劇場公開日 2022年8月19日

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凪の島のレビュー・感想・評価

全27件中、1~20件目を表示

3.5【父のアルコール依存で心が傷ついた少女が瀬戸内の小さな島で見た様々な家族の姿と、少女の心の再生を描く”スール・キートス“制作映画らしい優しさに満ちた作品。】

2024年8月9日
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悲しい

知的

幸せ

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NOBU

3.5全年齢向けの楽しいエンタメムービー

2024年8月9日
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泣ける

楽しい

萌える

明るく色とりどりの映像が綺麗で、ヒーリングミュージックのようなBGMやエンディングソングも美しくて、爽やかな作品でした。
山口県の方言が好きだし、ぱるること島崎遥香さんが演じた先生も素敵だし、主人公の凪役他、子役たちの演技も良かったです。

今作は、全年齢向けの楽しくて感動できるエンターテイメントに徹した映画です。
ツッコミどころ多めでしたが、フィクションなんじゃけえ、これでええんじゃ。

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Don-chan

4.0ほのぼの

2024年7月24日
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幸せ

複数の島民のストーリーをまとめた内容
エンディングが綺麗だった

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いのしし

3.5現代の日本では少なくなったかも

2024年7月23日
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泣ける

悲しい

楽しい

主人公は小学4年の女の子、両親が離婚、母の故郷である瀬戸内の島に引っ越してくる。
島ではみんなが知り合いで、何でも知られているのはしょうがない。
生徒が数人しかいない小学校で、友だちは二人の男の子で楽しくしているようだったが・・・。
海の中のほうが好き、っていうのは・・・。

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いやよセブン

5.0ティーンズに向けたメッセージ

2024年7月22日
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鑑賞方法:VOD

この作品はティーンズに向けたメッセージ
わかりやすさがあるし、いじめや虐待などの要素がない。
また、教育的視点ではなく、誰もが持つ「心の傷」に焦点を当て、寄り添う作品となっている。
小さな島
小さな世界
逃げ場所
海以外何もない場所
母と主人公原田凪が都会から移り住んだ場所
夫のアルコール依存症と暴力
凪にとって日課のようになっている早朝海に潜ることは、彼女にとっての瞑想
自分自身を整えるために必要な所作
今日一日を恐怖に支配されることなく過ごす手段
登場人物の多くが「心に傷」を持ちながら生きている。
コウヘイの吃音は過去の出来事の傷跡
吃音がある劣等感はあっても、自分の心に正直に生きている。
コウヘイを好きなったミズキ先生も、教師故に心が傷つくということを良く知っているのだろう。
ライタはなぜ入院している母と会えないのか、何度も祖父に尋ねるが、いつも返事は「母ちゃんのことは忘れろ」と言われる。
ライタの母の病院は精神病院で、病名は解離性健忘症
辛い過去を思い出したくないという強い思考によって過去を封印することで10年間分の記憶がない。
幼いライタの大きな「心の傷」に、胸が締め付けられる。
凪も、コウヘイも、山村もそして凪の父もまた、深い「心の傷」を抱えながら生きている。
世の中の多くの人もまた、「心の傷」を抱えながら生きている。
笑わないジジイ 通称笑ジイは、娘を病気で亡くした過去がある。
それ以来笑うことがなくなった。
笑ジイを面白がる子供たちに悪気はない。ただ笑わせたい。
しかしどうしたらそうなるのか? 笑ジイの誕生日に多くの人が集まって誕生パーティを開く。笑ジイが泣き崩れ、笑った。
小さな島
小さな世界の住人たちのお互いに思いやる心
この作品の中に「いじめや敵役」は存在しない。
問題のすべてが誰かの「心の傷」にある。
自分自身に向き合えないことが、苦しみの原因だと。
笑ジイは30年かけてようやく自分自身に向き合うことができるようになった。
過去の出来事は、人を何十年も苦しませ続ける。
ライタの祖父はいつもライタに「勉強しろ」とうるさい。
ほとんどのティーンズも親からそう言われ続けてきただろう。
でもライタは母と会い、母のことを知り、祖父からその意味を教えられたとき、境遇に対する不満が生きる原動力に変わったのだろう。
凪という名前も波風と正反対の言葉だ。
不安や恐れや過去の出来事のことで心を揺さぶられてはならない。
凪の父の謝罪と母の赦し。
すべての問題は、「私の心の中」で起きている。
それに向き合うことが解決の糸口。
この作品はそう言いたいのだろう。
なかなかうまくまとめられていて面白かった。

