BLUE GIANTのレビュー・感想・評価
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前評判が良くて見たら
オープニングから、普通のアニメ過ぎて、こりゃ大丈夫かなと思いきや、だんだんと感情が昂ってきて、最後、号泣。
原作は見てなかったら、余計楽しめた感がある気がする。
原作知ってたら逆にフラストレーション溜まりそうだな。
映画館にいたはずなのに
映画館に映画を見に来たはずが、いつの間にかジャズクラブにいた!!!
そう思わせるほど演奏シーンのクオリティが素晴らしかったです。
楽曲演奏はJAZZの世界ではトップクラスの方々が名を連ねているので当然最高の音です。
物語の展開は駆け足ではありますが、演奏シーンでそれぞれの成長や挫折を描く事で決して物足りなさを感じることはありませんでした。
アニメーションのシーンとCGシーンとの繋ぎ方が少し気になりましたが、クライマックスのSo Blueでの3人揃っての演奏シーンは思わずスタンディングオベーションしそうになるほど胸を熱くさせるクオリティでした。
今作で終わらず原作の続きも映像化してほしいです。
原作を未読でも、ジャズは難しくてちょっと(^^ゞと思っている人でも、こんなにも熱くて激しい世界があったんだ!とわくわくすること間違いなしの傑作です。
気付いたら涙していました。そんな場面がいくつもあったのです。
2013年に石塚真一が青年漫画誌「ビッグコミック」で連載を開始、「音が聞こえてくる漫画」とも評され、シリーズ累計920万部超という人気漫画の映画化。
原作掲載誌の『ビックコミック』はもう何十年も愛読しています。もちろん本作も第1話から読み続けてきました。だからこそ、本作の映画化の難しいだろうと予想してきたのです。アニメ化が発表されたとき、実写にならないものかと多少残念な気持ちになりました。
そんな杞憂を吹っ飛ばす、熱い熱い魂を燃やす映画となりました。わたしのような原作ファンは無論、原作を未読でも、ジャズは難しくてちょっと(^^ゞと思っている人でも、こんなにも熱くて激しい世界があったんだ!とわくわくすること間違いなしの傑作です。 ジャズをテーマにした映画は数あれど、青い炎と熱い音でスクリーンを焼き尽くすには、実写よりもアニメがふさわしかったといえるでしょう。
主人公は中学3年の時にジャズに魅了され、仙台でひとりテナーサックスの鍛錬を重ねてきた宮本大(声・山田裕貴)。高校卒業を機に上京し、出会ったすご腕のピアニスト・沢辺雪祈(声・間宮祥太朗)とバンドを組みます。
大の高校の同級生で、ドラムを始めた玉田俊二(声・岡山天音)も加わり、「JASS」を結成。3人は10代のうちに日本最高のジャズクラブ「So Blue」のステージに立つという夢に向かって疾走するのです。
見どころは圧巻のライブシーンです。音楽担当に世界的ジャズピアニストの上原ひろみを迎え、原作にも登場する「JASS」のオリジナル曲を制作。大の演奏担当には、「サックスで芝居ができる」馬場智章が選ばれました。
立川監督は「真っすぐで力強い大の音色を巧みに演じてくれた」と感想を述べています。ジャズの特徴である「ソロ」と呼ばれる即興演奏の場面では、実際に上原や馬場が即興で奏でたメロディーから、指使いなどをかなり細かく再現しています。
「気が遠くなるような作業だったけど、このやり方でしか表現できない『リアル感』を大事にしました。迫力がすさまじく、情熱的で激しかったです。」と立川監督が述べているように、まるで実写の演奏シーンを見ているかのような不思議な感覚に包まれました。
これはぜひとも、映画館の大音量で体感してほしいと切に願います。Dolbyatmos対応なので、できれば対応の映画館か、対応のAVシステムで聞いて欲しいものです。音響的にも、オンマイクで楽器の音がガンガン迫ってくるようなマイクセッティングでした。
また縦横無尽のカメラワークと、時に幻想的な演出で、疾走感あふれる楽曲をもり立てていくのです。実写ではなくアニメを選んだ理由が一発目の演奏からよく分りました。
