コーダ あいのうたのレビュー・感想・評価
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聞こえなくても、愛は伝わる・・・が、これってもしかしてヤングケアラー問題?
一家四人の家族の中で、ルビーだけが聴者で、父母兄の残り三人がろう者という家族。ルビーは、歌が好きで、学校の音楽教師にもその才能を認められ、音楽学校への進学を進められるが、音楽が聞こえない家族はその才能が判らない上に、ろう者であることによって、一家の家業が危機を迎える・・・。
まぁ、この手の作品の最後によくある様に、ルビーは、自分の望む道を進むことが出来るようになるわけですが、見ていて、昨今の社会問題を重ね合わせてしまいました。ルビーは、一家で唯一の聴者として、家族と周囲との“通訳”の役割を幼いことから行ってきたわけですが、それって、もしかしてヤングケアラーになってしまうんでしょうか?一家の危機と、自分の進路に挟まれて悩むルビーの描写は、なんか、そんな風に見えてしまいました。
いや、でも、最後には家族ともわかり敢えて、そして、ルビーも自分の道を進むことが出来て、良かったです。
エール!のリメイク作品(エール!未見)
もしこのレビュー見られた方で気分を害してしまうかも知れません。
不安な方、飛ばして下さい。
備忘録代わりに書いてるものなのでごめんなさい。
正直にしか書けません。
中々の感動作と思うが、前評判より良くなかったと感じる。
ストーリー、ラストまでスルッと意外性無く、ハッピーエンドだし。
こんな感じの映画かなぁと思ったらその通り過ぎてやや肩透かし。
意外性がことさら大事と思わないが、やや決まりきった感が感じられた。
また、ストーリー上、単純問題で漁船の漁に出る際の人材の問題はどうなったのかなぁと思った。
見落としたのかもしれないが。
V先生はキャラが立って良かったけど。
まぁああいうキャラも残念だが既視感あり。
下ネタなど聾者の意外性(大胆な表現)は今まで無かったシーン。
父親役は演技に迫力があり、上手かったです。
主人公も変に美人過ぎず(失礼!)演技も歌も上手でした。
あのシーンは思わず息を飲んでしまった。
見直してみたら意外と短い時間だった。
〈追記〉
ずっと、耳が聞こえる状態で生きてきたので、あの無音のシーンには、驚きと感動と「ああ、こんな風に聞こえる(?)んだ」という何か発見したような気持ちで見ていました。
劇場で見るのは3回目になるのかな。最初は長く感じたシーンが、2回目には「こんなに短かったの?」というくらいに短く感じ、今回の3回目では、また長く感じました。
いい映画は何回見ても、その度に、心に残るところを見つけることができますね。
見に行ってよかったです。
リバイバルがあっているうちに、もう一度見に行こうかな。
家族愛
ルビー以外が皆ろう者のファミリー
ずっとルビーに頼りっぱなしで、お父さんやお母さんの家族とか、もう少し周りにサポートしてくれる人が居なかったのかなと設定がやや泣かしにきてる感があって少し不満だったけど、、、
要所要所の歌のシーンの見せ方が、とても上手くて家族視点からの無音のシーンや手話を交えて歌うシーン、身体に触れて歌をきいたりと家族への想いがとても伝わってくるシーンばかりで、ちょっぴり泣かされてしまいました。
家族それぞれに良いところはあるんだけど、お父さんが好きだったな。
家族愛を感じる作品でした。
選曲が素晴らしく、歌唱力も相まってエミリア・ジョーンズが歌う「青春の光と影」に涙が止まらない
シアン・ヘダー監督による2021年製作のアメリカ・フランス・カナダ合作映画(リメイク作品)。原題:CODA、配給:ギャガ。
高校での合唱会で家族の状態を再現する音が消える演出、バークリー音楽大受験で無伴奏になり掛けで先生が駆けつけるところ、出だしの歌い出し失敗でわざと先生が演奏をミスルところ、試験の歌唱で家族向けて手話を加えるところ等、とっても良いと思ったシチュエーションが、後から見たが前作「エール!」と全く同じで、驚かされた。素晴らしいビクトリ・べドスによるオリジナル脚本に拍手である。
