劇場公開日 2022年3月25日

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ベルファストのレビュー・感想・評価

全277件中、41~60件目を表示

3.5ゆっくりと流れていく優しい時間と確かな現実

2022年12月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2022.95本目
国も時代も自分とは違うけど、どこか懐かしいと思ってしまうくらいに暖かい家族や近所の人々、ベルファストの日常。その日常が淡々と優しく描かれているからこそ、紛争や差別などの現実がより一層身近に感じられる。
日常を暮らしているなかでじわじわと闘争や紛争の影響を受けていくことを、自分自身も追体験しているような気持ちになった。

特に、好きな女の子がカトリックだと言った時のお父さんの返答。よかった。

映画を観て、瞳をキラキラとさせる主人公がとても綺麗。その後、映画に携わることになったという事実も含めてとても良かった。

オープニングの、現在のベルファストからかつての記憶へのうつりかわりのシーンの美しさが印象に残って、何回かみかえした。笑
故郷への哀愁や、愛が感じられる映画だった。
安心してやさしい気持ちで観られる映画だけど、
評判が良すぎた分期待しすぎて、少し展開の穏やかさに物足りなさを感じた部分も。

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とも

1.0感傷的望郷映画

2022年12月21日
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鑑賞方法:VOD
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odeonza

4.0愛の底には憐憫さがある。少年バディーから見た世界。

2022年12月18日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

楽しい

内容は、1969・8・15北アイルランドにある労働者の町ベルファストで起こる宗教問題や種々の問題による紛争を一つの家族を中心に描く悲しくも心暖まる忘れていた子供時代を思い出させてくれる様な映画🎞印象に残った台詞は『愛の底には憐憫さがある』主人公の少年バディーに祖父が話す場面。そんな難しい言葉子供相手に選ばないでと感じました。しかし年老いた大人の達観した恋愛観を率直に表した言葉だと感じます。『答えが一つなら紛争など起きんよ』この言葉も祖父がバディに語る言葉。背景の雨の音が悲しみの涙の様で状況が悪化しているのがよく分かり面白い。印象的な場面は、やはり冒頭の8分間でいきなり心を掴まれた様な気がします。現在のベルファストの素晴らしい黎明に3分間〜労働者の看板を越えると1969・8・15に移りバディのチャンバラからカメラが主人公バディを一回りする間に暴徒に囲まれてしまう辺りは息を呑みます。それだけで、この映画を観た事を喜んでしまう程素晴らしい。ベルファストといえば自分にとっては、タイタニックでありホワイトベースの寄港地だったぐらいしか記憶にないのですが改めて根深い問題を掘り起こされた様で、世界が広がり楽しめました。モチーフとして、たまに挟まれる印象的な場面のカラー映像の使い方やバリケードや鎖は意図的に配置され視覚効果も良かったです。民族紛争については、イギリス🇬🇧と言う国は日本しかなく正式には『グレートブリテン及び北アイルランド連合王国』であり何度も繰り広げられた紛争の結果。現在とりあえず今の線引きで収まってはますが、数々の不穏な感じが正常な状態なのかもしれません。この映画を観て感じたのは、人間はある種の植物🪴の様なものかもしれないと言う事です。育ったら土地を離れて幸せを感じ難い生き物なのかもしれませんが、植物も時に風に乗り遠くに行く様に出会いと別れ・残留者と移住者(旅人・レイヴン)になりより良く生きていくものだと元気が出る映画でした。1秒たりとも気の抜けない編集と全体の流れは何度みても色々な気づきの得る事の出来る素晴らしい作品だと感じました。

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コバヤシマル

5.0the healing has began

2022年12月17日
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redir

4.5人々は

2022年12月17日
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いつも宗教が違うだけで争う。神はひとりのはずなのに。
ケネスブラナーの幼少期の物語、ベルファストの街で過ごすケネス、そこにはチキチキバンバンやサンダーバードも出てきて自分の幼少期と重なる。
キャストが全て素晴らしく見事な作品。

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ken

3.5小難しくない

2022年12月11日
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鑑賞方法:VOD

ケネスブラナー+白黒=絶対難しく堅苦しい映画だと
覚悟して観たけど、
子どもの視点で主人公の心の成長と家族、分断されて
行く町が描かれていて、とても見やすく面白かった。

起こってる事は大変な事なのに、子ども視線なので
なんか大人たちの関係が変わって行ってるぞ、
俺たちには関係ないよなと言う距離感が
自分の子どもの頃の大人を見てた視点と重なって、
懐かしい目線だった。

分断は今、世界の解決しないといけないテーマの
一つだと思うけど、
子どもの頃にそれを経験したケネスブラナーにしか描けない映画だと思うし、
それを優しさをもって描いてるのが素晴らしいと思う。

あの時、大人たちは間違いを犯した、
子どもたちは好きな友だちと離れ好きな子と離れ、
大好きな街を後にした。
犠牲になったけど、それでも前を向いて進んだ。
今貴方たちはどうする?
そう投げかけられた気がします。

