BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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やはり無理がある
映画化にあたり、東京編のみで一作品にまとめるのは無理があると思った。
まず、主人公である宮本大固有のエピソードがほとんどなかった。
仙台編を端折ったせいでジャズプレイヤーを目指すきっかけや努力の軌跡や家族との絆などのバックボーンの説明に乏しく、むだに前向きで独りよがりな安っぽい少年漫画の主人公のように見えてしまった。あらためて東京編は大ではなくユキノリと玉田の成長物語なんだなと思った。
また最後の脚本改変も良くない。
原作では不幸な事故のあとユキノリの口から解散を切り出させたことにダイが激しく自己嫌悪に陥り、そこからの海外への挑戦を決意するという流れが感動を生むのに、妙な達成感、前向きな解散からの明るい海外渡航になっている(悲しい事があっても後ろを振り返らず「へでもねっちゃ」と自らを鼓舞するのが良かったのに)。
そもそも車にはねられて重体の患者が2日であんなに元気に演奏できる訳がない。バキの死刑囚編の加藤清澄じゃないんだから。
良かったのは劇中のオリジナル曲である『FIRST NOTE』と『N.E.W』が実際の曲として(しかもかなりカッコ良い)聞けた事と、間宮祥太朗のユキノリ役が思いのほかハマっていた事くらいか。
海外編は映画の尺でまとめるとエライご都合主義展開になるから続編は無理だろうなあ
評判以上の作品だと思うし、十分楽しませてもらいましたが……
原作未読で、評判以上の作品で十分楽しませてもらった上でですが、あえて下記2点は指摘したいです。
・彼らの未来の予期させるようなインタビュー映像風の演出
・クライマックスでの交通事故起因によるメンバーの離脱
前者はある程度のボリュームの原作を2時間にまとめる上で、効果的と思って映画版スタッフが付け加えたものでしょう。彼らの成功が物語の延長線上に見えていることは十分承知ですが、その証言を早めに入れすぎていてシラけます。さらに、玉田が早々に後のトリオから離脱することをあのタイミングで知らせる必要はないはずです。
後者は原作がそうであったのでしょう……、それを予期させる展開や演出もありましたが……、一本の作品としてすっきり見れないです。
作品のクライマックスの盛り上げとJASS解散のために、作中の人間とはいえ、一つの才能を都合よく潰したようにしか見えないため、最悪の展開です。
左手でピアノを弾いていたユキノリと出会い、左手でピアノを弾いていたユキノリと別れる、という意味で美しく物語的にも一致しますが、演出の手段としては非常に安易と指摘せざるを得ません。
後、ダイジェスト的展開のせいか、大のことがあまり好きになれませんでしたね。これは原作を読めばいいのでしょうが、上記のような展開を知っていて読む気は起きません。
原作既読未読関係なく、3DCGがショボくても見ておくべき映画
原作未読、映画情報一切入れずに見てきました。
見てすぐ原作全部読んで
2回目見てきました。
まず3人の声が俳優さんだというのを
後で知って驚きました。よかったです。
ストーリーは2時間の中に収めることを考えたら
かなりパッチワークされてますが妥当なように思います。
ただ師匠とのやり取りがなく、「半年レッスン受けた」という大のセリフと
インタビューでしか出てこないので、どうしても大の演奏の裏付けが
乏しくなってしまい、初見はちょっと違和感ありました
(そもそも師匠なんだって、ちゃんとわかってなかった)。
あと、沢辺の So Blue のライブが Cotton's に変更されてたのは
よくよく考えてみると、沢辺が先に So Blue に出て、JASSとして出ないと
上原さんのJASSとしての演奏が So blue で流せないし、
原作とは違って、最後のライブが映画の見せ場なので、
音源的には別撮りでしょうから、多分2人の演奏として流すこともできるんでしょうけど、
最後のライブのシーンが盛り上がらないから演出上しかたなく
変更されたんでしょうね。
