チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしいのレビュー・感想・評価
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映画ならではの美しさ
黒沢に会ってきました。
町田さんのお陰で安定の優しさを感じさせる黒沢
「黒沢だ〜」「また会えた〜」とほっこり、安心しました。
人への思いやりと気遣いを感じさせる 独特の「間」と声のトーン
しっかりと演じ分けて成り切ってくれる町田さんに感謝です!
黒沢が自分の弱さも出せるようになった、安達が頼もしくなりましたね
ドラマでは攻めや待ちの黒沢が
映画では受け手に転換する場面がとても印象的でした
帰ってからアマプラでドラマを観直して
二人の映画での成長を再確認しました
原作も読んだけど、映画は俳優さんが演じるからこそ表現できる
映像美やそこに込められた意味を感じました
お忙しい人気者の俳優さん達と僅か2週間で撮影したのも凄いですが
「5年くらいかけて撮りたいね」と言われたように
本来はじっくりと時間をかけて演じて撮って表現したくなるほど
二人の成長や社会の変化も見たいなぁと思います。
明日また黒沢に会ってきます
おとぎ話と現実社会とその中間と
「結婚の自由をすべての人に」
愛がわからない、結婚したい人の気持ちがわからない。
創作の世界でも「愛」なんて「結婚」なんて、と思っていた。
記号として楽しめたらそれでいいと。
映画を見たあと、
安達と黒沢が当たり前に結婚できる社会になってほしい
愛し合う人達みんなが「結婚」できますように
その思いで涙が止まらなかった。
ふたりの「愛」の尊さに熱くなった。
この映画にはそんなパワーがある。
この映画の世界観はおとぎ話と現実社会とその中間が混在してる。
いつかおとぎ話が当たり前になってほしい。
ラブ「コメディ」ではなくラブ「ストーリー」だった
しっとりとした映画でした。
「ずっと一緒にいられたらいい」というふわっとした夢見心地の感覚ではなく、「ずっと一緒に生きていきたい」という、明確な人生の目標ができた安達が、それを黒沢に伝えて、ふたりでそれを叶えるために、一歩ずつ進んでいこうとする様子には胸を打たれます。
ドラマ放送時の、美しい光の演出や、声の震えや触れる音が聞こえる繊細な音や声の演出も健在です。
モノローグも最小限で、赤楚さん町田さんの、揺れる心情が睫毛の先まで宿っているような演技を、劇場のスクリーンで観ることができて嬉しかったです。
ラストシーン、ドラマでは毎回黒沢がひとけの無い道で手を繋いでいたのが、昼間の人通りのある道で安達からそっと指を絡めて繋ぎます。それを見て、瞬間的な燃える恋を越えて、ふたりで温め続けられるような愛に辿り着いているんだなと感じました。
ドラマで二人が手を繋ぐときは二人とも笑顔でしたが、映画の最後ふたりが歩いているときの表情は少し違います。その道程に、その後の未来を見ているようでした。
あの公園にはいろんな人が歩いていて、同性同士の人だっている。それが恋人なのか友人なのかは分からないし、男女でいたって恋人同士かどうかは分からない。もちろん一人で歩いている人もいる。その中で、安達と黒沢だけがもしかしたら辛い目に遭う未来があるのかもしれないと考えると切なくなります。
BLのファンタジーと、ふたりが生きていく現実の境目を観た気がします。
付き合いたての、一番幸せなキラキラした時間を、もっと見たかったなという思いも正直あります。
キスシーンも明確には見せてくれないのかーと正直残念には思いました。でも、長崎の夜、黒沢が固く結んだ指を安達から解いて、たどたどしくも優しく繋いでいく演出、想いがつながりながら互いに力が入っていく様子には、すごくどきどきさせられました。
後半にいくにつれて、肉体的な接触で関係性の安定をはかろうとする関係性はとうに越えていっているのが分かって、より手を繋ぐ行為の変化を尊く感じました。
ふたりのどんな姿が見たかったのか、期待していたものは千差万別なので、それによって抱く感想が変わってくると思います。原作もドラマもある中で、より期待の形も様々だと思います。
映画という形で、またふたりが楽しそうにいる姿を見せてくれたことが、とっても嬉しかったです。
これは、優しさと強さを秘めたラブストーリーである。
自分は原作からのファンでドラマ、映画と追いかけてきています。
この映画を初めて見た時はそこはかとない物足りなさを感じながらラストまできた最後の最後、2人の表情に引っ掛かりを覚えました。
その違和感を解明すべく、パンフレットを見たりセリフの意味を考えたりと思考を巡らせた後に見直したところ、印象ががらっと変わりました。
