百花のレビュー・感想・評価
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「記憶」
ファーザーにはなれず
誰でも直面するかもしれない
母親が認知症になり、それを受け入れたくない息子。家族が認知症になると大変だろう。息子(菅田将暉)は、よくやっている。「半分の花火」を見たいという母親。それが何かわからない息子。これが認知症を患う人がいる家族の姿だと思う。
母親は恋愛体質で性に奔放な人でそれを原田美枝子さんが演じることでものすごくオブラートに包まれてる。家族がある男性(永瀬正敏)と深い仲になり転勤先に息子を置いてついていってしまう。まさかそんな過去があるとは思えない人。何故、小学生の息子を一人、置いて出ていったのか?自分の母親に預けても良かったのではないか?と疑問が残る。
若い時代も同じ人が演じてるが、これはどうかな?永野芽郁さんとか吉岡里帆さんとかが演ったら良かったのに。あのメイクは特殊メイクか?
緩やかに急激に忘れていく母親。忘れない息子。そんな映画。
一輪挿し
過去の母親の行動から溝のある親子とアルツハイマーの話。
大晦日の夜、母親が一人で暮らす実家に帰ると誰もおらず不穏な空気、外に捜しに出ると公園のブランコでたたずむ母親が…と始まって行くストーリー。
違和感を覚えつつも「溝」のせいもあり気付なかった感じから、母親視点のお買い物が切っ掛けとなってアルツハイマーが発覚するけれど、手帳の件をみるに本人は自覚があったということですね。
その後過去の母親の行動と息子の境遇がみせられていくけれど、いや~キツいな。
しかしながら幼い頃のわだかまりと、再び忘れられる息子の心境を描いているのはわかるけれど、戻ってから現在までの関係がみえないからね…そこの部分はかなり大切だと思うのだけれど。
AIシンガーにしても赤ん坊にしても、中途半端でストーリーの補足説明みたいな感じだし。
自分と母親との関係がこの主人公よりもっと遠いものだからというのもあるかも知れないけれど、すっぽりと抜け落ちた長い時間のせいでか、何か取って付けたような印象を受けてしまった。
それでも終盤の悲痛に浸る感じはなかなか良かった。
認知症初期のイメージビデオ?
どうした元気❗️
がんばれ元気‼️
本当に余計なお世話だと思うのですが、そう言いたくなりませんか⁉️
これだけ実績のある川村元気さんなので、奥深さが感じられないのは自分の頭の悪さなのかな(分かる人には分かるのかもしれません)、と思いつつも作品に対してあまり深みが感じられませんでした。
あのCGのバーチャル歌手は、まるで若い頃の原田美枝子さんも実はそれで描いたのですよ、と言ってるみたいで、私には意味不明でした(忘れることについてのなんらかの示唆はあるにしても)。それにせっかく起用していただいた河合優実さんや北村有起哉さんの演技力や魅力も生かされてないのもとても残念でした😤
正直言って監督本人の原作小説についても、あまり面白くも深くもないという個人的な印象があったので、映画でそれを挽回してくれるのかな、と期待していたのですが、
ほとんど同じ印象でした。
夫婦でも親子でも、同じ場所にいたはずの思い出の印象がまったく違うということはいくらでもあるし(もしかして、アレがプロポーズだったの?と夫婦で見解が相違することだってありますよね🤗)、この映画のクライマックスと思われるシーンの菅田将暉さんのセリフももそれほど刺さってきませんでした。
認知症初期の方にとって、世界はこう見えている、という啓発のためのイメージビデオのようでした。
気持ちが悪い
おもちゃ箱をひっくり返したような映画
なかなかの問題作
自らが犯した衝撃的な過去の記憶に生き、さまよい、そして忘れていく母と、その過去に囚われ、戸惑い、そして無意識にも自分を守るために断片化する記憶を通して母を見る息子の物語。
シンプルな手法ながら、過去にあまり累をみない見せ方で「進行するアルツハイマー型認知症を表現」していて、とても初監督作品とは思えないけど、そこはやはり立場こそ違えど、多くの作品に携わり手がけてきた実績、そして自らが原作し、さらに脚色を手掛けた正に「川村元気の作品」だからこその仕上がりと感じます。
そして、主演の二人。まずは、出演作が多いこともあり最近は必ずしも良作とは思えない作品でガッカリすることも儘ある菅田将暉さんですが、今作では「これぞ真骨頂」と思わせる会心の演技で感心させられます。
さらに輪をかけた「凄み」の演技で圧倒する原田美枝子さん。映画が進むにつれ、正直、「直視できなくなるような気持ち」をも感じさせるほどの居た堪れなさで、自分の「親に対する全て」について身につまされる思いでした。
万人、特に若い人にはちょっと解らないと感じる作品かもしれませんが、それを踏まえてこそ「なかなかの問題作(褒めてます)」である気がします。あっぱれ。
うーん
言葉足らずですが…
昔しまい込んだ過去を思い出し
…あの時、親に辛い思いさせられた。
フラッシュバックしてみたり?
親になった自分に
自分自身は忘れてしまったけど、子供に辛い思いをさせてしまった事があるんだろうな。など…
言葉が足りず上手く表現できていません、色々自問自答しました。
観た感想は不完全燃焼というのが本音です。
演技も映像も綺麗で懐かしい役者さんもいましたし…見応えはありました。
本心…涙活で観に行きました。^ ^
泣けませんでした。
共感できませんでした。
残念です。
自分自身が、子供を置いて出ていく生活の経験がないため共感が乏しく菅田さん役の泉が、子供の頃に受けた傷、母との関係を修復したところの説明も不足に思え
それが、修復してないままの本編なんかな?
合ってるかな?
大人になった泉が幸せだから、母を愛せたのかな?
親が1年後?自分の元に帰って来たからと言って、子供は何事もなく母と平和に生活できるものなのかな?
私は許せないな、反抗したい。
しっくりこない。
感動した方申し訳ない。
言葉足らずです。
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