音楽の力だけでも大いに胸を打たれますが、そこに、ライブの日に至るまでの努力や苦労といった青春ドラマが絶妙なタイミングで差し込まれることにも感動しました。そして決して予定調和や順風満帆ではないライブへの道のり。それを主人公の大は、熱い演奏ばかりか、仲間とぶつかり合いながら熱い情熱で、乗り越えていくところが素晴らしかったです。
さらにJASSを支える人たち、特に彼らを支えるジャズ喫茶のママの優しさ、そして演奏に魅了される人々の物語も合わさって、感動が何倍にもなって押し寄せました。
ところで、エンドロール後には、原作の次章『BLUE GIANT SUPREME』につながっていく驚きの展開が待ち受けています。原作ファンなら既読でしょうけれど、最後までお席を立たないでご覧ください。
久々パンプレット買いました。パンフかっこいいです。
音と演出でもっていかれます。
映画館でリズムをながら観たのはインド映画以外では初めてではないでしょうか。
映画館で観る映画だと思います。
マンガ既読で、自分の思っている『宮本大』の音よりは纏まっている感がありました。
私はもっと雑で荒々しい音を想像していたので。
ですが、これが『宮本大』の音なんだなと思って観てました。
このマンガ、アニメにする時は『音』どうするんだろうと思っていたのですが、音圧、圧迫感があり『粒の揃った美しさ』と『力』のある音は流石プロ、誰にも文句を言わせない音作りをされていました。制作サイドの手抜きのない真摯な姿勢がとても良く出てるなと映画演出も含め思いました。
主要三人がプロ声優でないので少し心配でしたが、うまい俳優は声優も上手かったです。
アフレコが『順撮り』だったのかどうは分かりませんが、後半になるになるにつれてどんどん良くなって行く感じがしました(自分が慣れていっているだけかもしれませんが)。
特に山田裕貴(画面に説得力と張りを出してくれる好きな俳優だからかもですが)のプロ声優っぽくないボクトツな感じが『大』の性格と相まって、『宮本大』感を出してくれているような気がしました。多分あれは彼の計算と個性がなせる技なのだろうと。演技の仕方が『花守ゆみり』っぽいなとも少し思いました。だが自己主張しすぎない岡山天音が一番上手のか?とも思ったりもしましたが、皆さん良かったです。
『うっっ・・・』って言って泣きそうに何度もなりました。原作を丁寧に紡いでいくベーシックな演出とアニメならでは画面構成と動きが演奏とお話に引き込んでいってくれるました。流石『モブサイコ100』の監督です。『モブサイコ100』同様に原作が最高に面白いものをうまくアニメ化する監督だと思いました。感情表現の『たたみ掛け』と『抜きのコマ入れ』がほんとに上手いです。
言い過ぎだと思いますが、声にならない『泣き』を演出させたら日本一かもしれません。
ほぼ東京編だけと聞いていたので、「え~~」と思っていましたが、削ぎ落とし方が上手。
落としたのかと思った所を演出に使って、盛り上げ感情を持って行ってくれます。
どれだけ原作を読み込んだろうと思いました。原作マンガの巻末のBONUS TRACKインタビューの入れ方最高です。
で、やっぱ『泣かせ上手です』。
とても良かったのですが、CGとの兼ね合いや絵的に「??」的な所もあったので、もっと興行収益が上がって『シュプリーム』や『エクスプローラー』の時にはお金をもっと注ぎ込んで制作して欲しいです。
マンガのときも思いましたが、動くともっと、大の先生は土岐英史さんにしか見えないと思いました。
最高
前から気になっていたコミックでしたが読んだ事がなかった。上原ひろみが音楽・演奏という事で映画館に足を運んだ。ストーリーも青春していて良かったが、演奏も素晴らしく久しぶりに鳥肌が立った。20240205にWOWOWにて再度鑑賞。自宅のオーディオではイマイチの迫力でした。
圧巻!会う人みんなに熱量高めで薦めております(笑)
連載中の原作アニメは未読ですが、評判は聞いておりましたので映画の公開を楽しみにしておりました。
が!その期待をはるかに超えてきましたよ!!
