「殺し屋岡田の真骨頂(純愛も少々)」ヘルドッグス 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
殺し屋岡田の真骨頂(純愛も少々)
クリックして本文を読む
最初の場面で、スーパーで亡くなった女子高生たちの復讐を成し遂げる岡田のシーンが出てきますが、全編に流れる不気味な緊張感の始まりでした。画面の色はあくまでも暗いイメージを演出するためにグレー系です。また、やくざ映画にありがちなグロテスクな殺人場面に度肝を抜かれます。今回の坂口はサイコパスの一面を持つ役ですが、最後には岡田にとっての宿敵になるところ、切ない気がしました。女性では大竹しのぶがマッサージ師(仮の姿)として登場しますが、殺された子供の復讐を成し遂げた時、ほろりとするものがありました。松岡茉優はヤクザの愛人の役ですが、最後には岡田を守ります。彼女は時々妖艶さを見せたりするところがありますが、その魅力に惹かれるたのは私だけではないでしょう。さらに、周りの人間がどんどんと殺されていく中で、最後には岡田も絶命かと思ったのですが、生き残ってくれて本当にホッとしました。いずれにしても、ヤクザの撲滅のために戦う岡田の優れたアクションに、最初から最後まで釘付けでした。
コメントする