母性のレビュー・感想・評価
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映画用のキャラクター
母と娘の関係性を両視点から描いた映画。
大きな問題点は、これが宇宙物のSFファンタジーでもなく、稀代のシリアルキラーを描いたサイコスリラーでもなく、あくまでも身近な人間(母と娘)を描いた人間ドラマなのにもかかわらず、全く共感もできずリアリティも感じられないところである。
それはほぼ全ての登場人物のキャラクター造形に起因していて、この映画が今まで自分が生きてきた中でも未だかつて出会ったことのないような特殊過ぎる価値観を持つ奇異なニンゲン(女性)を作りだしており、「こんなニンゲン(女性)いるか?!」という正に“映画用のキャラクター”を中心に据えてストーリーを紡いでしまっているためである。
あまりにも現実離れし過ぎた主人公(戸田恵梨香)が何を言おうが、“ニンゲンではない何か”が喋っているようにしか聞こえず、納得も共感も何もない。
そしてその娘(永野芽郁)も大概見たことのない女性像であって、その二人が絡むと余計に「何この会話?」「何今のリアクション?」状態となって、果ては一体何が伝えたい映画なんだ?という思いに早々に至ってしまう。
母性などという小難しいテーマを描くのであれば、こんな地に足のつかないフワフワしたキャラクター造形では話にならないし、人間そのものの理解すら足らないのではと感じる。
これなら大岡越前の本当の母親を決める名裁きを5分くらいでサクッと見せられる方がよっぽど母性とは何かグッとくるものがある。
いくら映画とはいえ、現実味の全く伴っていない人間を使って「母性ってこうだよね」って言おうとしても無理があり過ぎる。
映画なのでキャラクターに少々の味付けは当然必要だしむしろあった方がいいが、これはやり過ぎてしまった結果、全体をブチ壊しにしてしまった悪例である。
無償の愛
重い作品…役者さんが凄い光る
期待よりつまらない
母性という存在が二人の母と娘を狂わせる教学な真相が明かされるミステリーでもありました。
母性という二人の母と娘が一つの事件から始まる噓と真実を描いた話でもあり
そして繰り返される母親と娘のウソをまつわるものがすべてを狂わせるものでもあり
それが一体だれが本当の真実を知るのかもかなりびっくりするぐらいな
映画でもあります!その映画は見た人に対してどう思うのか
見た人に足してこの気持ちと揺さぶる感情をどう思えばいいのか
それは人それぞれの思いからわかるきもちじゃないのかなっておもいます。
ながのめいと戸田恵梨香の役にも本当に注目するべきものがたくさんあるし
役としての演技にも本当に素晴らしさがあるので演技にもポイントとして集中することがあります。
母と娘 母と母になるのと 娘と母の三つのエピソードがつながりを見せる作品でもあり
ここらのストーリーが気になる方は是非とも見てください!
主題歌を聞いた瞬間にこの曲と映画の思いを考えれば考えるほど
この曲に対しての思いと歌詞に繋がる家族の感情がしっかりと受け止めたいと思いましたし
jujuさんの曲にはすごく名曲があふれる曲でもあるため
好きな曲がたくさんある方にもすごく好きな曲になる可能性が高いと感じました
さらにキャストの演技と演技力の強さにとても誇らしく思い相当自分でもわかってしまう映画の思いが強く思い出してしまいますね
誰もが愛した人を裏切ってしまう重いとか
子供としての大切に育ててきた本当のことが何なのかと考えてしまう人もいると思うし
それが大事で本当の大切が何であの事件で誰かを犠牲にした報いが
子供にばれてしまうこととそれを隠すしかないと思っての
態度を一変悪くさせてしまうことが唯一の答えになっていたのかもしれません
自殺か他殺かそれもわからず人間っていつしか後悔するとそのような行動になってしまうのが
怖いと覚えてしまいました。
なので人生生きていれば何かしら幸せになるのも思ってこその
生きている証が必要になるかもですね
それをこの映画で伝えたかったかもしれません
見ている自分からしたら最初はわからなかったことが
分かったので安心した気持ちとバットエンドじゃなかったことが
すごくよかったです
ハッピーエンドで終わってすごく安心しました。