前半こそ青春モノ特有の熱い台詞に(なるほど、そういう感じなんですね)とやや冷静に見ていたものの(と言いつつ序盤から鼻をすすっていましたが)、あっという間に引き込まれて中盤以降はずーっと泣いていました。
ジャズのもつ熱量に圧倒されながらも自分も作品のど真ん中でエネルギーをいただいていました。
とにかく音楽が素晴らしい。上原ひろみさんがオリジナル楽曲を書き下ろし、劇中の演奏も担当されているのでクオリティは最高。
演奏シーンも想像以上に迫力があり、一曲ごとに立ち上がって拍手したくなるほど。
“ソロ”の意味、魅力も初めて知ったような気がします。
鑑賞後ずっとサントラ聴いております。
キャストも見事でしたね。三人とも嵌っていましたが、特に雪折が間宮祥太朗さんだったとは最後まで気づきませんでした。声優さんだと思っていましたよ。
やや駆け足に感じられるところはありますが、作品の熱がぐいぐい引っ張ってくれるので違和感は全くありませんでした。仙台編を知らなくても十分わかりやすいです。
夢、希望、情熱、そして挫折。
誰もが体験してきたことだけどそれなりに経験を積んできた大人にこそこの作品は刺さるのではないでしょうか?
正直言いますとアニメにあまり感情移入できないタイプなのですが、こんなに心を揺さぶられたアニメ映画は本当に初めてです!
おそらく今後ヨーロッパ編、アメリカ編と続くのでしょう。続編を心からお待ちしております。
まだ観ていない方は乗り遅れないようにこの東京編から是非鑑賞しておくことをお勧めいたします。
私もあと2回は劇場で観ます!
一度目は轟音シアターでしたので、次は Dolby Atmos で堪能したいです。
もう一度言います。
とにかく音楽が素晴らしいです。是非とも音響の良いスクリーンで音を浴びてくださいませ。
音楽230点映像10点。平均して120点の大満足の映画
音楽がバチクソ素晴らしいです。100点満点でいったら230点です!!!涙流しながら映画見ました。
一方、一番大事な演奏シーンのヌルヌルCGが気持ち悪くて違和感ありまくり。
音がないのに音が聴こえてくる原作の一番の良さを潰してしまっている映像なのが残念でした。
ただ、音楽が本当に素晴らしい。映画館で心震わせながら見てほしい1作品です。
ちょっぴり 泣かされました。・・(ノ_・、)
友人のお勧めと ここの評論が決め手です。
時折出る 3DCGも綺麗です。
熱い演奏は たーまーりーまーせーん。(^Q^)/゚
それがしわ 毎週のように ライブハウスに通っていますが
たまーに ソロの演奏があると
ヾ(((≧▽≦)))/♪♪♪きゅわわわぁーーーん!!です。
ヒューマントラストは 音響の良い劇場でしたので
素晴らしかったです。
これが大の音か!!!
