「ウタが自分の価値観を他人に押し付ける最低な人でしかない」ONE PIECE FILM RED Raiさんの映画レビュー(感想・評価)
ウタが自分の価値観を他人に押し付ける最低な人でしかない
8月14日鑑賞し1ヶ月以上経った9月21日にレビューを書いているので悪い点の方が記憶に残っているのはごめんなさい、映画を見て後悔したということでもないのであしからず。
良かった点
1,バーチャル世界
2,キャラクター
1について
シャンクスを売りにするにあたって漫画と矛盾しないよう映画の中でルフィとシャンクスを会わせてはいけないという難しい課題をバーチャル世界を使うことで、解消したのはいい案だと思った。
2について
ヤソップウソップ親子のやりとり、敵として登場したキャラクターたちとの共闘、サニー号の擬人化などですかね、人間どうしてもネガティブの力に引き寄せられるのであんまり覚えてないですね。
悪かった点
1,ウタの設定
2,ボスキャラのキャラデザ
3,音楽を売りにしてる割には弱い
4,海軍大将イッショウの矛盾
5,シャンクス 四皇でありながら判断ミス
1について
ウタは自分の価値観を他人に押し付けるだけでなく強要する最低な人でしかない
キャラデザは可愛いのに僕が一番嫌いなことをする人間だったので好きになれなかった、最初から悪いやつにするんじゃなくに二重人格とか、誰かに操られてるだとか、にしてくれれば嫌いにならなくて済んだし、「負け惜しみぃ」とかいうセリフももっと可愛くみれた、髪型も二色で片眼だけだから僕はてっきりオッドアイでもう一つの人格が存在するのだと思ってたよ。
最初にいたウタはすべて別の人格のウタでルフィはその少しの違和感を感じ本人に問うと本性さらけ出す、本物のウタの人格が途中少しだけ出てきてルフィに助けを求める。
こんなふうにすればアーロン編のナミと重なるしもっとよかったんじゃないかと思う。
あと、バーチャル世界と現実世界とでウタはどうやって情報を処理できてたのかがわからない。
2について
ボスキャラであるトットムジカのデザインがだせぇ
元ネタがあったりしてこのデザインになったと思うんだけどこのキャラデザに納得させるための、
伏線すくねぇしだせぇしなんか帽子被ってるしで、とにかくこれじゃない感が否めない。
ピアノあるのはいいと思うんだけど他の楽器も入れてくれオーケストラそのものを相手にしてるみたいな感じでいろんな楽器を入れて楽器ひとつひとつで攻撃のしかたが全くもってかわってきたりすればもっと見応えあるものになってたと思う、ヤソップウソップが指示出しながら打楽器の攻撃がくる、こう防げ!とかあれば、MMORPGゲームでいうレイド戦みたいな感じで面白かったと思う。
そのためには各楽器の特徴を引き出すため一回ボロボロにやられなきゃいけないけど、そのやり方は従来のワンピース映画のFILMシリーズでやってるんだけど、今回変えたのが裏目に出たね。
3について
耳に残る音楽が「新時代」しかない
この映画はお客さんをリピートさせるため音楽を売りにしてると思うが、前述した通り、耳に残る音楽が「新時代」の一曲しかない、若者への影響力のあるAdo氏を採用したのは大正解だが、音楽を売りにするには少なくとも2,3曲は耳に残る曲がないと音楽じゃ戦えないほど弱い。
あと音楽を売りにしているためか音量が大きく鑑賞中頭が痛かった。
4について
海軍大将藤虎であるイッショウの矛盾
ドレスローザ編にて登場したイッショウは僕も好きなキャラの一人だが、今作では漫画と矛盾している、イッショウは海軍元帥のサカズキとは違い犠牲は出さず一般人を全力で守るようにしている、
だが、今作では物語の後半に差し掛かるところで海軍が一般人に対し銃撃をしたのにも関わらずなんのリアクションもなし、、、、は?ふざけてんのか?サカズキが犠牲が出ても構わないと言った瞬間ブチギレたイッショウがノーリアクションなわけねぇだろ!本作に出てきたイッショウは別人にしか見えなく、好きなキャラの一人なので流石に怒りを感じた。
5について
シャンクス 四皇でありながら判断ミス
8月14日鑑賞し1ヶ月以上経った9月21日にレビューを書いているので曖昧なところがあるが、
一回ウタはトットムジカになり暴走してほとんどの民を街ごと破壊したよね、そんなことがあって
よくウタをその島に残そうと思えたな、ウタが暴走するきっかけがあるその島に置いておくより、
四皇である自分の隣に置いた方が安全に決まってるだろ、ウタの将来を考えて島に残したみたいなこと言ってたけど、ウタ本人は歌手になるよりの赤髪海賊団の音楽家でいたいって言ってたし、
僕からみれば子どもには将来こうなって欲しいっていう親の理想を押し付けてるシャンクスのエゴにしか見えない。シャンクスはいい人っていうイメージが植え付けられているのでこれに関しては普通にショックだったしイッショウと同様、別人としてみることによって矛盾を解消しようと思う。