母性のレビュー・感想・評価
全243件中、21~40件目を表示
☆☆☆★★ 嗚呼惜しい!そして勿体ない。 原作読了済み。少しだけの...
☆☆☆★★
嗚呼惜しい!そして勿体ない。
原作読了済み。少しだけの感想…そしてどうでも良い話し。
やっぱり…と言うか、どうしても製作側としては感動作品として作りたいって事なのだろう。
しかしながら、原作自体が【名うてのイヤミス】でもあるだけに、、、それはどうなんだろう?と。
原作の構成としては実にシンプルには一見して見えた。
6っの章仕立てによって母親目線で語られる話は、直ぐに娘目線の語りによって真実が暴かれて行く。
それを章の最初に導くのは、謎に満ちた(おそらくは)学校の先生による、〝 ある場所 〟での話し合いだ。
読み進めて行くに従い、シンプルに見えた構成だったのだが。実に強かで大胆な構成であったのに、次第に気付かされる内容だった。
それだけに映画本編で、【憲子と英紀】の話を完全にカットしているのは、尺の都合上だったとは言え〝 母性 〟を巡る内容としては、どうしても不完全に思えてしまったのです。
この母親にとって、何よりも1番に愛していたのは、〝 自分にとっての母親 〟である。
その1番愛する人を《自分から奪った者》を、心の中ではどうしても赦す事が出来ない。
この気味の悪さが実に半端ない。
だがこの母親は、それを周りに気付かれない様に振る舞って居るのだけれど。その想いを中和させるに値する強烈な存在の人物を、原作は登場させる。
とにかく、義母のキャラクターの強烈具合は最高で。この義母の存在感の強さゆえに、母親の《娘に対する要求》の気味の悪さは増幅される。
その増幅感を更に倍増させる存在だったのが、【憲子と英紀】により、この母親が味わう《流産》であり。その《流産》がキッカケとなり、ママ友との交流が生まれる。
【 愛 能 う 限 り 】
しばしば原作でも語られるこの言葉。
母親は事ある毎に「神父様…」と語り、自らの回想に入る。
何故に「神父様…」だったのか?
映画本編では、最初と最後に神父が登場していた。
何故母親は神父に悩みを訴える事になったのか?
原作でのママ友との交流によって、この母親が《新興宗教の餌食》になって行く過程が、すっぽりと抜け落ちてしまっている為。映像化での、この神父が〝 登場する意味 〟が薄まってしまっているのです。
更に言えば〝 ある場所 〟でのこの男女の会話。
この会話自体が、《新興宗教の餌食》になっているのが【この母親だけではない!】とゆう事実。
静かに、そして日本中に深く進行している…とゆう事に結び付いているのを、読者に悟らせて締めくくっている。
この気味の悪さのイヤミス感。
嗚呼!なのに映画本編でのこの無理矢理な《押し付けによる母娘の感動作》に、ちょっとだけイラっとしてしまったのでした。
その後の義母への介護であったり。最後に自分もやがて母親となる…と言った、確執が有った母親との関係性の修復等。この辺りの(確か)原作には無かったと思う無理矢理な展開が、感動作品としての押し付け感に思えてしまい。観ていてどうも、、、と言った感じではありました💦
ここから先はどうでも良い話しなんですが、、、
映画本編を観終えてから丸1日以上が過ぎてしまった。
普段は鑑賞し、なるべくその日のうちにレビューを書き留める。
本当は帰宅して直ぐに書こうとしたのですが。テレビを点けたら何と生放送での【鈴木軍解散8人タッグマッチ】
もう涙でテレビが見れねえじゃねえかよ〜!
号泣ですよ旦那!
流れの中で生まれた4人対4人が、いっの間にか1対7に。
最後は 「thank you SUZUKI」 からのザックドライバーの終止符。
オマケのオマケで〝 あの登場曲から【あの人】まで登場。《iron finger globe》をひったくって行ってしまった。
「身体仕上がってんな〜!」(by ミラノ)
理屈じゃないんですよ!
無理矢理に作った訳じゃあなく、11年に渡る〝 絆が導いた結果 〟があの結末だったんですよ!
もう号泣しちまってしまい、レビューどころじゃ〜有〜馬温泉!
こちとら、人生に於いて大事な事は。全〜部プロレスから学んで来たんですよ旦那!
…って事でレビューが遅れた理由で有〜馬温泉!
2022年 12月23日 109シネマズ木場/スクリーン6
母と娘、特有のなにか
結構引き込まれて見てしまう。
自分の母との関係を「私はどうだったっけ?」と自然と振り返ってしまう。
ここまでじゃないにしても、
自分の母にもそういう部分はあったのかもしれないな、とか。
愛してもらった記憶、というのは曖昧でもある。
ただ自分が忘れただけなのか?