この作品の漫画が好きで読んできましたが、やっと主人公、大の音を聴くことができ、とにかく感無量でした。
漫画で入れてほしいエピソードをほとんど漏れなく詰め込んでおり、若干急ぎ足な部分もありましたが、文句の付け所がほとんどない作品でした。
なにより音の質と演奏が良く、キャラクターの個性を完全に演奏で表現できていた点が素晴らしかったです。
音響が整った映画館で観るべき作品だと思います。
JAZZの知識がなくても楽しく観れました。
原作は数年前に読んで、エクスプローラの途中から読めておりませんが、、
18歳の彼らのお話。
主人公がどうやってJAZZの世界で名を残していくか。彼らによって心を動かされる人がたくさんいて、その1人になれた気がしました。
私自身でこれだけ情熱注げるものがあったかな。など振り返ったりしつつ作品を観ていました。
これはテレビアニメとしてやるにはきっと音楽のクオリティーを続ける為には難しいだろうから。
次回作もし作成されるとしたらまた映画かなと。楽しみにしています。
音楽はやっぱり音を楽しむことができて、映画館にいたけど曲終わりに拍手してる自分がいました。
ジャスを知らなくても…⭐︎
原作のファンで、コミックを読んでいたのであまり期待せずに鑑賞。
…が、しかしあまりにも良く出来ていて驚きだった。
上原ひろみが音楽監修ということだったが、ピアノだけでなくて
サックスもドラムも、原作の雰囲気そのまま。
石塚真一のライブシーンの絵、大のサックスや雪祈のピアノの音、玉田のドラム等の
描き方が素晴らしいので、いったいどうやってアニメで再現するんだろうと思っていたが、
時々 静止画が混じる違和感を除けばライブシーンは本当に良かった。
ところどころに散りばめられる大の上京する前の物語。
原作を未読な人には、分かりにくかったかもしれないが上手くまとめてあった。
原作の一巻づつの最後に語られる大についてのインタビュー映像もちゃんと入り、
それも面白かった。
ジャズは、身近にオタクのように好きな知り合いがいるので、馴染みはあったが、
雪祈が大に最初に逢った時に言ったように確かに死にかけているかもしれない。
でも、この映画がこれだけ評価されるのなら、大達のような若いジャズファンが
増えて、また新しいプレイヤーが生まれてくるのか⁈
そんなことを願わずにはいられないような気持ちになった。
連載は、今はアメリカ編だがヨーロッパ編がとても面白かったので次作は
それを期待したい。
いずれにしても、絶対に映画館で鑑賞するべき作品。
思いっきり音を浴びる!
久しぶりにJAZZ聴いたー✌️
ただ、
息子がやってるゲーム見てるような感覚がどうしても辛くなり、ライブシーンは目を閉じてたほうがよかったのか?と思ったほど。
エンドロールでモーションキャプチャーと知り(遅い)、あの動きはそういう事情?普通にアニメで良かったのでは?ということでちょい辛めの星3つ。
18歳という設定も今ひとつ乗り切れなかったところかなあ。
音楽への情熱が素晴らしい。余りある熱さと温度高めの青。
原作未読。JAZZの漫画が映画化、くらいの知識だったのだが、妻に誘われて一緒に鑑賞。
最近流行り(?)のアニメではなく、画も原作に忠実。所々にCGっぽい作画があり、切り替わりと合成に違和感が幾度となく。同じ演奏の演出シーンの使い回しも気になった。
後半の"JASS"のステージ演奏シーンに、目まぐるしくカットを切り替える場面があり、音に集中出来ず。折角の音楽を魅せる、聴かせるシーンなのに、と少し不満、、、もあるが、多分原作での表現を映像化したのだと勝手に理解したつもりになって納得。
JAZZという音楽、目標への情熱、才能と挫折、1人のファンに報われる努力。そして、至る所に散りばめられた、人の温かさ。上記の個人的な不満を軽く消し去る音楽への熱量。表題にも書いた、余りある熱さ。
原作にはもっと細かくエピソードとしてあるであろう流れも、ワンカット・ワンシーンで容易に想像出来る様に作られている。映画を観てから、改めて原作を読んでみたいと思わせる脚本。2時間に綺麗にまとめた(んだと思う)のが素晴らしい。
漫画では絶対に聴こえてこない音楽が、想像だった音が、主人公の"大"の情熱が、青色と共に上原ひろみさんがJAZZにして聴かせてくれる。音が身体に染み込んでくる感覚、演出として視覚にも訴えかけてくる、このライブ感はオススメ。
※後日、原作を映画のエピソードの所まで読了。
原作は驚く程に深く人物を掘り下げていて、グイグイ世界に引き込まれる。改めて、まとめ切った脚本と演出に拍手を贈りたい。
内臓がひっくり返るほど感銘した!!
