバーが抱える背景がキチンと描かれている点が良い。
1.ドラマーのグリムの悩みは、ボーカルのアクセルが超音痴な事と、両親が喧嘩ばかりしている事。
- で、音響矯正装置を使って、見事に本選出場!。でも、大丈夫かい?-
2.ベーシストが欲しいと募集したら、遣ってきたのは9歳の勝気なチェロ奏者、ティルダだった・・。
- ティルダ。とても可愛い女の子だが、クラスの中では一人ボッチ・・。何でだろう。-
3.父が経営する自動車工場で働きながら、レーサーを目指すマッティン。一度は断るも、何故かグリムたちをノルウェーロック大会が開催される遠い北の町へ、兄貴が大切にしているバンで送る事に。
- 彼も又、何か曰くがありそうだ・・。-
■道中、彼らが経験した事が今作に可笑しみと爽やかさを与えている。
1.出発早々、花嫁さんの乗った車が故障し、教会まで乗せて上げる事に・・。
- で、感激した花嫁さん、パーティで彼らの持ち歌”キル・デス・デストロイ”を熱唱。
えーっと、結婚式のパーティでその歌はどうでしょうか・・。あー可笑しい。ー
2.グリム、憧れのドラマーに会いに行くも、冷たくされる事件。
- 憧れのドラマーは、ロックへの情熱を失っていた。そして、お前らの大会での姿を見てやるよ・・。グリム、辛いなあ・・。-
3.アクセル、自分の音痴に気付き、激しく傷つく事件。
- グリムが真実を言ってしまい、道中のカラオケ大会に出る事に。(ついでに、足りなくなったお金も調達予定。)けれど、アクセルの余りの音痴にブーイングの嵐。がっくり肩を落とすアクセルに代わってステージに立ったマッティンが見事優勝!ついでに、ティルダ、ヤジったおじさんにビールをぶっかけて”友だちを苛めるな!”と、一喝。-
4.ティルダ、家出と間違われ、警察に保護される事件。
- ティルダが、グリムたちに見せた両親の許可書は偽物だった。そして、彼女は警察に保護。けれど、機転を利かせたアクセルがティルダをチェロの入れ物に入れ、無事脱出かと思ったが、定年日だった人の好さそうな警官のパトカーに猛追される。ついでに、怒り狂うマッティンの兄貴と父も猛追。ティルダの的確なナビゲーターで逃げ切ろうとするも、目の前には工事中の橋が!
けれど、マッティンが披露する大ジャンプ!で無事、対岸に到着!
心中でキアヌ・リーヴスの「スピード」か!と突っ込むも、大変に爽快なシーンであった。
で、皆の気持ちも一つになり、アクセルはマッティンにボーカルを譲ることに・・。
”良いのか?”と優し気に聞くマッティンの表情。良い奴である。-
<そして、到頭会場に到着。だが、そこにはマッティンの父親が居て・・。初めて自分の想いを父親にぶつけるマッティンの姿。彼は、音楽の道に進みたかったのだ・・。
で、会場で彼らは自分たちのロックンロールを披露する。
見事な演奏に驚く観客たち。個人的にはチェロのティルダの演奏が凄いと思ったよ。
観客席には、グリムの両親と、アクセルの事を想う女の子の姿が・・。
グリムの両親は、涙ぐみながら肩を抱き合い、息子が演奏する姿を見ている。
そして、女の子が演奏後、アクセルの所にきて挨拶。マッティンは”女の子の気持ちが分かってないなあ、”とアクセルに一言。そう、大切な人は意外とすぐそばにいるのである。
グリムに冷たかった、ドラマーもスマホで彼らの姿を嬉しそうに観ている。
今作は、コメディ要素を絡めながら、夢を持つ少年少女たちが、共に旅をする中で、自分自身の夢を追う姿がとても良く、心に響く作品である。
旅は終わっても、彼らは以前よりも人間として成長している。
今作は、少年少女の心の成長物語でもあるのである。
<2022年5月15日 刈谷日劇にて鑑賞>
見て良かった
ちょうど空いた時間に合ったので、予備知識無しで映画館に駆け込みました。結果、凄く楽しくてキュートな映画でした。
設定や展開に色々言う人もいるかもしれないですけど、多くの方に見て欲しい。上映館が少ないですが、チャンスあればもう一度見たい。とにかく見終わってハッピーになれる映画でした。
夢や勇気に年齢は関係ない!泣いた!