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R41

3.0荒海もいずれ凪るのですね、瀬戸は日暮れて~♪、夕波、小波~♪

2024年7月12日
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odeonza

0.5『子役って性格がちょっと』ってよく言いますよね。 まぁ、本当のパパ...

2024年6月18日
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マサシ

3.0美しすぎる島

2023年9月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

島というのは日本という島国の縮図のようにも思えます。島だから海があって、海を舞台にした子供たちの交流というと、昔読んだ灰谷健次郎さんの小説「海に涙はいらない」を思い出します。このすばらしい児童文学にも都会からきた少女と地元の男子との交流が描かれていて、強烈に感動した記憶があります。それは鎖国をしていた日本に外国の黒船がやってきて、いざこざが起きながら新しい未来が拓けていくという誰もが知っている史実を無意識に想起するせいかもしれません。大人の都合に巻き込まれる子供という設定がドラマチックではありますが、ちょっと定型的な印象ではありました。とにかく島の風景が美しかったですね!

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赤ヒゲ

2.0プレバトに映画部門があるなら間違いなく凡人

2023年8月13日
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鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

寝られる

初鑑賞

監督は『13階段』『夜のピクニック』の長澤雅彦
今回は脚本も

ロケ地は笠戸島

離島のヒューマンドラマ
のんびりとした平和な日常
冒頭からのほのぼのとした雰囲気でこのまま映画作品として2時間近くはしんどそうな感じはしたことは事実

雷太が凪と一緒に入院している母親に会いに柳井まで行くところから話は動き出す
瑞樹と釣りデートの最中に2人のセッティングをしてもらった雷太に頼まれ本土まで送っていくことに
教師として心配で2人を尾行する瑞樹と同行する浩平

結局毒にも薬にもならない凡作

なぜか浩平と瑞樹は島に帰ってきたら急速に惹かれ合う仲に
ついには島で30年ぶりの結婚
これも所謂吊り橋効果の一種だろうか
ただしイケメンに限るという意見もあるが『幸福の黄色いハンカチ』の武田鉄矢はイケメンじゃないからそこんところはよくわからない
結婚式では用務員がクリスチャンでもないのに神父役をかってでる
2人のキスシーンあり

脚本はいまいちでテンポは悪く眠くなりそう
エキストラのおばちゃんたちは下手でも仕方がないが子供同士のやり取りが空々しく感じてしまうのは演出が悪いから
時折入ってくるBGMは韓国の連ドラみたいで安っぽく邪魔くさい
子役が主演なのだから脇を固める大人の俳優はもっと実力のある人を起用してほしかった
ローサにぱるるに徳井って特に悪くはないけど良くもない
その点でいうと木野花はやっぱりうまい

元AKBだが踊りが苦手という設定
本当は踊れる人が演技で下手に踊りそれを自然にやるっていうのはとても大変なことらしい
日本舞踊の先生でもあった東千代之介も生前証言していたのだからそうなのだろう
だからその点はおおめに見てほしい
歌は元々あんなもんだろう

浩平は吃音だがその設定は必要だったかな

雷太の母の入院理由もなんというかねちょっと微妙

あと新津ちせって若干しゃくれていることに今回気づいた
まっほんのちょっとだし全然悪くはないけどそれも彼女の味
なぜ最後の方で海に飛び込んだのか知らないけど色々な意味で暑かったのかもしれない

