BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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さすが上原ひろみ!
ただの音楽好きが、原作は読んでませんが評判を聞きつけて観に行ってきました。
オリジナル曲、かっこいい!
今までたくさん色んなライブに行ったけれど、感動するライブってアーティストと観客が一体になる…みたいな感じがあるけど、アニメの映画でここまでそんなライブの一体感とか熱量を表現出来ていることにほんとに感心しました!
ちょっと画像が大袈裟だなぁと感じてしまうところもあったけど、実際のライブではない以上、視覚に訴えるには必要な手法だったのかな?
最後はまるでほんとにBLUE NOTEに行ったみたいでした。
原作を見ていないので、わからないですが、ラストのストーリー展開はドラマチックにするには必要だったのかもしれないけれど、ほんとに残念で。
居眠り運転はマジで良くない!!とか、色々考えちゃいました。
続編でなんとか奇跡を起こしてNYのBLUE NOTEの舞台に3人で立って欲しいなぁ。
あと、大くんはJAZZやるのにアメリカじゃ無くてドイツに行くんだぁ、とか、玉田くんドラム始めて一年ちょいで上手すぎ!って思って誰かに言いたかったけど、1人で観に行ったので、ここで書きました!
ただただJASSを聴いていた…
会社の同僚にオススメされて観に行った作品。
降りしきる雪の中、河原でひとりテナーサックスを練習する宮本大。くちびるが切れて血が滲む。
天才プレイヤーの雪祈も後半で車に追突されてしまい、大切なステージに痛めた身体で上がることになる。
そして玉田、全くの初心者から、マメだらけの傷ついた手になるほどドラムを練習し、なんとかふたりについていく。
どうして世界までの高みをめざせるのか、ジャズをやってみようと思ったのか、細かく映画では描かれていない。ただそれぞれの痛みを伴った3人の志が素晴らしい熱のこもった演奏に漕ぎついている気がする。
考えてみたら映画の中のSo BLUEの聴衆は3人のバックボーンをどこまで知っているのか?
そんなに知らなくても3人のパワーに圧倒されて、ただただ聴き入る、素晴らしいこの3人!そのくらいじゃないか。
わたしは映画館で全くそうなっていた。
ひとりの聴衆である。
映画で描かれていないところをあーだこーだ考えちゃうなんてきっと野暮なんだろう…
JASSの熱い演奏が聴けて気分も晴れたし、力ももらった、ジャズってかっこいい。また聴きたい。
ジャズっいいよな
主人公の宮本大は、仙台で1人サックスの練習をし続けていた。そんな彼が東京に出て新たな道に進み始める。
そんなに中で出会ったピアノとドラムという2人と共にバンドを組む事になる。
それぞれが持ち前の才能や気持ちがグッときました。
全くの素人のドラムがどんどん上手くなっていく姿やそれを応援し続けてくれてる存在がいる事に泣かされました。
主人公の言葉もとても良かった。
自分の中でいいと思えるものがあるなら、それは誰に言われようといいものに違いない。
だから、誰かに合わせて自分を見失いようにしないといけない。
ピアノの幼い頃から練習し続けた成果もあり、才能がある。
けれども、才能だけで気持ちというものが伴わないから自分の殻を抜け出せないままにある。
夢の舞台行く中で自分を打ちのめされる言葉を投げかけられ、壁にぶち当たってしまう。
ただ、ひたすらに頑張るって事をこの物語の主人公に教えられて、かっこいいと感じました。
主人公が友達が言った事に対して返しも良かった。
「ドラムをやりたいっていう気持ちは、止めてはいけないだろ。」
上手く出来るかどうかもよりももっと向き合うべきは、気持ちじゃないのか?と自分に問いかけたくなりました。
音楽も良くてどれももっと聴きたくなりました。
心が踊っているのが自分の中にありました。
どんなシーンもよく、泣ける映画でした。
音楽で泣いた
原作は現在の第三部アメリカ編まで単行本で読んでいる。この映画の第一部日本編(別に、公式でそういう表現して無いけどね)全10巻の内、四巻途中からがこの映画の部分。かなり間引いているし、地元の部分は回想オンリー。逆に原作未読の人には良いかもしれない。冒頭の地元を出る際の兄妹との別れはピンと来ないかもしれないが。
川崎チネチッタの7.1ch+LIVE ZOUNDと言う環境で見たので音に包まれる様だった。序盤、雨が(多分、壊れてる)雨樋から落ちる音がリアルに聞こえる。前半、やたらにBGM(JAZZ)が多用されて、逆効果かなと思ったが途中からメリハリが出ていた。
