HOMESTAY(ホームステイ)のレビュー・感想・評価
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予備知識なく
なんとなく気になって観てました。
プライムビデオオリジナルなんですね。
主人公の男の子、友達、憧れの先輩、みんなフレッシュでかわいらしい。
何か隠している家族、どうして自殺したのか?シロって誰?少しずつ答えに近づいてて、結果自分を見つめ直す。
高校生にはありそうな日常。ちょっとしたことで、めちゃくちゃ嬉しくなったり、ほんの些細なことで死にたくなるほど悲しくなったり。そんな事を繰り返して、大人になるんだよね。
若い人に見てほしいですね!
自分の人生を大切にしたくなる
アマゾン待望の初邦画、関連作を知らないのが吉かも
関連作未見。色々と不安は抱えていたけど、やっぱり瀬田なつき監督のカラーがきちんと出ていて良かった。脚本は異なるだけに、気になるところはあるが、色味がとにかく好みだった。
アマゾン待望の初制作映画。ドラマで培ったノウハウと、ネトフリの対抗馬の様な構図に拍車をかけてきた訳だが、ここで瀬田なつき監督を起用とは。なかなか良い人選だ。しかし、意外とTwitter等では賛否あったので一抹の不安は抱えていた。何せ脚本が違うし、リメイクも多い。だが、逆に関連作を観ていないことが幸いしたのか、普通に楽しめた。凄くカラーは出ているし、画のお洒落さは「カラフル」と例えて良いだろう。このワクワク感が溢れる演出がやはり好きだ。
作品の内容は、凄く思春期の危うさを纏っていて、その中に謎が置かれているようで、引き込まれる。題材のセリフの言う通り、カットごとに持つ色が絶妙に違っていて、その多彩が心を躍らせる。
その一方で、脚本の古臭さも漂ってくる。原作に年季が入っているとはいえ、いじめ描写や個々の心理など、時代に則していない描き方をしている。よって、どこかステレオタイプに写る。唐突までは行かないものの、時々漂う曖昧さが作品の体幹の弱さになっているような気がする。
キャストはホントに地盤が固い。主演の長尾謙杜さんははじめましてだったが、次第に馴染んでいったし、風貌の変わり様が見事。そして、山田杏奈さんの使い方もバシッと決まっている。作品ごとにまるでオーラが変わる彼女だが、本作も他とは被らない。八木莉可子さんも凛としていて、先輩の存在感を感じる。そうした"若者の引き立て"が上手いのも、瀬田なつき監督の良いところ。望月歩さんもさすが。強いて言えば、管理人の使い方は気になる所。あのフワフワ感が作品の締まりを悪くしてしまった気がする。
懸念していたほど、監督らしさは消えていなかったし、寧ろ上手く混ざっていたと思う。また、抜かりないディティールは予算の厚みを少し感じる。アマゾンの船出はいかに。改めて、好きなときに好きな場所で観られる、サブスクリプションの利便性を感じた。アマゾンの次回作も期待。
こういう邦画を待ってました!
なんか見たことある話と思ったら
タイ版の映画を観たことあったんだ。
でもこっちはこっちで面白かった。
周りからちゃんと愛されているのに気づかず自殺して、生き返ってからそのことに気づく男の子の話。
ロケ地が路面電車があるのに大都会だから広島かと思ったらその通りだった。
ストーリーと広島の風景がマッチしてて良かったです。
劇場公開しても良いレベルの出来。
砂時計
マコトの過去の真相が衝撃的だった、、
原作は既読、のはず
見終わるまで、いや見終わっても薄っすらとしか思い出せない私の脳みそって。
けれど結末は途中で理解した。
(既読じゃなくてもわかりますが)
この長尾謙杜って人と女優の佐久間由依がもうそっくりで。
そっちに気を取られてるうちに結構見入って見てしまった。
高校生の女の子が、しかも共学の
同性愛者と言うのは、今はもう大いに認められていて
否定する方が人としてどうなの?的な風潮であるが
告白すると私が高校生の時に同級生の男の子が二人で手を繋いで歩いてるのを見た衝撃ったらなかった。
それを思い出すと本当に申し訳ない気持ちになるわけだけど
あの頃の私になりかわって謝罪するにつけてもやっぱり
無理だったよほんとに。驚いたもん。
誹謗中傷や人権否定こそしなかったし、比較的 遠巻きに認知するのみ、っていう感じの オトナな生徒たちだったせいでいじめるいじめられるなどの行為はなかった。
はず。
たぶん。
と、まあここは主題ではないです。
今まで死にたいと思った事ってあっただろうかと振り返ってみて、
かなりこっぴどく失恋した時でさえ死にたいとは全く思わなかったし、親と揉めた時も友達から薄らとした疎外感を感じた時も、死は私の近くにはいなかった。
そして22で子どもを産んでからは
死ぬわけには行くかい、と思う事はあっても(って、それもないけど)死にたいなんて思う暇はまったくなかった。
なんとしあわせなことよ。
なのでこういうストーリーは俯瞰した気持ちで見ていられるのである。
おはなし おはなし、と。
気楽に楽しく素直に生きてみることで「真意」に気付く
自分自身の「価値」や「意味」
他人からの「評価」や「必要性」
生きていくうえで自分の存在意義が無ければ不安で、
時には自己存在を無意味に思ったりするが、
実に、人は皆んな自分のために生きている。
それゆえに近くにある真実を見失いがちで、
主観的な視野の狭さで自分を苦しめてしまう事がある。
自分を大切にしてあげる事で、
すでに自分を大切に思ってくれている人を少しでも幸せにできている。
だから、自分の人生を生きたいように生きてみるだけで、
知らず知らずのうちに人は誰かを幸せに導いている。
生きる意味って、深く考えなくともただ生きてるだけで意味があるってコト。
キャストの皆さんもとても繊細だけど大胆で素晴らしかったです☺️
単純だけどとても深く、、
難しいけど実はとても簡単なことを突きつけてくれる。
素敵な作品でした。
回答権1回使う?使わない?どっち?