とは言うものの、トロイ・コッツァーによる娘の将来の可能性に思いを寄せ娘を音大受験へ導く父親像はとても素晴らしく、前作を超えていた。さらに、妹の将来を考えわざと冷たい言葉をかける女好きの兄ダニエル・デュランの存在感もとても良かった。弟から兄に変えたのが生きている。
また、合唱部を指導し主人公エミリアの才能を見抜き、音大受験指導をするバークリー卒の先生演ずるエウヘニオ・デルベスの演技も、学生への情熱的愛情を表現していて、とても良かった。エミリアの親友役エイミー・フォーサイスも、セックスで頭一杯の女子校生〜手話習い〜兄の恋人役で、今風なのか直ぐにsexしてしまう際どさと兄に妹の歌の上手さを教える重要な役回りで、全作を超える存在感に思えた。
そして何より、音楽プロデューサーニック・バクスターらによる「青春の光と影」(Both Sides Now、ジョニ・ミッチェル1968年作詞作曲)、及び「You’re All I Need To Get By」(唄マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル1968年、Valerie Simpson & Nickolas Ashford作詞作曲)の選曲が、素晴らしいと思った。
田舎の高校生が歌う訳で、新しい都会的なものでなくかなり昔の曲というのがgood。また後者は、主人公とフェルディア・ウォルシュ=ピーロのデュエット曲として、歌詞がピタリとはまっていた。そして、バークリー音大の試験でエミリア・ジョーンズにより歌われた「Both Sides Now」は、歌詞は勿論、スローで唄われるアレンジが最高であった。様々な歌い手が歌っている曲だが、そのどれよりも良く、分かっているのに涙が出てくる圧巻の歌唱であった。
製作フィリップ・ルスレ、ファブリス・ジャンフェルミ、パトリック・ワックスバーガー 、ジェローム・セドゥー。
オリジナル脚本ビクトリ・ベドス、スタニスラス・カレ・ド・マルベルグ、エリック・ラルティゴ、トーマス・ビデガン、脚本シアン・ヘダー。
撮影パウラ・ウイドブロ、美術ダイアン・リーダーマン、衣装ブレンダ・アバンダンドロ、
編集ジェロード・ブリッソン、音楽マリウス・デ・ブリーズ、音楽プロデューサーニック・バクスター、音楽監修アレクサンドラ・パットサバス。
出演は、エミリア・ジョーンズ(ルビー・ロッシ)、トロイ・コッツァー(フランク・ロッシ)、マーリー・マトリン(ジャッキー・ロッシ)、ダニエル・デュラン(トレオ・ロッシ)、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ(マイルズ・パターソン)、エウヘニオ・デルベス(ベルナルド・ヴィラロボス)、エイミー・フォーサイス(ガーティ)、
ケビン・チャップマン。
とても素朴で地味なミュージカル映画
この映画を見たとき、これはミュージカル映画なのだなと思いました。
定義はそれぞれでしょうが、感情の昂ぶりが、物語の必然として、歌と踊り(この映画では手話)へ昇華され、
観るものに感動と共感を与えてくれるのが、ミュージカル映画なのですね。
そういう意味では、この映画は、とても地味で素朴ですが、素敵なミュージカルなのです。
絵的にも美しく、登場人物も愛すべき存在だらけで、当然、曲も素敵です。
ハンディキャップを負った主人公の家族は過度に愛情を求め、
内側(家族)と、外側(社会)の狭間に立つ主人公は素敵な頑張り屋さんで、
自転車をかっ飛ばし、崖から湖へ飛び込む、強さと内面の衝動を持っています。
彼女は、その一面は、家族の前では見せないのですね。
共有できるものと、できないもの。
外側にいる者にとっての当たり前と、
そうでない「日常」がある家族に流れてきた、長い時間と積み重ねによる、
優しい愛と、苦悩と、成長が描かれます。
この映画は観客にもとても優しくて、
本来であれば、物語が始まった瞬間から求められる観客の想像力に対しても、
とても分かりやすい「見え(聞こえ)る化」を示してくれます。