最後の三人での演奏、アレ?っと思って帰宅してから単行本を読むとやはりオリジナルだった。もっとも、その前のサックスとドラムだけのシーンから涙腺がやられてたけど。
始めて間も無いドラム、三年間のサックス、幼少からのピアノ。ドラムの成長以外は殆どカットされているにもかかわらず、この三人の最後の演奏で涙が出た。
惜しむらくは、肝心の演奏シーンでの作画と言うかCGの酷さ。噂で演奏シーンが酷いとは聞いていたが、想像以上だった。今時、劇場公開作品でこんなクオリティ出すのか?と言う程に酷い。これなら、批判の多い実写化の方が良かったのでは無いかと思える位の酷さ。本当だったら、マイナス4にしたい程だが、それでこの作品の評価を下げるのは惜しいので、マイナス0.5にした。
あの作画が修正されているなら、BDで買っても良いけど。
ジャズアニメ映画というよりジャズライブをみたかのよう
全国放映に遅ればせながら本日みてきました
ストーリーや原作はジャズ漫画くらいの認識しかありませんでしたが、最後のジャズの演奏シーンは圧巻でした
最初にテロップで拍手の要望があり…というアナウンスが流れましたがアニメ映画と舐めてかかってましたが時代は令和(関係ないか)、彼らの演奏は次第に演奏ライブをみてるかのように変わっていきました
玉田の初心者から二人の熱意や演奏力の迫力に心動かされ鍛錬していく姿はあのおじいちゃん目線に自然と変わってました(笑)頑張れ玉田と。
厳しめに言えばジャズのトップに躍り出るまでのサクセスはちょっと姿見お涙頂戴感とご都合主義は否めないかな。(18歳で3年経験者のサックス、14年経験者ではあるけどプロから下手くそとなじられたピアノ演奏者、小枝と缶から始めたドラムの初心者)
2014年の映画セッションでは指導者とドラムの関係でしたが、どこかこの映画を思い出しました。
熱いを通り越した青い物語でした。
あとこの映画の見どころである演奏ですがCGに違和感があるとみたんですが気にならなかったですね、ツッコミどころはあるんでしょうが演奏の演出が上回ってたのかも過大評価かな。7.1chというのを初めて体感しましたが音のマニアでもないのでよくわかりませんでした、迫力は間違いなしです。
エンドロールが流れ出してもう終わり!?ってなりましたし。少し涙腺も緩みました
原作を知らなくても回想シーンでそうなんだなと、ただこの続き?大が海外に出てソロで活躍してるのかとか今後の続きは原作なんでしょうね、、(漫画買わないので)
私はストーリーを追ってみるのが好きなのでこの映画はジャズライブの評価に寄りますが単純に良かったです。たどたどしいレビューで失礼します。、、またみたいな!(まだ一回目)
おわり
本日これから9回目の鑑賞→最終的に50回前後みました(6/30更新)
6/30更新ここから--->
ミニシアターに行きだしたら鑑賞回数が迷子になってしまったのですが、しめて50回前後ではなかろうかと思います。いまから遠方の音のよい箱を探してプロウラーは厳しいので、劇場での鑑賞は終了になりそうです。
上映館様には大変お世話になりました。
▼レビュー追加します
最後に通っていたシアターでは音量をあげた上映があったのですが、いやいやいやちょっとまて???バスドラかなり打ってるぞ???他の箱でこんなに聞こえなかったぞ???ということに衝撃を受けました…。(ラスト・ライブは特に、バスドラが裏に鬼のように入っていますが他館ではそこまで聞き取れませんでした)
かつ、ドラムの聞き取りを優先した席を取ると他にかなり割れる音声があり(特に間宮さんの声)、集中して鑑賞できないので、実は他館も含めて本作すべてを堪能できた上映は数えるほどだった、ということが結果的にわかりました。
つまるところ、作品のレコーディングエンジニアというかミキサーが自分の好みじゃなかったっぽいのが自分にとっての本作最大のネックのようでした。もはや初めのころ言っていた3D絵とか最後の師匠とかちっせえ話です…。
ジャンルも違うし知識的に古くて申し訳ないのですが、個人的にはマーティン・バーチやマイケル・ワグナーのプロデュース録音みたいなDsの音量でJASSの音楽を聞きたかったです。
自分の耳がポンコツなのかもしれないのですが、特にラストライブの三人の音量がイーヴンに聞こえないのはもったいないです。ジャズだとああいうかんじの低音に重きを置かない録音が普通なんでしょうか?知識がある方に教えを請いたいです。
