母性のレビュー・感想・評価
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そこに 愛 はあるんか⁈
原作をホント上手く活かした脚本だと思います。
欲を言えば義父が居ないの早すぎかな?
永野芽郁上手いなぁ…っと。
愛されたい娘を見事に演じ切った。
後10分長くても観てられただろうから『桜』が居る?世界線を表現した方が更に愛を求める深みが増したのに。
何故おばあさまが逝ってしまったのかを知り得た父親のエピソードは描いて欲しかったなぁ。ってか描かなきゃ!
大地真央の最後は原作よりもこっちの方がいいと思う。
監督見事!
父親との修羅場でのワインボトルの使い方は遠慮しすぎだと思ったけどね(笑)
原作を読んでなくても楽しめるとは思いますが本作は読んでおいた方がかなり楽しいかと思います。
"母性"その無償の全肯定の愛の矛先が狂った時、家庭は歪に瓦解する... "愛"のボタンを掛け違った人々が織り成す世にも醜悪な自己愛群像劇映画
noteクリエイター特別試写会にて鑑賞。
湊かなえさんの2012年刊行のミステリー小説の映画化作品。
生々しくも釘づけにされてしまう女性の内面描写に人を食ったようなどんでん返しが印象的なストーリーテリングが最大の持ち味かと思いますが、その中でも同じく映画化された『告白』『少女』と並ぶほどの女性心理の残酷さと孤高ぶりで、ショッキング映像こそ無いものの登場人物それぞれの人間的歪さが織り成す不協和音への嫌悪感は本作が屈指だと思います。
満たされない愛の代償として無自覚に他人を傷つける劇中の各々の姿に言いようの無い眩暈と胃もたれを禁じ得ませんでした。
過去の映像化作品同様に鑑賞には些か覚悟の必要な一本だと思いますが、時として自分がとある相手を慈しむ気持ちが別の誰かを歪ませることはあるにせよ、それが多重構造になるとこんなにも醜悪で救いようのない様相を呈するのかとハッとさせられます。
また、"恋愛映画の名手"と称される廣木隆一監督作品ですが、たしかに視点を変えれば娘・母・祖母の一途ながらも絶妙に噛み合わない凄惨な恋愛にも見えるかもしれません。
母性という毒性?
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