ジャズってやっぱり最高だ、と思わせてくれた名作でした。最初の自分の夢を達成するために、仙台から東京に上京する時の妹とのお別れのシーンから泣けました。その後も何度も人生の坂を登って伸びて行こうとする登場者たちの健気さに、涙暇なしです。作品の中で繰り返されますが、ジャズは感情の音楽であるというセリフは腑に落ちます。ある程度の枠はあれども、自由に感情をぶつける演奏の力強さ、情熱は、聴くものを溶鉱炉の中に放り込むような激しさがあります。聞いているだけで身体中が熱くなります。まさに内臓がひっくりかえるような魂の叫びがジャズなんでしょうか。音楽の才能は確かに持って生まれたものです。それは、その人の使命であり、人生のシナリオなのでしょう。素晴らしい才能を発揮する人たちは、必ず宇宙の力が働いて自動演奏しているとしか思えません。それがない人間は、素晴らしい演奏を聴いて、褒め称える側に回るのでしょうか。主人公が上京した時には、「世界一になる」が確固たる目標でした。タイトルは、若いけれども世界一輝くジャズプレーヤーのことを「ブルージャイアント」といことを示唆してますが、彼らのまさに爆発的な演奏に痺れました。ラストのピアニストの事故を乗り越えての片手での演奏は、白眉でした。
追記 仕事場でもあった墨田区の情景に懐かしさが溢れました。
心が引っ張り出された。
Jazzは普段聴かない、漫画もみていない状態で鑑賞。
とにかく忠実。細かくても動きに合わせてちゃんと音が鳴っていた。
初ステージ、なんか気持ち悪い。玉田が下手なのもちゃんと忠実。。
同じ曲、最後のステージ。
綺麗。涙が出た。
前後の流れで曲だけで泣いた訳じゃないけれど。
聴いた人の心が動いた時の表現もとても素敵だった。
リアルでは実現できない演奏時のアングルも。
声もそれぞれ山田さん、間宮さん、岡山さんなのだけど各々キャラクターにピッタリだからか違和感は無かった。
終盤の大の言葉は役者山田裕貴さんだからよかったのだなと感じた。
綺麗じゃないけど感情がとても乗っていた。
雪祈くんだけインタビュー無かった気が。
続くってこと?
とても心が痛かったから続編して欲しい。
安心したい。
Jazz好きでなくても、漫画もみてなくても十分楽しめた作品でした。引き込まれた。
演奏に拍手している人もいて。
十分理解できた、そんな作品。
蒼く燃え上がる炎
もっと早く観たかったのが色々あってやっと鑑賞。
原作コミックの方は現在進行形のエクスプローラーまですべて読んでます。
そちらでも涙無しでは読み進めれなかったのが、本作の劇場版では堪えれる訳もなく号泣でした。
ストーリーを知ってても見事に引き込まれました。
とは言うものの、宮本大が宮城から上京するまでのストーリー、玉田との関係性、由井先生や大きい兄ちゃん、妹の彩花、大が想いを寄せる三輪舞の存在等が散り散りに回想シーンでしか出てこないのはアッサリしてた。
この辺は原作を読んでない人にはストーリーの背景に理解が追いつかずやや感情移入しにくい点かも。
あと原作で「ボーナストラック」として扱われてた登場人物の数年後のインタビュー映像が突発で出てくるのは、それこそ最後にまとめて見せてくれても良かったかも。
しかし何と言っても全編を通して本作を彩るJASSの音色を担当したアーティスト陣の豪華さたるや!