よくあるバンドもののロードムービーだと言えばそれまでなんだけど、年齢も性別も環境もそれぞれの四人がそれぞれ共鳴しあって夢に向かう物語にはいつだって感動させられる!
9歳の少女が触媒になって、17歳の少年は一世代下の青年を励ますと共に自分のヴァイブスにも火をつける道程は清々しい感動を覚える。
そして、肝心のライブシーン、ドラマーもギターもチェロもボーカルもみんな上手くてびっくり!このライブシーンに説得力があるからこの物語は更に引き立つ。
もちろんノルウェーの自然と憧れの廃墟ピラミーデンも最高👍
チェロ少女ティルダが可愛いかった
高評価レビューを信じて見てきました。
ロックバンドコンテストに向かう4人の友情を明るく描くロードムービーです。
多くの出会いと警察との追っかけ、様々なトラブルにあいつつラストのコンサートシーンで全て帳消しのハッピーエンド。
明るい気持ちになって映画館を出れます。9歳のチェロ少女ティルダが可愛いかったです。
上映期限も近いので見る方はお早めに。
音楽が全体的にすごく良かった
バンド特有の生々しい熱が伝わってきてやっぱりバンドでしか出せない熱さがあるなーって改めて気付かされました。登場人物もみんな人間味があってアナログな温かさが感じられて微笑ましかったです。あとノルウェーの自然が綺麗でした。
『リトル・ミス・サンシャイン』meets 『シング・ストリート』的な青春映画の傑作!
超絶後味の良い青春映画の傑作。決して交わりそうになかったキャラたちが絶妙に絡み合い、進んでいくストーリーが至極気持ちいい。自立や夢、恋、家庭環境など青春映画に欠かせないエッセンスもこれまでかと思うほどに詰め込まれてる。そして、何よりも登場人物全員が愛おしい。超オススメの映画。『リトル・ミス・サンシャイン』meets 『シング・ストリート』的な感じで青春映画の良いところを高密度に閉じ込めた作品。とにかく最高。
お腹いっぱい
39本目。
ガガーリン、選ばなかった・・・をピカデリーで観たかったけど時間が合わない。
でこれをチョイス。
何かを変えようと頑張っている姿が微笑ましい。
観ると言うよりかは、見守る映画。
90分弱の作品だけど、お腹いっぱいにさせてくれる。
楽しいが正義!
若いって良い…笑
序盤から「もう尻カッチンで時間ないのよー!」的な、心地よいスピード感でドタバタと進んでいくストーリー。
無理展開だろうが、ご都合全開だろうが楽しけりゃいいのである!笑
ジャイアンばりの最凶音痴ボーカルに、無免許の凄腕ドライバーに、9歳にして負のオーラ全開のプリティーチェリスト…苦笑
そして、唯一マトモな主人公は、親友曰く「村で一番のドラマー」
もう健全すぎて、ヤニと脂肪で汚れた心を洗濯板でゴシゴシされたよう 笑
しつこいウイルスやプーチンに鬱々とした気分させられている方は是非鑑賞を!
