「音楽で泣いた」BLUE GIANT 背中にエンジンさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽で泣いた
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原作は現在の第三部アメリカ編まで単行本で読んでいる。この映画の第一部日本編(別に、公式でそういう表現して無いけどね)全10巻の内、四巻途中からがこの映画の部分。かなり間引いているし、地元の部分は回想オンリー。逆に原作未読の人には良いかもしれない。冒頭の地元を出る際の兄妹との別れはピンと来ないかもしれないが。
川崎チネチッタの7.1ch+LIVE ZOUNDと言う環境で見たので音に包まれる様だった。序盤、雨が(多分、壊れてる)雨樋から落ちる音がリアルに聞こえる。前半、やたらにBGM(JAZZ)が多用されて、逆効果かなと思ったが途中からメリハリが出ていた。
最後の三人での演奏、アレ?っと思って帰宅してから単行本を読むとやはりオリジナルだった。もっとも、その前のサックスとドラムだけのシーンから涙腺がやられてたけど。
始めて間も無いドラム、三年間のサックス、幼少からのピアノ。ドラムの成長以外は殆どカットされているにもかかわらず、この三人の最後の演奏で涙が出た。
惜しむらくは、肝心の演奏シーンでの作画と言うかCGの酷さ。噂で演奏シーンが酷いとは聞いていたが、想像以上だった。今時、劇場公開作品でこんなクオリティ出すのか?と言う程に酷い。これなら、批判の多い実写化の方が良かったのでは無いかと思える位の酷さ。本当だったら、マイナス4にしたい程だが、それでこの作品の評価を下げるのは惜しいので、マイナス0.5にした。
あの作画が修正されているなら、BDで買っても良いけど。
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