すごく好きだけど、2度と見れないかも。
実家の環境と主人公たちの後半の家庭が似てて、更に私自身が母親の愛をずっと求めて大人になった娘なので、めちゃくちゃ共感してしまった。
ちょっと見て寝ようと思ってたのに、眠いし寝ないと明日に響くのわかってるのに、つい最後まで観て夜中になってしまった💦
戸田恵梨香さん、すごい女優さんですね。
痩せすぎってご意見も見かけましたけど、実際姑と同居してたうちの母も同じくらい痩せてて骨と皮って感じでしたよ。
役作りで痩せられたんじゃないのかな。
ちなみに私の母は祖母が亡くなってやっと人並みに肉がつきました。
気の合わない義母と暮らし、さらに小姑までいる生活は本当に凄まじいですよ。
この映画を観て私は娘からちゃんと母になれたんだなって思えました。
そういう意味ですごくいい映画だったけど、私には深いところに刺さりすぎるからもう一度見ることは無いかなと思います。
母性とは何かを問う
愛情いっぱい受けて育った子供は、愛をいっぱい持つ優しい人になると思いがちだ。だから世の中の母親は,自分も含めて愛情いっぱいに子供に接するのだ。子供の幸せを信じて。
この話はそんなふうに育った子供が、自分の母親に愛されることを1番に考える女性に成長してしまう。これって恐ろしいような気持ちになる。この映画に出てくる3世代の女達が持つそれぞれの母性とはなんだろう。完璧な母親であり祖母の大地麻央、その母を溺愛する娘の戸田恵梨香、その孫、永野芽郁は溺愛する母に孫という完璧な家族の形を作ってあげるために産んだように思わる。
最後にこの孫が妊娠していることがわかる。
さて,彼女の母性はどんな形なのか、そんなことを考えた。
大人になっても母親が絶対的な存在である人間というのは、ある意味怖い...
歪んだ家族の愛のカタチ、なかなか強烈な話でした
アレンジがどく得
原作を知っていたから話にのめりこめた。でもすこしアレンジがあったと思う。愛情と期待に応えることそのものは一緒に見えて全く違うらしいが、同じような物だと考える人が、この世に一定数いるらしい。私もそうだったかもしれないし、周りにもそういう人はあげれば五本指超えると思う。母や目上の人の期待に応える子供になってしまうと、その承認=愛情として植え付けられてしまい、一生頭が“それ”になる。しかし期待に応えた幼い子供は、宝物、いやガラクタだ。戸田恵梨香と母の描写の時点(永野芽郁が生まれる前)でそれ特有の違和感があり祖母が病巣だろう
中盤以降、戸田恵梨が次第に姑関係に悩まされ、上下関係とモラハラで狂っていき、同じように永野芽郁をドミノ式に立て壊していくのをみた。祖母を失った経緯を知った芽郁ちゃんが「ごめんなさい」というクライマックスでわたしもいつの間に泣いていた。でも過去回想型にし、エンディングと冒頭の出来が雑すぎた。あまりにも詰めが甘いなと思った。戸田恵梨の証言「私が間違っていたんです」以降、全く頭に入らなかった。自殺未遂した永野芽郁が教職を取ってちゃんとスーツを着て就労しつつ、自分本人であっただろうニュースに対しての反応が今ひとつというか、繋がりが見えなかった。
主人公の名前は殆ど出てこないから女優の名前で失礼。永野芽郁(女優)目当てのJKたちや母娘のペアを何組か観たが、観にくるにはあまりにも重すぎる映画だっただろう。
人は人
人は人って感じでした。
家族でも分かり合えないこともある。
見る目線で全然違うように見える。
言葉はしっかり伝わらないし、思いもわからない。
って印象でした。
あまり集中して見れなかったこともあり、感情に響かずに終わってしまって、いまいち深く胸にくるものがなく終わってしまいました。
おばあさまが自殺してたことには驚きましたし、りっちゃんも自殺したと、それもびっくりしました。
おばあさまは気づいてたんですね、自分の娘が娘を愛せてないことに。
きっと同じことがあったとか、近しいことがあった人は、もっと共感して見れる作品だったのかもですが、わたしには共感がなく、難しかったです。
母と子
母の視点と子の視点では、同じ場面なのに感じ方が違う。
同じセリフなのに怖さが違う。
最初の自殺の高校生が、主人公だと思っていたのでビックリしました。「抱きしめた」と「首を絞められた」も、同じ場面なのに捉え方が違う…。
