「谷口監督のスクライドが思い起こされて懐かしい」ONE PIECE FILM RED taretanさんの映画レビュー(感想・評価)
谷口監督のスクライドが思い起こされて懐かしい
ワンピースの映画は第1作ぶり、何年振りだろうか。
漫画は時々読んでいたので、キャラクターは8割くらいはわかった。
流行っているのもあるが、谷口悟朗監督が好きなのでそれに期待して見に行った。
総じて既視感を感じる部分があるものの、クライマックスは盛り上がりを持って、バランスのとれて、満足のいく作品ではあった。
歌を中心とした演出、最初は鳥肌がたったが、マクロスから、竜とそばかすの姫など、今では当たり前だし、CGによる演出も、目新しいものはない。
バトルシーン、作画は気合がはいっていたが、作画で売ったり、線画で描いたりはグレンラガン、鬼滅などこれも既視感がみえる。観客の眼が肥えてきたとも言える。
とはいえ、ルフィとシャンクスが重なるシーンは、監督のスクライドのカズマと劉鳳が思い起こされる。
常識ぶっとばしで漢の映画を作っていた頃が懐かしい。
タイトルのシャンクスといい、Adoといい商業的に期待されて、無難な仕上がりになっているが惜しい。
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