配役
東京から山口県下松市の小さな島に転校してきた小学四年生の原田凪に新津ちせ
凪が通う小学校の担任の河野瑞樹に島崎遥香
吃音の島の漁師の守屋浩平に結木滉星
離婚後娘を連れて故郷の島に戻り本土で看護師をしている凪の母親の原田真央に加藤ローサ
凪の父親の島尾純也に徳井義実
島の漁師で雷太の祖父の岩本岩男に室積光
島の漁師で礼服でもタオルで鉢巻欠かせない武居幸司に元木行哉
凪の学校の同級生で小太りの岩本雷太に佐藤蒼希
凪の学校の同級生でメガネの山内健吾に角忠聖
心の病で入院中の雷太の母に太田知咲
雷太の母が入院している病院の院長先生に翁華栄
凪が通う小学校の用務員の山村徳男に嶋田久作
凪の祖母で真央の母にあたる島の医師の原田佳子に木野花

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野川新栄

4.0意外なキャスティング

2023年5月7日
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ちせちゃんがメインの映画なんでしょう、とても良かったです。
わたくし、地方が舞台で、ストーリー性が強くなくて、嫌な奴が出て来ない映画が大好きなんです。これで主人公が適齢の女優さんなら言うことなしだったんですけど。

ちせちゃんを囲むみなさんの配役が、何かちょっとひねってあって楽しかったです。ぱるるさん、加藤ローサさん、徳井さん、そして木野花さん。メジャー作品とか拡大公開とか、そんなキーワードが絡めばまたいつものお馴染み様みたいな方々になったんではないでしょうか?

楽しめました。

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ウルスアベイユ

3.5特別な人々?

2022年9月10日
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単純

幸せ

市井のありがちな人々の設定ではなく、ある種、特別な生活手段が補償されている主人公一家の物語で、生活にも悲壮感がなく、まあ、島の人々にちやほやされるよね…と感じてしまい、共感はなかったかなぁ…。
ちやほやされる一家が最後に全て手に入れてしまう話もなんだかなぁ…とも思った。
一方で、夕日のきれいさや、島ならではの人間関係は、そうして特別ではない人々に対しても、癒やしをもたらすのかも知れないと思った。
正直、悪くはなかったけど、取り立てて…って感じ?

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kawauso

5.0瀬戸の花嫁は海にダイブする。

2022年9月6日
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山口県下松市の笠戸島、その最深部の深浦地区、そこへは往復約30kmなので、かれこれ80回以上はロードバイクで駆けている。島、特有のアップダウンがあり、瀬戸内海国立公園は何度脚を運んでも飽きない素晴らしいロードだ。途中には造船所があり、夕日岬のはなぐり門が彩りを添える。
この映画はある種のふるさとPRムービー、実際には笠戸大橋が掛り、 ※映画にも橋が映ってますよ、 船はもう通勤通学には使われてないし、ロケで使われた学校は閉校になって何年にもなる。でもそれらは瀬戸の花嫁と同様に、昭和的ノスタルジーを醸すのに欠かせない仕掛けだ。
時代は昭和から平成、そして令和となり、世の中はコロナとロシアで前提としてきた既存の価値がかなり危うくなって来たが、それでも人々の基本的な生活の営み、誕生と死、結婚と別れ、食べること、愛すること、冒険すること、それは普遍だ。
この映画は見てる人が、物語たりはこうなるだろうな、こうなれば良いなと、臨む方向で進んでいき、予定調和的だ。誰も不幸にならないし、色々あつたし、あるけどハッピーエンド的に進行していく。
私は、冒頭で凪が海中にダイブするシーン、あれに全て収斂する様な構成とメッセージが込められていると思った。つまりいつの時代もあの凪の様に思い切って飛び込んで見ないとその先は分からないし、飛び込めば危険はつきまとうけど、助けてくれる人が必ずいる。そもそも海は人類の母として優しく包み込んでくれる。だから一歩前に勇気を振り絞って広大で深淵な海に飛び込んでみろと。
余談だが、キャストの一人、世話好きの近所のオバちゃん役の方は私の知り合いです。普段通りの、正に映画の中の人そのもので、世話好き、お人好し、パワフル母さんですね。

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アツサミー

3.5癒された

2022年9月5日
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 暗い映画なのかと思いきや、瀬戸内海の海や島の住民との会話が心を癒してくれた。主人公凪が島民の抱えている問題に一生懸命に応援する姿に、映画版初めてのお使いを見ているようでハラハラしました。
 わきを固める大人の役者さんも一流をそろえた演者さんで、特に凪の祖母佳子を演じる木野花さんの白衣姿は似合いすぎてとても印象に残りました。
 ずいぶん時間がたちましたが、できればもう一回観たい映画でした。

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keyton

3.5地元贔屓。

2022年9月5日
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キッスィ

3.0ぱるるの出番、想像以上に多し!?何と、キスシーンまで・・・!?