彼女の家庭では「当たり前」であることが、なかなか、外側にいる観客からは想像できない。
そこまで理解しえなかった観客も、はじめて、そこでいろいろなことに気づかされるのですね。
振り返えって、見え方が変わるシーンも、人物像もあるでしょうし、再び物語を見直してみたい、と
素直に促されるような、巧妙な構造になっています。
これは非常にクレバーな仕掛けだと思いました。
そして、ちゃんと観客の気づきと感動が、更に物語上の登場人物の感情の昂ぶりとリンクし、
必然、歌へと昇華されるのです。
なんて素敵なのでしょう。
その静かな世界が見えたとき、そこにずっとある、日常が、その日常のなかに、ただ、静かにあった、
家族の愛情が、すっと浮き上がり、観客の胸を打ちます。
なんて素敵な映画なのでしょう。
歌の力を感じた
すごい作品だ、という情報だけで視聴
タイトル的にラブストーリーかな、と思ったら
家族愛のほうだった
主人公の家庭の問題と、進学
そこにCODAという要素
正直割と陳腐な内容だが
登場人物の感情のぶつかり合いや
リアリティを感じる映像
細かな演出、舞台が完璧で
作品への没入感が抜群
特に冒頭の漁、沿岸警備隊の乗船シーンはすばらしい
主人公への感情移入により、ありがちな展開でも
非常に面白く感じる
後半の盛り上がりは凄まじいものがある
最大の見せ場コンサートシーンの無音
そして娘ルビーの喉に触れ、歌を感じるシーン
試験の手話を交えた歌
家族との別れ
ここの流れは完璧、本当に「泣ける」
コンサートシーンの演出は感動した
絶賛されるだけの価値がある作品だった
笑顔になれる家族の物語
いい映画だった。
最初のうちは、ルビーはずっとこのまま閉じ込められたままなのかなと、特にお母さんのルビーに対する扱いは、耳が聞こえないからと言う理由で酷いもので彼女を理解をしてあげたり、背中を押してあげるお母さんではなく、否定的だったのが、悲しかった。
ラップ好きなお父さんはファンキーである意味楽観的で、とても好きな登場人物
奥さんへの愛が凄まじくて、クスクスと笑えるところも多かった。
お兄さんも手話を使って悪口を言ったり、女性が大好きでやてらモテる
ルビーは明るくて歌が上手で進路のことで悩み、家族のことで自分を犠牲にし受け入れようとしているのが大筋なんだけど、最後はハッピーエンドだし、試験のときの手話を使っての歌は素晴らしかった。
普段洋画は観ないのですが、好きな人が面白かったと言ってたので観たんだけど、本当によかった。
聾者と健常者の世界の対比と融合から描き出されるのは、「自分と異なる世界観・価値観への向き合い方」
聾者と健常者の世界を両方の見方で捉えそして融合してゆく物語を、ユーモラスかつ感動的に描いた名作。また、抽象化すれば「自分には共感できないものに夢中になる相手がいたときに、それを否定するのではなく相手に共感・理解しようと努め応援する、また共感されない側も、相手に伝わるように努力して互いに相互理解を生み出す」という誰にでも当てはめることができる物語となっている。
聾者の両親と兄弟のもとで育った高校生の少女ルビーは、一家の中でただ一人耳が聞こえる。
家族は漁業を営むが、漁業には無線通信などの音声通信が必須なため、家族の仕事をルビーが支える生活が続いていた。
物語の序盤は、耳の聞こえるルビーの視点を通じて描かれる聾者との生活の苦労が時にユーモラスに描かれている。例えば家族の皿洗いや作業の音が煩かったり、食事中におならをしたりなど(もちろん聾者には聞こえていないので、自分がどんな音を立てていてそれが相手にどう伝わっているのか、その場では分からない)。また、性病にかかった両親の病状を医師に通訳するときのルビーの恥ずかしさも共感できる。
物語が中盤に向かうにつれてルビーは、「音楽」に打ち込みたい気持ちと、自分がいなければ家族を支えられない状況との間で葛藤をする。またルビーの家族も、ルビーを応援したい気持ちはありつつも、ルビーがいないと仕事にならず、かつルビーが打ち込みたい「音楽」に共感することができないため、彼女の音楽大学への進学を素直に応援することができないでいた。