女性には2通りあって、母になる人とずっと誰かの娘でいたい人と。
これは、女性なら誰でも感じるものじゃないかと思いました。怖かったけど、特別な話じゃない気がしました。
説得力不足で統一感皆無
2022年劇場鑑賞95本目 佳作 50点
原作者がNのためにの人で、予告もなんだか毎年夏公開するポケモンの劇場版(?)みたいで大コケと良い意味で期待を裏切られたの紙一重の瀬戸際みたいだな〜と、そんな思いを膨らませて劇場に足を運びましたが、全然だめでしたね〜
まず鑑賞した皆さんが思ったのは予告との悪い意味でのギャップに裏切られましたね
よくある配給会社が予告を制作する上でのその作品の本質と告知するべきベクトルを履き違えてしまったパターンですね、2021年だと騙し絵の牙とかもそうでしたが集客の為とはいえ監督や制作、演者などの苦悩を広報が押し出すべき点とは違う角度で告知してしまうのは、ある種作品への身内からの冒涜ですよね
まあ本当に作品力ある作品の予告ってもっとしっとりしているし、過剰な持ち上げがなくて品がある。そういう意味では今作は品もないし作品力もない。
今作についていくつか印象に残っていることを述べると、戸田恵梨香視点の母性への解釈とと永野芽郁視点の感情の回想がどちらも長いし説明してますよ感がすごくて楽しめない
家燃えるシーンも演出雑、ご都合主義ゆえ他に方法あるし母救えたね
永野芽郁はとりわけ好きな若手女優なので今作もいい配役いい演技だったと思います
今時母性が天性であると考えてる人いなくない?
少し違和感の残るお話でしたね。
違和感①
戸田恵梨香が母親らしいことを言う時、それは自分の母(大地真央)の真似事を言っているだけ。
鑑賞中、"つまり、母性は天性じゃなくて学習して身につけるものでは?って言いたいの?"
と思いながら、終盤で永野芽郁によってそれが語られる。
当たり前では?
の一言に尽きる…
演技、演出、映像もよかったけど
もう少し、描き漏れがあるのかもしれないという物足りなさを感じた。
題名に引っ張られ過ぎた鑑賞だったからかもしれない。
違和感②
むしろ、母性よりも子から親に向けた愛(子性?)に重点が置かれている?(置いた方が良いかもしれない。)
歪な母性として描かれた戸田恵梨香だったが、
褒められることだけを求める子性の持ち主で、動けなくなった義母にまでも、なお、献身的な子性を発揮していて、外観的に無償の愛との違いがあるのか不思議に思った。
よかった点
父性の欠如の描き方がよかった。
端的で象徴的。短い時間で描くに長けていたと思う。
部分的にはたまに思い出して考えるネタにはなりそう。
なぜそうなってしまうのかが、知りたい。
なぜ、戸田恵梨香があんなに愛されたい人になってしまうのかが、最後まで見てもよくわからなかったので、最後に懺悔しててもピンと来なかった。ただ、役者の演技はとてもよかったので、星をつけた。
終始胸が苦しかったかな。。
終始シリアスな感じで、ホラーではないのにひとつひとつの言葉や表情で、怖さと胸の苦しさを感じる作品でした。観終わったあとちょっとズーンってなるので、次はアクション系を観たいな(笑)そして戸田恵梨香さんの演技がすごすぎました。
愛のかたち、表現って難しいなと思いました。
母も娘もそれぞれが苦しい感じ。
娘の私の行動や言葉は周囲の人に喜んでもらえてるの?私は小道具?無償の愛がほしい、愛されるためには正しいことをして喜ばせないと。。
の思いが苦しすぎた。
そして難しく考えてもいい風になるとは限らない、けどまあいっかってできない。。のセリフも。。
それぞれが苦しんだ最後に、母と娘で抱き合うシーンとか、いろいろわかちかえるシーンがあったら、大号泣の感動する作品になりそうだけど😭
あえてそれが無くて、ルミ子は最後まで自分の言葉ではなく、母に言ってもらった言葉をかける。けどそれは自分が苦しかったときに言ってもらった嬉しい言葉だったから、娘にも伝えたかったのかな?でも表情的に心からの娘への言葉というかセリフみたいな?なんだか最後の最後までもどかしい感じで。。
テーマがテーマだけに、それぞれが心から幸せを感じてるところを観たかったな。。けどあえてそうせず考えさせられる感じでした。
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