配信開始日 2022年2月11日

HOMESTAY(ホームステイ)のレビュー・感想・評価

全44件中、1~20件目を表示

4.0八木莉可子と安藤ニコ、次世代ヒロインのショーケースとしても

2022年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

楽しい

森絵都が1998年に発表した小説「カラフル」の、実に3度目の実写映画化だそう。さらに原恵一監督によるアニメ映画もあった。20年ちょっとで4度も映画化されるほどに、この死後の霊魂の存在や輪廻転生に関連のあるストーリーが広く好まれ、また映像作家たちを刺激しているということなのだろう。たまたま今クール(2022年1~3月期)のドラマでも、故人の魂が生きている人の体に入る「妻、小学生になる」と、主人公の青年と祖母の意識が入れ替わる「ダメな男じゃダメですか?」の2本が、近い題材を扱っている。現世における肉体はかりそめの器(うつわ)であり、中身の魂と不可分なものではないという仏教的人間観が、日本では信仰を超えてある種の社会通念として広く受け入れられていることが、そうした題材が好まれる背景にあるのかもしれない(「カラフル」の海外リメイクが仏教国のタイで作られたのも、そうした人間観を受け入れやすい土壌があるからではないかと推察する)。

今回の「HOMESTAY(ホームステイ)」がこれまでの映画化と大きく異なるのは、監督に瀬田なつき、共同脚本に菅野友恵と、女性による視点と感性が加味されたことだろう(過去の3本はいずれも男性の監督)。小林真の体にホームステイすることになったシロが死の真相を探る本筋に、幼なじみの晶(山田杏奈)、真が憧れていた先輩・美月(八木莉可子)らの言動や秘めた思いが効果的にからんでくる。

山田杏奈はすでにメジャーな女優の仲間入りを果たしたと言えるのではなかろうか。彼女を最初に認識したのはテレビドラマ版「セトウツミ」の7話だった(今Wikipediaを確認したら、ドラマの監督陣にも瀬田なつきの名があった)。瀬田監督は「ジオラマボーイ・パノラマガール」のヒロインにも山田を起用していたし、相性がいいのだろう。

八木莉可子と、美月の友達を演じた安藤ニコ、2人の若手のフレッシュな魅力もよかった。特に安藤については本作で初めて知り、出演したドラマ「失恋めし」をプライムビデオで観て、コメディエンヌのポテンシャルも感じた。彼女らが主要人物を演じる作品が今後増えることを大いに期待する。

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高森郁哉

4.0感動した

2025年9月29日
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鑑賞方法:TV地上波、VOD

泣ける

悲しい

幸せ

内容が良くて数回観ました。
主役が成長していく過程も見れた気がしました。
楽しみな俳優さんが増えました。

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るる

4.0若手俳優陣競演!!

2025年8月21日
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秋に長尾謙杜✕山田杏奈「恋に至る病」が公開されるので、予習がてら。
原作「カラフル」は既読。
原作のドギツイ展開は、改善されていて観やすい内容になっていた。
長尾謙杜のシロと真の演じ分けは秀逸。
長尾謙杜を始め若手俳優陣が良かった。
長尾謙杜は、相手役と呼吸を合わせるのが上手。
山田杏奈との掛け合いは、微笑ましかった。
両者とも目配せの仕方、間合いの取り方、笑顔の出方が自然で相性がいい。
花火の使い方が効果的。
アマプラのみの配信は勿体ない作品

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ちくわ

2.5人生はただのホームステイじゃない たぶん

2025年6月30日
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鑑賞方法:VOD

世代や国境を越えて愛される森絵都の小説『カラフル』を『ホームステイ』として映画化。
1999年に、後のKATーTUNの田中聖で”カラフル”として劇場公開されたり、タイでリメイクされたりしているが、本作はアマプラの配信のみで劇場公開はされていない

原作未読ですが、アニメ映画にもなっているようですね
やはり、アニメぎいちばん原作に近いとか
実写は、主人公役のイメージや監督の思惑で内容を変えてしまう場合が多い

それにしても、何度も映像化されるのはそれなりの理由があるはずだが・・・
名作なのかな?
時をかける少女とかね
と思ったんだけど、そうでも無いかな
都合の良い作品なんでしょう