ただ、車に正面から直撃されて数時間手術で生死をさまよった翌日に
病院脱走して演奏っていうのは、流石に無茶が過ぎて違和感ありますがw
まあ実は弾けます、弾きますの方が盛り上がりますからね。
しゃーないのかなーって思います。
音楽は素晴らしいですね。
普通にライブ感覚で音楽聴くためだけに
見に行っても良い、というか行きたいクオリティだと思いました。
So Blue は、ロビーとかフロアの様子とかかなり実際の雰囲気出てましたね。
ライブシーンでは1曲目終わりに普通に拍手しそうになりました。
映像は誰もが感じるんじゃ無いかと思いますが、
演奏シーンの3DCGは違和感ありすぎで、いらなかったように思います。
THE FIRST SLAM DUNK 見た後でというのを差し引いてもひどい。
リアリティを上げるために入れてるCGの方が
手書きより違和感あって、むしろリアリティを損ねているってのは
シャレにならない。。。
THE FIRST SLAM DUNK の井上監督は
3DCGしか選択肢が無いけど違和感出たら意味がないということで
徹底的にリアルを追求されたようですが
映画見た感じ、引きで演者を同時に動かさないとってシーンもそんなになかったし。
シンバルのアップとか、客席からステージ上がるところとか、
そこCG必要なの?って正直思いました。。。
大はまだマシだったように思いますが、
沢辺とか首ふり人形みたいだったし、玉田も顔がへんてこでしたね。
そもそも原作は音無しでも読めるんだから
映像だって、というか映像こそ素晴らしい音楽があるのだから
運指とか演奏をきっちりかっきり動かそうとしなくても成立した気がします。
もしかしたら、動きの再現の為というよりも
アニメーターの負担軽減や納期、予算の問題なのかも知れませんが。
全体的にとても素晴らしいだけに
あの違和感は、本当にもったいなさ過ぎるように思いました。
残念。
悪くは無いが解釈違い
ジャズが好きだと公言しているジャズにわかとしてぜひ見なければ行けないと思い、見に行ってみました。
正直もっと渋いものを期待していたので、自分の予想と大ハズレだったことにまずびっくり。そして演奏がぬるぬるCGだったことにまたびっくり。
主人公がなぜジャズが好きなのか、玉田がなぜジャズを続けているのか、なぜSo Blueに来た観客たちは泣いているのか。
ジャズに高い敷居を感じる大衆たちにジャズとは何なのか、という答えをくれる映画ではありませんでした。
強いて言うなら「ジャズって、なんかいいな」が答えだったのかもしれません。
宮本のテナーサックスというエネルギーの塊をひたすらただ塊のままに観客にぶつけていた、というのが終わってみての感想です。
それがジャズなのかもしれませんが、私にとってのジャズではなかった。それが映画終わりに感じた空虚の原因なのかもしれません。
これ以上言ってしまったら、大衆の目に触れさせるものではありませんのでネガキャンような表現はこれにて失礼します。
演奏時の演出はとても面白かったです。
先程述べたエネルギーの塊をとても感覚的に、情緒的に、ダイナミックに表現していました。泣きはしませんでしたが、観客が思わず聞き入ってしまうものだと思います。
またその演出が、上原ひろみの音楽をより視覚的に表現し、わかりやすさを産んでいたと思います。
あのダイナミックかつ唯一無二な演奏は、「わからなーい」の一言で済まされてしまいがちだと思います。それを一言で済まさせない、上原ひろみを私たち一般人の分かるところまで翻訳してくれる演出だったと感じました。
音楽に関して素人の私が言うことはありません。ピアノソロ覚醒後の演奏時は、まさに今そこで上原ひろみが弾いているような幻覚に陥りました。
見に行っておいて良かったな、と帰り道に感じられる映画でした。
音楽最高、作画やらかし
音楽最高です。画面に合わせて思わず拍手したい位でした。
作画とセリフが違ってました。アニメはサッカー部に所属してるかのような回想が有りましたが所属はバスケ部と発言していました。原作改変ではなく、作画担当が間違えただけだろうね、コレ。いくつかのシーンを脳内でバスケに変換してもセリフ違和感はなかった。なので星-1。
最高のジャズライブ映画!
