母性のレビュー・感想・評価
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母と娘
戸田恵梨香の母親。永野芽郁の高校生。実際彼女らの年齢差は断然ちかいはずなのに20年以上の年齢差に感じさせるあの、2人の演技力。そして大地真央のあのどんな役でも確実にこなす今回の母と祖母役。思わずクスッと笑ってしまった。子役の女子。あの天然❓の大人かおまけの表情。行ってよかった。当たりです。
高畑さんの演技が凄!
終わって最初の感想が、高畑さんの演技が凄!でした!(笑)強烈!(役的にね。)
ストーリーとしての感想は、親から子の愛情の注ぎ方の難しさ 親として普通に愛情タップリ注いでいるのに 子の気持ちはそれぞれなんだと わかっているけど それを察するには難しい。
親も子の為と 頑張ってるが 人それぞれやり方がある だからこそ 捉え方の違いがでるのか…。
子育ての難しさを 改めて実感!
ただ、男(夫)は、何してる?って思ったわ。
そこが苛ついた!
難しい映画だった。
「イヤミス」ではなかった…⭐︎
今はどうか知らないけど、「告白」か出版された頃からしばらくは湊かなえは「イヤミス」の女王と呼ばれていた。
何冊か読ませていただいたが、後味の悪さが自分には向かなくってこのところ読んでいなかった。
役者に惹かれての鑑賞だったが、想像したほどの嫌悪感はなく充分楽しめる映画だった。
冒頭の自殺シーンから、戸田恵梨香と永野芽衣の親子にまつわる物語が紡がれるが個人的には
戸田恵梨香の母役の大地真央と高畑淳子の演技が魅せられた。
高畑淳子の狂気を孕んだ姑ぶりも もちろんだが、大地真央のひたすら戸田恵梨香を肯定し続ける様子も
ある意味不気味でさえあった。
「母性」とは初めからあるものか作られるものかという永遠の問いの答えは得られないが、それは
男性にはない母になってこそ得られるものなのだろう…
それがどんな形であれ、その母の子として生まれた者は向き合い続けるしかないのか。
それとも、逃れていくのか。
そんなことを考えた作品だった。
高畑劇場
原作未読なために、複雑な関係性が⁇で終わりました。
結局あの子は誰?です笑
色々な親子がいるのだなと感じる映画でした。私と母との関係に近い物はなかったなと自分と比べて見てました。
他の方も書かれてるように、当に高畑劇場でした。永野芽郁ちゃんも戸田恵梨香ちゃんも上手いんですけどインパクトでは高畑淳子さんが断トツです。舞い上がれを観ているので、あの優しいばんばが?ってなる全く異なる人物の怪演さは流石です。
原作を読んでからいけばまた違う感情で見れるのかなと思います。
高畑淳子さんまた無双してる
女優陣の演技を堪能する映画。高畑淳子さんが優勝かなー。途中もはや何言ってるか分からないシーンがあって笑いそうになったけど、とにかく絞め殺したくなるような憎たらしい中高年を演じさせたら天下一品。『女たち』もこんな役だったな。
戸田恵梨香さんはやっぱり扉ごしのシーンが印象的。慟哭するシーンの戸田さんは本当に辛そうで涙が塩辛そう。トークハットかぶって墓地にたたずむシーンの横顔は美しかった。カトリック教徒の設定なのかね。中村ゆりさんは小癪な感じでよかったし、大地真央さんの清々しさは役にハマってた。
永野芽衣さんはものすごくポジティブなオーラを放っていて、明るすぎて、ちょっともったいない。ダメ父親やデリカシー皆無クラスメート男子や居酒屋くしジョッキ野郎や高畑淳子を相手にものを言うところ、ただ気持ちがよくて、病的な感じが漂ってこないので、彼女を主人公として、映画を見やすく見られてしまうのが、なんだか惜しい気がした。せっかく湊かなえだったので、もう少し澱んでもらわないと。
微妙
湊かなえの著書は色々読んでますが、この原作は未読。でも湊作品だな~と。
結局、誰が正しくて誰が間違っているとかそういうことじゃなくて、それぞれが正しいつもりがすれ違ってしまったってことでしょうか。
個人的には永野芽郁演じる娘にイライラした。正義感が空回りしてて…難しい言葉を使ってトゲだらけ。アンタも大概だよって感じ。
高畑さんはさすが。戸田さんは悪くないんだけど、皆さんが評価しているような演技力の凄さを私はこの作品ではあまり感じられませんでした。
母性とは
自分が男だからだろうか、偏見かとは思うが母性というのは子供でも20代前後でも母親でも女性ならば持ち合わせているものだと思っていた。生物としてDNAに組み込まれていて程度は違えど場面場面で発動されるものと信じていた。なのに育てられ方や環境や各々の個性(個体差)によって感じ方や行動が異なるものだと思い知らされた。子供が生まれた時に父性と言う言葉を知ったがピンとこなかった事を恥じる事はないのかも知れない。
母性とは何なのか?