なお、上記を割り引いても★は相変わらず5つです!つけられるなら10個でも100個でもつけたいです。
▼あと宿題の雪祈の件ですが
自分の中では「原作と同じ」という解釈に落ち着きました。「大、止まるなよ」がすべてかなと。
ラストライブが12月半ばなのに渡欧が春すぎだったので混乱してしまいましたが、日付や期間は他の箇所も間違っていたりアバウトだったりなので除いて考えるべきかなと思いました。
--->6/30更新ここまで、以下は4/19に9回目鑑賞前の状態で書いたレビューです
常在ジャンルはクラシックとHRHMで、楽器もいろいろ経験している者です。
JAZZは伊藤君子さん寺井尚子さんは大好きですが、プレイヤー縛りでのファンで、それ以外知らないです。
ですが、本作にハマっています。今日も行きます。1日おきぐらいで行っています。
公開前から気になってはいたのですが、プロモ映像の3Dモーションの動きで思考停止してしまい、ひと月見ずに放置してしまいました。結果、音響のよいスクリーンが割り当てられている間にシネコンに通わなかったことを、心底後悔しています。
せめて一般のスクリーンでも長く上映を続けてほしいという願いを発露したく、今更とは思いますが、感想を書いてみようと思いたちました。
※いろいろネタバレです※
<好きな点>
①大の中の人(テナーの馬場さん)バグってる
自分が本作品を繰り返し見にいく最大の理由です。
最後の”FIRST NOTE”の魂を最後の一滴まで絞り出すようなグルーヴ感、まじでどうかしています(語彙が死んでいますが最大級の賛辞です)。「未完成で荒削りだけど没入感とポテンシャルすげえ、こいつは大器だ」と音で確信することができる圧巻の演奏で、別人格でこの表現ができる馬場さんがどれだけすごい奏者なのかを自分が理解できないことが、心底もどかしいです。
JASSのラスト・ライヴのような、聞くほうの精神が削がれるような生演奏にあたる経験は貴重で、自分は遠い過去に一度きりです。
「自分は運良くあのチケットが買えた」という謎設定で、いつも劇場で鑑賞させていただいています。
②メインの三人の声優さんがGJすぎる
本業の声優さん以外が声を当てるのを許さないマンなのですが、今回は嬉しい例外で、全員大当たりでした。
大・雪祈・玉田とも声と演技があまりにも作品と調和していて、よすぎます。本業の声優さんが当てたほうが上手いはずなのですが、今回はこの「ある種の普通っぽさ」にかえって現実と虚構を混同させる力があるというか、東京のどこかに三人はきっといると錯覚してしまうような不思議な感覚にしてくれたように感じます。普通っぽいとはいえ、皆さん声優初とは思えないクォリティで、三人それぞれが作品と合っているうえに、三人の声も互いに親和性が高いところがポイントです。
経歴を拝見し、間宮さんの雪祈はそりゃアリなはずだよと納得したのですが(舞台俳優さんは声優やっても上手い人が多く、しかもラインハルトと雪祈はキャラ的に被るからです)、インタビューを拝見したら実は三人のなかで一番声優やるのびびっていたそうで、役を降りられなくてまじでよかった…。
傲慢で自信家で斜に構えている一方で儚く危うく脆いという、完全に解釈が一致した間宮さんの雪祈、まじで最高です。
あと、何と言っても山田裕貴さんですね。大のような純朴田舎青年とはあまりにもイメージがかけ離れている超絶イケメンの、大河俳優で完璧な三次元ドラケンの超カッコいい山田裕貴さん。映像俳優に疎い身でも、さすがに存じております。宮本大とどえらいギャップがある彼が、ここまで自然かつ等身大に演じることができるのは、本当にすごいです。しかも劇場版の大は、ただ愚直で天真爛漫なだけではなく、天才ゆえの得体のしれなさも内包する演出がところどころされているので、相当な難役だったとお察しします。
この大当たり、ますますファンにならざるを得ないです。
岡山天音さんの玉田については、別次元で超絶に沼っているので、あらためて長々語らせてください。
③JASSの音楽
言わずもがなですが、どうしても好きといいたいポイントです。
自分が一番好きな演奏は最後の”FIRST NOTE”なのですが、ゴリッゴリ硬派な大のメロディに哲学的な玉田のリズム、そこにひときわ繊細な雪祈の旋律が乗ったときの一体感には鳥肌がたち、編曲のバランス感覚スゲーーーーこれが世界の上原ひろみか!!と愕然としました。ピアノソロの間、大が雪祈の音色にあわせて柔らかくベース音を足してサポートしているところも、何度見ても胸につまされるシーンです。とにかく、すごい。上原ひろみさん、すごい。
ちなみに、雪祈不在の”WE WILL”もツボです。