また、耳の聞こえない家族の視点から「音楽」を楽しむ健常者たちの生活も描写されている。ルビーのコンサートに出席するも、当然ルビーが何を歌っているか、それがどういう歌声で健常者の心をどう揺さぶっているか、何も分からない。周囲の観客はルビーの素晴らしい歌声に手拍子をしたり立ち上がって応援したりしているが、それが聾者の家族にとっては「どうやら素晴らしい歌声らしい」と感じさせる一方で「疎外感」を与えてしまう一場面でもある。
終盤では、家族はルビーに依存していたこと、そして自分が共感できないという理由で彼女を応援できていなかったことを反省し、ルビーを送り出す決意をする。対してルビーも、歌の歌詞を手話で表現することで、自分の世界を家族も共感できるようにし、そこで初めて、これまで異なる世界の現象だった「音楽」が二つの世界を結びつけることとなった。
この作品を通じて思うのは、この話は決して聾者と健常者との間にだけ起きるものではないものだということ。いわゆる「健常者」の間でも、自分が全然共感したり理解できないものに相手が夢中になっていると、疎外感を感じたり否定してしまうことは、現代であれば多くの人が経験していることではないだろうか。
気づいてるけど知らない世界
かなり前にフランスの「エール!」を観て面白いなぁと思ってたので、それのリメイクだと知って映画館で鑑賞。
最初に「コーダ」ってなんだろ?って思いました。主人公の名前かな?とか思ってました…。
「CODA」とは「Children of Deaf Adults」の略語で聴覚障がいのある大人の中で育った、聴こえる子供のことを指すそうです。コーダは、産まれたのち音声言語より先に手話を身に付けることも多く、幼いころから健常者との通訳係を担うことになり、年齢に合わない責任を負っている子もいるそうです。
鑑賞後、コーダに限らず世の中には家族の犠牲(単純なこの言葉で表現していいのか分からないけど)になって夢や好きなことを諦めざるおえない状況の人ってけっこういるよなと…。あっ、でもこの作品はハピエンなので大丈夫です!
たしか、フランスの元作品では全員健常者の俳優さんが演じてますが、こちらの作品では父、母、兄を聴覚障がいのある俳優さんが演じてます。そして、父役のトロイ・コッツァー氏の演技が良い!強面だけど渋くて優しいお父さん!この作品でアカデミー賞助演男優賞を受賞したはず。
そしてもう一つ、手話を交えながら主人公がジョニー・ミッチェルの「青春の光と影」を家族に向けて歌うシーンは感動しました!
当たり前に障害を持ってる俳優さんを採用するとか、いろんなライブや舞台などでも手話通訳の方がいるとかあげたらキリがないけど、そういうことが日常になるために自分には何ができるのかなと思う今日このごろです。
この作品が気に入った方はフランの元作品もぜひ観てくださーい。こちらの方がコメディ色が強いかな。
そういえば、この映画を観て韓国の女性監督が聴覚障がいを抱える両親を娘の目線から撮っているというドキュメンタリー映画「きらめく拍手の音」という作品があったのも思い出したので、今度はそちらもどうにかして観てみたいなと思っています。
家族愛 本当に泣けた
月並みな言い方になってしまうが、心洗われる珠玉のストーリー。
中盤までは何となく観ていたが、ラスト30分は涙の連続。ルビーを説得する兄の迫真の手話のシーンから一気にスイッチが入った。
手話がメインなので家族皆表情が素晴らしい。色々変化する表情や、手話から生じる音、そして息づかい、一時も目が離せなかった。
全体的にしっとりしそうなところを、多少お下品なトークや、音楽の先生の個性的なキャラ等々により明るい作品になっていたのもとても良い。
皆に勧めよう。
コーダ(聞こえない親をもつ聞こえる子供のこと)
思ったより下ネタ過激でびっくり
お母さんと娘のシーンで大号泣
小学生の時にお母さん亡くしてるからああいう関係憧れる。いいなぁ。
お兄ちゃんも優しすぎて泣いた。
映画館であの静寂シーン体験したかった。
家族3人は実際にも耳が聞こえないらしい。だからあれほどリアルな演技ができるのか。耳が聞こえる有名俳優が演じるよりもこっちの方が大正解。
