「すんごいアンチャしてるし続編作る気満々、いいぞもっとやれ」アンチャーテッド mokusin takataniさんの映画レビュー(感想・評価)
すんごいアンチャしてるし続編作る気満々、いいぞもっとやれ
インディジョーンズ、ハムナプトラを髣髴させる冒険活劇ゲームの映画化。
第3作目でハリソンフォードが遊んでるCMが出たのが記憶に残っている。
『PLAYする映画』をキャッチコピーにしていた本シリーズがホントに
映画化するのが感慨深く、私も原作をいくつかクリアしているのでどのくらい
アンチャーテッドの雰囲気を再現できてるのか気になって観賞。
結果はタイトル通り、インパクト抜群の飛行機内の戦闘や目的の宝は海賊船
主人公ネイサンのクライミング、サリーの胡散臭さ、敵のボスが小物で傲慢
そのボスの側近が独り占めを狙うetc…作品自体は無難ながらも原作要素を
うまく落とし込んでおり、本作はまさにアンチャーテッドの映画だった。
映画化にあたって各人物の関係や人物像に多少のリデザインがされてたが概ね
原作準拠。トムホランドがネイサンを演じるにあたってネイサンの年齢設定が
20代になり、彼の容姿とトレジャー事業がまだ慣れない若者ぶり演技が上手く
マッチしていた、当初原作フェイスとは全く似てなかったので不安だったが
杞憂だったようだ…それにしてもトムホランドの体の仕上がり具合が凄まじく
スパイダーマンから更に鍛えたようだ、鍛錬シーンで見れるバキバキ振りと顔
の印象と違いすぎて笑いそうになった。何かヒロイン?ポジのクロエの性格が
辛い過去がある峰不二子みたいだったが、終盤戦線を離脱する理由としては
しっくりくる、この頃は他人を信用せず出し抜くことに執心していたようだ。
後々彼女をメインに据え、性格が変わっていく話でも制作する伏線だろうか。
サリーはほぼ原作準拠、ゲーム世界線より若い頃と考えて見るとあの男なら
やりそうな行動ばかり、キャラが完成しているからそのままなのだろう。
終盤、ネイサンとサリーは服装が原作の彼らに寄り、次のお宝への道標っぽい
道具とまたまたハプニングが起こりそうな雰囲気を出して締めくくっている。
完全に続編作る気満々だが、次回作の敵はもしかしたらネイサンの兄のサムに
なりそうだ、原作でも敵になる構想があったので、映画でこのIFを見ることに
なるのだろうか、ちょっと悲しくもあるが正直どうなるか非常に楽しみだ。