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奥嶋ひろまさ

5.0北アイルランド

2022年12月10日
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鑑賞方法:VOD

カトリックとプロテスタントの仲が悪い北アイルランドのベルファストが舞台。
子供時代をベルファストで過ごした経験を持つ監督の自伝的要素が強い。
争いは子どもたちにも影響し、親は故郷を捨てるかどうかの決断を迫られる。
子どもたちがみんな生き生きとしている。

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いやよセブン

4.0鑑賞動機:デンチ様4割、海外での評判3割、ポスタービジュアル3割

2022年12月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

ジュード君を見つけてきた時点で大成功かと。映画監督としてのブラナーはあまり相性が良くなかったけど、これは実にしっくりきた。撮りたいという強い意志が感じられた。
冒頭の現代/カラーから1969/モノクロへの切り替え方とか好き。基本的にはバディ君の目線なので、日常がいきなり破壊されたり、逆にバリケードが日常の風景になっていったり、ちょっと(戦争じゃないけど)戦場を舞台にしない戦争映画にも見えた。血の日曜日はもう少し後なのね。
ばあちゃんじいちゃんのお互いに承知で転がされているというか、息の合ったツーカーぶりというか夫婦コントシーンにホッとする。それに比べると、父さん母さんはまだまだ若い(青い)。それでも略奪の中でも人としての道理を通す母さん、分断を煽り立てる脅迫に屈しない父さん、二人ともカッコいい。
別エンディングは単独映像としても非常に味わい深いが、本編には組み込まない選択は正解だと思った。

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なお

5.0故郷愛の美しさ、ここに極まれり🥺

2022年12月4日
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生まれ故郷を愛する気持ちの美しさ。
大好きな街の話をするヒトの笑顔って魅力的ですよね。
郷土の思い出を語ってくれると、
相手と分かり合えたのかなって気持ちがしてきます。😁
そんな愛が詰まった作品です。

アイルランドの複雑な歴史がまるでノンフィクションの様に感じられるリアリティで描かれます。
シナリオ、映像、音楽、キャストがあまりにハイクオリティ。
かつ、極限まで磨き上げられた、切迫感を感じる程の作り込み。
まるで当時のベルファストに本当に居るような感覚さえ。

ここまで本気の作品って近年あまりないかな👏
そう思ったら、製作陣皆様アイルランドにご縁のあるかたばかりで🇮🇪
沢山の愛が注ぎ込まれてるんだな、と嬉しい気持ち😃になりました。
制作に携われた皆様、心は届きました。
本当にありがとうございます😭

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saltsnow

1.52022 197本目

2022年11月25日
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寝られる

監督のじでんてき作品ということしかわからず視聴。あえて白黒にする必要あったかな?
まあアメリカ人には昔懐かしきみたいに感じるのかなぁ。

残念ながら自分には何も心に残らなかったです。

今後スピルバーグの作品もあるがそちらはどうでしょうか?

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しゅん13

3.0色彩

2022年10月16日
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鑑賞方法:映画館

映画館と「環境」のシーンが可愛くて好き。色彩の使い分けも良かった。

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ルル

4.0ケネスブラナーの祖国愛、ベルファスト愛

2022年10月4日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

萌える

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Masatoshi Matsumoto

5.0意外と意見が

Mさん
2022年10月1日
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分かれる作品なんですね。
私はとても好きになりました。
一緒に行った人は「よくわからなかった」と言いました。
自分が好きだからといって、他の人も好きとは限らないというあたりまえのことを再認識しました。

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M

3.0ケネス・ブラナー監督の自伝的映画

2022年9月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

北アイルランドのベルファストを舞台にした、ケネス・ブラナー監督による自伝的映画だが、出演者たちは軒並みアイルランド関連俳優を揃える凝り方。

冒頭の現代風景(タイタニック号を生んだ町というのが売りらしい…)のカラー映像から、「1969年8月」の時代へタイムワープする場面が塀を乗り越えていくカメラと共に、モノクロ画面への流れるようなシーンは見事!

プロテスタントが多い町でのカトリック信者への襲撃が起こって混乱していく風景を見ると、「宗教が対立を生んで、人々の生活に多大なる影響を与えていた時代」を感じる。
そうした激しい対立から逃れるようにしてベルファストを去っていく人達。「ほかの土地に行ったら言葉が違う。アイルランド訛りだから……」といった会話がなされるが、悲しいかな自分にはアイルランド訛りなど分からず、同じ英語に聞こえる(^^;

子供へのプレゼントがサンダーバードおもちゃというのは、イギリスっぽい。

バディ少年を演じた子役の少年が頑張っていて、襲撃されたスーパーマーケットから何かを盗まなければならなかった時に「洗剤」を持ち帰って、母親に「なんで、そんな物を持って来たの?」と責められた時、バディ少年が「環境にやさしいから…」というあたりは微笑ましい。

少年が映画好きで『真昼の決闘』をテレビで見ていて、グレース・ケリーが映るのは何だか嬉しくなる。
また、映画館で『チキチキバンバン』を観ているシーンは、自分も子供時代に観たチキチキバンバン、懐かしい。

レンタルDVDには特典映像が収録されていたが、「もうひとつのエンディング」は実際に使われなくて良かったと思う。その他「削除されたシーン」・「メイキング」なども含まれていて、メイキングでは本編でモノクロだった場面がカラーで観られるのと、ジュディ・デンチが「いつもの姿」で見られたのは良かった。

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たいちぃ

4.5映画館で観たかったけど、タイミング逃してアマプラレンタルしました。...