原作のあらすじを読んでみる
今作よりもっとドロドロしているし、原作のが好みです
人には色々な面がある
表題の”カラフル”が原作者の言いたかったことなんだね
それに対して、今作は・・・
人生はホームステイのようなものですか

それは違うと思う
たぶん
若い子はゲーム感覚で、気軽に生まれ変わりとか信じたいんだろうけれど
たしかに中学生には少し酷な人生だから、もう少し気楽に生きなさいというアドバイスはいいかもしれないけれどね

中学生って、視野が狭いし、色々体験する時期
多かれ少なかれ鬱になる場合が多い
でも、この時期に鬱にならない人間は人として欠けた人間になる
そういう人間は、なんにも考えないから、結構、幸せな人生を送るんだろうな
それって、猫みたいな行き方かも
別に、どっちがいいとは言わないけれどね

人生は一度っきり
あそこで、死んでしまうのも人生
そうならなかったんだから、ホームステイみたいな人生より、もっと真剣に生きていけるんじゃないかな

主人公役の長尾謙杜って言われても知らんけど
ジャニーズアイドルらしい
子供のころ、芦田愛菜とおなじ演劇学校に通っていたとは思えない程、演技がヘタ
山田杏奈を含め、ホントの役者とは違和感がありすぎた
まあ、彼と彼のファンのための映画だからね
彼が輝いていれば、それでいい
劇場公開しても彼の人気と原作ファンだけでは人は入らない
それなりの作りです

高評価なのは彼のファンと中学時代の鬱を経験した人のシンパシーじゃないかな
彼らが元気を貰ったなら、作ったかいがあったかもね
なんとなく、感動的な雰囲気に作ってあるだけの作品なんだけど

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nakaji

5.0配信だけではもったいない

2025年5月21日
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幸せ

驚く

ドキドキ

人生に悩みを抱える人に、ぜひ観てほしい作品。
私は、原作を知らず、長尾くん主演と知って公開日を楽しみに待っていた映画でしたが、「様々な視点で物事を見ようよ」「人生は見方を変えれば楽しくできるよ」と言ったメッセージに共感しました。
長尾くんの演技は、その後も何度か見返して、その度にシロと真が、長尾くんが演じているのではなく、本当に存在しているかのように、錯覚させられています。
彼の表情や目の演技は、何度も観るとより際立ち、他の作品でも、「俳優 長尾謙杜」としてより、作品の役の印象が強く残るので、彼は作品の中では役そのものを生きるタイプなのかな、と。
映画を撮っていた時はまだ高校生(卒業の前後?)だったはずで、濱田岳さん、佐々木蔵之介さん、石田ひかりさん、望月歩さん等、錚々たる方々に囲まれての主役は、あっぱれ。
濱田岳さんの「管理人」の最後のひと言、皆に届け!

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くーちゃん

4.5結構真面目で辛らつな話

2025年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

長尾謙杜扮するシロは何故か病院にいて小林真の体で修行せよと告げられた。
題名、主役のイメージとほど遠いオカルトジョークっぽいテーマだね。見も知らぬ家族に入り込むのは大変だ。100日以内に小林真が死んだ原因を見つけるのがシロの課題だそうだ。謎がいっぱいの不思議な展開だね。結構真面目で辛らつな話だったよ。麗しき家族愛かな。長尾謙杜は「おいしくて泣くとき」もそうだったけど、なかなか作品に恵まれているね。

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重

5.0

2025年5月9日
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鑑賞方法:その他

謙杜の演技が良かった

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カイリ

4.0劇場公開しましょう!