一度目の演奏ではメロディアスだったこの曲が!こんなタイトで男臭いサウンドに!!(雪祈いないしこうなりますよね!!)という説得力…上原ひろみさん、すごすぎ。
④推しメン玉田
原作の日本編を後追いで読んで、映画でいいほうに変わっているキャラが何人かいると感じましたが、玉田は最たる一人です。
現役合格早大生、7番ならレギュラーかつポジションはボランチやトップ下とかの司令塔?普通に考えれば三人中一番のハイスペですが、大や雪祈と自分の間にある天賦の壁は決して見失うことがない、非常に慎み深いキャラクターです。それでも大と雪祈の才能に惹かれやまず、懸命に二人の後を追い続ける真摯な努力の描き方は原作よりも鮮明で、心を打たれます。
晴れてJASSの仲間となった後は、天沼サンとやりあってきた大に全面的に味方したり、初めあれほどコケにされていた雪祈のスランプ中に全力で庇ったりもします。そんなひたむきで仲間思いな玉田の好青年ぶりを、声をあてた岡山天音さんが余すところなく演じてくださっています。陽気で芯が強くて努力家なのに控えめで、原作のままでも十分にファンが多そうな玉田ですが、劇場版の玉田が300倍ぐらい好漢に思えるのは、脚本もありますが、岡山さんの演技の力が大きいと、自分は思っています。
音の中の人(石若さん)がこれまた巧く、はじめて叩いたときの手首の硬さやハイハットに直角にスティックを当てているようなぎこちない音色、絶妙なリズムのズレからはじまり、器用な人なら数日でこのぐらい伸びるよねという上達具合の表現も然り。地頭がよく器用で集中力もある人が成長期に未経験のなにかにどハマりするとめちゃ伸びるというのは、自分もまわりで何人か実際に見ていますが、ど素人からのギリ奇跡じゃない線の上達ぶりを、うまく表現されています。
もっとも、原作の玉田はもう少し段階を踏んで上達していくのですが、映画では「自然対数的にすごい角度で伸びている最中だと油断していたら、最後のライヴで大に引っ張られて指数関数的にさらに上に伸びる」という演出になっていて、自分は映画のほうが好きでした。玉田の覚醒ポイントである”WE WILL”のドラムソロからイントロに戻ったところの、出だしとは別の曲かと錯覚するほどのタムとスネアの音の厚みと音色の豊かさ手数の多さ、板についたバスドラとライドのリズム運び、ここはもう、玉田ァおまえすげーべや!と毎回、泣いてしまうところです。
ちなみに、ドラムソロの場面でハラハラしながら玉田を見守っていたアキコさんも原作から雰囲気が変わっている一人で、自分はすごく好きです。例のボルサリーノのおじいさんとアキコさんと同じぐらい、自分も岡山さん石若さんの玉田を応援しています。
ところで最初のライヴの”FIRST NOTE”の初心者あるあるへっぽこぶり、もしあそこも超絶技巧の石若さんが音をやったとしたら却ってすごくないか?と疑問に思っているのですが、真相はいかに。
<ネガティブな受け取り方をした点>
①モーションキャプチャ、3D表現
デスヨネー…、、、
ただ、これを理由にいまだ劇場への二の足を踏んでいる音楽好きの方、この公開反省文がもし届けば幸甚でございます…。
②わかりづらいところがある
自分の理解力のなさを棚に上げて恐れ多いのですが、今後の鑑賞の覚えがわりに気になった二点を記述します。
(1)由井さん
はじめの数回、大のメンターだとわからず、原作を読んでやっと理解しました。
あと、最後の”FIRST NOTE”が最大限もりあがってるとこで「BLUE GIANTとは~」と説明しだすくだりは毎回、「師匠ォォォォォォタイトル回収は大事だけど出番はいまじゃねっちゃーーーーー!!」と頭で叫んでいます…。
(2)アンコール「これで最後」
ラストを大きく変更したこと自体は大賛成なのですが、自分はいまのところ「これで最後」の理由を消化できていないんです。
もっとも、「ここまで話を変えてくれたのだから、残酷な原作とは異なる雪祈の未来が劇場版には用意されているはず」と自分が勝手に期待しすぎているせいで、作品中で解答をご提示いただけていたとしても目をそらしてしまっている可能性も大です。
これは、今後の鑑賞の宿題としたいと思います。
<最後に総評です>
非の打ち所がないレベチアニメ映画がある中で、【BLUE GIANT】に満点つけたら不公平ということはわかっているのですが、個人的に他所からは絶対に摂取できない栄養を本作から十分にいただいているので、心からの感謝を込めて★5をつけたいです。
というわけで、まだまだ見ます!! 今日も某シネコンで玉田といっしょにドラム叩きます!!