2022年8月20日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

難しい

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みきねこ

4.0ALWAYS ベルファストの思い出

2022年8月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

幸せ

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近大

2.5MV風

2022年8月17日
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ウィキペディアに『ブラナー監督の半自伝的な作品である。』とあった。
出自をあつかった思い入れの深い主題で、撮影も演出も俳優もいい。

RottenTomatoesが88%と92%、IMDBが7.3。
批評も成功していて、映画は高い次元で達成されていると思う。

が、個人的には事象の羅列に流しすぎな気がした。
全編がミュージックビデオのようだった。
ヴァン・モリソンの長いMVだった。

YouTubeで(再生回数)何億、何十億回というMVを見て楽しむが、映画とそれらMVの方法はちがう。

岡崎体育にそのものずばり「MUSIC VIDEO」というMVがあるが、MVはまさにあの方法論で成り立つことができる。顕著な特長は“イメージの羅列”。とくに意味がなくてもシーナリーや人の振る舞いに叙情があらわれていればそれでいい。

むろん映画ベルファストの情景には意味も思い入れもあるはずだが、それらがMVのように配置されている。すなわち「あの頃こんなことがあった」がストーリーの体を成さずに羅列されている。(ようにわたしには見えた。)

日本映画のようにエモーション(泣かせ演出)が介入してくるわけではないから、まったく腹は立たなかったが、(個人的には)深度のある主題にかかわらず、空振りを感じた。嫌な言い方だが「文句のつけにくい優等生映画」だった。

白黒にも思わせぶりな気配があった。とはいえ半自伝ならば追憶にもとづく──という理由において白黒映画であることに違和感はない。
監督自身──

『ブラナー監督は本作を白黒で撮影した理由について「僕がベルファストで育った時は、よく雨が降っていた。街の色合いは灰色。空は、炭や暗い灰色だった。ベルファストは、カムチャツカ半島中部と同じ緯度なので、かなり寒い。モノクロ撮影は、当時の記憶を呼び起こすためのものなんだ」と語っている。』
(ウィキペディア、ベルファスト (映画)より)

──とのことで、故由は理解できたが、やはり観衆にとっては単なるノスタルジーを形成する白黒になっていたと思う。
(ただし直近で見たMike Mills監督のC'mon C'mon(2021)の白黒に必然性を感じたことが(この辛口評に)影響している気はする。)

演者では、バディの母親役Caitriona Balfeが無駄なほどフェミニンなのが印象的だったが、キーパーソンはジュディ・デンチだったと思う。

よもやブラナー監督もデンチの深い皺の見た目を和らげるために白黒にした──とは言えなかっただろうが、彼女の皺がいちばん語った。

冗談を述べたのではなく、アイルランドの移民が世界中に散らばったのは、本国の混乱もさることながら、先達が家族に依存しなかったからだ。つまりアイルランドじゅうの祖父母たちが「わたしのことはほっといて行きなさい」という潔さをもっていたからだ。それをデンチの深い皺が語っていた。

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津次郎

4.5我が心の故郷、ベルファスト

2022年8月15日
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琥珀糖

2.0時間の無駄でした

2022年6月22日
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鑑賞方法:映画館

予告編を観て「つまらなそうだな」と思ったのですが、なんかちょっと気になったので観にいきました。
でも、やっぱりつまらなかった。時間の無駄でした。

こんなことを言ってはなんですが、ケネス・ブラナーの思い出話(?)にえんえんと付き合わされているような気持ちになりました。

モノクロームで撮る必要性も感じられなかった。デジタルの白黒画面は黒の締まりがないし、なんだか薄っぺらいですね。

「女性の心をつかむには、――ただ愛することだ」とか、おじいちゃんは、なかなかいいこと言ってたけれど。

どうもストーリーに入り込めないので「脚本が悪いのかなぁ」と思いながら観ていたのですが、な、な、なんと、これ、アカデミー賞の脚本賞を受賞したんですね。「やっぱり僕の見方が浅いんだなぁ」と大いに反省したかというと、そんなことはまったくなくて、「アカデミー賞がなんやねん!」とあらためてメラメラと闘志がわいてきた次第です。

というわけで、人生の半ばを過ぎて残り時間の少なくなったような方には、あまりオススメできません。
この世で観るべき映画はほかにたくさんあります(『ベルファスト』のファンの人、ゴメンね)。

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peke

4.5家族

2022年6月18日
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鑑賞方法:DVD/BD
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Socialjustice