「まあ、いいか」母性 nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)
まあ、いいか
女には2種類しかない
母が娘か
???
マザコンの戯言(たわごと)はぜんぜん響かなかった
テーマを絞るのはいいけど
なんか、視野が狭すぎないかな
母親が娘より何より大事なんて、自分本位の人間には理解しようがないからね
だから、テーマについてはとは違う事ばかりが気になりました
人間の嫌な部分をたくさん見せられたようで
気分が滅入る
人が生きていく中での現実を突きつけられたよう
例えば死ぬのが怖い病の僕は一時、精神的に追い込まれたけれど、何をしても死ぬんだから悩むだけ損と考えました
だから、死が迫るまで忘れる事にしました
なのに老いとか死を思い出させるような・・・
嫁姑問題とか、介護とか、浮気とか
その時が来た時に考えればいいのに
見たくもないのに無理やり見せられた
物事を突き詰めて考えるのは勇気もいるし、必要な時も有ります
でも大抵は解決できなかったりどうでもよかったり
だから
まあ、いいか
って許容する
その方が気楽に生きていけるし、人生がシンプルです
特に男はメンタルが弱いから、そうやって逃げる必要がある
老いによる権力の交代も突きつけられる嫌な事
怒鳴り散らして頂点に君臨していた姑が介護されるようになって権力が嫁に移る
よく出来た嫁ならいいが、徹底的にイジメられる可能性もある
ただ、その時が来るまで我慢する嫁というのはいかにも昭和的
これを良しとする時代はもう終わっている
なんにせよ、原作者の人生観が古すぎる
男は息抜きに外に女を作り、妻はそれを知りながら平穏を保つ
女は一生愛人ですごすんだろう
これで良しとするのが寛容だろうか
男ばっかりいい思いできる時代は終わりかけているんだろう
たぶんね
やっぱり、男から変わっていかないといけない
とは思う
そうそうたる女優陣は見応えがあった
戸田恵梨香、大地真央、高畑淳子
一歩も引かない永野芽郁は大したものだ
中村ゆりの悪女?は初めて見た