母性とは何なのか?
「娘を愛せない母」と「母に愛されたい娘」2人の半生を過去を振り返るかたちでそれぞれの視点から描いている作品。
同じ場面でも、母の視点と娘の視点では全く異なるように映る。思い込みや記憶の曖昧さ、それが愛情に関することだと不気味さを感じるなと思いました。
あと主旨とは離れてどうでもいいことなんですが、ルミ子の母が自殺した後、ルミ子が清佳を引っ張り出すシーンで「届くの??」と物理的な位置関係が気になってしまった 笑
ストーリーは、私が男ということもあり、母娘の物語という点であまり共感できませんでした。ミステリー要素も特にあるわけではなかったので、あまり自分には合わなかったかなというのが正直な感想です。
原作を読んだ方が良い?
お話としては終始つまらなかった
期待しない方が良いとのコメントがあったのでそれ程期待してなかったが、それでも不満
これまで、湊かなえさんの作品は映画も小説も良かったのだが・・・・・
この映画はサスペンスでは無いですね、いつ始まるのかと思っていたが始まらない
それに予告が酷すぎる、視聴者に対して惨すぎると思います
小説読んで本来の内容を確認した方が良いのでしょうか?
お話の内容としては、
個人的にはルミ子の実母(大地真央)が諸悪の根源だと思う
実母が一番まともとのコメントが多い様に思えたが、この母のルミ子に対する偏愛がこの物語を産んだとしか思えない
最近多いと言われている娘にべったりの母親
夫や実家の遺産で何不自由なく暮らし、娘と姉妹の様に深く過ごす
その娘が結婚してもその家庭に入り込み深く干渉し続ける母親
湊さんはこれが母性なのかと言いたかったのか?とも思える
次の悪は自分の妻子の面倒も見れないルミ子の夫だな
出演者が良いので救われて二つ半!
昭和時代の女性は大変でしたね
原作本を読んでから鑑賞しました。
ストーリー的には結婚、出産、嫁いびり、自死、不倫などなど多様な内容が詰め込まれていたので演出次第で衝撃作になるのかなと思っていました。
が、今回は小説を読むような淡々とした抑えた演技でストーリーが進んでいきました。物足りないようでもあり、逆に静かで怖いような気もしました。役者さんの演技という意味では星をもっとつけたかったです。
作家さんと同世代のわたしですが昭和感が強く共感は出来ませんでした。今はもっと自由に「私」を生きれる時代だと感じているからです。どちらでなくても大丈夫だと思います。
その言葉が刃になる
原作未読ですが、
湊かなえ原作のドラマや映画は無垢な子供に責任を負わせる悲劇がいつも興味深いので気になって鑑賞。
絵に描いたようなメルヘンなお家での生活と高畑淳子御殿との対比がよかった。
そして、淡々と描かれていく母の狂気。
わざとらしく狂った描写やセリフがないので、白けない…ある意味安心して見ることができます笑
娘が初めて帰宅が遅くなった日の涙の理由が、
なんだ父親か…母親か…えっそっち…やだそんな思いつめないで〜!と涙なしには見れない、、
あと、父親とその相手の嫌な感じが絶妙。
実の子に「不憫で見てられない」と他人事のように見切りをつける父と、
子供相手に必死になり、
それを聞いた子供がどんな思いを抱えて生きていくのかなど考えもせず、
簡単に傷つけられる真実でぽろっと突き刺す女と。
自分のことしか考えない大人がよく描かれていた。
それを聞いて謝る娘の涙に苦しくなるほど泣ける。
最後、娘が名前を思い出すシーンは小説ならではの言葉だと思ったけど、
本を読んでいる瞬間をそのまま持ってきたともいえる、
ジェンガの真ん中を抜き取ったときの倒れる前の静けさのような、引き込まれる一時だった。
ちょっと不服なことをあげると、
エンディングの曲が違ったら、もう少しもやっとした感覚を残せたのではと思ってならない…そこは感動映画でした雰囲気出さないでよかった…
壮大なるミスリードと異常な愛情表現
母ルミ子(戸田恵梨香)と娘清佳(永野芽郁)の2人の証言から、物語は進んでいきます。
この作品は、観ていくとミスリードがあることに気づくので、期待していた内容と違っていたと思う方が結構いるのではないかと思います。