世界的名ピアニストの上原ひろみは言わずもがな、テナーサックスの馬場智章、ドラムスの石若駿をはじめ、マーティーホロウベク、中林薫平、菅野知明、狭間美帆、その他素晴らしいジャズプレイヤーがこの映画に集結している。
特にJASSメンバーである上原ひろみ&馬場智章&石若駿は実際に個々のライブも何度も観に行ってるのと、劇中での夢の舞台『So Blue』のモデルであるBlue Note Tokyoにも足を運んでるので、ロトスコープ作画による3Dモーション時はあたかも目の前でJASSを観てるような錯覚すらあった。
JASSのオリジナル曲である♬FIRST NOTE ♬N.E.W ♬WE WILL ♬BLUE GIANT
本当にどれも圧倒的な音の粒に鳥肌モンでした(泣
リアルJASSのライブが開催される事を切に願います。
ちなみに最後の最後にポストクレジットシーンがあるので、明るくなるまで絶対に席は立たずに。
何度泣かされるのだ、この映画には。
原作を読んでいても、読んでいなくても◎
まず、約10冊分の内容を分かりやすくこの短時間で表現したことに感服。
そのために仙台での出来事は端折られたわけだけど、それを上手く師匠のインタビューでカバーしていたと思う。
演奏シーンでは映像が音楽に負けていると思ったけど、最後のライブでそれも納得。
雪祈のピアノが圧巻!! さすがでした。
ライブの映像が途切れた時に思わず腰が浮いた。残念ながら、羞恥心が勝ってしまったけれど。
漫画を読んでいるなら頭の中で補足できる。
そして読んでいない人も楽しめるし、きっと漫画を読みたくなるはず……
これから漫画を読む人は、漫画を読みながらあの音楽が頭の中で鳴り響くのか。それはそれで羨ましいなぁ。
さーて、そろそろドイツ編読み始めるか!
やはり無理がある
映画化にあたり、東京編のみで一作品にまとめるのは無理があると思った。
まず、主人公である宮本大固有のエピソードがほとんどなかった。
仙台編を端折ったせいでジャズプレイヤーを目指すきっかけや努力の軌跡や家族との絆などのバックボーンの説明に乏しく、むだに前向きで独りよがりな安っぽい少年漫画の主人公のように見えてしまった。あらためて東京編は大ではなくユキノリと玉田の成長物語なんだなと思った。
また最後の脚本改変も良くない。
原作では不幸な事故のあとユキノリの口から解散を切り出させたことにダイが激しく自己嫌悪に陥り、そこからの海外への挑戦を決意するという流れが感動を生むのに、妙な達成感、前向きな解散からの明るい海外渡航になっている(悲しい事があっても後ろを振り返らず「へでもねっちゃ」と自らを鼓舞するのが良かったのに)。
そもそも車にはねられて重体の患者が2日であんなに元気に演奏できる訳がない。バキの死刑囚編の加藤清澄じゃないんだから。
良かったのは劇中のオリジナル曲である『FIRST NOTE』と『N.E.W』が実際の曲として(しかもかなりカッコ良い)聞けた事と、間宮祥太朗のユキノリ役が思いのほかハマっていた事くらいか。
海外編は映画の尺でまとめるとエライご都合主義展開になるから続編は無理だろうなあ
音楽は最高だな!と改めて、本当に改めて教えてくれる作品です。
原作をスペリオールで読んでいます。
漫画には音がなく、読んでいくと勝手に自分の経験で得た音が付けられていく感じで、「最初から強く行くぞ」と言われても、その音の正解がわからなかった。
映画では音はプロの演奏で付くわけで、答え合わせのように「そう来るのね」とニヤニヤしながら楽しめます。
後半はそうも言っていられない展開で、最高の音楽を楽しむわけで、それに加えて映像も魅力的で「漫画のキラキラが映像になるとこうなるのか!」と思いながら、所々号泣しながら、音に酔いしれるながら、つまり最高なのです。
DolbyAtmosで鑑賞しました。
1/4はライブシーン、練習も入れると半分は音楽シーンなので、音は良い方が良いに決まっていますw
おすすめします。
パンフレットはレコード型。なんとSoBlueTOKYOからのリリースになっています。SoBlueのマグカップ欲しいなw
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