2025年4月16日
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鑑賞方法:VOD

四半世紀前に原作発刊、アニメを先に録画してあったので原作読んでから観ようとBOOK OFFで探して慌てて読み始めたら止まらなくなって一気読みしたことしっかり憶えてますがそれももう8年も前。凄く面白いお話だったこともしっかり憶えているのですがストーリーはあやふやだったため逆にまっさらな気持ちで観られてよかったです。

何度も映像化されていること、やはりうなづけるお話でした。原作とは少し変わっているのかな?それすらわからないくらいなのでストーリー的にはレビューできませんがなかなか面白かったです!主人公の小林真(長尾謙杜さん)ふたり分のキャラをうまく演じてましたよね!晶(山田杏奈さん)はこれまた揺れ動くティーンの心情を表情で表して安定の演技でした。

そうめん好き?の美月先輩(八木莉可子さん)も若い頃の小雪さんのごとくキレイでしたがLGBTが受け入れられないのは原作の時代背景でしょうか?
それにしても脇役というか個性的過ぎる管理人さんたちには「次は誰が出てくるのか」と楽しみでなりませんでした。

原作の時代からイジメや自殺問題はすでにあったんでしょうかね?重いテーマではありますがよく切り込んだ内容だったと思います。今のタイミングなら劇場公開したらヒットしそうですよね!先日『おいしくて泣くとき』を観て長尾さんの演技に感動したばかりの私は思ってしまいます。幅広い年齢層に観てほしいよい作品でした。

追伸
エンドロールのクレジットを見るまで長尾謙杜さんと気づきませんでした。顔少し変わってますよね?

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marimariパパ

5.0シロと真

2025年3月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

幸せ

感情が表情に出やすいけど記憶のないシロ、表情からは感情を読み取りにくいけど繊細な真。長尾謙杜さんのそれぞれの演じ分けがほんとにすごくて自然で、スッと作品の世界に入れました。
映像も彩度が高く透明感がありきれいで、目にも楽しく、音楽もとても良かったです。

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し

3.0イメージ・チェンジ

2025年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

 冒頭の掴みはオッケー。途中から、退屈ではないが段々違和感だらけになり、暗い展開になっていく。しかし、ラストは伏線回収されて違和感も全てスッキリして良かった。

 中高生向けの良い話。

 マコト(長尾謙杜)の兄ミツル(望月歩)と幼馴染みのアキラ(山田安奈)のキャラクターに魅力がある。

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Don-chan

4.5記録用です。

2025年2月7日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

ドキドキ

鑑賞日だいぶ前だけど忘れたので今日の日付。
記録用

もっと気楽にいきてもいいのかもと最後の管理人のセリフに視聴して時期色々疲れてた私は救われた。

長尾くんが出てるからで観たけどあの時期の私は心が軽くなった。
素敵な作品を教えてくれてありがとう。
表情の演技、目での表現がやっぱり好きだな。

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an

5.0人生はホームステイ

2024年10月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

原作も大好きで、ラストシーンに向けた爽快感と視聴後の後味の爽やかさに今(2024年)でも見返して元気づけられます。まさに青春小説の映像化。気分が落ちている時に見返す、コンパスのような大切な作品です。

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kagami

3.0テレビのCMでそうめんばかり食べている女の子が 八木莉可子という名前なのを この映画で知った。

2024年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

動画配信で映画「HOMESTAY(ホームステイ)」を見た。

2022年製作/112分/日本
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2022年2月11日

長尾謙杜
山田杏奈
八木莉可子
望月歩
眞島秀和
渋川清彦
阿川佐和子
篠井英介
渡辺大知
濱田岳
石田ひかり
佐々木蔵之介

森絵都とういう女性が原作。
この人のことは今まで知らなかった。

森絵都は、日本の東京都出身の小説家。
日本ペンクラブ常務理事。
児童文学『リズム』でデビュー。
繊細な心理描写で幅広い読者層を獲得し、
『風に舞い上がるビニールシート』で直木賞受賞。
作品に『カラフル』、『永遠の出口』、『みかづき』など。
ウィキペディア

この映画の原作の小説である「カラフル」
は今まで4回映画化されている。

「カラフル」(2000年、田中聖主演)
「カラフル」(2010年の劇場アニメ)
「ホームステイ ボクと僕の100日間」(タイランド2018年)
「HOMESTAY(ホームステイ)」(2022年)