いつもさーせん、愛しています!!
失われた30年と言われる現代日本が斜陽してるジャズ界としてメタファ...
失われた30年と言われる現代日本が斜陽してるジャズ界としてメタファーなってるなかで純粋に突き進むだけの主人公はある意味「空」なだけに周囲を巻き込みながらのし上っていくという物語。
CGの違和感が気にならなければ傑作
原作もジャズについてもまったく知らないが
この映画は楽しめた
本作はジャズで世界一を目指している主人公が
東京に上京して、凄腕のピアニストと友人がドラムをメンバーにして
ジャズバンドを組んでトップを目指すというストーリー
ドラムは一人だけ初心者なので見ていてヒヤヒヤした
最後のライブで入院していたはずの
雪折がでてきたのは驚いたが感動もした
本作は、基本的にストーリーはシンプルだが
それでもよくできているし
ライブシーンも演出などもよかった
ただ、ライブシーンなどのCGの違和感が
あるところが多いので、
それが気になる人はあまりよいとは思わないかもしれない
ストーリーの途中でインタビューを挟むのは
某格闘漫画を思い出したが原作通りなのかな?
音良し、ストーリー良しも、、、、
ジャズがテーマ。仙台から上京してきたテナーサックス、4歳から弾いているイケメンピアニスト、サッカー少年から転向したドラム、の3人の18歳が「10代でBlue Note(作中ではSo Blue)の舞台に立つ」という青春音楽ドラマ。
演奏シーンがめっちゃカッコいいです。もちろん1級のプロが演奏しているので、音は良いのは当たり前ですが、絵が音に負けてない。グルーヴ感がしっかり描かれている。
メインプロットもなかなか秀逸。才能と努力、成功と犠牲。主人公のテナーサックスは、この映画の中では、何も動かない。
ドラムは努力するが結局「学生時代の忘れられない『思い出』ができただけ」で終わり、努力だけでは成功はしない。イケメンピアノは、才能もあったが「作曲でもいいかな」と浮気したとたんに非情な女神はピアノを取り上げる。
テナーサックスは、そんな2人とのトリオバンドを踏み台に次のステージへ。1つの成功の影には2つの犠牲がある、って非情の世界を描いている。
絵も良くてプロットもいいんだけど、話がダサいんですね〜。本当にベタベタな展開やセリフ。まあだから、非情な才能の世界の話を暗くならずに観れる、ってことなのかな〜
音楽好きなら是非。スポ根好きも楽しめます。萌えなし、尊いもなし、でターゲットが難しい作品ですね。
これは絶対劇場で観るべき!ライブシーンを体感して!!
ジャズには明るくない私。
そんな私が観てもライブシーン含めめちゃくちゃ良くて最高だった…。
大くんの熱く激しくほとばしるような、彼の叫びそのもののようなテナーサックス(テナーサックスの音良いよね…力強くてハスキーな声みを感じる)。
雪祈くんのすごくお洒落なのに、彼の抱える泥臭さやパッションも感じさせるピアノ(片手の時でも音の厚みがすごい)。
玉田のひたむきさや実直さ、そして力強さを感じるドラム(ライドシンバルの心地よい音、最高)。
これが劇場の音響だと、さながら会場で聴く生音のように体内に響く。
だから目の前で彼らのライブを観ているかのようだった。本作は絶対劇場で観るべき…。
また上原ひろみさんによる劇中楽曲がとても良い!!
