劇場公開日 2022年11月23日

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「さすがに女目線すぎちゃって共感できず。」母性 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0さすがに女目線すぎちゃって共感できず。

2022年11月23日
iPhoneアプリから投稿

自分は60近いおっさんだし、兄弟は弟のみ。だから家族の女子がどんな躾で育ったかとか、本人はどう感じてどう対応するのかなど、女子あるあるネタがまったく分からず。
教師をしている娘のさやかがある事件をきっかけに、自分の過去を振り返るってとこかな。
まずはママのルミ子の結婚から始まるんだけど、優しい母と怒鳴りまくる義母。どちらもさやかのお婆ちゃんね。どちらも子供を愛しているんだけど、気持ちの表現が真逆なんだよね。
そしてルミ子ママは、娘の気持ちより母親の気持ちを優先してしまう。周囲の人達の気持ちを考えて、嫌われない様に生きてきたのかな。一方、さやかは自分の感情を優先して、きつめな発言が多い女子。高校時代はクラスの中でも浮き気味。ある意味、現代っ子的かな。それはそうとして、分からない事だらけでした。なぜ婆ちゃんは孫を助ける為に死を選択したのか?あんなにドアを開けられなかったルミ子はどうやってさやかを助け出したのか?さやかは寝たきりっぽくなってたのに、普通に教師になって結婚してる?
とにかく話しの展開に男の考え方がほぼないのが不自然に感じました。
役者の皆さんは、とても素晴らしかったですね。永野芽郁ちゃん凄く高校生ぽかったよ。ずっとモヤモヤしてる戸田恵梨香さん、そこに愛のある大地真央さんに最近怒り役ばかりの高畑淳子さん。皆んな見応えありました。
映画とは関係ないんですが、自分は怒られて怒り返す子供だったな。あ、自分、今も変わってないぞ。

涼介