この映画は、ドラマの続編です。
ドラマは多数の賞を受賞し、これは続編への熱意を受けて制作されたものです。
ドラマの最終回終了後、ファンの間で多数の意見が噴出しました。この映画はそれへの回答であり、また、それ以上のものでもあります。
この映画を見る方は、各々の「期待」を抱いて来る方が多いと思いますが、その期待はおそらく裏切られます。そこに失望したり肩透かしをくらった思いをする方が出ると思います。(私はそうでした。)
しかし、製作者の意図は「この作品を好きになって応援してくれた【全ての】人への感謝であり、主人公たちの幸せに対して真摯に向き合った作品」なのであろうと思います。
全ての、ということは、自分以外の見解を持つ人も含まれます。自分のような期待を持つ人だけに向けたものではないので、冗長に感じたりする部分もそれぞれ出てくるのではと思います。しかし、複数の視点からこの映画をとらえ、咀嚼していくと、重いメッセージに気付かされ、製作者の精緻さと深慮を感じることができる、そんな作品だと考えています。
(物足りなさを感じる人はそれなりに出ると思いましたので点数は少しだけ減らしています)
赤楚君がかわいかった、、以上。
長崎エピソードが端折られすぎじゃない?あそこ、安達くんが魔法を失う一番大事なイベントだけじゃなく、新店オープンまでやり切って、仕事で自分に自信を持てて、二人で生きてくためにレベルアップした感じがしたりとか、二人にとって大事なことがもっと起きてたと思うんだけど、ササッと終わった笑 長崎編と柘植カップルの話を2ndシーズンで、じっくりドラマでやればよかったのに?で映画でその後の婚約の話やなんやらやればよかったのに?まあ、たぶんなんか大人の事情でできなかったのかな、出演者のスケジュールとか?せめてキスはしとこうよ?ダメ?笑 朝チュンでもいいから、せめて腕枕はしとこうよ?それもダメ?どっちが男役、女役みたいにイメージ付けられるのがダメだったりしたのかな???謎。
とても素敵でした
何度も見たくなる映画
基本映画は1回みれば満足、大好きだった某ドラマ映画も2回見ればお腹いっぱいで円盤も買いませんでした。
でもこの映画は何回も観たくなる。2回観て2回めが確実に面白かったし考えさせられた。
そしてまた次観たくなる
黒沢と安達が前を向いて未来を歩いていく姿を
見たくなります
ドラマのコメディを求めている人には物足りなく、評価は分かれるでしょう
後半はつまならく感じると思います
私はこの映画好きです
同性カップルが堂々と手をつないで歩ける世の中になるといいなと本当に思いました
評価は4だけど感謝を込めて5
感動で涙がとまらなかった。
主人公の安達と黒沢のお互いを思い合う気持ち。
静かにじっくり感じていくことができて、すごく尊かった。
二人の幸せをずっと祈っていきたい。
心から思える作品。
そして自分も大切な人の幸せを願って生きていきたいと思いました。
主演の赤楚衛二さん演じる安達の成長にドラマから見ていたファンとしては、すごくグッときました。
赤楚さん、黒沢演じる町田啓太さん
お二方のセリフはなくとも表情や仕草からも表現される感情には心に凄く響いて余韻がいつまでも続いてます。
永遠な自分のことなかで生き続ける作品
深い深い内容でした。
赤楚くんと町田くんの演技に見惚れてしまって、ついついストーリーのうわべだけを見てしまいそうになりましたが、最後のシーンは深かったように思いました。多分、結婚式のシーンは安達くんの妄想(夢)で、絵本を見ながら妄想していたのかもしれません。現実は、そんなに甘くないはずです。2人の表情も幸せいっぱいというものではなく、硬かったような気がしたのと、すれ違ったカップルが2人が手を繋いでいるのを見て、笑ったような気がしたのですが…(気のせいかもしれません)これから決して楽ではない道のりを安達くんと黒沢くんは手を取り合って、前を真っ直ぐ向いて歩いていくのだろうと…そんな象徴的な終わり方だった気がします。
沢山ほっこりもしましたが、最後は深かったなあと思いました。本当に素敵な映画だったと思います。
もう一度、ゆっくり見直しに行きたいと考えています。
これじゃない感満載
まず最初にお断りしておきますと、TVシリーズは大好きで丁寧な作品作りにスタッフの熱意を感じとても大好きな作品でした。
原作も読んでます。
映画化も楽しみにしておりましたが。。。なんというかこれじゃないんだよなぁという思いでいっぱいでなんとも消化不良な気分です。
もちろんあくまで個人の主観ですし、私自身の趣向にハマらなかっただけで、この作品を評価している人に対してけなすつもりもないことを申し添えます。
