劇場公開日 2022年11月23日

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「心に突き刺さる」母性 あすパパさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0心に突き刺さる

2022年11月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

ネタバレなしでのレビューは、言いたい気持ちを抑えるの難しいです。
でも、挑戦します。
まず、残念ながら原作未読です。申し訳ないです。
読んでみたいです。
映画も良き作品と感じます。
本当は星5をつけてもいいですが、
劇中、どうしても許容できない主人公の台詞があったのと
CMのイメージが自分はあまり好きでないので
星4です。でもかなり高評価です。

男性にも是非観ていただきたい内容です。
自分が鑑賞した回(平日ですがサービスデー)はほぼ女性のお客様でした。

トリッキーな演出なので、途中でウトウトしないようにしたいですね。
あと、朝ドラの高畑淳子さん演じる五島のおばあちゃんの温かなイメージを
壊したくない方は観ない方がいいかもです。
とても名演技ですが、朝ドラのイメージが壊れます。
(そう言えば朝ドラも親子関係を描いていますね)

親子関係の成り立ちを自分に置き換えて
観させてくれる、考えさせてくれる。
自分にはそう感じ取れた作品です。

子供は大人の目を気にして育つことが多いように思います。
逆に、歳を重ねて高齢になるにつれ
親が子供に遠慮して若干距離をおくようになるようにも思います。
そこの境はいつだったかなぁ、なんて事を思いながら観ていました。

人間それぞれ生まれ育つ環境とか置かれた境遇、定めとか、
自分ではどうしようもないところからスタートですから、
そこは人それぞれだと思います。
多くの方に共通するのは
『愛されたいと思う子に
無償の愛で応えるのが母性ではないでしょうか』
と分かったようなこと言いますが
これ実は、自分の娘の考え方の受け売りなのです。
申し訳ないです。

父親として反省すべき点
高齢の母に対しての子供としての反省すべき点

これから、どう向き合っていくべきか
今一度、自分に問いかけてみる機会を与えてくれた
素晴らしい作品です。

あまりにもリアルに心に刺さるので
涙は出ないですが、
いつまで記憶に残る映画になりそうです。

あすパパ