映画館にて。
大好きな漫画の映画化。
音楽に不安はあったけど、
観た結果、、最高の時間でした!
上原ひろみ、、すごいな、、。
アニメだとどうしても動きのぎこちなさは残るけど、
それにしても熱いライブ映像、演奏だった!
何回も読んでストーリーはほぼ覚えてるけど、
やっぱり感動してしまったなぁ。
何より漫画では実現しなかった、
ソーブルーでの三人の演奏が見れて泣き崩れました、、笑
青の意味
赤より温度が高い。なるほど。
評価は変えないけど、不穏なフラグと辛いドラマ、がないと落ち着くところに落ち着かないかあ。
どっちにしろ「青い」ステージになったと確信する。
メモ
・雪祈の声は誰が演じているんだろうと思ったら、間宮祥太朗さんか!素敵でした。雪祈の繊細なピアノは上原ひろみさんでしたか!
・大のマインドセットは凄い。
・玉田みたいなチームワークの人も必要。
・成長って尊いね。
(2回目鑑賞後の追記:改めて見ると、玉田上手くなりすぎ笑)
・漫画も読んでみたい。
スケッチ・オブ・トーキョー🎶🎷 素晴らしすぎる楽曲と、PS2レベルのヘボCG。
ジャズに命を賭ける青年たちの姿を描いた青春音楽映画。
仙台出身のテナーサックス・プレイヤー、宮本大を演じるのは『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『万引き家族』の山田裕貴。
クールなピアニスト、沢辺雪祈を演じるのは『帝一の國』『翔んで埼玉』の間宮祥太朗。
大の友人で初心者ドラマー、玉田俊二を演じるのは『セトウツミ』『帝一の國』の岡山天音。
ー以下、「ソーブルー」平さんの評。ー
声優。
彼らは初心者ですね。
アドリブもなく、ただ必要最低限を演じる。がー
一生懸命演じてはいた。技術不足だけど好感が持てるアクトでした。
作画。
面白いと思いました。
全力で前に出ようとする強さが絵にあるし。
演出も独特でアタックしてくる太さがある。
面白い…作監の将来は気になるな。
3Dアニメーション。
全然ダメだ。
小手先の技術の連続。鼻につく演出。
面白くない。
何一つ面白くない3DCG。
このアニメの3DCGは、つまらない。
『BLUE GIANT』は日本一の漫画と自負してるんだが、君、バカにしてないか?
バカにしていないとしたら、なぜ本当のアニメーションをやれてない?
君は、おくびょうか?
調子に乗って、それで良いと思ってるのか?
全力で自分をさらけ出す、それがアニメーションだろ。
内臓をひっくり返すくらい自分をさらけ出すのがアニメーションだろ。
君はアニメーションができないのか?
ーーーーーー
うーん、さすが平さん。厳しい意見ですね〜🤨
まぁでも、私も大体こういう感じの感想ですハイ。
原作は「ビッグコミック」連載の同名漫画。
第一部(仙台編&東京編)、第二部(ヨーロッパ編)、第三部(アメリカ編)と続く、現在でも絶賛連載中の大人気作品であります。
本作はその東京編(4〜10巻)をアニメ映画化。
この漫画の人気を決定づけた、一番面白いパートっすね。
仙台編をすっ飛ばしているため、大のパーソナリティーが掴みづらくなっている印象はありましたが、物語の流れ的には違和感なし。
原作エピソードの取捨選択も上手く、単行本6.5巻分の情報がピッタリ2時間に綺麗に収められています。
ジャズがテーマの作品ということで、もちろん劇伴もジャズってます。
本作の音楽を担当したのは、グラミー賞受賞経験もあるスーパージャズピアニスト、上原ひろみ!✨
私は一度彼女の演奏を生で鑑賞しましたが、いやー凄かった!その時のドラマーが「TOTO」のサイモン・フィリップスで、これがまた良かった!!…が、今は関係ないですね^^;
「JASS」はオリジナルの楽曲をプレイするバンドだが、その楽曲を書き下ろしたのも上原ひろみさん。
「FIRST NOTE」や「N.E.W.」など、原作では想像するしかなかった楽曲が本当に聴こえてくるんだから、もうなんか感無量…🥲今すぐサントラが欲しい!アナログ盤で欲しい!!