そもそもこの作品自体は人の心が読める魔法が存在するファンタジーであること、登場人物の誰もが偏見を持たない理解のある優しい世界線であることが肝と思います。
映画においては急に両親に挨拶やら、特に黒沢の母親の葛藤や、皆に認められたいと安達の発言、唐突に結婚式等々現実臭くなって鼻白んでしまいました。
安達と黒沢の両親の反応の対比をしたかったのでしょうが、後半それだけに費やされて退屈にも感じました。現実のLGBTにおいてはあり得る問題かもしれませんが、チェリまほの世界線には合わないように感じました(もちろん原作に沿ってはいるので、映画オリジナルではないことは承知です)
最終回でも思ったのですが直接的なラブシーンをことさら回避したことは大人の事情があったと推察しますが、なぜ大人の事情がからむ俳優さんを起用する必要があったのか?
赤楚さんや町田さんはこれ以上ない安達、黒沢だったのでそれについて彼らが演じてくれたからこそ、チェリまほはここまで支持されたんだと思ってます。
だからこそ、ラブシーンをぼやかし続けたことが残念でなりません。
それこそLGBTに対して世間への忖度があったとしか思えません。
TVドラマは仕方ないと思ってましたがまさか有料の映画でも同じ表現になるとは。朝を迎える二人が白シャツでって。男女の恋愛ならこんな表現したのかな?って疑問に思いました。
冒頭おとぎ話から覚めてからというくだりがあったのでこういう現実問題をフォーカスしたい意図は察しましたが、そのくせラブシーンはおとぎ話笑、アンバランスが目立つ作品になってしまったなと感じた次第です。
愛しさと切なさと心強さと
原作未読でドラマからどっぷりはまってしまい今回待ちに待ち望んでいた映画化!ドキドキしながら視聴。 もう、こんなに心を持っていかれた映画は初めてです。 多少の足早感と、ドラマとのテイストの違いはあるけれど、それを差し引いてもあまり余るほど魅力にあふれた映画でした。
赤楚君と町田さんが演じると切なさが余計に引き立って胸を締め付けられる。
そんな数々のシーンに心揺さぶられ、何度も涙が出ました。
特に心に残ったのは、まず安達が事故に遭ったと聞いて黒沢が長崎に駆けつけてからのシーン。
ここは本当に美しく、それでいてエロティックでもある。 安達の家で雨に濡れた髪をふきながらうなだれ、自分の弱音を吐露する黒沢。 ほどなく安達の視点に切り替わり(ここが肝!)・・”この愛おしさをどうすれば伝えられるだろう” と、自然と彼の肩に手を添えて口づけようとする。 黒沢は少し驚きつつも受け入れ、お互いの手が絡まる・・このシークエンス。 直接的な描写ではなかったけれど、だからこそその余白に互いの感情が乗せら、掻き立てられる。 会えない時間ずっと抱えていた思いがこの瞬間に解放され、心の底から目の前の人を愛おしいと、自分の全部をあげたいと思う。 もちろんドラマ版の可愛い朝チュンも好きですが、映画のこの流れでのロストバージンってより深い結びつきでのことだから、二人の気持ちを想像したら、、ヤバくないですか? 私はすごく好き。
そして、もうひとつは同棲中のアパートの台所でのシーン。 安達が大切な人には2人の関係をちゃんと知ってもらおうって伝えた時の黒沢のハグ。 今までドラマで見たどのハグとも違う。 安達の決意を知って、愛おしさと、この人を本当に大切にしたいって思いがこもった包み込むようなハグ。 黒沢の腕にすっぽり収まった安達の健気さとひたむきさが際立ってハッとしました。
最後に。 あの結婚式は現実だったのだろうか? 安達が移動図書館で手に取って読んでいたお伽話に自分たちをなぞらえて見ていた夢物語ではなかったのか? とふと思いました。
そしてパンフレットがその絵本の装丁だったのが意味深で。 この映画はお伽話。 でもその中に散りばめられた愛しい想い、切なさ、優しさ、心強さ。 私はこの映画で受け取りました。
ラスト、地に足をつけ手を繋いで歩いて行く2人の姿に涙が止まりませんでした。 彼らが紡ぎだすこの物語をずっと見ていたい。それはもう私の祈りです。
2人の想いに寄り添ったエンディングの心音が心に染みました。
原作以上の説得力、ただ…
原作の色々なエピソードがきちんと整理され、原作以上に説得力がある内容になっていたように思います。満足☺️
特に、二人のご両親の言葉がとても良くて、原作よりも説得力が増したのは、演技の力ですかね? とても印象に残るシーンとなりました。
ただ、キスシーンも見せないし、朝チュンシーンもアンダーウェア(白T)着用なのは、事務所NGでもあるんですかね? ラブストーリーには必要なシーンだったのでは?