母と娘特有の、なにかってある。
同性だからこその、距離感。
近いのか、どうなのか。
戸田恵梨香さんの、
違和感あるセリフ、心がこもってない感じの言い方、
なんか掴めない母親役、絶妙に不気味さもあり、
残酷さもあり、引き込まれた。
弁当を落としたところ、ひやっと、こわくなった。
子どもにとって、母親って「全世界」なんだよな
そんな母親に嫌われたかも、と感じるのって
全世界から拒絶された気持ちになるんだよな。
それに多分、「ひやっ」とするんだと思う。
なんかそれを、思い出した。
***
高畑淳子さんの姑役、本当に嫌気がさした。笑
なんか既視感、、、と思ったら
ドラマ「オリーヴ・キタリッジ」のフランシス・マグドーナンにそっくりだ。
うるさい姑感も同じだしね。
高畑淳子さんのパワー、
大地真央さんのエレガンス母、
ベテラン女優たちの演技をしっかり感じれた
湊かなえにしては
本当の親子って
日本を代表する作家の一人、湊かなえ原作の本作。「娘を愛せない母」と「母に愛されたい娘」それぞれの観点から、とある一つの事件に至るまでの同じ時系列を辿っていくという、新感覚を味わった映画です。よくある心温まる家族物語ではなく、水と油のような母親と娘の物語で、一言では言い表せないような複雑な感覚を覚えました。まるで、10種類くらいの色の絵の具を混ぜて真っ黒にしたような、そんな印象です。
物語の構成自体が複雑なので、見ている途中で混乱した人もいるかもしれません。過去と現代のシーンの切り替わりが多く、母視点と娘視点では世界観が180度違います。戸田恵梨香演じる母親は、「娘を愛せない母」で、なかなか狂気的な部分も垣間見えたと思います。決して正常な思考の人間ではないですね。一方で、永野芽郁演じる娘は、「母に愛されたい娘」であり、一見すると躾がきちんとされているしっかり者の真面目な女の子ですが、彼女が受けていたのは果たして本当に母親の愛情といえるのか、というところであり、ある意味では歪んだ人間性を持ち合わせているのかもしれません。そして何より、母視点と娘視点では、同じ時を回想しているはずが、起きることが異なっていきます。全体的にミステリーを織り交ぜつつ、真相にたどり着く着地点では綺麗な落とし前をつける、湊かなえの見事なストーリー構成でした。母娘を演じた戸田恵梨香と永野芽郁を素晴らしかったです。なかなか難しい役どころだったように思いますが、よく親子間の歪みを表現してくれています。
湊かなえ原作の映画だと、僕は「白ゆき姫殺人事件」が好きです。数年前に見ましたが、驚きつつもスッキリさせてくれる映画でした。これからの湊かなえ作品も楽しみですね。
心からの共感があれば、或いは
湊かなえ原作の映画は結構好きで、どれも面白く観ているのだが、「母性」はちょっとハマらなかった。
つまらないわけじゃないんだけど、究極言うと「母に気に入られようとする娘」という存在が、理性的には理解できても心から共感できなかったからだ。
私は母と仲が良かった。母に勉強をみてもらい、母の描いてくれた絵で塗り絵をし、母が仕立ててくれたワンピースはお気に入りだった。
大人になってからも母の服を貰ったり、会えばお喋りに花を咲かせているが、やはり独立した大人同士なのであまり頻繁に会うことはない。
思い返せば成長の過程で、だんだん自然に独立していき、自分のしたいことをするために結構勝手に行動していくようになっていった。
そこに「母に褒められたい、認められたい」という気持ちは微塵もなかった。大好きだが、母は一人の大人の女性で、私も未熟者だが一人の大人の女性なのだから、互いの意思決定はあくまで互い自身が持つもの、という意識がそこにはある。
「母性」の主役2人、ルミ子と清佳のように、「まず母有りき」な関係にならなかったのだから、なんでそんなに母ちゃんにこだわるのか、わからん!という気持ちにどーしてもなってしまう。
理解はできるよ?でも共感できないんだよ!
最低限母ちゃんに怒られないくらいは、お手伝いするしかないかぁ、とか思ってた娘には「母の希望に叶う」ことなんてどうでもいいわけで…。
心の底から共感できなかったとはいえ、戸田恵梨香と永野芽郁の演技からは「母」の愛を巡るやるせなさが伝わってきた。
私には響かなかったが、最も近しい存在であるがゆえの距離感と感情のドラマは見応えがあったと思う。
女性心理
戸田恵梨香の母親に対する想いは理解が出来なかったが、きっとそう思う...
