「私たちの未来を繋いでくれて、ありがとう」母性 シムウナさんの映画レビュー(感想・評価)
私たちの未来を繋いでくれて、ありがとう
予告編観た時の感想は
母娘の憎悪の話、サスペンスタッチかと
思ったけど…感動の嵐でした。
母性と聞くと
女性が本来持っている母親としての性質
そんな固定観念があったけど
この映画では、本来持っているものではなく
形成していくものだって…
母から子へ、受け継いでいく。
親子3代の話でした
母(大地真央)と娘(戸田恵梨香)
母の無償の愛を感じるパート
娘も愛されてる、もっと褒められたい
成人になっても親離れ出来ない感じなので
若干不安もありました。
結婚も親が気に入ってくれたから…
子を産んでからも…
台風で、大木の下敷きになった
実の娘よりも、母(大地真央)を助けようと
このシーンは衝撃的でした
優先順位がね。
母(戸田恵梨香)と娘(永野芽郁)のパートへ
家を失い義母の元で生活、
幸せとは程遠く耐え忍ぶ感じ
必死に娘が母の事を理解して
愛されようとするけど…
予告編であった
抱擁と首に手をかけて…
2つのシーン
最初はサスペンスだから、フェイクかと
勘違いしていたけど
何故、母(戸田恵梨香)は
私の事を愛してくれないのか
その真実を知ってしまった娘(永野芽郁)
贖罪だったのかもしれない。
母性というタイトルだから
必然と母→娘視点で見ていたけど
次第に娘→母視点で物語を追っていました。
視点を変えていろんな角度から
鑑賞するといいですね。
長い時間掛けても、まだ距離感があり
ぎこちない関係性のラストだけど
母性本能が母→娘→子供へと
受け継がれていき、形成していく。
私たちの未来を繋いでくれて
ありがとう…涙
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