上原ひろみさん作曲/演奏の楽曲を大音量で聴く、それだけでこの映画を観る価値は十分にあると思います🎶
…にしても、超絶技巧に加え作曲能力まで。天は二物を与えてんなあー。
上原ひろみさんの仕事は素晴らしい。
ただ、正直言ってアニメーションのクオリティの低さがその素晴らしさを曇らせている。
ジャスバンドの映画なんだから、当然ライブシーンこそがいちばんの見せ場。
そのライブシーンのアニメーションがとにかく酷い!酷すぎる!!
演奏シーンの作画が超大変なのはわかる。わかるけどさ、あのレベルの低すぎる3DCGはなんなんだい?PS2の映像かと思ったぞ。
大や雪祈、玉田が命懸けで演奏してるってのに、そこをあんな腑抜けた画で処理して良いと、本当に思ってんのか!?
たまに入る2D作画パートは、画のクオリティ、演出共に素晴らしいので、その高低差で余計に不快感が増す。
あんなヘボCGを使うくらいなら、例えば出崎統監督の演出を見習って、止め絵を多用するとか三回パンで処理するとか、なんかそういう工夫で乗り切って欲しかった。
正直、この映画の3DCGは劇場でかけちゃダメなレベルだよ…。
もう一点苦言を呈すと、「ソーブルー」での雪祈登場というサプライズ。
これ、原作にはない完全オリジナルな展開な訳だけどさ。あんなデカいトラックに轢かれてさ、右腕もバキバキに折れてさ、その翌日にライブできるわけないだろっ💦サイボーグかお前は!?
ご都合主義なお涙頂戴的展開をやっちゃったせいで、リアリティのあるドラマが一気に陳腐なものになっちゃった。
原作とは違う展開で既読の観客を驚かせようって意図はわかるけど、こういう改変が一番鼻につくんだよね🌀
総評としては、まぁ『BLUE GIANT』の映像化としては及第点かな?という感じ。
情報の取捨選択が上手い、とは言ったものの、やはり長期連載作品を2時間にまとめてしまうと無理も出てくる。
具体的に言うと、時間の経過がわかりづらい、というか忙しない。いつの間に1年経ったの?とか、あんだけ罵倒したのに心変わりするの早くないっすか平さん?とか、細かいところが気になってしまう。
音楽は素晴らしいので、この映画のサントラを聴きながら原作を読む、というのが『BLUE GIANT』を楽しむ一番の最適解かもね。
色々と苦言も呈したけど、エンドロールに入るタイミングは完璧♪✨
最高に気持ちの良いタイミングでスパッ!と終わってくれる。
この終わり方は、同じくジャズを取り扱ったデイミアン・チャゼル監督の映画『セッション』を参考にしたのかな?とにかく最高でした♪
…ただ、この終わり方が最高だっただけに、続編への布石のようなおまけ映像は蛇足だったかな…と、結局苦言になってしまった😅
それだけ原作が好きなんだもん。仕方ないね。
まさかの『EX-ARM』
音楽は素晴らしく、声も(本職同等とまでは言えないが)違和感なかったし、作画も問題ない。
しかし、それ以外はイマイチだった。
3人中2人も短期間で急成長しているが、「努力」の二文字で片付けられる。
特に玉田は、『はじめの一歩』でいう「釣り船で足腰が鍛えられていたから」のような地盤がないと説得力がない。
また、主人公である大が作中で一番変化の無い人物というのも作劇上どうなのだろう。
CGは動きもお粗末だが質感がヒドく、なのに手書きと同居させる『EX-ARM』状態。
演奏中の演出もやたらと派手にし過ぎてメリハリが無く、そのくせ止め絵も多用、必ず回想を入れ込むワンパターンさ。
ただでさえバリエーション豊富だったのに最後の曲で更に新たな演出を入れられて正直クドかった。
(ロックだし漫画だが)『DESPERADO』くらい現実的か、『SHIORI EXPERIENCE』くらいぶっ飛んだものを“ここぞ”で入れるくらいが好み。
アクトの天沼や雪折の現実的な意見を、単純に間違いのように描いてるのも好きじゃない。
テンプレ交通事故展開は諦めるが、アンコール参戦させるならせめて一週間前とかにした方がよかったのでは。
話に新味もなく、ただ演奏を聴く映画でした。
『デカダンス』や『モブサイコ100』は最高だったのになぁ。。
熱かった
熱い!暑い!とにかくあつかった!