管理人の濱田岳が怪しすぎ!というか、出てくる管理人がみな一癖も二癖もありそうな俳優ばかりで楽しい。『カラフル』から始まって何度もリメイクされているのに、いつも結末が予想できない。自分が心までオッサンになってしまったためだろうか、死ぬ原因が弱すぎると感じたためだろうか、とにかくピュアな心じゃなくなってしまったことが悲しい。
設定も原作、アニメ版、実写版、タイリメイク版など少しずつ変わっていて、その時の青少年の自殺問題を提起しているように感じる。コロナ禍にあって「ステイ・ホーム」が2020年の流行語大賞候補になるほど流行ってしまったけど、そんな閉塞感ある時代だからこそホームステイという言葉を選んだのかもしれません。ちなみにタイバージョンも「ホームステイ」。
また、LGBTも取り入れ、新しいといえば新しい。ただ、美月先輩がレズビアンだからといって差別されるものじゃないし、みんな高校生なんだから理解してあげてよ!と感じてしまう。ここの展開は残念としか言いようがない。
人生は長い。ホームステイのように短期間だけでも自分を見つめ直すのもいいだろうし、コロナは確実に集束に向かうのだから、それを信じて改めて人生設計を立てるのもいいだろう。特に若い人には辛いことが多いけど、歳を重ねてから笑い話のように語り合える未来を信じて・・・
邦画の最高峰
(原作未読、ネタバレなしレビュー)
まず、タイトルをどうするか迷いました。この素晴らしい作品をレビューを読む方にひとことで伝えるにはどんなタイトルにしたらいいのかわかりませんでした。ひとついえるのは邦画の最高峰の作品ということです。
転生というファンタジー要素を取り入れながらも同性愛者や自殺、いじめなどシビアな問題を扱い完成度の高い作品です。
どれだけ辛くても、いやな人生でも愛されていないひとなんていないのです。自分が死んでも悲しまないことなどありません。多くの人が責任を感じ悲しみます。思い悩む人ほど正解を求め続けて回答のない答えを導くために苦労しつぶれてしまうことがあります。それはとても苦なのかもしれないけど意外と素敵な人生なのかもしれません。
受験や就活など環境の変化やプレッシャーに押しつぶされてしまいそうな若者に見てほしい映画です。
この映画を見ると自殺はできないと思います。自分がこの世からいなくなるとしてもどれだけ自殺ということが大きな罪であることか客観視できます。
・自分が死んでも誰も悲しまないことなんてない。君が死ぬことで悲しむひとがいる。
・思っているだけじゃ伝わらない。言葉にして伝えるべき。
・自分の悩み事は他人目線で客観視すること。そうすると新たな答えが導ける。
・人生はただのホームステイ。気軽にしぶとく生きるべし
この教訓をこれからの人生に生かしていきたいと思います。
ここから作品自体の映画についてのレビューですがクオリティはとても高いです。
まず、主人公「シロ」を演じた「長尾謙杜」さん。なにわ男子という今、めざましテレビにも出演されているアイドルグループのメンバーですが正直なめていました。たかがアイドル。しょうもない演技かとおもいきや驚かされました。この役は彼にしかできません。複雑な心情をうまく表現できており作品の世界に入ってしまいました。
そして「シロ」の幼馴染「藤枝晶」を演じた「山田杏奈」さん。彼女のツンデレ感はたまりません。ツンデレの奥に潜む恋心が少しあふれてしまいそうになるシーンがあり甘酸っぱい恋心を表現しています。抱きしめたくなりますねぇ…
その他キャストの皆さん。演技に違和感をもつような方はおらず皆さん素晴らしい演技でした。
ぜひ皆さんに見ていただきたい作品です。
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