バズ・ライトイヤーのレビュー・感想・評価
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一途なバズの歌が聞こえる
シリーズは「トイ・ストーリー4」しか観ていませんが、観賞後、復習したところでは、今回の作品は、バズとザーグの始まりを語る話とみてよいのでしょうね。
◉根気強い浦島太郎
バズの心の中に等しくある「同胞への思い」と「任務遂行の意思」。その二つに支えられたバズは、乗務員全員を地球に無事に帰還させると言う大命題のもと、危険なテストフライトを繰り返す。
フライトのたびにアリーシャ始め仲間たちと人生がズレていくバズ。アリーシャの次代の司令官が「勇気ある定住」を決めたのに、バズは取り憑かれたように飛び続ける。
物語はハイパースペースの通過を目指すバズを中心に、粛々と進行するが、往々にして起こり得る「全ては100%自分の心を満たすための」行為を描いて、なかなか考えさせてくれるタイムスリップ物語。誰より「仲間思い」のバズが任務によって、誰よりも「自分思い」になってしまう。
それにしても1、2回浦島太郎を経験したら、普通諦めるだろうに、バズは粘る。
「独りにしておいてくれ」と言う呟きが聞こえてきたようです。
◉任務か、願いか?
友に向かって頼もしい微笑みを浮かべるバズと、任務以外何も受け付けなくなった正に四角い顔つきのバズがシーンの中で交錯。私としては、バズの破滅的な頑なさに少し腹が立ったかも知れないです。
後半、イジー、モー、ダービーたちと行動を共にするようになると、先行きが見えなくなりました。これは映画観賞にとって決して悪いことではない。どのキャラも良い人格ながら、何をしでかすか分からないところを持っていたのも、グッドでした。
ところが、暗い宇宙空間でバズを待っていたのは、50年後の自分だった。ザーグの生成の経緯を思うと、とことん憎めない気がしたのですが、過去の自分の過ちを無くしたい余りに、他の人たちの人生をそっくり消去しようと企むとは!
◉一途必ずしも
そうした企みはやはり悪ではあるけれど、ひたすら任務遂行に傾いたザーグに対して、私的に切なさは拭えない。自分勝手な奴だが、とにかく憎めなかった。
結構昔から有り有りのパターンだし、そう感じてしまうことが制作者の意図にスッポリ嵌まるのだなと思いつつ。
一途がいつでも良いとは限らない訳ですね。長い物語を歩くなら、ファジーの方がきっと保つ。この作品のどこかのシーンで、「ファジー」の言葉が印象的に出て来た気もします。思い違いかもしれないけれど、思い出したい!
それを密かに分かっているような、ソックスの表情が愛しかったです。
ピクサーは最高!
モヤモヤしながら見て、最後に激怒しました
所さんじゃない!
よいSF
宇宙開拓ミッションで宇宙船を管理運行し科学者を守るスターコマンドのライトイヤー。上官であり戦友であるホーソーンとの息のあったコンビに訪れる切ない別れまでが導入だが、このパートが物語の展開としてもSF設定としてもすごくよくできている。描写も簡潔だが丁寧で、子どもでも理解できるだろう。自分は何度も泣いてしまった。その先もバディあるいはチームもののアクションとして楽しめたが、ロボット(の中の人)が主人公たちの世界に存在できて干渉しても自身に影響ないという点がどうしても引っかかって没入度を減らした感がある。
トイストーリーを全く知らなくても(昔見たが忘れた)SF映画として楽しめた。
追記:ホーソーンのパートナーと子のエピソード。個人的には、バーホーベンが『スターシップ・トルーパーズ』(や『ロボコップ』)のロッカールームで、マッチョな世界で隊員たちに性差を無視させていたのは驚きとともに設定の攻め具合を感じたが、本作では違和感なく受け入れられた。作品世界では当たり前になっているのか、閉鎖環境でヒトの遺伝的多様性を維持するために認められているのか。いずれにしても少し先を描いてこそSFだと思うので大いに賛同。
吹き替えが…
タイトルなし(ネタバレ)
過去に戻り、全てをやり直すのか。いや。アリーシャは、バズは、みんなは、ここで新しい世界を創ったんだ。
任務を完了できずに亡くなったアリーシャ。自分のせいでみんなが故郷に帰れなくなった、と悲観するバズ。絶望的な感情を感じさせたところから、ソックスをきっかけにまた前を向き始める。
任務を完了できなかったら、夢や目指すものを達成できなかったら、その人生が無意味になるわけがない。ありのまま生きて幸せと思える日常があったなら、それはその人が生きた証。
素晴らしいものを残すことや、優秀であることが全てではないのだということ。
意外と良かった
拡がりがない?
ほしくなっただろうな
猫ちゃんサイコ〜
1人のスペースレンジャーの話
あのパズはもう観れない…。
面白い!
劇場にて鑑賞しました。
久しぶりの映画館で1人映画を楽しみました(まあ毎回行く時は1人なのですが)。
トイストーリーシリーズに登場するおもちゃのバズ・ライトイヤー、その元となる映画、という設定の本作です。
バズらを乗せた宇宙船が壊れ、謎の惑星に不時着してしまいます。なんとかその宇宙船を直し、もといた星に帰還しようとするお話です。
バズは何度も試験飛行を繰り返すのですが、超高速で宇宙を飛び、帰ってくるとものすごく時間が経過している、という科学的な知識を要する部分もありました。文系の僕にはさっぱりでしたが。
印象に残ったのはザーグですかね。トイストーリー本編(確か2だったかな)に登場したザーグ。バズが「パパ」と呼んでいたので、バズのお父さんなのかとこの間まで思っていましたが、本作を見て違うことがわかりました。ザーグは未来のバズの姿だったのです。これには驚きました。周りのロボットたちが「バズ」と発音できず、「ザーグ」という呼び名で定着したそうです。バズが最初にザーグの姿を見た時、お父さんと呼んでいたことから、見た目もかなり似ていたのでしょう。
トイストーリーでお馴染みの、あの球をポンポン出す武器も使用されるので、トイストーリーを見ていた方は楽しめるでしょう。
ネコのロボットのキャラが可愛くて良かったですね。一家に一台欲しいレベルです。声を担当したかまいたちの山内の喋り方も絶妙にマッチしていました。
声優をしていた今田美桜が良かったです。見た目だけじゃなく声も可愛いとは。
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