観てるだけなのに、汗だくになって観てました
(館内が暑すぎたのか..?)
それだけすごかったんだと思います!
音楽が好きで、ずっとやってきたけど
JAZZは難しいという思いから遠ざけてました
ジャズしてる人はレベルが違う、すごいなあと本当に尊敬してました
今回の演奏を聴いて、やっぱりJAZZ奏者は音楽の神様だなあと改めて感じたのと、迫力とすごさに魅了され圧感でした
こんなにもJAZZを堪能できて、その表現や絵を観れて最高で素晴らしい時間でした
また、登場する人たちはみんな心が強くて全然泣かない!男の子だから当たり前か?笑
でも泣かせにいかないのがまた苦しくて熱くて..!
主人公なんか爽快なくらいいいやつで真っ直ぐで気持ちよかったです
そして観客たちが自由に音にのったり泣いたりしていて、関係性も無駄なくほんとによかった!
そして、エンドロール後がもう堪らんかったです!
いちばん泣きました
と言っても泣く時間をくれず、泣きながら帰りました笑
こんなのは初めてです
5分でいいから真っ暗なままにしてほしくなります
あーもう一回観たいなあ
凄い熱量です。
確かに、日本編を圧縮した話らしいので、
物語的にちょっと展開が早く感じるのは、尺の都合上。仕方ない。
それを余りある。音楽の素晴らしい差が。伝わる作品なので、満足です。
きっとうまく想像できてなかった「音」が聴けたことに感謝!!
Dolby Atmosで観たくて……いや聴きたくて、朝早くから鑑賞@TOHOシネマズ新宿。
原作コミックの大ファンですが、マンガではバババッパッパーとかって表現されてる大のサックスが聴こえてきそう、凄いんだろうなあとは思いつつも、それはジャズをよく知らない私の想像を超えていたのに違いなく。
上手いけどユキノリの性格が出ちゃってる?ピアノも、大のパワフルなサックスも、最初は拙かった玉田のドラムも、上原ひろみさんはじめ一流のプレイヤーさんが、役者のように演じてくれたと聞き感服!感謝しかありません。
ライブ、特にそれぞれのソロのシーンは私には感動しかなかったなあ……。なんでみんな拍手しないの!?って思っちゃったほど。
そしてもう涙なくして観られなかった、ユキノリに優しいJassのラストステージにも感謝です。
……「あのまんま」じゃ辛すぎて……。
これまでラテンジャズしか聴きに行ったことのないブルーノートですが、また行きたくなりました。もちろん今度はホーンがカッコいいジャズを♪
そしてヨーロッパとアメリカでのダイも、映画で観られる日を楽しみに待ちたいです!!!!
