「アキラ100%が経理部長だと会社はチン没しちゃうぞ!」アキラとあきら kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
アキラ100%が経理部長だと会社はチン没しちゃうぞ!
ついつい気になって原作は読んでないけど、wowowドラマ版をイッキ見しました。おかげでストーリーがわかりやすくなり、それぞれの特徴の違いもわかったような気になった。
劇場版でドラマ版との大きな違いは、まずロザリオからベアリングへの変更。『坂道のアポロン』を見た直後なので、「またロザリオかよ!」と批判されることを回避したのだろうか、ちょっと三木孝浩監督に尋ねてみたい点だ。
もう一つ大きな違いは、恋愛部分が全くない硬派で社会派の経済ドラマにしたところだろうか。ドラマはバブル崩壊の時期を題材にしていたため巨大リゾート施設が倒産するのもわかりやすかったけど、映画ではリーマンショックの時代。今だと、星野リゾートあたりが買い取りそうな気もする。
そして、ドラマ版に登場したスーパー、ケーズフーズの副社長北村和夫やその娘で瑛の幼馴染みの田中麗奈演ずる亜衣が登場しない(ガシャポンも)。二人のアキラは幼少期における事故寸前のシーンで出会っているが、亜衣という接点でニアミスどころか何度も合っているという運命だった。だから静岡じゃなくて福山になったのか・・・流刑地。さらに水島カンナにも恋愛に発展せずに終わっていた。
伝説の新人研修、井口ファクトリー融資のエピソード、そして巨大企業だった東海郵船絡みのクライマックスがメイン。やっぱり井口さんの融資においては泣ける・・・そしてやっぱり神父になっちゃった。千太郎と一緒!
池井戸潤作品だから安心して観ることができたけど、三木孝浩監督というのが意外。恋愛要素を排除するというのも新境地なのだろうか。その分、竹内涼真と横浜流星が両者とも演技力抜群。そして江口洋介も良かった。ドラマ版に出ていた田中麗奈は好きな女優さんの一人なので、亜衣のエピソードは胸キュンだったのになぁ・・・。
ちなみに細かな点。野間口徹がドラマ版、劇場版ともに出演・・・違う役で。また、2台使われていた車のナンバープレート(自動車登録番号標)の平仮名部分がどちらも「お」だったこと。実際には「お」は使われていません・・・
こんばんは🌺
共感していただきましてありがとうございました😊
お恥ずかしながら、TV版を2回観ているにも拘らず、ロザリオ、書いていただいてあるのを目にして思い出す始末。田中麗奈の役どころも、そう言えば、‥‥という次第。やはり文章お上手ですね。
返信結構です。🍒