「脳がバグりました。」BLUE GIANT 高い坂さんの映画レビュー(感想・評価)
脳がバグりました。
原作が一時テナーを買って練習してしまうくらい好きで観に行きました。
最高と最低を同時に感じさせてくる未だかつてない感覚を味わいました。
この作品の肝はなんと言ってもJAZZ
最高でした。
予想を遥かに超えてくる、魂に響く演奏でした。
最悪音楽だけでも良いと思って身構えていましたが上限の幅をいとも簡単にぶち抜いてくれました。
これぞDの音だと熱くなれました。
ただ、音楽以外が酷かった
全体的に間が悪くダラダラと展開するストーリー
演出もやりすぎてくどくなっていてテナーからビーム出たときはどうしようかとおもいました。
それだけだったら我慢できました。
演奏中の3Dが本当に酷すぎた
PS2時代を思い出させる3Dでした。
作画と3Dでコロコロ変わるのですが、3Dの体型は異常に良く変わるたびに笑いそうになりました。
そして演奏と全く合っていない動き
ニョロニョロと揺れるだけで場面での違いもない
耳では最高の音を感じているのに目では最低の絵を見せられる異常事態でした。
音で作品に引き込まれそうになるのにあまりにもお粗末な3Dで張り手を食らったように引き戻される
しかも何度も
最後は若干のオリジナル展開
原作の良さを殺す展開でした。
JAZZで300点 他でマイナス290点そんな印象です。
目を瞑っていれば最高の作品でした。
最高のJAZZ中にセリフで音を小さくするな
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