2022年9月4日
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「48G」マニアとして勿論、「島崎遥香」目当てでの鑑賞!地元周辺では公開されていないので・・・!?劇場公演当選を機に毎回上京していて、都合よくファーストデイで料金が安いので足を運んだ。

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チェンターテイナー元締

4.0見渡すばかりの海と島民の優しさに抱かれ、少女は己の、そして周囲の人々の痛みに向き合う現代版"世界名作劇場"

2022年8月30日
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 前半はとにかく、まるで『サザエさん』のような事件性に乏しいホームドラマ調ののんびりした展開に若干不安を覚えましたが、登場人物に肩入れする中で徐々にそれぞれの抱える問題も描かれ、全体としての柔らかなトーンを保ったままハッピーエンドを提供してくれました。

 父親のアルコール依存症が原因で両親の離婚と自身のパニック障害という心の傷を負った少女が東京から母の故郷である山口県下松市の小さな島に移り住み、そこで出会った級友や大人と触れ合い、彼らの真心や苦悩を目の当たりにする中で人間として成長し、家族を再生させていく物語。

 あらためてあらすじを文字にすると本当に連続テレビ小説のような非常にピュアなストーリーですが、監督デビュー以来ほぼ一貫してピュアな作品を手掛けている長澤雅彦監督の作品。

 自分だけでは生きている甲斐が無いから人を助け人に助けてもらい、そのことで自分の至らない点と他人の新たな魅力に気付き、心の空白を埋めていく・・・島での生活の知恵がそのまま人生哲学に昇華されていくかのような展開はまさしく心が洗われるようでした。

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O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)

5.0凪の映画

2022年8月29日
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泣ける

楽しい

幸せ

とても好みの映画で、久しぶりの星5個です。
おおげさな演出はなく、子どもたちも大人たちの演技も、セリフも、映像も、どこまでも自然体なのが心地よい。。
ジワリと泣けてクスッと笑えて、まさに凪のように心が穏やかに優しくなれる作品でした。
もっと上映館があればいいのに。

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光陽

5.0何度もグッとくるシーン、そして最後に涙が止まりませんでした

2022年8月28日
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泣ける

笑える

凪ちゃんがすっごく可愛くて、心に傷を抱えながらも普段は明るく振る舞っていて、それがとても切なくて愛おしかった。ラストシーンの凪ちゃんの表情に音楽が重なった時に、突然涙が溢れてきて止まらなくなりました。感動の名作だと思います。

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ロットオブスノウ

4.5瀬戸内の島で育つ娘と島の人びとの交流とを描いたハートフルなお話です。この島でなら暮らしてみるのもいいかも、そんな気持ちになりました。

2022年8月24日
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もりのいぶき

4.0子ども目線での大人たちの姿

2022年8月22日
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優しい優しいお話。
笑って泣けて。
いろんな登場人物との短編集構成で、子どもの凪(新津ちせ)が主人公だけど、凪の目を通して見た大人たちの物語。
登場人物の中で一番大人なのが凪かもしれないという仕組みが面白かった。
母親役の加藤ローサって、こんなに存在感あって、演技達者だったかなとちょびっと驚いたり。
島田久作さんの役どころがじんわり沁みて素晴らしく。
何よりも瀬戸内の美しい風景と、新津ちせの演技力あっての企画のような印象すらありました。

厳しい言い方をしちゃうと、現実はこんなに甘くないわけで、ややファンタジーっぽかったかなとも思いつつ。
それと、もう少し映画としての強いメリハリがあった方がキャッチーで客を呼べる気もしました。
さりとてそうなると瀬戸内の穏やかや、優しさは失われちゃうかもしれないし、どうするのが正解だったのかな?なんて観終わった後に考えるのも面白かったです。

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コージィ日本犬