ちらほら気になる点が
原作は全巻観ています。
ジャズ知識はありませんが、楽曲は本当に素晴らしかった。後から作曲されたにも関わらず、FIRST NOTEやN.E.Wってこういう曲だったんだ!って思う事ができました。作中のキャラのようにジャズのイメージを知れた感じがしてよかったです。
ただ、CGを含め作画は安定していないなと思いました。
前述の楽曲も相まって素晴らしい場面もあるのですが、それが突如別人のようなCGに代わり…、また「おっ!いいね」と感じるシーンになったと思えば再び別人が現れたりと、コロコロ作画が切り変わる為、集中出来ないことが多く残念でした。
ストーリーに関しては上手く纏まってるなと思ってましたが、最後の原作改変は残念ながら頂けませんでした。
指がめちゃくちゃになるような事故の2日後にあんなプレイできますかね…そもそもピアノの椅子に座ってられるのか…。(フィクションなので無粋な考えですが)
原作の時点であまり好きな展開ではなかったのですが、より気になってしまいました。
観賞後モヤモヤがあり、初映画レビューしてみました。書き出すと驚くほど文句ばかりとなってしまいましたが、上記不満を差し置いても、映画館の音響で観る価値はあると思います。
みんなに見て欲しいね
原作ファンで見に行きました
原作での序盤結構端折られてはいるものの違和感なく、2時間にまとめるにはしゃーなし
素晴らしいものであった
1つの事に夢中になれるってなんて素晴らしくそして羨ましくも感じた青春映画だった
漫画では聞こえない音がこんな音だったのかと感動したし
ステージでの演奏描写が凄まじくて素晴らしい
改めてブルージャイアントが好きになった
興味ある人はぜひ見てほしいね
青く輝く
原作の存在は知っていましたが、未読のまま映画を観ました。鑑賞形態はDolby-Atmosです。
なんつうパワーを持つ作品なんだ…!と興奮と感動に一気に襲われました。ジャズという音楽のジャンルををここまで体感できるとは…!
とにかく演奏シーン含め音楽のクオリティが素晴らしいです。サックスの演奏シーン、息をもつかせないスピードとパワーの持った演奏、ドラムとピアノに合わせて溶け込む演奏、ソロでの爆発力、演奏するシーン一つ一つに圧倒されっぱなしでした。ピアノも手先から生まれるメロディーの数々に翻弄され、アニメの線が濃くなると同時に音も豊かになっていくシーンは身震いしました。ドラムも最初はシンプルなビートだったのに、終盤になってくると技術の上達を身をもって感じることができ、滲み出る汗は観ている側もかいてしまうくらいの情熱がそこにはありました。映画内の観客たちと一緒に声を出して盛り上がりたいと思えるレベルの演奏が最高でした。
ストーリーも原作の第一部をぎゅっとまとめているはずなのに、物語としての完成度が高くて、きっと製作陣の取捨選択が上手いんだなと思いました。宮城から上京してきた主人公・宮本大がジャズバーで圧倒的なプレイを見せた沢辺雪祈と、上京して転がり込んだ家の家主の玉田俊二と共にジャズバンド「JASS」を結成し、ジャズミュージシャンの目指すべき舞台へ向かい邁進する物語になっています。とてもシンプルかつ王道ですが、これが青年3人たちの成長譚として抜群に面白くなっています。
キャラクターも熱血感の大、天才のように見えて努力の塊の雪祈、0からドラムを始めて仲間との絆を大切にした俊二と3人の個性が良い具合にぶつかり合っていて良かったです。この作品を観て思ったのが、ジャズのバンドってそこまで聞かないなと思いましたが、メンバーは入れ替わり立ち替わりが多いからロックバンドのように一つの形で長く続けていくものとは違うんだなと同じ音楽でも形の違いを感じることができました。大の独り立ちを見送る2人も相当な決意だったんだろうなと思います。
なんとなく雪祈の事故のシーンは予測できたのでやっぱりかという感じはありましたが、命があるだけでも他の作品よりも救いがあったのは良かったです。
劇中でおそらくその後の俊二や恩師たちの映像が流れるのは、第二部以降の物語とバランスよくくっ付けているのも巧みな作りだなと思いました。これは第一部を見てから第二部にまで手を出してしまいたくなるレベルです。
少し残念だったのが、モーションキャプチャーを用いて作られた演奏シーンが少し前のゲーム映像のような古臭さがあったのが残念でした。せっかくの演奏シーンよりも映像の粗さに目がいってしまうシーンが多く、1人だけを映すシーンとかはまだしも3人全員が映るとどうしてもそこが気になってしまいました。もちろん手書きが難しいのは重々承知で贅沢な事を言っている自覚はあります。