大切な出会い…
聴覚障害者の両親、兄の通訳をし、高校卒業後には経済的理由から家業である漁師になろうとしていたルビー。しかし、音楽教師に出会うことによって、才能を見出され、歌うことの楽しさ、友達との交流など、人間的に成長していく。家族も彼女の歌は聞こえないが、周囲の人の反応を見て、娘の才能、やりたいことに気付き、音楽大学への進学への夢を後押しする。聴覚障害というハンデを描くが、良い意味でも悪い意味でも、彼ら家族を聖人君子のようには描かいておらず、ユーモアを交えており、見ているこちらを元気付けてくれるような作品だった。彼女も素晴らしいが先生や家族も素晴らしかった。
明日も笑顔で生きていこうと思える作品。
聴覚障害をもっているがユーモアのある両親。
周りからバカにされようと、家族が楽しければそれでいいといった仲の良さが伝わってくる。
障害を持っていても明るいところは見習おうと思う。
でも、やっぱり声も歌も聞きたいんだよね。それが、娘だとよっぽど。そんな、少し弱い部分も見せてくれる。
この映画を見て、今までに無いほど綺麗でサラサラな涙が流れた気がする。
旅立ちのとき
「コーダ(coda)」とは聴こえない親を持つ、聴こえる子供をさす言葉だと言う。
ルビーはまさしく「コーダ」である。
だから日常生活の多くを耳の聴こえない両親・兄の通訳者として、
お金のこと、役所のこと、医院の付き添いと、17歳のルビーには荷の重い
過酷な日々。
オマケに早朝から漁の手伝いまで・・・。
この映画は2022年のアカデミー賞作品賞を受賞した映画で、
父親役のトロイ・コッツアーは助演男優賞を受賞した。
トロイ・コッツアーは自身も聾唖の俳優です。
彼無くしてこの映画の成功無し・・・そう思うほど、強烈な印象を
残しました。
本当に今時珍しいほどアクが強く個性的!
一番に胸を打たれたのは、
合唱の発表会でルビーが歌うので聴きに行きます。
合唱が終わりマイルズとのデュエットの途中で、
映画が突然、無音になります。
聾唖の両親には、こんな風に「無音のステージ」なのですね!
まわりが喝采をしてはじめて、娘の歌が素晴らしいことを知るのです。
「聴こえない」ことの切なさを、私も追体験しました。
映画は合唱指導のヴェルナルド先生の強烈に個性も有り、
音楽に溢れた楽しい映画です。
音楽シーン。
オーディションの「青春の光と影」
随分の古い曲をルビーは歌います。
カーペンターズの好きな私はとても懐かしく嬉しかったです。
2番からは会場の両親たちに手話を付けて歌うルビー。
グッと込み上げるシーンでした。
人生のステージに代打の必要な時は必ず来ます。
代打がレギュラーを取って変わることも普通に有りますね。
ルビーが音楽の勉強にボストンへ旅立つことになり・・・
住み慣れた我が家を離れて行きます。
(SEXが大好きなお父さんとお母さん)
その元気があればまだまだ頑張れます。
湿っぽくならずに前向きな素敵な映画でした。
確かに畜産より漁業
所々に納得できるところはあった。
家族の職業が変わった事や。
初潮が両親に話になってたり。
村長選が漁業組合になってたり。
ただ、若干エールの最後の歌の方が感動したかと。
説得力があった。
それでもいい
耳が聞こえない家族の中で1人だけ耳が聞こえる女の子がいる家族があった。
その子には、耳が聞こえない家族の為に自分を犠牲にして働く事があったりしていた。
そんな事を兄は、あまりよく思っていなかった。
年頃の女の子ならではの悩みがある中で自分の家族の苦しみを背負って頑張ろうとする少女の姿描かれていた。
耳が聞こえないとハンデは、健常者で到底分かり得ない事かもしれない。
自分が聞こえているから何となく相手に合わせてしまうかもしれない。
それでも自分は、相手の深い所まで近づく事が出来たら嬉しいなと思う。
現実は、なかなか難しいかもしれない。
でも、少しでも相手のことをを思うだけでも違ってくるのかなと感じました。
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