また、母と娘がテーマには違いないのですが、多くの方が異常に感じるような愛情表現やセリフが出てくるので、合わないと感じた人もいるかもしれません。
この2点が賛否が分かれた原因ではないかと思います。
しかしながら、話の内容はかなり面白く、現代の夫婦問題や嫁姑問題にも鋭く切り込んでいると感じました。ルミ子の義母がよく笑いをとっていましたね。
最後の方のルミ子のセリフは、娘に対して愛情が果たしてあるのか、疑わしいところです。
同時に以前ある政治家の「女性は子を産む機械」の発言を思い出しました。
個人的な推測ですが、湊かなえ氏がこの辺りまで暗に示して、痛烈に批判しているなら凄いことです。
ですので、私は高めの評価を出すことにします。
昭和の母親を悪意を持ってデフォルメ
登場人物の誰1人として共感できる人物がいない。予想はしていたがここまでとは。
昭和の理想的な母親像を悪意あるデフォルメをして逆説的に真の母性をあぶり出す。そんな物語もあっていいと思うが、人間関係が空疎な上に不協和音が鳴り響く会話を追いかけるだけで、相当なエネルギーを消費してしまった。
結婚さえすれば、幸せになれる。昭和のおとぎ話をもっとダークに切り刻んで欲しかったが、その結末では、物足りない。消化不良だけが残る物語でございました。
母性という呪い
これは、ミスリードどころか完全な予告詐欺のレベルです。
序盤でいきなり大人になった永野芽郁が登場し、挙げ句に自殺した女子高生の話をしてる。
これも伏線で、何かしらの捻りが入るのかと思いきや、そんなこともなく。
あれは絶対、終盤まで出しちゃダメなやつだと思う。
戸田恵梨香による2パターンの演じ分けや、高畑淳子の老衰した喋り方などは目を瞠るものがある。
中村ゆりは、どうしてもラ行の滑舌が気になるが、その他の演者は良かった。
母の“つもり”と娘の“感じ方”の違いという部分で、小説では視点を変える必要があったのだろう。
でも映像なら、そして戸田恵梨香と永野芽郁なら、芝居でそれを表現できたんじゃなかろうか。
筋立てに影響を与えるほど効果があったようにも思えないから、余計にそう感じる。
深く考えず、そのまんま映画化した印象です。
呪いとも取れる『母性』の連鎖に空恐ろしさも感じ、田所家のそれとの対比も興味深い。
ただ、メディアの違いが活かされていないのが非常に残念でした。
ヘビーな人間模様
観てきました。なんとも言えない重苦しいストーリー。特に女性、母と娘の微妙な関係が描かれています。最後、若干の希望が見られますが、暗い世相を色濃く反映した作品だと思います。個人的には高畑敦子の快演と、永野芽郁の美しさ、戸田恵梨香の切なくなる演技が印象に残りました。
愛し過ぎるという虐待もあるのかな?
イヤミスの湊かなえ原作。盛りすぎの予告編。かなり期待値を上げて観てしまったので、消化不良気味。3代の母娘の物語の起点であるルミ子の母親(大地真央)。愛情たっぷり娘を育てたはずなのに、娘のルミ子(戸田恵梨香)はかなりいびつな大人になり、いびつな母親になっていく。愛される事が何より大事で、しつけを通り越して洗脳に近い育ち方をしてしまう様は、愛情過多の新しい虐待に感じました。娘の清佳(永野芽郁)にも同じように洗脳的なしつけで育てようとするが、思うようにいかず反発もかってしまう。愛情というより、自分のクローンを作りたいように見えた。母と娘が主役で父親の存在はほとんどない。同じシーンを母と娘の立場から見せる演出は面白いと思うが、もっとスピード感を出して、交互に行ったり来たりして欲しかったと思う。ただ同じセリフを2パターン使い分けた戸田恵梨香さんの演技は流石でした。今作の永野芽郁さんどこかふんわりしてて、印象に残りませんでした。快演を見せたのが義母役の高畑淳子さん。素晴らしい演技でした。生で舞台を見てるような感覚がしましたね。原作読んでないので、この人殺されるんじゃないかと思うくらいのイヤーな役所を最後まで魅せてくれました。最後に年齢と時代の設定に少し難ありに感じました。
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