映像化されるかされないかで少し前から騒がれていましたが、最高の形でのアニメ映画になってくれました。製作陣の熱意には頭が上がりません。ジャズ体感ムービー、これはぜひ劇場へ。
鑑賞日 2/21
鑑賞時間 10:00〜12:10
座席 P-14
100点じゃないけど、最高でした
原作は元々JAZZを聴いていた事もあり、リアルタイムでずっと読んでいて、今回の映画化された部分もビッグコミックの発売日を毎号楽しみにしながら読んでいました。
影響をモロに受けて例の店にLiveを聴きに行ったりもしています。
手が震えて直視できなかったあのシーンを誌面で見た衝撃と喪失感は未だに覚えています。
原作Explorerの進行とこの映画の公開を合わせてきた神々の御心のお陰で、ようやく東京に置いてきた心が拾えそうです。
さて、映画BLUE GIANTですが原作4巻〜10巻の東京編を2時間の尺にぶっ込んでますので予想通り中々の力技で原作改変やシーンカット&登場人物の未登場などがあり、玉田の成長などもっと丁寧に描いてもらいたかったなぁとか、CG映像の不自然さに「ん?」となる部分があったり思う事は無くはないです。
ただ、エピソードの取捨選択が上手く、回想シーンや巻末インタビューシーンを挟みながらこちらの違和感を解消しつつ、話が進むにつれどんどん作品に引き込んでくれる構成と、何より映画化1番の魅力であろう演奏シーンでは息づかいまで聴こえてくる圧倒的サックス、ちょっと上手すぎでしょ玉田くんwなドラム、上原ひろみさんの超絶ピアノの演奏のド迫力に「いいから聴け!」とばかりに気持ちよくノックアウトされました。
何よりラストの20?30分?のシーンでは映画館で未だかつてないほど号泣しっぱなし。
どうしてあんなに泣いたのか考えて出た答えは、あのシーンは当時色々な理由を考えて自己完結してはいたけれど、本当は1番見たかったシーンだから。
叶わないと思っていた瞬間に1人の観客として立ち会うことができた、その錯覚と感動と感謝で顔面ぐちゃぐちゃにされました(涙)
そうか、だから代打で演奏したのは姉妹店だったんだ。
そうか、だからあの言葉は玉田じゃなくて大がみんなに言ったんだ。
CD、DVD買います。
続篇もぜひお願いしたいです。
JASSのライブをぜひ劇場ご覧になって下さい。
オレ達、最高だったな!!
素晴らしかった
原作漫画は大評判だったので読んでみたのだけど、どんな音楽なのか分からなくてモヤモヤするばかりで読むのをすぐにやめた。この映画ではそんなモヤモヤがすべて解消されるどころか素晴らしい演奏と曲と音とで大感動だ。
ロン毛くんが高慢で、それを手厳しく批判される。しかし、若い芸術家はそのくらいでないとよくないのではないか。実績があるわけではなく、自らを鼓舞する必要もある。他者に冷淡であるのは、感じが悪いがそれは手痛い目に会って学べばいい。批判してくれる人は優しい。もし自分が近くにいたら、そのままガンガン登って行けと煽るかもしれない。
努力するひたむきな姿勢が描かれる。真に才能があったら努力を苦にせずすいすいとやっていくと思う。表現者として圧倒的な存在は、絶対的に一般人とは違う。初めから輝いている。ドラムの人の苦しみは一般人の苦しみだ。
ロン毛くんがわびしいアパート暮らし。あんな高慢ちきなのにボロアパートを苦にしないのは自分に誇らしいものが備わっていて、常に前進し続けている真のプライドがあるからだろう。かっこいい。
性根の腐った人は誰もいない世界で、こんなだったら素敵だ。
楽器が奏でる旋律の調和
映画館のサラウンドで見るべき作品でした👏🏻✨
3人の出会いから、ジャズバンドとして少しずつライブの規模が大きくなっていく様子が描かれていて良かったです。
最初はドラムが初心者なので気まずい雰囲気ですが、
お互いを信頼することで演奏にも自信がついていく過程の描き方が好きでした😊
ラストの憧れの会場でのライブでは、ピアニストが怪我をしてしまったのがとても心が痛かったです…
ライブ終盤で3人そろっての演奏は情熱的で素晴らしかったです!✨
3人が宇宙にいてブラックホールの中で演奏しているシーンが印象的でした!
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