私のようにあまりジャズを知らない人は、おしゃれで軽快でカフェで流れてるような音楽、ってイメージ持ってる層もいると思うんだけど、本作で彼ら「JASS」の楽曲、ジャズはまさに大くんがジャズそのものを評したように「熱くて、烈しい」。
プレイヤーの魂がぶつかり合うような、烈しくて、そしてめちゃくちゃ格好良い音楽なのだ。
あと楽曲に関してはライブシーンのアニメーション演出めちゃくちゃ良いよね!
サックスにライトが当たって反射した光の表現、サックスやピアノ、ドラムからほとばしる青い炎や渦、彼ら自身の汗、うねって躍動する世界。
この演出が楽曲と相まってめちゃくちゃにエモーショナル。
本作はアニメーションという媒体で作るのが一番良かった気がするし、媒体の強みを最大限に活かしてるのを感じる。アニメーションの演出がさらに感情と楽曲の熱を高めていた。いや、すごかった…。
あと、私は実は大くんが東京に出るまでは原作既読勢なんだけど、ここを綺麗に飛ばして東京編から描いたの英断だったし大正解だったと思う。
しかもただ飛ばしたんじゃなくて、彼らの奏でる音に彼らの過去を乗せて組み込んだ構成めちゃくちゃうまいし最高かよ…!
自己紹介は演奏の音、というのはプレイヤーの在り方に通じる気がするし、東京編にフォーカスしたことで大くんと「JASS」の物語として見事に1本の作品になっている(これによって青春映画の趣があるのも良い)。
本作のライブシーンはもれなくみんな素晴らしいのだけどSo Blueでのライブシーンはアキコさんたちオーディエンスと一緒に思わず泣いてしまった…。
JASSの最後に全てを出し切ろうとする3人が眩しくて美しくて…。
あと泣いたのはラスト大くんがドイツに旅立つ前に雪祈くんに電話かけるところ。
大くん、バンド組んでからは雪祈くんに割と厳しいこと言うシーンが多い印象だったけど、出会いの時から彼のピアノを大好きだった彼が電話口で静かに「俺が一番雪祈のピアノが好きだ」(記憶のまま書いてるから細かい部分違うかも)と言い、雪祈くんが涙を流すシーン、とても良いよね。
大くんは雪祈くんを信頼してるからこそ、彼が苦しい時もなぐさめたり手を差し伸べようとしなかった。
ただ、雪祈くんが自分で壁を乗り越えてくるのを待っていた。
この2人の関係がとても良いなと思う。
(ちなみに本作では曇らせ要素を一身に引き受けていた印象の雪祈くん。冒頭の登場から彼がこんなことになると誰が予想しただろうか。事故のシーン辛すぎた…。)
あと一緒に観に行った夫と話したのは「いや、玉田くん凄すぎるでしょ!」ということ。
素人から始めてるのに、いかに本人の努力がすさまじいとはいえ、成長度合いがすごすぎる。
本作で一番すごいの実は玉田くん説。
***
と、語りたい部分が多すぎて感想もつい長くなってしまう。笑
この作品の素晴らしさは作品内での大くんたちの熱量、この作品に込められたスタッフの皆さんの熱量なのだと思う。
とにかく音楽好きの全人類に本作を劇場で観て!!と叫びたい。
みんな劇場で観て!!!
上原ひろみはやはり天才
最後の方、少し原作と違うんですが、普通なら「あーあ、やっぱそういうことしちゃう?」となるような流れだけど、「いや、ユキノリが弾いてたら、想いを詰めるなら、こんなメロディだ」と思わせるような、心に入ってくるようなそんなメロディラインを構成してくれた。
ありがとう。
ひとことReview!
本格的な音楽アニメーション映画制作の限界を思い知らされる作品。世界クオリティのサウンドに、作画クオリティが低い為、それに追いついていない。大袈裟な演出をしたり、過去のシーンを挿入したりして、胡麻化しているとしか思えない。NUTはその程度しか作れないという事がバレバレだ。ufotableや京都アニメーションにコミックス・ウェーブ・フィルムなど作画クオリティが高いスタジオが手掛けたら、良い作品作品になったのではないか。実現性は限りなくゼロに近いけどね。
3人の成長物語だけにしたストーリーや、メインの3人の声演技は問題ないんだけどねぇ...ラストのあのシーンは無茶苦茶だな。
映画はイマイチだけど、サウンド・トラックは欲しいね。
Jazzってすごい
きっかけは岡田斗司夫のYoutube。
絶賛していたので、ぜひ観たいと思っていました。
原作は読んだことがありません。
ドルビーアトモスの劇場でした。
なんといっても音楽に圧倒された。
サックスの力強さ。
本当に大がそこにいて演奏している。
からだの動きや、呼吸が苦しそうな感じ。
気がついたら手を組んで、祈るようなポーズで聴いていた。
二人ライブのときの、ドラムソロ。
あれは反則だよね。
最初、単純なリズムでスタート。
彼なりに精一杯やるんだな、と思ったら、なによ、あれ!!