一度死んだ「シロ」は、管理人に「抽選にあたりました!」と言われ、
「前世の過ちを償う」ために下界で誰かの体に乗り移って過ごす
「ホームステイの修行」をおこなうこととなる。

「シロ」の魂は小林真(長尾謙杜)という中学3年生の少年に乗り移り、
「修行」が始まった。
小林真は自殺を試みて死亡宣告を受けた直後で、
蘇ったことに家族は驚き喜んだ。

真は幼なじみの晶(山田杏奈)や
先輩の美月(八木莉可子)らとの
楽しい学園生活をはじめたかのように見えた。

しかし、父親(佐々木蔵之介)の進学希望先への無理解、
母親(石田ひかり)の不倫などを目の当たりにし、
苦悩する。

そのせいで、家族や幼なじみや先輩につらく当たってしまう。

一度死んだ「シロ」はまた死にたくなってしまう。

小説の世界観を2時間弱の映画に表現するのは
なかなか難しい作業だろうと感じた。

テレビのCMでそうめんばかり食べている女の子が
八木莉可子という名前なのを
この映画で知った。

満足度は5点満点で3点☆☆☆です。

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ドンチャック

2.02回途中で止めた

2023年4月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2回途中で止めた

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Oie Takeshi

5.0原作を初めて読んだ時の気持ちを思い出した

2023年3月27日
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泣ける

長尾謙杜の繊細な表情に魅せられる作品。
何度見ても同じ場面で泣いてしまう。

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たべるのすき

5.0ユニークでおもしろい

2023年2月14日
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じっくりみました。派手さはないけど心の機微がよく描かれていて意外にも良かった。若い世代にもそうでない人にもおすすめです。

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「大空のサムライ」映画化して!

5.0カラフル

@さん
2023年2月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

1回目は予告は観ずに視聴
あれ、この話知ってる...「カラフル」にそっくり!
と思ったら原作が「カラフル」でした。笑
大好きな小説なので映画化にすごく嬉しくなりました。

主演の長尾くんという子は初主演のようですが
良い演技をしますね。
表情や雰囲気の作り方が上手です。
これから注目したいと思います。

事故のあたりは何回観ても泣いてしまいます。
(最近3度目鑑賞後、レビュー書きました)

シロも真も繊細で未熟で...

この年頃は視野が狭く簡単に傷ついて
間違った選択をしてしまうこともある

最後の絵のところや
「人生は所詮ただのホームステイ」
心の軽くなるいい言葉だと思います。

なぜ、映画館でやらないのでしょう!もったいない!

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@

4.0広島なのになんでノエスタ!?

2022年8月4日
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鑑賞方法:VOD

映画の舞台が広島なのになんでヴィッセル神戸のホームスタジアムが使われてるのか気になって映画の内容が途中から入ってきませんてました。

嘘です笑
軽いタッチで人生で大事な事がたくさん描かれていて、思春期の頃に観たかったなと思いました。

ちなみに原作は未読です。
結構違うらしいですね。

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donothing

3.5人って複雑だな

2022年5月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

人は人に傷付けられるし、人に助けてもらう。その繰り返しで、歳を重ねていろいろなことに気付く。
人間って物凄い複雑な生き物だと思う。でもだから1人1人違って面白い。
もっと色んな人と関わって、その人の考えていることを知って認めて生きていこうと思った。

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ペキ

3.0若々しさに溢れていました

2022年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

Amazonオリジナル映画、実写版「カラフル」。
何で今また?と逆に気になってしまい、まずは観ていなかったアニメ版を観てこちらを鑑賞しました。
やはり幼さと儚さが同居したような、ファンタジックなティーンムービー。
やや演出面で引っ掛かるところがあるものの、やはり良い着眼点の物語であると改めて思いました。
そしてこちらで流れるのはモンキーの「JAM」、しかも歌うのはチェルシーです。世代を少し変化させた所は面白いですね。
ただ、アニメ版を観た後でどうしても比べてしまうので、そういった意味ではフラットに観れなかったとも思います。
何だか役者も芝居も作品も、とても若々しさに溢れていました。

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白波