映画用のキャラクター
母と娘の関係性を両視点から描いた映画。
大きな問題点は、これが宇宙物のSFファンタジーでもなく、稀代のシリアルキラーを描いたサイコスリラーでもなく、あくまでも身近な人間(母と娘)を描いた人間ドラマなのにもかかわらず、全く共感もできずリアリティも感じられないところである。
それはほぼ全ての登場人物のキャラクター造形に起因していて、この映画が今まで自分が生きてきた中でも未だかつて出会ったことのないような特殊過ぎる価値観を持つ奇異なニンゲン(女性)を作りだしており、「こんなニンゲン(女性)いるか?!」という正に“映画用のキャラクター”を中心に据えてストーリーを紡いでしまっているためである。
あまりにも現実離れし過ぎた主人公(戸田恵梨香)が何を言おうが、“ニンゲンではない何か”が喋っているようにしか聞こえず、納得も共感も何もない。
そしてその娘(永野芽郁)も大概見たことのない女性像であって、その二人が絡むと余計に「何この会話?」「何今のリアクション?」状態となって、果ては一体何が伝えたい映画なんだ?という思いに早々に至ってしまう。
母性などという小難しいテーマを描くのであれば、こんな地に足のつかないフワフワしたキャラクター造形では話にならないし、人間そのものの理解すら足らないのではと感じる。
これなら大岡越前の本当の母親を決める名裁きを5分くらいでサクッと見せられる方がよっぽど母性とは何かグッとくるものがある。
いくら映画とはいえ、現実味の全く伴っていない人間を使って「母性ってこうだよね」って言おうとしても無理があり過ぎる。
映画なのでキャラクターに少々の味付けは当然必要だしむしろあった方がいいが、これはやり過ぎてしまった結果、全体をブチ壊しにしてしまった悪例である。
無償の愛
重い作品…役者さんが凄い光る
期待よりつまらない
母性という存在が二人の母と娘を狂わせる教学な真相が明かされるミステリーでもありました。
母性という二人の母と娘が一つの事件から始まる噓と真実を描いた話でもあり
そして繰り返される母親と娘のウソをまつわるものがすべてを狂わせるものでもあり
それが一体だれが本当の真実を知るのかもかなりびっくりするぐらいな
映画でもあります!その映画は見た人に対してどう思うのか
見た人に足してこの気持ちと揺さぶる感情をどう思えばいいのか
それは人それぞれの思いからわかるきもちじゃないのかなっておもいます。
ながのめいと戸田恵梨香の役にも本当に注目するべきものがたくさんあるし
役としての演技にも本当に素晴らしさがあるので演技にもポイントとして集中することがあります。
母と娘 母と母になるのと 娘と母の三つのエピソードがつながりを見せる作品でもあり
ここらのストーリーが気になる方は是非とも見てください!
主題歌を聞いた瞬間にこの曲と映画の思いを考えれば考えるほど
この曲に対しての思いと歌詞に繋がる家族の感情がしっかりと受け止めたいと思いましたし
jujuさんの曲にはすごく名曲があふれる曲でもあるため
好きな曲がたくさんある方にもすごく好きな曲になる可能性が高いと感じました
さらにキャストの演技と演技力の強さにとても誇らしく思い相当自分でもわかってしまう映画の思いが強く思い出してしまいますね
誰もが愛した人を裏切ってしまう重いとか
子供としての大切に育ててきた本当のことが何なのかと考えてしまう人もいると思うし
それが大事で本当の大切が何であの事件で誰かを犠牲にした報いが
子供にばれてしまうこととそれを隠すしかないと思っての
態度を一変悪くさせてしまうことが唯一の答えになっていたのかもしれません
自殺か他殺かそれもわからず人間っていつしか後悔するとそのような行動になってしまうのが
怖いと覚えてしまいました。
なので人生生きていれば何かしら幸せになるのも思ってこその
生きている証が必要になるかもですね
それをこの映画で伝えたかったかもしれません
見ている自分からしたら最初はわからなかったことが
分かったので安心した気持ちとバットエンドじゃなかったことが
すごくよかったです
ハッピーエンドで終わってすごく安心しました。
大人になっても母親が絶対的な存在である人間というのは、ある意味怖い...
歪んだ家族の愛のカタチ、なかなか強烈な話でした
アレンジがどく得
原作を知っていたから話にのめりこめた。でもすこしアレンジがあったと思う。愛情と期待に応えることそのものは一緒に見えて全く違うらしいが、同じような物だと考える人が、この世に一定数いるらしい。私もそうだったかもしれないし、周りにもそういう人はあげれば五本指超えると思う。母や目上の人の期待に応える子供になってしまうと、その承認=愛情として植え付けられてしまい、一生頭が“それ”になる。しかし期待に応えた幼い子供は、宝物、いやガラクタだ。戸田恵梨香と母の描写の時点(永野芽郁が生まれる前)でそれ特有の違和感があり祖母が病巣だろう
中盤以降、戸田恵梨が次第に姑関係に悩まされ、上下関係とモラハラで狂っていき、同じように永野芽郁をドミノ式に立て壊していくのをみた。祖母を失った経緯を知った芽郁ちゃんが「ごめんなさい」というクライマックスでわたしもいつの間に泣いていた。でも過去回想型にし、エンディングと冒頭の出来が雑すぎた。あまりにも詰めが甘いなと思った。戸田恵梨の証言「私が間違っていたんです」以降、全く頭に入らなかった。自殺未遂した永野芽郁が教職を取ってちゃんとスーツを着て就労しつつ、自分本人であっただろうニュースに対しての反応が今ひとつというか、繋がりが見えなかった。
主人公の名前は殆ど出てこないから女優の名前で失礼。永野芽郁(女優)目当てのJKたちや母娘のペアを何組か観たが、観にくるにはあまりにも重すぎる映画だっただろう。
全243件中、21~40件目を表示