もう、心臓わしづかみだっだ。
Jazzは若いころにウィントン・マルサリスやマッコイ・タイナーのライブに行ったり。
最近では2016年に出た上原ひろみのSPARKを聴き込んでいました。
映画観終わってすぐ、この映画のサントラをエンドレスで聴き込んでいます。
やっぱりJazzはライブで聴きたい。
また聴きに行こう。
映画館で見れた幸せ
圧倒的なライブシーン
これが映画館で見れたのはとねも幸せなことかと思
う
最後のライブ
JASSの熱い想い、観客の興奮が自分にも流れ込んできて号泣してしまった
バーの女店主が泣いているのを見てすごく共感した
同じ気持ち!って
3人それぞれいい
等にドラムの友達想いで一生懸命なところがすっごく好き
交通事故のシーン
本当に目の前が真っ暗になった
ほんとふざけんな!居眠り運転の運転手ふざけんな!
この映画を映画館で見れたこと、本当に幸せだった
熱い音に包まれる感動
TC PREMIUM THEATERで鑑賞(ドルビーアトモス)。
原作マンガは未読。
ストーリーはオーソドックスな青春物語(大、玉田、雪祈の織り成す青春模様は王道の部類なれど、友情・挑戦・挫折・成長と云う重要な要素を兼ね備えていたから心にビシバシ刺さったし、青春モノ好きとしては大満足!)でしたが、本作の白眉はなんと言っても大たちの演奏シーンにつきる!
大の言う「熱い音」とは何かを、目と耳と心に訴え掛けて来る圧巻の映像と音響に浸り、酔いしれ、痺れました。ドルビーアトモスで観て正解だったな、と…。ジャズに関して門外漢な私でしたが、鑑賞を機にジャズに興味が湧きました。
[余談]
3DCGの違和感がすごい。
動きのぎこちなさがどうしても気になってしまいました。
[以降の鑑賞記録]
2023/11/03:Amazon Prime Video(レンタル)
※修正(2024/06/24)
Jazz for your soul
JAZZ
19世紀末期に
アメリカはルイジアナ州
ニューオーリンズを発祥とする
黒人コミュニティで生まれた
音楽ジャンル
ブルース等をベースに広まり
一ジャンルにおいて
ピアノ・サックス・ウッドベース
様々な伝説的プレイヤーを生み
多種多様に派生しながら
歴史を紡いでいる
近代ではフュージョン
(テレビでよく使われるやつ)
スムーズジャズ
(バーでかかってそうなやつ)
など様々な形で
なじみ深くなっている
公開からだいぶ経っての
観賞でしたが
ステマっぽい宣伝に
食指が伸びませんでしたが
まぁ観たいのが特にない
週末だったので観賞
漫画は未見
さてどうだったか
やはり「音が付く」
音楽の漫画の映画化というのは
意義が大きく原作の世界観を
広めるもので特にアニメで
やった事がハマったと思います
あまりJAZZ自体の蘊蓄はなく
ジャズで世界一になる
音楽で人を感動させる
という少年漫画級にシンプルで
わかりやすい展開で
好印象が多いのも
わかる話です
悪くはないけど
肝心な演奏シーンの
演出面はちょっと
物足りなかったかな
映画は
漫画では分けられていた
「仙台編」
「東京編」
「ミュンヘン編」
のうち東京編を抜き出した
感じ
根性と努力の天才
「宮本大」がサックス一本で
東京に乗り込み
ピアノの天才「沢辺雪折」
上達までの
期間的には間違いなく
こいつが一番
天才なのではという
大の居候先の
ドラムの「玉田俊二」
らで「JASS」を結成し
日本のジャズプレイヤーの
夢舞台「SOBLUE東京」
(BLUENOTE東京のこと)
に10代で上がるという野望に
向かって邁進する顛末を
扱います
演奏シーンには楽曲担当の
本職のプレイヤーを
ロトスコープ
(実写映像の上から
トレースするアニメ)
とCGワークの合成
そして決め絵を手描き
みたいに組み合わせて
いるのですが
各々のクオリティが
あまりにバラバラすぎ
なのとCGパートになると
急に単調なカメラワークの
繰り返しになったり
使ったメリットが
さほど感じられない
ところもありました
丁度同時期にやっていた