楽しめました‼️
父親のせいで、夢を諦めた青年と親友バンドの中学生二人と、友達のいない小学生のチェロ天才四人が各々の葛藤を乗り越えていくプロセスを描いた、ヒューマン映画。ジェネレーションギャップもあり、確率としては低いシチュレーションなんですが、心にスーッと入ってくる。最後には、お互いの夢がかなったと思える、シンデレラストーリー。バックグラウンドのノルウェーの自然の風景も◎。病んだ心には最高です。
自分の予想を上回る、観ていて疲れなく最後までどうなるのかワクワク楽...
自分の予想を上回る、観ていて疲れなく最後までどうなるのかワクワク楽しめた作品で、シリアスな展開と思いきや随所で笑わしてくれて、映画=娯楽とまさに感じさせてくれる映画でした。
それぞれの登場人物にいろんな背景や想いがあり、それを小難しく描写しないで、わかりやすく最小限な演技で見事に表現しているのが素晴らしく、どの人物にも感情移入できました。
劇中の音楽や景色も綺麗で子供達に是非観せたいし、何度でも観たいと思える作品です。
心斎橋以外でも上映して欲しい。
誰が主人公?
グリム、アクセル、ティルダ、マッティン、誰を切り取っても主人公になり得ます。
言い換えれば、誰にでも感情移入できるような物語です。
「バンドもの」といいながら、「俺たちのバンドで成功をつかむぜ!」みたいなバンド自体の縛りというか、かたちみたいなものはあまり強くなく、
個々の問題を解決していくうちに、いつのまにかバンドが変容を遂げていて、ゆるやかなコミューンみたいな感じになっているところがとても心地よかったです。
もっと上映館が増えないかな、っていう思いも込めて満点採点です。
歯の矯正ってノルウェーでは当たり前のようにやるのかな?
自分好みの作品に大満足!
音楽バンドの作品だったけど、ロードムービの要素が濃い目。
ロックの大会に出場する為、ノルウェーのトロムソまでキャンピングカーで縦断するストーリー。
ドラムのグリム。
ギター兼音痴のヴォーカルのアクセル。
9才のチェロ奏者の女の子。ティルダ。
17才ドライバー。マッティン。
家庭の事情などで家を飛び出したい4人が道中、様々な出来事に出会いながら会場に向かう展開。
チェロ奏者のティルダがとても可愛い。
大会中、アドリブで演奏するシーンがカッコ良いし気が利いている!
警察に追われる時のナビゲーションも素晴らしい(笑)
ドライバーのマッティンの意外な才能も良かった!
ノルウェーの海や木々等の自然や街並みが美しい。
ライブシーンは感動。
もう少し観ていたかった。
マッティンのお父さん。
國村隼にそっくりでした( ´∀`)
エンタメ青春ムービーはこうでなくっちゃ!
ご都合主義展開や設定の作品には辛辣なコメントを残す僕ですが、エンターテイメントに振り切っている作品にはそんな野暮なことは言いません。だって、娯楽であることが最優先なんですから。
とにかく面白い!頭空っぽにしてただただ楽しみたい時におすすめの青春ロードムービーです。なんだろうなぁ・・・可愛いんですよね、全体的に。悪い人が出てこない物語は癒されるー。そして登場人物全員キュートなんですよね。多分僕はマスクの下でずーーーとニタニタしていたと思います。みなさん、どうぞ安心してこのロスバンドのワゴンに一緒に乗って旅にでましょう!
展開はまぁ想像通りだと思います。けど、小気味よいリズムで進むストーリーと個性豊かなキャラクターたちが巻き起こすエピソードがニコニコさせてくれます。個人的にはチェロの子がサイコーに良いです。色んな事件が起きますが、ちゃんとスッキリさせてくれますのでご安心を。でもって、沢山笑わせてもらえます。微笑ましいのから、爆笑まで。これまたスッキリです。
鑑賞中の「んな、バカな!」は禁句です。それは無粋ってもんです。サイコーに楽しくて可愛い青春音楽エンタメロードムービーを彼らと一緒に楽しんじゃってください。
邦画でもこーゆーの作ってほしいなぁ。
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