特にこの物語では、バージニティ喪失と共に魔法が解け、ファンタジーからリアルな物語に移行する大事なシーンだったはず。
眠り姫だって、白雪姫だって、魔女にかけられた魔法が解けるシーンでは、王子様がキスするのをはっきりと見せるのに。
原作にあるようなベッドシーンは必要ないと思うけど、頑なにラブシーンを見せない姿勢が透けて見え、逆に不自然さを感じてしまい「やっぱBL作品だからか」と意識させられてしまいました。
ほっこり癒される良い作品なのに、事務所の思惑(俳優たちにBLイメージがつかないよう配慮?)など、スクリーンの外の状況を想像してモヤモヤしてしまうなど、スクリーン自体に集中できない消化不良な状況になったのは、勿体なかった。
不完全燃焼だったので、マイナス0.5です。
ドラマとは違う映画らしいアプローチ
ドラマからどうやって地続きのストーリーに展開し、
更に、ここからのチェリまほファンだけでない観客を
どう満足させてくれるストーリーを作り上げるんだろう。。と
ドラマ自体が素晴らしかったので、
映画がつまらなかったら良い作品だっただけに嫌だなぁ。と
思っていたのですが∙∙∙∙∙∙
一度はドラマで完成された作品を、
映画では時系列も含めて納得できる
「なるほど!そういう事だったのか!」的なスタート展開に、
ドラマとは違ったキャラクターのアプローチや成長を感じさせるストーリーは、
映画ゆえ踏み込んだ内容でもあり、シビアな現実感覚も投影されて
ドラマではあまりフューチャーされなかった黒沢の脆さや、安達の芯の強さがゆっくりと浮き彫りになっていくさまも自然体でそれぞれの思いや考えにグッとくる。
映画だからこその「間」や「引き」の感覚は、
観ている側がどう感じるかを委ねられているようで
ギュッと詰まった内容の割には世界観に浸り、色々感情を揺さぶられた。
優しく人間愛に溢れた世界観はそのままに、
夢物語とリアルのバランスが本当に上手く出来上がった印象。
初日2回、翌日ライブビューイング舞台挨拶有りも2回、既に4回鑑賞。...
何度も観たくなる映画です。
ドラマからのファンで、初日含め3回観ました。
内容もセリフも分かっていても、1回目より2回目、2回目より3回目が泣ける映画です。
余白のピースを、自分の気づきで埋めていく映画だと思っています。だから、回を重ねる毎にピースが埋まっていき、演者さん達の目の動きだったり、手の動きだったりに意味がある事に気づける。
もし、1回観て「???」と思った方がいたら…是非もう一度観てみてほしいと思います。
キスシーンについて、マイナスイメージのレビューを見かけますが…私はあれで正解だと思っています。手をグッと繋ぎ合わせたシーンの方がよりチェリまほらしい表現であったのだと思います。
私は、安達家黒沢家の両親に近い世代です。それぞれの親目線で、「こんな風にできるかな?」「こう言ってあげたいな」とたくさんの事を感じました。だからこそ、海のシーンでは二人の背中を押してあげたい親心でいっぱいでした。
ラストの2人で意を決したように歩むシーンは、明るいだけではないであろう未来を力強く進む姿に勇気づけられました。
まるで…この世界のどこかに、本当に安達や黒沢がいると思わせるほどの赤楚くん町田くんの演技は必見です。
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