音楽テーマのアニメ
「ぼっち・ざ・ろっく」
の方がそう凝った工夫も
なく自然だったような
気がします
楽曲の尺に
演出の引き出しが
もってない感じでしょうか
また展開的にも
どうしても漫画版の
大が覚醒していく仙台編を
端折った影響で
JASSのそれぞれのメンバーの
才能にあふれる部分に
だぶつきを感じるところも
ありました
(まあこれは自分漫画未見
だからなんだろうけど)
キャストの声出演は
山田涼介や間宮祥太郎
岡山天音らほんと
最近の若い俳優は
声優もうまくやるもんで
実写でこういう
「いい音楽」系映画をやると
たいていその作中で皆が
感動する「いい曲」に
ハマれないと白け度が
ハンパなくなります
20世紀少年とか
BECKとか
DMCとかね・・
(また作中では一生懸命
やってるから余計)
アニメは声優・演奏・楽曲
各パートにスペシャリストを
集めて超人を創り出せます
まぁそういうのがわかんない
企画屋がまた実写で音楽の漫画
やって悲惨なことになる
んでしょうけど
思ったより雑な映画でしたが
まぁ悪くなかったです
追記
Amazon Primeで見返しましたが
改めて観るとめちゃめちゃ良かったw
恐れ入りました
ブルージャイアント・オブ・ザ・デッド
演奏シーンも音源も非常に良かった。
音楽映画としてしっかり成立していて
感動しっぱなしの映画だった。
ただ、2点
この映画での3DCGは全ての点でマイナスにしかなってなかった。玉田のドラムソロがめちゃくちゃ良かったけど、そこは2Dシーンであの絵柄がそのまま演奏している感じが続いてほしかった。
指の細かい動きや体の動きを誤魔化すため
書く手間を省くためのような気がして冷めた。
そして、もう一つは
原作から変更されたラストシーン。
雪折がトラックに轢かれて2日後のライブに登場するのは
さすがに無理がある。
それならピアノの蓋に指が挟まって突き指しました
くらいじゃないと、流石にトラックに轢かれた2日後に
ピアノを弾いていたら
凄いとか、感動ではなく、人かどうかを疑うのが普通だと思う。
そして、あの立ち上がっての演奏、彼はすでに人ではない。
あれは雪折の見た目を借りたゾンビに違いない。
ゾンビでないとすると、ラストは病室で良いはずだから
制作者の誰かがジョージ・A・ロメロの信奉者なんだと思う。
観る映画ではない
ストーリー展開は、一人の青年が夢を叶える為に仲間を集めて成り上がっていくという、良く言えば王道の、敢えて悪く言えばややありきたりなもの。映像の質も決して悪くはないが、少し前に上映されたアニメ映画であるスラムダンクには敵わない。
しかし、それらが些細なことに感じるほど、ライブシーンでの音楽の質が高い。主人公が劇中で語っていた「ジャズの熱さ」を体験することができる。
本作の肝は音楽であり、観る映画というよりは聴く映画だと思う。視聴する際には、ぜひ音響設備が整っている上映館を選んでいただきたい。
とても良かった
細かい音楽の良し悪しは分からんけども映画館ならではの迫力と映像表現で大変感動いたしました。
ただ正直
「夢叶う直前にハプニングで夢絶たれる」
ってよくある展開、大嫌いです。
この作品はそれを補って余りあるラストだったとはいえ、普通に夢を叶えさせてあげる展開の方が好き。
それでもあの事故の表現はどうかと思う。トラックに激突されて右腕だけの怪我ってないでしょう。しかも翌日に歩いてピアノの演奏をするってさすがに無理がある。展開が悪いわけではなくて、それならあの事故表現は過剰でしょって話です。
ところでJAZZが題材の物語は「JAZZは死にかけている」にするのが鉄則なんですかね?
原作観てから鑑賞すればよかったかな
原作読んでないから 何で? これは誰?みたいな感じがちょいちょいあり
沢辺さんの事故の後は駆け足なストーリー展開でもう少し丁寧に進めて欲しかった
演奏は良かった
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